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第015部 繋がる糸たちへ/繋がらない糸たちへ
問題発症解決編035幕 ダンジョンの裏部屋×第050話 おまじない/第50話 異界 《××××××》編 第15幕 服
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問題発症解決編035幕 ダンジョンの裏部屋
「ドゥの地図すごいな」
「えーどうも」
「すごいの一言で済ませられる物ではないですよ、緻密さ精密さは見事です」
「えぇー褒めないでくれよぉ、恥ずかしいな」
ダンジョンの7階層でドゥの描いた地図と周囲を見比べ、グステナは口笛を吹きメンルェトはその細かさに内心流石は魔人だと思いながら進んで行く。
「何かある」
「どの辺だ?」
本日はキッフとエスティアが同行し《黄昏の瞳・灰》は5名で7階層の細部を確認している、エスティアがキョロキョロと辺りを見渡し何かを気にしキッフも周囲を探る。
「あーえとあの辺りになんかありそうなんだけれど…」
ドゥがボス部屋の扉から真横の岩肌の壁を指さしエスティアが近づいて壁に触れて、キッフやグステナがその周囲を剣の柄で叩いていく。
「お、このへんじゃね」
「だな、どうする?固そうだな」
「おい、壊せよ。できんだろ」
「いちいち偉そうですね」
グステナが音に違和感がある場所を見つけキッフがコンコンと確認し確かに違和感があると、グステナが顎でメンルェトにやらせようとしメンルェトは厭そうな表情を浮べつつ違和感がある場所へ指を這わせ腐食魔法を発動させ壁を溶かした。
「へえ、ダンジョンの隠し部屋ってこんな感じなんだ。初めて見た」
「ボスはいない?」
「中に入れば出てくんだろ、いこーぜ」
「そうだな、俺とグステナで攻めるから支援頼む。行こう」
「分かりました」
グステナとキッフが剣を構え中へ飛び込み、ドゥは弓を構えメンルェトとエスティアは攻撃魔法の準備をして待つ。
「ボスは5頭頭の獣か、何がドロップすんだ」
「同時攻撃か、足を狙おう。頭はそっちに任せる」
入った隠し部屋から出現したボスは巨大な5頭の狼の頭に1つの身体、殺気を放ち涎をまき散らしていた、すかさずキッフとグステナで6脚ある足を狙い剣を振るい5頭の頭から放たれる複数の魔法をエスティアとメンルェトで打ち消しドゥが正確に矢を放ちボスの左目に矢が的中し苦しむ、そのまま脚を切り崩しドゥの矢が口と右眼を射抜き、最期はグステナが腹部の下に潜り込み剣を刺し身体強化で押し込み魔物が絶命し崩れ落ちた。
「んなもんか」
「で、ドロップ品は?」
「宝箱出てこない」
「時間かかる?」
「……これがドロップ品ですね、魔物が素材になるようです」
魔物は消えずそのまま、周囲には宝箱は出現せずメンルェトがこれがドロップ品だと言うので収納空間に納めた。
「んだよ、先に言えよ。もうちょい綺麗に倒したぞ」
「だな、犬達に伝えて挑んで貰うか」
「俺紙に書いとくよ」
「そろそろ夕方…」
「1度帰りましょう」
ドロップ品を回収し部屋から出れば壁は元に修復され、ドゥが紙を用意しエスティアがエクトとセレネから贈られた腕時計で時間を確認し描いた後《ヴワムス王国》に戻る事にした。
第050話 おまじない
「貴女の糸は私の糸」
「私の糸は貴女の糸」
「貴女は私の糸私は貴女の糸」
「私はみんなの糸」
クスクスと笑う少女達の声、4名の少女達は互いの小指を糸で結んでくるくると回る、この国で昔から流行っている少女達の間で行われているまじない、間も無く嫁ぐ彼女達の少女時間は短い。
