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第015部 繋がる糸たちへ/繋がらない糸たちへ
第0109話 手伝い×第0109話 《バーススカ集合国》編 晴海とイデアと/第0109話 《アンツクイア》編 第肆拾幕 みんなで作る
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第0109話 手伝い
「イザラとオベリスカ君、助かるよー手伝い」
「今日はイデアは晴海くんと一緒なんだよね」
「うん」
「お手伝い頑張りますよ、今日は父上と母上も来て欲しかったんですが…学院の方が立て込んでいまして…」
「気にしないで、さ、家具とか店の準備とかしていこうね」
朝、朝食を子ども達と作り食べた後、イザラとオベリスカが住居ギルドの勉強の為にと手伝いに来てくれ、店造りと子供達の部屋の調整の手伝いを始める。
「俺と詠斗君で店、イザラとオベリスカ君は子ども達の部屋。舵は昼食と夕食の支度を子ども達と頼む」
『はーい』
それぞれ役割を決め動き出す、冒険者の少年は同じ境遇の冒険者や親がいない貧しい子ども達に声を掛けて連れて来ると言うので頼む、1人で任せるのは不安だが顔なじみが多い上に見て貰えばきっと来てくれると言うので頼む事にした。
「良い船を造ろう、絶対に沈まない彼らを守ってくれる船を」
「ゆき…他の漁をしている者達とかち合わない沖に行ける船にすると良い…」
「千眼さん、そうだな。なら珍しい魚も見られるように深海も行けるようにしようか」
外の裏手で崇幸が船を造り始める、千眼は崇幸に声を掛けゴーレムや野菜お化け、マンドランド達を連れて畑作りに向かった。
第0109話 《バーススカ集合国》編 晴海とイデアと
「お前、強いだろ」
「まあな」
「こっちはちっさいなー」
「この子かわいー赤ちゃんだっこさせてー」
ラジカが血の気の多い獣人の子供が多いと言うのでイデアを呼び、晴海と空と共にエーヴォの子供達に囲まれていた。
「俺のガキも可愛いぞ」
「え、もうお嫁さんと子供がいるの?」
「お前だってそうだろ?」
「そうだけど」
エーヴォの長子の少年も傍らの少し上の少女が抱えている赤ちゃんを晴海とイデアに見せている、この国では早婚が主流らしく晴海は目をぱちくりさせイデアは特に何も言わずに出された食事を食べ勧めらた酒は断っていた。
「酒は戦場で飲んだけど不味いし、ジュースとかの方がうまい。晴海、空をこっちにお前も食えよ」
「うん、ありがと。頂きます……この葉っぱに包まれてた果物と肉のやつおいしいね」
「それは特別な日に食うごちそうだぞ!お前たちは特別な客だな」
「これも食べて」
「こっちも」
「じゃ、俺はクッキーをやるよ」
「俺はアイスね」
テントの中に敷物を敷いてそこに並べられた食事を子ども達と葉に来るんで蒸した肉や魚、果物と焼いた物等を食べ獣人の子供達は土で作った壺で作った酒を呑み、イザラと晴海もデザートを振る舞えば歓声が上がった。
「子供達は賑やかだね」
「エスティアさん達も来られたら良かったんですがね」
「みんな忙しいみたいだしね、ここでもスマートフォンやタブレットの使い方を説明して店も用意したしね」
『そ、俺ちゃんがいるし。千歳パパ、千景ちゃんとこから野菜とか来たから後で食べてよ。外神さん達からもとんでもアイテムが続々来ているよ』
「どちらとも移送が上手くいっているようで良かったよ、懐記君達も元気そうで佳月さんも馴染んでいるようで良かった」
ゴーレム姿の千早も振る舞われた酒を呑みながら千歳の傍らで現在の他の世界の状況を伝える、千歳もラジカも嬉しそうに頷いた、こちらも忙しく細目に連絡が取れないので千早やガイドからの報告は嬉しい。
「魔王殿ももっとのめのめ!旦那がくるのは本当に珍しいからな!」
「はい、頂きます」
