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第015部 繋がる糸たちへ/繋がらない糸たちへ
問題発症解決編034幕 呪樹×第049話 《ザッタス国》/第49話 異界 《××××××》編 第14幕 家
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問題発症解決編034幕 呪樹
蒐集家が転移した先の小屋の中、痩せた子供が姉はこの中にいると言う小屋はボロボロで黒い砂粒が濃く纏わり踊っている。
家としての役割は機能していない、裏街からは離れた森の手前の小屋、子供は裸足で血が滲んでいる、蒐集家が回復薬の瓶を子供に渡せば子供は姉に使って欲しいと頼む、蒐集家は口元を歪ませなんとも無垢な兄弟愛だと嗤う…チリン…どうせすぐに大河が居場所を割り出しやってくるだろう、それまでに少し遊ぼうと蒐集家は中に入れば苦し気な少女の呻き声、ぼろ布を被せられた痩せた少女の身体はボロ布からでも分る程腹が膨らんでいた。
「へぇ、よく育っていますね。何人孕んで殺したんです?」
「ふぇ…ごめんんさぃごめんなさぃ…赦して…」
「それを決めるのは私ではないので、4人か…よくもまぁ」
中には何もない敷かれた藁の上の少女がただただ苦し気に許しを請う、蒐集家が少女を鑑定し成程と深い呪いに関心を寄せる。
「自分に商売をさせる親を殺し、孕んだ子供を殺し続け今貴女は呪いを孕んでいる、中々人の身では会えない……いやこれは前世からの業か…」
「おねえちゃんを助けて」
「面白そうなのでこのままが良いのですが、時間もないですし…貴女のお姉さんは助けますよ」
「うん」
「くるしい…ぐるじぃい」
呻く姉の形相に弟が蒐集家の足にしがみ付く、蒐集家はボロ布に手を添え凝縮された黒い砂粒が抵抗を見せるが蒐集家には何の意味もなさない。
「呪いと魂は繋がっている切れる事はない、貴女は来世もまた呪いを孕む【型無しの者よ物型在りとなして型を成せ】」
「ひぎぃ、うまれちゃう!」
「おねえちゃん!」
蒐集家が唱えた言葉、少女の腹が更に膨らみそして体内から小さな木が産まれた。
「ご出産、おめでとうございます。良い呪いの樹ですね…ですが摂り過ぎた…これは来世はつまらない呪いしか孕めない上に帝国の子供の呪いをうっかり吸い上げすぎましたね…。実が生っている」
「おねえちゃん!」
「う…私の子供達…」
薄く眼を開き自分の腹から生えた木を見て出した声は老婆の様にしわがれていた、蒐集家は黒い木に生った実を1つ捥ぎ齧る、咀嚼し木を収納に入れれば黒い砂粒は消えてしまった。
「まあまあですね、コーヒーの方が美味い」
「何がだ?何をしている?」
そう言って木を自分の収納空間に入れた所で息を切らした大河が小屋に入ってくる、隣には千眼がいて周囲を探っていた。
『魔法無効も路を歪めるスキルも消えています、何をしていたんですか?』
「おねえちゃんを助けてくれたの!」
「ええ、妊娠はしていませんでしたよ?さ、彼女を連れて行って下さい。衰弱が激しいですね」
「……おい、何を隠している?」
「主…蒐集家は答えないだろう…急げ」
「……分かった」
風早の咎めるような声、大河の胡乱気な視線も意に介さず千眼が少女の状態を確認し、人命を優先と転移で弟も連れてテントへと戻った。
「…呪いが薄まったか」
「ええ、遣り過ぎたようですが…こちらに有益となりました」
《ツヴァルキア城》のと執務室、ヴァルキアが帝国に渦巻く呪いの一旦が薄まったのを身に感じリュバシーもまた茶を飲みながら頷く、こんな芸当が出来る者は限られているがヴァルキアもリュバシーも関わらない方が良いと言う判断を下し職務へと戻った。
第049話 《ザッタス国》
「そう、無事に寮に子供達が馴染そうで良かった、王族や貴族の子息も多いからね皆身分に拘らず過ごしていって欲しい」
『はい、こちらは滞りなく順調です。でも…』