その4名の少女の中でひと際美しい少女が美しく微笑む、そこでくるくる回る輪は止まる。
「みんな一緒よ」
可憐な唇から漏れる声、3人の少女達は無垢に無邪気に笑った…。
「どこに行くんです」
「うるせぇ、何処に行こうが俺の勝手だ」
「……あの悪趣味な実験の続きですか?」
「わかってんなら聞くなよ、蒔いた種を刈るだけだろ」
大きな時計の前に立つ着古したパーカーとダメージジーンズと履きつぶしたスニーカーの少年と、青白い肌にヒョロリとした痩身体躯、唇は炎の様に赤く、瞳は何処までも黄昏の色をした青年が対峙していた。
「じゃあな」
「……あんな古い遺物に拘らないで下さい…」
「俺がやりたい事は俺が決める」
少年が手を振り青年が目を伏せる、空間が切り裂かれ少年が空間の中へと消えた。
「晴海君、空君。来たのかい?」
「うん!《ザッタス国》もチーズやモギがいるから買おうと思って!明日は率さん達も来るよーベルンくん達が学院にモギや家畜の牧場を造るんだってーそれの手伝いをするんだ」
「あぅ」
《アタラクシア号》の食堂を訪れた晴海と空、ラジカが椅子を引き晴海を座らせゴーレムが空を預かる。
「そう、では僕もお手伝いをするよ」
「ええ、私も同行します」
「うん!楽しみ」
「おやつを食べたら降りようか」
「うん!」
ゴーレム達がクッキーとパウンドケーキとお茶を運び、空にはミルクを哺乳瓶で飲ませている。
「おいしい!」
「このクッキーは《アストマーズ》から来た物ですよ」
「なんか花とナッツの味がする」
「うん美味しいね」
晴海がクッキーを手に取れば《アストマーズ》の花の砂糖漬けと木の実を練り込んだ品の良い味に晴海が喜び、千歳とラジカも微笑んだ…。
第50話 切れない糸たち:まじない篇開幕
第50話 異界 《××××××》編 第15幕 服
「ふぃー」
「たのしい」
「きもちよい~」
外神達は魔物達に各建物の説明や案内や使い方を説明し、ついでに2つのグループに分かれホテルと銭湯に魔物達と入る、皆身体を初めて洗い気持ち良さそうにカジノタワーのラウンジで毒入りの飲み物を飲んでリラックスしていた。
「みなさんはその布…服をいつも着ているのでしょうか?」
「そうね、衣食住って言葉があって優先順位が高い順に並んでる1番上の物って位服は重要」
「着てないとヤバいやつ」
「ふろはきてないー」
「風呂は身体洗うから服なんか着ねーよ」
「布を巻く位だよねー」
敬語を使う魔物が風呂上りでも皆布を纏っている事に疑問を浮べる、懐記が説明すればナチェが頷き他の魔物達が身体を洗う時は脱いでいると言えばフォンとフェシェスタが答えた。
「……私も服という物を着てみたいのですが…」
「ん?着る?小さい服、俺のガキの時の服でいい?」
「着たい!」
「きるー」
「ちょうだい」
「はい、お願いします」
魔物達の希望を聞き懐記のスキルの家から収納空間を通して、祖母が遺していてくれた子供の時の服を出して外神達が手伝い着せてやることにした。
「ん、いんじゃない」
「にあってる」
「お、良い感じ」
「ああ」
チェカとジラとイシュターが満足そうに頷き、魔物達は恥ずかしそうにしているが服は気に入ったようだ、外神が靴を出し他にも服を色々と収納袋に入れて渡した。
「これだいじにするー」
「どうすればいいー?」
「ありがと」
魔物達は無邪気に跳ねたりして、懐記が洗濯機や洗剤、干し方の説明をして魔物達は熱心に耳を傾けた…。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EXTRA MYROAD~男は独り異界で飯を食う~
