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第015部 繋がる糸たちへ/繋がらない糸たちへ
問題発症解決編043幕 カフェ ×第058話 切れない糸たち:まじない篇 名付け/第58話 異界 《アヴィラタン》編 第23幕 夜食
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問題発症解決編043幕 カフェ
「高齢の方が中心に使うので段差は無くして椅子よりもソファが良いね」
「畳はどうかな?」
「あ、懐記の家の床?あれいいよな」
「なら、懐記ちゃんの家を改造しようよ」
「いいね!和カフェー庭とか凝って壁とかにはサウちゃんとアシューちゃんとみんなに描いて貰おうかな」
カフェという物に詳しい人物、舵と燈火を助っ人に呼び大河の雑誌を見て和風古民家カフェにしようと言う話しになり、懐記の家を改造する事にした。
「これいい…」
「お、なんか立派なやつ」
「柔らかくて温かい感じがしますね」
「いいじゃん」
「ふうん、じゃ早速やろうぜ」
イザラが眺めているページは自然と調和した柔らかな古民家をリノベーションしたカフェだった、イデア達も納得し早速懐記の家を幾つか出して繋げて改造する事にした…。
「よし!マンションを建てたから後は詠斗君達に頼んで緑を整えて貰おう」
「ゆき…もう住めるな…人が集まっている」
「お、良い広告塔だなーよし、タナトスさん達を呼んで部屋の登録と身分証を作って貰おうか」
《ノルデン》にいきなり現れた高い3つの塔、何だ何だと人々が集まって来ているので集めて説明をしようと崇幸が出迎え、千眼は離れてタナトス達にラインを送った。
「酷い顔ですね、少し休んではどうです?」
「お前が俺の身体を気遣うのか?どんな風の吹き回しだ?」
「せっかく気遣いをみせたのに、そう返されるとは」
顔色が悪いから少し休んで来いとカイムに帰され戻った《ガルディア》の蒐集家の部屋を訪れれば、いつもと変わらない皮肉を口元に浮べて出迎える、大河はソファに座って長く息を吐く。
「風早、コーヒー…いや茶を頼む」
『承知しました、何か食べますか?』
「…軽めな物を」
『はい…』
「これもどうぞ」
「なんだこれは?」
「軽い睡眠導入剤ですよ、食後に飲んで下さい。これは魔王達に適応出来る物なので貴方にも効きますよ」
「完成したのか」
「はい」
テーブルの上に蒐集家が薄茶色の瓶に詰められた錠剤を置く、大河が眉を顰めれば前から頼まれていた魔王達でも眠る事が出来る物、それの試作品が完成したらしく状態異常無効の大河達でも効果がある物だと嗤う。
「今夜使う」
「ええ」
蒐集家はそれだけ言い調薬を続け、ゴーレム達が暫くしてノックしカートで運んで来たのは、馴染のお茶漬け飯の上には焼いた赤み魚も置かれ、小鉢にはキュウリとカブの漬物も付いていた。
「ああ、これは食べやすいな。頂きます」
大河がゴーレム達に礼を言い、熱めのほうじ茶を飲みお茶漬けを掻き込み漬物を食べる、懐かしい味だ…祖父の好物でよく一緒に食べていたのを思い出す。
「日本が恋しいですか?」
「いや」
クスリと蒐集家が嗤い大河はシャワーに向かう、明日はすぐに《ノルデン》に向かい、あの少女の呪いが《アストマーズ》の悪魔達で解呪出来るのかも確認する、やる事は多々ある…。
「足掻いても結果は変わらない…」
チリン…蒐集家の髪が揺れる、彼の口許は閉じていた。
第058話 切れない糸たち:まじない篇 名付け
「千歳眠れないんですか?」
「起こした?ごめん」
「いえ、お茶でも飲みますか?」
「そうだね、お願いするよ」