エーヴォから酒を注がれ千歳も飲む、少し離れた場所ではサニドツノスが長達に囲まれ酒を呑んでいる、強いのだろう顔にも出さずに飲み続けていたが流石に体に悪いかもと後で回復薬を渡しておこうと千歳は思いながら喉が焼けてしまいそうな濃い酒と水を交互に飲みながら出された食事を食べていった。
第0108話 《アンツクイア》編 第肆拾幕 果物串
「まんじゅうは俺達用で明日はフルーツ飴も出すわ」
「なら俺が果物を切って串を刺すよ」
「僕は飴を作ります」
「おけ、俺はイフっちたちとまんじゅう作りをするわ」
佳月と外神にフルーツ飴を任せ、明日の屋台の仕込みはノイズやジラやイシュターがやってくれ、自分たちの朝食の準備等はチェカやナチェとギーギスが行う。
シュリとマユラは餡作りを行い、フォンとフェシェスタもイフと一緒にまんじゅうの生地作りを行う。
蟲達は興味深そうにその光景を眺め、魔竜は畑の収穫を行い女王達は優雅に果物を食べている。
「まんじゅうの皮の材料はこんなもん、砂糖と水で溶かしてベーキングパウダーと粉を振って砂糖水を入れて混ぜる」
イフ達も懐記を真似て言われた通り行う、懐記の祖母がよく作ってくれていたレシピだ懐かしさを思い出しつつ行う。
「良い感じになったら折りたたむように混ぜてこの位の大きさに分けておく、餡子はまだ出来ないから出来た生地は俺の収納にいれとくわ」
「懐記ーアンコ味見して」
「ん、いんじゃない。もう少し混ぜて」
「おー」
大鍋で小豆を大量に煮ていく、せっかくだから大量に作って《アヴィラタン》や《アストマーズ》にも贈ろうと決めて夜遅くまで皆で作業を行った…。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×Play With Fate ~砂上の世界にて~
Place:3 野外で食事
「また増えた…」
外に出て散った動物達が戻ってくると、白い毛玉に手足が生えた動物や小さな蛇に翼を生やした生物も集まりもう軽く移動動物園すら超えている。
「移動すればするほど増えちゃうんだよねーま、いっか。ご飯にしよ」
動物達は待ってましたと収納空間から出てくる野菜や果物、葉っぱや干した肉に木の実を種類ごと山にして動物達が集まって食べていく。
「本当…最初人がいなくて食べる物とかどうしようかと思ったけれど、ダンジョンとかあって助かったし収納のおかげでみんなを連れて旅も出来るし……最初は人が本当にいるかいないのかの旅だけど…いないって答えも出たし」
徐々に暗くなっていく空、光魔法で灯り代わりの光球周囲に浮かせ、収納にしまった魔導具のコンロを出して鍋に魔法で水を張り適当に野菜を千切り干した肉を放り、塩と調味料を適当に入れて煮ていく。
「僕がこれしか作らないから他の皆も肉を焼いてくれたりしてくれて…皆の力で生きてるって感じ…」
魔法が使える動物が骨付き肉を火で炙りそれを貰ったり、スープに入れて保存食のクラッカーやビスケットを齧って夕食を済ませる、夜は夜行性の動物達が活発になりエサを探しにいったり食料がある建物を探して教えてくれるので、収納空間からコンパクトな家を出して中へと入る、ドアは開けておく危険はない動物達が出入りする位だ、彼らがいると危険な動物も来ないので安心して眠れる。
「おふろ入るよーはいりたい子は来てー」
風呂が好きな小動物や鳥はついてくるので奥の風呂場へと向かう、全て魔力で動く家なので不便はない、服を脱ぎ洗面台の隣の箱に入れてボタンを押すとミストが服を洗浄しすぐに乾いた状態になる、便利だなーとそのままに浴室へ入る。
「体を洗う道具もシャンプーとかも日本みたいな物が多いし…それよりもいい物が多いからやっぱり文明がすごい発展していたんだと思うんだけど…」
風呂場に向かえばすぐに浴槽に程よいお湯が溜まり、ホースのが繋がっていないシャワーからお湯が出るので瓶のシャンプーとコンディショナーで髪を洗い、液体の石鹸とスポンジで身体を洗った。