朝の市場は賑わっている、早起きをして良かったと佳月は思いながら適当にふらふら散策していた。
「タコとかイカ食べたいけど…ないな……」
基本的に《アンツクイア》の人々は海では魚と貝位しか採らない、見た目がグロテスクな物や得体のしれない物には手を出さない。
「んーあ、ここって」
「らっしゃい、漁のついでにかかっちまったモンをまとめて売ってんだが、あんちゃん他所モンだな、興味あるのか?」
「あるある、この辺売ってよ」
「変わりモンだな、纏めて1,000ロハでどうだ?」
「買った」
木箱にまとめて入れられたのは締めたばかりの白いタコとイカのような生物に他にも小さな魚が入っていて、ごつい店主が気前よく安く売ってくれる、村の住民ならば纏めて煮たり焼いたりして食べるらしい、佳月は意気揚々と木箱を収納空間に入れて、酸味のある果物と調味料を買い海の人気のない場所へと転移した。
「ここでいいや、さてと」
収納空間からテーブルの嵌め込まれた鉄板と鍋の下に火を入れる、随分昔にオーダーした物だが重宝している。
水を張った鍋を沸騰させている間に魚の処理を行い、鉄板に油を引いて処理した魚を焼き沸騰した湯にタコとイカを入れて茹でる迄待つ、その間に酸味のある果汁と収納の野菜を出して陶器の大皿に盛っていく、茹で終わったタコとイカを適当に切って鉄板で焼き塩と調味料で出来た物から皿に入れて完成。
「いただきます………くぅうま、濃く味付けして正解!後で骨せんべいも作ろう、冷えた酒が合う!」
椅子を出して酸味のある果物を搾り箸で食べて濃い目の良く冷やした酒で流し込む、海に来て良かったと海を眺めて魚を味わう、少し残しておこうかと思ったが気が付けば酒も無くなり魚も無くなった。
「食べた食べたごちそーさま」
腹が満たされ、海の音に耳を傾け暫くそうして過ごした……休みの日は少し贅沢に過ごすのが自分へのご褒美だと佳月は笑った…。
本日の食事:纏めて安く買った魚とイカとタコもどき…の鉄板焼きのサラダ盛り合わせ 濃い酒(1瓶) …古橋 佳月でした…。
「ドゥの地図すごいな」
「えーどうも」
「すごいの一言で済ませられる物ではないですよ、緻密さ精密さは見事です」
「えぇー褒めないでくれよぉ、恥ずかしいな」
ダンジョンの7階層でドゥの描いた地図と周囲を見比べ、グステナは口笛を吹きメンルェトはその細かさに内心流石は魔人だと思いながら進んで行く。
「何かある」
「どの辺だ?」
本日はキッフとエスティアが同行し《黄昏の瞳・灰》は5名で7階層の細部を確認している、エスティアがキョロキョロと辺りを見渡し何かを気にしキッフも周囲を探る。
「あーえとあの辺りになんかありそうなんだけれど…」
ドゥがボス部屋の扉から真横の岩肌の壁を指さしエスティアが近づいて壁に触れて、キッフやグステナがその周囲を剣の柄で叩いていく。
「お、このへんじゃね」
「だな、どうする?固そうだな」
「おい、壊せよ。できんだろ」
「いちいち偉そうですね」
グステナが音に違和感がある場所を見つけキッフがコンコンと確認し確かに違和感があると、グステナが顎でメンルェトにやらせようとしメンルェトは厭そうな表情を浮べつつ違和感がある場所へ指を這わせ腐食魔法を発動させ壁を溶かした。
「へえ、ダンジョンの隠し部屋ってこんな感じなんだ。初めて見た」
「ボスはいない?」
「中に入れば出てくんだろ、いこーぜ」
「そうだな、俺とグステナで攻めるから支援頼む。行こう」
「分かりました」
グステナとキッフが剣を構え中へ飛び込み、ドゥは弓を構えメンルェトとエスティアは攻撃魔法の準備をして待つ。
「ボスは5頭頭の獣か、何がドロップすんだ」
「同時攻撃か、足を狙おう。頭はそっちに任せる」