《アタラクシア号》の千歳とラジカの自室、ベッドルームとリビングに分かれラジカがふと目を覚ますと隣のベッドは蛻の殻、リビングでPCやタブレットを開き千歳は仕事をしていた。
声を掛けラジカがお茶を準備し、千歳は仕事を続行する。
《アヴィラタン》のタマちゃんの産んだ神の代行者の彼の名…それも真名と表向きの名前を決める中々に難しい、日本で企業に勤めていた時に成功させた数億を掛けたプロジェクトよりも難しいと感じる。
「どうぞ」
「ありがとう」
魔石が組み込まれたポットですぐに沸かした湯で茶を淹れ千歳に渡す、この部屋で何かを飲むときはマグカップを使う、子ども達が作ってくれた物で絵も描かれている、千歳のは大きな花が描かれた物、ラジカはきゅうとふーの絵が描かれた物を使っていた。
「いつか会えるといいですね、貴方の家族なら私の家族でもあるでしょう」
「…そうか、そうだね…異世界…いや故郷で家族が増えたね…嬉しい事だよ。いつか必ず…」
「はい」
静かな夜だ、問題も悩みもある中こうして大切な者と過ごす夜は居心地が良い、千歳は名づけに頭を悩ませつつお茶を飲んで夜の空を見つめた…。
第56話 異界 《アヴィラタン》編 第23幕 夜食
「孫ちゃんも寝ない感じー?」
「そうね、必要ない感じ。もちゃ達が相手してくれるって」
『も!』
『ぎゅ!』
食堂で神の代理とフェシェスタ、フォン、ジラとイシュターともちゃとぎゅー達が懐記と外神が用意してくれた夜食の焼きおにぎりと味噌汁をつまみつつ適当に酒やお茶を飲む。
「産まれたばかりだけど酒とかどうなんだ?懐記達の世界って酒は20歳からだろう?」
「知識とかは穂高千歳が生きた分あるから、同じ年って事で。このカウンの酒おいしい」
「魔王から神の代理が産まれるとは…不思議な物だ」
ジラが酒を注ごうとして手を止めるが、千歳と同じ年齢という体でカウン酒を注いで貰い煽る、イシュターもカウン酒のロックを楽しみつつ感慨深そうにしている。
「上にいっちまうんだろ?」
「そう、管理しないとね。この世界は何も無さ過ぎる、やる事が多いね。神々に頼んで《アヴォルジア》から植物を仕入れたりまずはその辺りから」
「千歳もそうだけど、君も仕事三昧かー」
「そうだね、嫌いじゃないね。仕事に関して穂高千歳は非常に優秀だよ、魔王という種別にしてもね」
「それは分るな、処理能力が高い。判断力は大河の方が早いという印象…」
フェシェスタがうぇーと舌を出す仕事、事務的な仕事は苦手ーとフォンも頷きイシュターは千歳と大河をそう評した。
「これでおそらく問題ないと思います」
「ん、そうね。後は明日言えばいいわけね」
『うむ、こちらも問題ない』
「じゃ、タマちゃんサプライズだから」
『うにょん!』
タマちゃん8号の腹の中で外神と懐記、天井から神々が色々確認しつつ事を進めてようやく一区切りつき、懐記がタマちゃん8号に内緒ねというと何処か嬉しそうにはしゃいだ声を出している。
「そろそろ、休みましょう」
「おけ」
外神がもう間もなく朝になるという時間だから休もうと持ち掛け外は薄暗い赤みを帯び、昼夜の感覚がずれていると感じつつ外神が懐記を連れて《白鷺》の自室へと戻った…。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EXTRA MYROAD~男は独り異界で飯を食う~
「そろそろあれが食べたいな、もう少ししたらここを発とうか…」
朝屋台で貝と魚のスープと焼いた魚串、煎った木の実を食べてそろそろ魚では無く肉かなと思いつつ食堂に向かった。
食堂に向かえば少年と痩せた若い女性が店主と待っていた、店主が来たかと佳月を出迎え2人と一緒にパンを作ってくれと言われ頷いた。