《アタラクシア号》の千歳の私室、綴から《コレメキバ学院》での様子を聞き安堵している、間も無く開校だが過不足なく準備は綴やイーノキィの元行われている、憂いは大河がいる《カテラント帝国》の事だ。
「帝国への支援と同盟はヴィッセさんやストフスさん達が進め、ダンジョン調査も順調、娼館などの建物や衛生状況や支援も纏まり…後は…」
『呪い…いえ、大河君の精神状況が心配です。詠斗君達もそうですけれど、日本にいた僕達には慣れない環境ですし人も亡くなっていると…』
「そうだね…でもきっと大河君は最後まで…納得するまで残るだろうから早く解決出来るようにしていく他ないね、呪いを消すのは難しけれど薄くするのは出来ると聞いたし。0にするのは難しいから減らす事を目標に」
『はい、出来る事があれば…《アストマーズ》の悪魔の皆さんからも間も無く石碑が帝国へ届くそうです、それでより呪いが薄まれば…』
「そうだね、異界のアイテムで状況が変われば良いと願うよ」
その言葉で締め括り綴との会話を終らせれば丁度《ザッタス国》上空だ、まだ昼過ぎた辺りなので降りてみようかとラジカとコーカスに声を掛け、ヤグートに連絡し大河にもメッセージを送って背筋を伸ばして立ち上がった…。
第49話 異界 《××××××》編 第14幕 家
「これが食事という物ですね」
「たのしー」
「おいしー」
「沢山おいしい」
魔物達が出来上がった食事を食べていく、懐記達も毒の無い食事を行う、魔物達は手づかみや箸やフォクの使い方を教わり自由に食べている、食後は果物を冷やした物を皮ごと食べたり皮を剥いたり、丁寧に切って食べたりと好みも出ている。
「で、お前らいつもどこで寝てんの?」
「お風呂は?一緒に入る?」
「寝るのはあまりしませんが土の上です」
「おふろーなんだそれー」
「おいしいー?」
「外神」
「はい、カジノタワーと《ホウラク》のホテルとオフィスタワーを出します」
「俺の家もあげるわ、後は銭湯も」
フォンとフェシェスタが鍋をつつきながら普段の魔物達の在り方を聞き、マユラが外神に声を掛け家や風呂を提供する事にする、ゴーレムや魔物やもちゃ達のおかげで浄化された大地が広がったので、カジノタワー等複製した建物を置いて行く。
「こっちは銭湯ね、そっちはホテル。このビルも色々便利、俺の家も置くから好きなとこ住んで」
「すごーおおきい」
「これ食える?」
「わぁ」
「すごいですね…」
魔物達ははしゃいでいる、掃除はゴーレム達にして貰うか自分達でやるか取り合えず出した建物の案内でもしようかと懐記達は夕食の片付けた後に案内すると言い魔物達は積極的に手伝いを行なった…。
あなたは異世界に行ったら何をしますAnotherSid×EXTRA MYROAD~男は独り異界で飯を食う~
安宿の朝は冒険者達が動くので煩い、それで目が覚めて佳月は起き上がり身支度を整え浄化魔法を掛ける、石鹸とかは高級品だし本当に浄化魔法があって良かったと思いつつ昼の時間までをのんびり過ごす事にした。
大体朝と昼の食事は一緒、夜は酒とつまみと軽い食事をするのがルーティンだ、頑張って良い店に入っても食事の質は日本に負ける、だから安い飯と不味い酒で良い。
「お、みない顔。どうだい朝はやぱりこれさ」
海の町、潮の香りが流れ屋台の匂いと混じる活気があって賑やかだ、ふらふらと歩けば屋台でスープを売る女性が背中に子供をおんぶして呼び込みをしているので1杯スープを貰い立ってその場で他の帰ってきたのかこれから漁にむかうのか分からないが漁師達に交じり啜れば濃い魚貝の出汁が効いていて美味い。
ついでに焼いた魚串と煎って塩を振り掛けたナッツを買い…塩分摂り過ぎかと思いつつゆっくり見て回り仕事先に向かった。
「来たな、昨日と一緒で頼む。後は洗い物だ」
「分かった」
今日も賑わっている食堂、厨房に入り昨日と同様桶一杯の魚を捌く、骨と頭は貰い、今日は揚げ物がよく出るらしい、せっせと店主は下処理された魚を揚げていく、従業員が注文を取り運び空いた皿が運ばれ忙しない、やっぱり港町だからとにかく量だなと感心する、魚を捌く合間に食器を洗い捌いて頼まれた仕事をこなす、そうしていれば何時の間にか食堂は酒場に変わり酒を作り、サラダを用意して運ぶ、結構体力勝負な仕事だようやく客が引き、後片付けををしていると本日魚のフライと貝焼きと固いパンに残った物をぶち込んで煮たスープと安酒が振舞われありがたく頂戴する。