「みんなも洗おう」
動物達の体も洗って風呂に浸かると気持ちが良い、仕組みは分からないが入浴剤のような物が入れられていて身体がすっきりした…。
「イザラとオベリスカ君、助かるよー手伝い」
「今日はイデアは晴海くんと一緒なんだよね」
「うん」
「お手伝い頑張りますよ、今日は父上と母上も来て欲しかったんですが…学院の方が立て込んでいまして…」
「気にしないで、さ、家具とか店の準備とかしていこうね」
朝、朝食を子ども達と作り食べた後、イザラとオベリスカが住居ギルドの勉強の為にと手伝いに来てくれ、店造りと子供達の部屋の調整の手伝いを始める。
「俺と詠斗君で店、イザラとオベリスカ君は子ども達の部屋。舵は昼食と夕食の支度を子ども達と頼む」
『はーい』
それぞれ役割を決め動き出す、冒険者の少年は同じ境遇の冒険者や親がいない貧しい子ども達に声を掛けて連れて来ると言うので頼む、1人で任せるのは不安だが顔なじみが多い上に見て貰えばきっと来てくれると言うので頼む事にした。
「良い船を造ろう、絶対に沈まない彼らを守ってくれる船を」
「ゆき…他の漁をしている者達とかち合わない沖に行ける船にすると良い…」
「千眼さん、そうだな。なら珍しい魚も見られるように深海も行けるようにしようか」
外の裏手で崇幸が船を造り始める、千眼は崇幸に声を掛けゴーレムや野菜お化け、マンドランド達を連れて畑作りに向かった。
第0109話 《バーススカ集合国》編 晴海とイデアと
「お前、強いだろ」
「まあな」
「こっちはちっさいなー」
「この子かわいー赤ちゃんだっこさせてー」
ラジカが血の気の多い獣人の子供が多いと言うのでイデアを呼び、晴海と空と共にエーヴォの子供達に囲まれていた。
「俺のガキも可愛いぞ」
「え、もうお嫁さんと子供がいるの?」
「お前だってそうだろ?」
「そうだけど」
エーヴォの長子の少年も傍らの少し上の少女が抱えている赤ちゃんを晴海とイデアに見せている、この国では早婚が主流らしく晴海は目をぱちくりさせイデアは特に何も言わずに出された食事を食べ勧めらた酒は断っていた。
「酒は戦場で飲んだけど不味いし、ジュースとかの方がうまい。晴海、空をこっちにお前も食えよ」
「うん、ありがと。頂きます……この葉っぱに包まれてた果物と肉のやつおいしいね」
「それは特別な日に食うごちそうだぞ!お前たちは特別な客だな」
「これも食べて」
「こっちも」
「じゃ、俺はクッキーをやるよ」
「俺はアイスね」
テントの中に敷物を敷いてそこに並べられた食事を子ども達と葉に来るんで蒸した肉や魚、果物と焼いた物等を食べ獣人の子供達は土で作った壺で作った酒を呑み、イザラと晴海もデザートを振る舞えば歓声が上がった。
「子供達は賑やかだね」
「エスティアさん達も来られたら良かったんですがね」
「みんな忙しいみたいだしね、ここでもスマートフォンやタブレットの使い方を説明して店も用意したしね」
『そ、俺ちゃんがいるし。千歳パパ、千景ちゃんとこから野菜とか来たから後で食べてよ。外神さん達からもとんでもアイテムが続々来ているよ』
「どちらとも移送が上手くいっているようで良かったよ、懐記君達も元気そうで佳月さんも馴染んでいるようで良かった」
ゴーレム姿の千早も振る舞われた酒を呑みながら千歳の傍らで現在の他の世界の状況を伝える、千歳もラジカも嬉しそうに頷いた、こちらも忙しく細目に連絡が取れないので千早やガイドからの報告は嬉しい。
「魔王殿ももっとのめのめ!旦那がくるのは本当に珍しいからな!」
「はい、頂きます」
エーヴォから酒を注がれ千歳も飲む、少し離れた場所ではサニドツノスが長達に囲まれ酒を呑んでいる、強いのだろう顔にも出さずに飲み続けていたが流石に体に悪いかもと後で回復薬を渡しておこうと千歳は思いながら喉が焼けてしまいそうな濃い酒と水を交互に飲みながら出された食事を食べていった。