入った隠し部屋から出現したボスは巨大な5頭の狼の頭に1つの身体、殺気を放ち涎をまき散らしていた、すかさずキッフとグステナで6脚ある足を狙い剣を振るい5頭の頭から放たれる複数の魔法をエスティアとメンルェトで打ち消しドゥが正確に矢を放ちボスの左目に矢が的中し苦しむ、そのまま脚を切り崩しドゥの矢が口と右眼を射抜き、最期はグステナが腹部の下に潜り込み剣を刺し身体強化で押し込み魔物が絶命し崩れ落ちた。
「んなもんか」
「で、ドロップ品は?」
「宝箱出てこない」
「時間かかる?」
「……これがドロップ品ですね、魔物が素材になるようです」
魔物は消えずそのまま、周囲には宝箱は出現せずメンルェトがこれがドロップ品だと言うので収納空間に納めた。
「んだよ、先に言えよ。もうちょい綺麗に倒したぞ」
「だな、犬達に伝えて挑んで貰うか」
「俺紙に書いとくよ」
「そろそろ夕方…」
「1度帰りましょう」
ドロップ品を回収し部屋から出れば壁は元に修復され、ドゥが紙を用意しエスティアがエクトとセレネから贈られた腕時計で時間を確認し描いた後《ヴワムス王国》に戻る事にした。
第050話 おまじない
「貴女の糸は私の糸」
「私の糸は貴女の糸」
「貴女は私の糸私は貴女の糸」
「私はみんなの糸」
クスクスと笑う少女達の声、4名の少女達は互いの小指を糸で結んでくるくると回る、この国で昔から流行っている少女達の間で行われているまじない、間も無く嫁ぐ彼女達の少女時間は短い。
その4名の少女の中でひと際美しい少女が美しく微笑む、そこでくるくる回る輪は止まる。
「みんな一緒よ」
可憐な唇から漏れる声、3人の少女達は無垢に無邪気に笑った…。
「どこに行くんです」
「うるせぇ、何処に行こうが俺の勝手だ」
「……あの悪趣味な実験の続きですか?」
「わかってんなら聞くなよ、蒔いた種を刈るだけだろ」
大きな時計の前に立つ着古したパーカーとダメージジーンズと履きつぶしたスニーカーの少年と、青白い肌にヒョロリとした痩身体躯、唇は炎の様に赤く、瞳は何処までも黄昏の色をした青年が対峙していた。
「じゃあな」
「……あんな古い遺物に拘らないで下さい…」
「俺がやりたい事は俺が決める」
少年が手を振り青年が目を伏せる、空間が切り裂かれ少年が空間の中へと消えた。
「晴海君、空君。来たのかい?」
「うん!《ザッタス国》もチーズやモギがいるから買おうと思って!明日は率さん達も来るよーベルンくん達が学院にモギや家畜の牧場を造るんだってーそれの手伝いをするんだ」
「あぅ」
《アタラクシア号》の食堂を訪れた晴海と空、ラジカが椅子を引き晴海を座らせゴーレムが空を預かる。
「そう、では僕もお手伝いをするよ」
「ええ、私も同行します」
「うん!楽しみ」
「おやつを食べたら降りようか」
「うん!」
ゴーレム達がクッキーとパウンドケーキとお茶を運び、空にはミルクを哺乳瓶で飲ませている。
「おいしい!」
「このクッキーは《アストマーズ》から来た物ですよ」
「なんか花とナッツの味がする」
「うん美味しいね」
晴海がクッキーを手に取れば《アストマーズ》の花の砂糖漬けと木の実を練り込んだ品の良い味に晴海が喜び、千歳とラジカも微笑んだ…。
第50話 切れない糸たち:まじない篇開幕
第50話 異界 《××××××》編 第15幕 服
「ふぃー」
「たのしい」
「きもちよい~」
外神達は魔物達に各建物の説明や案内や使い方を説明し、ついでに2つのグループに分かれホテルと銭湯に魔物達と入る、皆身体を初めて洗い気持ち良さそうにカジノタワーのラウンジで毒入りの飲み物を飲んでリラックスしていた。