「うまい、冷めても美味しいよ」
「だろ、うちの店は町1番だ」
冷めても酒に合う様に濃く味付けされたフライ、貝焼きは明日の朝にとスープにパンを浸して酒を飲む、体力を使う仕事連中が通う店だ味は濃い、酒が進む、スープに入れた肉の切れ端もまた美味しい、お代わりをする。
「明日は店が休みだから、2日後また頼む。明日は港に行商が来るから賑わうぞ」
「へえ、行ってみる。じゃ」
「おう」
店主の情報に明日は早めに起きて市場に行こうかと、6,000ロハ受け取り店を出る、良い風が吹いていていい気分で佳月は宿へと戻った。
本日の食事:朝昼スープ 魚串 塩入ナッツ 夜魚のフライ スープ 固いパン …古橋 佳月でした…。
蒐集家が転移した先の小屋の中、痩せた子供が姉はこの中にいると言う小屋はボロボロで黒い砂粒が濃く纏わり踊っている。
家としての役割は機能していない、裏街からは離れた森の手前の小屋、子供は裸足で血が滲んでいる、蒐集家が回復薬の瓶を子供に渡せば子供は姉に使って欲しいと頼む、蒐集家は口元を歪ませなんとも無垢な兄弟愛だと嗤う…チリン…どうせすぐに大河が居場所を割り出しやってくるだろう、それまでに少し遊ぼうと蒐集家は中に入れば苦し気な少女の呻き声、ぼろ布を被せられた痩せた少女の身体はボロ布からでも分る程腹が膨らんでいた。
「へぇ、よく育っていますね。何人孕んで殺したんです?」
「ふぇ…ごめんんさぃごめんなさぃ…赦して…」
「それを決めるのは私ではないので、4人か…よくもまぁ」
中には何もない敷かれた藁の上の少女がただただ苦し気に許しを請う、蒐集家が少女を鑑定し成程と深い呪いに関心を寄せる。
「自分に商売をさせる親を殺し、孕んだ子供を殺し続け今貴女は呪いを孕んでいる、中々人の身では会えない……いやこれは前世からの業か…」
「おねえちゃんを助けて」
「面白そうなのでこのままが良いのですが、時間もないですし…貴女のお姉さんは助けますよ」
「うん」
「くるしい…ぐるじぃい」
呻く姉の形相に弟が蒐集家の足にしがみ付く、蒐集家はボロ布に手を添え凝縮された黒い砂粒が抵抗を見せるが蒐集家には何の意味もなさない。
「呪いと魂は繋がっている切れる事はない、貴女は来世もまた呪いを孕む【型無しの者よ物型在りとなして型を成せ】」
「ひぎぃ、うまれちゃう!」
「おねえちゃん!」
蒐集家が唱えた言葉、少女の腹が更に膨らみそして体内から小さな木が産まれた。
「ご出産、おめでとうございます。良い呪いの樹ですね…ですが摂り過ぎた…これは来世はつまらない呪いしか孕めない上に帝国の子供の呪いをうっかり吸い上げすぎましたね…。実が生っている」
「おねえちゃん!」
「う…私の子供達…」
薄く眼を開き自分の腹から生えた木を見て出した声は老婆の様にしわがれていた、蒐集家は黒い木に生った実を1つ捥ぎ齧る、咀嚼し木を収納に入れれば黒い砂粒は消えてしまった。
「まあまあですね、コーヒーの方が美味い」
「何がだ?何をしている?」
そう言って木を自分の収納空間に入れた所で息を切らした大河が小屋に入ってくる、隣には千眼がいて周囲を探っていた。
『魔法無効も路を歪めるスキルも消えています、何をしていたんですか?』
「おねえちゃんを助けてくれたの!」
「ええ、妊娠はしていませんでしたよ?さ、彼女を連れて行って下さい。衰弱が激しいですね」
「……おい、何を隠している?」
「主…蒐集家は答えないだろう…急げ」
「……分かった」
風早の咎めるような声、大河の胡乱気な視線も意に介さず千眼が少女の状態を確認し、人命を優先と転移で弟も連れてテントへと戻った。
「…呪いが薄まったか」
「ええ、遣り過ぎたようですが…こちらに有益となりました」