「いやー行商人に小麦を頼んだからな、今日も沢山売ってくれ!」
「分かった」
「よろしくお願いします」
「じゃ、さっそくやっていこう。君はパンの生地を貴方は先ずは魚のフライを教えるよ」
「は、はい。この子が持って来てくれたパンとても美味しくて…それで体調もかなりよくなりました」
「お母さん!元気になって嬉しい」
「良かったな」
つい先日までは身体を動かすのがやっとだったという、今は起き上がり仕事も出来るようになったと少年も母親も嬉しそうだ、佳月が頷いて無理はさせないようにと気を配りながら魚を捌いていった。
「揚げると魚の臭みも無しですし、パンととても合いますね」
「今日も沢山売れてるぞー」
「そうだね、そろそろ200個だ」
母親が出来立てのフライのパンと普通のパンを子供と一緒に食べつつ本当に美味しいと微笑む、流石は母親だ佳月よりも要領良くパンを作っていってくれた分完売も近く母親と子どもは先に給金を貰って家へと帰っていた。
佳月はその後も酒場の下ごしらえや魚を捌いていき、忙しない店の中で漁師達の笑い声が響いていた。
「今日もありがとな、今日は酒場も賑やかだったぞ!これは賄いの貝の酒蒸しとパンと芋と肉の煮込みと給金で今夜は9,000ロハだ」
「どうも」
「また明日もよろしくな」
「分かった」
給金を受け取り賄いは収納にしまい、店を後にする。
「今日はけっこう頑張ったな、良い酒を飲もうか」
帰り道伸びをして歩く、今夜も白い月と青い星は煌々と輝いている、日本とは全く違う夜空、昔は星座が好きで給料でかった望遠鏡で星を見るのが好きだったなーと思い出す、あの望遠鏡が佳月の宝物だったが置いて来てしまった物だとうに諦めている、転移で帰ればすぐに安宿だがなんとなくいつも歩いて帰る、なんとなく気分的にそうしたいだけだった…。
本日の食事:魚と貝のスープ 魚串 煎った木の実 貝の酒蒸しとパンと芋と肉の煮込みと薬酒…古橋 佳月でした…。
「高齢の方が中心に使うので段差は無くして椅子よりもソファが良いね」
「畳はどうかな?」
「あ、懐記の家の床?あれいいよな」
「なら、懐記ちゃんの家を改造しようよ」
「いいね!和カフェー庭とか凝って壁とかにはサウちゃんとアシューちゃんとみんなに描いて貰おうかな」
カフェという物に詳しい人物、舵と燈火を助っ人に呼び大河の雑誌を見て和風古民家カフェにしようと言う話しになり、懐記の家を改造する事にした。
「これいい…」
「お、なんか立派なやつ」
「柔らかくて温かい感じがしますね」
「いいじゃん」
「ふうん、じゃ早速やろうぜ」
イザラが眺めているページは自然と調和した柔らかな古民家をリノベーションしたカフェだった、イデア達も納得し早速懐記の家を幾つか出して繋げて改造する事にした…。
「よし!マンションを建てたから後は詠斗君達に頼んで緑を整えて貰おう」
「ゆき…もう住めるな…人が集まっている」
「お、良い広告塔だなーよし、タナトスさん達を呼んで部屋の登録と身分証を作って貰おうか」
《ノルデン》にいきなり現れた高い3つの塔、何だ何だと人々が集まって来ているので集めて説明をしようと崇幸が出迎え、千眼は離れてタナトス達にラインを送った。
「酷い顔ですね、少し休んではどうです?」
「お前が俺の身体を気遣うのか?どんな風の吹き回しだ?」
「せっかく気遣いをみせたのに、そう返されるとは」
顔色が悪いから少し休んで来いとカイムに帰され戻った《ガルディア》の蒐集家の部屋を訪れれば、いつもと変わらない皮肉を口元に浮べて出迎える、大河はソファに座って長く息を吐く。
「風早、コーヒー…いや茶を頼む」