「みなさんはその布…服をいつも着ているのでしょうか?」
「そうね、衣食住って言葉があって優先順位が高い順に並んでる1番上の物って位服は重要」
「着てないとヤバいやつ」
「ふろはきてないー」
「風呂は身体洗うから服なんか着ねーよ」
「布を巻く位だよねー」
敬語を使う魔物が風呂上りでも皆布を纏っている事に疑問を浮べる、懐記が説明すればナチェが頷き他の魔物達が身体を洗う時は脱いでいると言えばフォンとフェシェスタが答えた。
「……私も服という物を着てみたいのですが…」
「ん?着る?小さい服、俺のガキの時の服でいい?」
「着たい!」
「きるー」
「ちょうだい」
「はい、お願いします」
魔物達の希望を聞き懐記のスキルの家から収納空間を通して、祖母が遺していてくれた子供の時の服を出して外神達が手伝い着せてやることにした。
「ん、いんじゃない」
「にあってる」
「お、良い感じ」
「ああ」
チェカとジラとイシュターが満足そうに頷き、魔物達は恥ずかしそうにしているが服は気に入ったようだ、外神が靴を出し他にも服を色々と収納袋に入れて渡した。
「これだいじにするー」
「どうすればいいー?」
「ありがと」
魔物達は無邪気に跳ねたりして、懐記が洗濯機や洗剤、干し方の説明をして魔物達は熱心に耳を傾けた…。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EXTRA MYROAD~男は独り異界で飯を食う~
朝の市場は賑わっている、早起きをして良かったと佳月は思いながら適当にふらふら散策していた。
「タコとかイカ食べたいけど…ないな……」
基本的に《アンツクイア》の人々は海では魚と貝位しか採らない、見た目がグロテスクな物や得体のしれない物には手を出さない。
「んーあ、ここって」
「らっしゃい、漁のついでにかかっちまったモンをまとめて売ってんだが、あんちゃん他所モンだな、興味あるのか?」
「あるある、この辺売ってよ」
「変わりモンだな、纏めて1,000ロハでどうだ?」
「買った」
木箱にまとめて入れられたのは締めたばかりの白いタコとイカのような生物に他にも小さな魚が入っていて、ごつい店主が気前よく安く売ってくれる、村の住民ならば纏めて煮たり焼いたりして食べるらしい、佳月は意気揚々と木箱を収納空間に入れて、酸味のある果物と調味料を買い海の人気のない場所へと転移した。
「ここでいいや、さてと」
収納空間からテーブルの嵌め込まれた鉄板と鍋の下に火を入れる、随分昔にオーダーした物だが重宝している。
水を張った鍋を沸騰させている間に魚の処理を行い、鉄板に油を引いて処理した魚を焼き沸騰した湯にタコとイカを入れて茹でる迄待つ、その間に酸味のある果汁と収納の野菜を出して陶器の大皿に盛っていく、茹で終わったタコとイカを適当に切って鉄板で焼き塩と調味料で出来た物から皿に入れて完成。
「いただきます………くぅうま、濃く味付けして正解!後で骨せんべいも作ろう、冷えた酒が合う!」
椅子を出して酸味のある果物を搾り箸で食べて濃い目の良く冷やした酒で流し込む、海に来て良かったと海を眺めて魚を味わう、少し残しておこうかと思ったが気が付けば酒も無くなり魚も無くなった。
「食べた食べたごちそーさま」
腹が満たされ、海の音に耳を傾け暫くそうして過ごした……休みの日は少し贅沢に過ごすのが自分へのご褒美だと佳月は笑った…。
本日の食事:纏めて安く買った魚とイカとタコもどき…の鉄板焼きのサラダ盛り合わせ 濃い酒(1瓶) …古橋 佳月でした…。
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