第0108話 《アンツクイア》編 第肆拾幕 果物串
「まんじゅうは俺達用で明日はフルーツ飴も出すわ」
「なら俺が果物を切って串を刺すよ」
「僕は飴を作ります」
「おけ、俺はイフっちたちとまんじゅう作りをするわ」
佳月と外神にフルーツ飴を任せ、明日の屋台の仕込みはノイズやジラやイシュターがやってくれ、自分たちの朝食の準備等はチェカやナチェとギーギスが行う。
シュリとマユラは餡作りを行い、フォンとフェシェスタもイフと一緒にまんじゅうの生地作りを行う。
蟲達は興味深そうにその光景を眺め、魔竜は畑の収穫を行い女王達は優雅に果物を食べている。
「まんじゅうの皮の材料はこんなもん、砂糖と水で溶かしてベーキングパウダーと粉を振って砂糖水を入れて混ぜる」
イフ達も懐記を真似て言われた通り行う、懐記の祖母がよく作ってくれていたレシピだ懐かしさを思い出しつつ行う。
「良い感じになったら折りたたむように混ぜてこの位の大きさに分けておく、餡子はまだ出来ないから出来た生地は俺の収納にいれとくわ」
「懐記ーアンコ味見して」
「ん、いんじゃない。もう少し混ぜて」
「おー」
大鍋で小豆を大量に煮ていく、せっかくだから大量に作って《アヴィラタン》や《アストマーズ》にも贈ろうと決めて夜遅くまで皆で作業を行った…。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×Play With Fate ~砂上の世界にて~
Place:3 野外で食事
「また増えた…」
外に出て散った動物達が戻ってくると、白い毛玉に手足が生えた動物や小さな蛇に翼を生やした生物も集まりもう軽く移動動物園すら超えている。
「移動すればするほど増えちゃうんだよねーま、いっか。ご飯にしよ」
動物達は待ってましたと収納空間から出てくる野菜や果物、葉っぱや干した肉に木の実を種類ごと山にして動物達が集まって食べていく。
「本当…最初人がいなくて食べる物とかどうしようかと思ったけれど、ダンジョンとかあって助かったし収納のおかげでみんなを連れて旅も出来るし……最初は人が本当にいるかいないのかの旅だけど…いないって答えも出たし」
徐々に暗くなっていく空、光魔法で灯り代わりの光球周囲に浮かせ、収納にしまった魔導具のコンロを出して鍋に魔法で水を張り適当に野菜を千切り干した肉を放り、塩と調味料を適当に入れて煮ていく。
「僕がこれしか作らないから他の皆も肉を焼いてくれたりしてくれて…皆の力で生きてるって感じ…」
魔法が使える動物が骨付き肉を火で炙りそれを貰ったり、スープに入れて保存食のクラッカーやビスケットを齧って夕食を済ませる、夜は夜行性の動物達が活発になりエサを探しにいったり食料がある建物を探して教えてくれるので、収納空間からコンパクトな家を出して中へと入る、ドアは開けておく危険はない動物達が出入りする位だ、彼らがいると危険な動物も来ないので安心して眠れる。
「おふろ入るよーはいりたい子は来てー」
風呂が好きな小動物や鳥はついてくるので奥の風呂場へと向かう、全て魔力で動く家なので不便はない、服を脱ぎ洗面台の隣の箱に入れてボタンを押すとミストが服を洗浄しすぐに乾いた状態になる、便利だなーとそのままに浴室へ入る。
「体を洗う道具もシャンプーとかも日本みたいな物が多いし…それよりもいい物が多いからやっぱり文明がすごい発展していたんだと思うんだけど…」
風呂場に向かえばすぐに浴槽に程よいお湯が溜まり、ホースのが繋がっていないシャワーからお湯が出るので瓶のシャンプーとコンディショナーで髪を洗い、液体の石鹸とスポンジで身体を洗った。
「みんなも洗おう」
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