『承知しました、何か食べますか?』
「…軽めな物を」
『はい…』
「これもどうぞ」
「なんだこれは?」
「軽い睡眠導入剤ですよ、食後に飲んで下さい。これは魔王達に適応出来る物なので貴方にも効きますよ」
「完成したのか」
「はい」
テーブルの上に蒐集家が薄茶色の瓶に詰められた錠剤を置く、大河が眉を顰めれば前から頼まれていた魔王達でも眠る事が出来る物、それの試作品が完成したらしく状態異常無効の大河達でも効果がある物だと嗤う。
「今夜使う」
「ええ」
蒐集家はそれだけ言い調薬を続け、ゴーレム達が暫くしてノックしカートで運んで来たのは、馴染のお茶漬け飯の上には焼いた赤み魚も置かれ、小鉢にはキュウリとカブの漬物も付いていた。
「ああ、これは食べやすいな。頂きます」
大河がゴーレム達に礼を言い、熱めのほうじ茶を飲みお茶漬けを掻き込み漬物を食べる、懐かしい味だ…祖父の好物でよく一緒に食べていたのを思い出す。
「日本が恋しいですか?」
「いや」
クスリと蒐集家が嗤い大河はシャワーに向かう、明日はすぐに《ノルデン》に向かい、あの少女の呪いが《アストマーズ》の悪魔達で解呪出来るのかも確認する、やる事は多々ある…。
「足掻いても結果は変わらない…」
チリン…蒐集家の髪が揺れる、彼の口許は閉じていた。
第058話 切れない糸たち:まじない篇 名付け
「千歳眠れないんですか?」
「起こした?ごめん」
「いえ、お茶でも飲みますか?」
「そうだね、お願いするよ」
《アタラクシア号》の千歳とラジカの自室、ベッドルームとリビングに分かれラジカがふと目を覚ますと隣のベッドは蛻の殻、リビングでPCやタブレットを開き千歳は仕事をしていた。
声を掛けラジカがお茶を準備し、千歳は仕事を続行する。
《アヴィラタン》のタマちゃんの産んだ神の代行者の彼の名…それも真名と表向きの名前を決める中々に難しい、日本で企業に勤めていた時に成功させた数億を掛けたプロジェクトよりも難しいと感じる。
「どうぞ」
「ありがとう」
魔石が組み込まれたポットですぐに沸かした湯で茶を淹れ千歳に渡す、この部屋で何かを飲むときはマグカップを使う、子ども達が作ってくれた物で絵も描かれている、千歳のは大きな花が描かれた物、ラジカはきゅうとふーの絵が描かれた物を使っていた。
「いつか会えるといいですね、貴方の家族なら私の家族でもあるでしょう」
「…そうか、そうだね…異世界…いや故郷で家族が増えたね…嬉しい事だよ。いつか必ず…」
「はい」
静かな夜だ、問題も悩みもある中こうして大切な者と過ごす夜は居心地が良い、千歳は名づけに頭を悩ませつつお茶を飲んで夜の空を見つめた…。
第56話 異界 《アヴィラタン》編 第23幕 夜食
「孫ちゃんも寝ない感じー?」
「そうね、必要ない感じ。もちゃ達が相手してくれるって」
『も!』
『ぎゅ!』
食堂で神の代理とフェシェスタ、フォン、ジラとイシュターともちゃとぎゅー達が懐記と外神が用意してくれた夜食の焼きおにぎりと味噌汁をつまみつつ適当に酒やお茶を飲む。
「産まれたばかりだけど酒とかどうなんだ?懐記達の世界って酒は20歳からだろう?」
「知識とかは穂高千歳が生きた分あるから、同じ年って事で。このカウンの酒おいしい」
「魔王から神の代理が産まれるとは…不思議な物だ」
ジラが酒を注ごうとして手を止めるが、千歳と同じ年齢という体でカウン酒を注いで貰い煽る、イシュターもカウン酒のロックを楽しみつつ感慨深そうにしている。
「上にいっちまうんだろ?」
「そう、管理しないとね。この世界は何も無さ過ぎる、やる事が多いね。神々に頼んで《アヴォルジア》から植物を仕入れたりまずはその辺りから」
「千歳もそうだけど、君も仕事三昧かー」
「そうだね、嫌いじゃないね。仕事に関して穂高千歳は非常に優秀だよ、魔王という種別にしてもね」
「それは分るな、処理能力が高い。判断力は大河の方が早いという印象…」
フェシェスタがうぇーと舌を出す仕事、事務的な仕事は苦手ーとフォンも頷きイシュターは千歳と大河をそう評した。
「これでおそらく問題ないと思います」
「ん、そうね。後は明日言えばいいわけね」
『うむ、こちらも問題ない』
「じゃ、タマちゃんサプライズだから」
『うにょん!』
タマちゃん8号の腹の中で外神と懐記、天井から神々が色々確認しつつ事を進めてようやく一区切りつき、懐記がタマちゃん8号に内緒ねというと何処か嬉しそうにはしゃいだ声を出している。
「そろそろ、休みましょう」
「おけ」
外神がもう間もなく朝になるという時間だから休もうと持ち掛け外は薄暗い赤みを帯び、昼夜の感覚がずれていると感じつつ外神が懐記を連れて《白鷺》の自室へと戻った…。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EXTRA MYROAD~男は独り異界で飯を食う~
「そろそろあれが食べたいな、もう少ししたらここを発とうか…」
朝屋台で貝と魚のスープと焼いた魚串、煎った木の実を食べてそろそろ魚では無く肉かなと思いつつ食堂に向かった。
食堂に向かえば少年と痩せた若い女性が店主と待っていた、店主が来たかと佳月を出迎え2人と一緒にパンを作ってくれと言われ頷いた。
「いやー行商人に小麦を頼んだからな、今日も沢山売ってくれ!」
「分かった」
「よろしくお願いします」
「じゃ、さっそくやっていこう。君はパンの生地を貴方は先ずは魚のフライを教えるよ」
「は、はい。この子が持って来てくれたパンとても美味しくて…それで体調もかなりよくなりました」
「お母さん!元気になって嬉しい」
「良かったな」
つい先日までは身体を動かすのがやっとだったという、今は起き上がり仕事も出来るようになったと少年も母親も嬉しそうだ、佳月が頷いて無理はさせないようにと気を配りながら魚を捌いていった。
「揚げると魚の臭みも無しですし、パンととても合いますね」
「今日も沢山売れてるぞー」
「そうだね、そろそろ200個だ」
母親が出来立てのフライのパンと普通のパンを子供と一緒に食べつつ本当に美味しいと微笑む、流石は母親だ佳月よりも要領良くパンを作っていってくれた分完売も近く母親と子どもは先に給金を貰って家へと帰っていた。
佳月はその後も酒場の下ごしらえや魚を捌いていき、忙しない店の中で漁師達の笑い声が響いていた。
「今日もありがとな、今日は酒場も賑やかだったぞ!これは賄いの貝の酒蒸しとパンと芋と肉の煮込みと給金で今夜は9,000ロハだ」
「どうも」
「また明日もよろしくな」
「分かった」
給金を受け取り賄いは収納にしまい、店を後にする。
「今日はけっこう頑張ったな、良い酒を飲もうか」
帰り道伸びをして歩く、今夜も白い月と青い星は煌々と輝いている、日本とは全く違う夜空、昔は星座が好きで給料でかった望遠鏡で星を見るのが好きだったなーと思い出す、あの望遠鏡が佳月の宝物だったが置いて来てしまった物だとうに諦めている、転移で帰ればすぐに安宿だがなんとなくいつも歩いて帰る、なんとなく気分的にそうしたいだけだった…。
本日の食事:魚と貝のスープ 魚串 煎った木の実 貝の酒蒸しとパンと芋と肉の煮込みと薬酒…古橋 佳月でした…。
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