《ツヴァルキア城》のと執務室、ヴァルキアが帝国に渦巻く呪いの一旦が薄まったのを身に感じリュバシーもまた茶を飲みながら頷く、こんな芸当が出来る者は限られているがヴァルキアもリュバシーも関わらない方が良いと言う判断を下し職務へと戻った。
第049話 《ザッタス国》
「そう、無事に寮に子供達が馴染そうで良かった、王族や貴族の子息も多いからね皆身分に拘らず過ごしていって欲しい」
『はい、こちらは滞りなく順調です。でも…』
《アタラクシア号》の千歳の私室、綴から《コレメキバ学院》での様子を聞き安堵している、間も無く開校だが過不足なく準備は綴やイーノキィの元行われている、憂いは大河がいる《カテラント帝国》の事だ。
「帝国への支援と同盟はヴィッセさんやストフスさん達が進め、ダンジョン調査も順調、娼館などの建物や衛生状況や支援も纏まり…後は…」
『呪い…いえ、大河君の精神状況が心配です。詠斗君達もそうですけれど、日本にいた僕達には慣れない環境ですし人も亡くなっていると…』
「そうだね…でもきっと大河君は最後まで…納得するまで残るだろうから早く解決出来るようにしていく他ないね、呪いを消すのは難しけれど薄くするのは出来ると聞いたし。0にするのは難しいから減らす事を目標に」
『はい、出来る事があれば…《アストマーズ》の悪魔の皆さんからも間も無く石碑が帝国へ届くそうです、それでより呪いが薄まれば…』
「そうだね、異界のアイテムで状況が変われば良いと願うよ」
その言葉で締め括り綴との会話を終らせれば丁度《ザッタス国》上空だ、まだ昼過ぎた辺りなので降りてみようかとラジカとコーカスに声を掛け、ヤグートに連絡し大河にもメッセージを送って背筋を伸ばして立ち上がった…。
第49話 異界 《××××××》編 第14幕 家
「これが食事という物ですね」
「たのしー」
「おいしー」
「沢山おいしい」
魔物達が出来上がった食事を食べていく、懐記達も毒の無い食事を行う、魔物達は手づかみや箸やフォクの使い方を教わり自由に食べている、食後は果物を冷やした物を皮ごと食べたり皮を剥いたり、丁寧に切って食べたりと好みも出ている。
「で、お前らいつもどこで寝てんの?」
「お風呂は?一緒に入る?」
「寝るのはあまりしませんが土の上です」
「おふろーなんだそれー」
「おいしいー?」
「外神」
「はい、カジノタワーと《ホウラク》のホテルとオフィスタワーを出します」
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「これ食える?」
「わぁ」
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安宿の朝は冒険者達が動くので煩い、それで目が覚めて佳月は起き上がり身支度を整え浄化魔法を掛ける、石鹸とかは高級品だし本当に浄化魔法があって良かったと思いつつ昼の時間までをのんびり過ごす事にした。
大体朝と昼の食事は一緒、夜は酒とつまみと軽い食事をするのがルーティンだ、頑張って良い店に入っても食事の質は日本に負ける、だから安い飯と不味い酒で良い。
「お、みない顔。どうだい朝はやぱりこれさ」
海の町、潮の香りが流れ屋台の匂いと混じる活気があって賑やかだ、ふらふらと歩けば屋台でスープを売る女性が背中に子供をおんぶして呼び込みをしているので1杯スープを貰い立ってその場で他の帰ってきたのかこれから漁にむかうのか分からないが漁師達に交じり啜れば濃い魚貝の出汁が効いていて美味い。
ついでに焼いた魚串と煎って塩を振り掛けたナッツを買い…塩分摂り過ぎかと思いつつゆっくり見て回り仕事先に向かった。
「来たな、昨日と一緒で頼む。後は洗い物だ」
「分かった」
今日も賑わっている食堂、厨房に入り昨日と同様桶一杯の魚を捌く、骨と頭は貰い、今日は揚げ物がよく出るらしい、せっせと店主は下処理された魚を揚げていく、従業員が注文を取り運び空いた皿が運ばれ忙しない、やっぱり港町だからとにかく量だなと感心する、魚を捌く合間に食器を洗い捌いて頼まれた仕事をこなす、そうしていれば何時の間にか食堂は酒場に変わり酒を作り、サラダを用意して運ぶ、結構体力勝負な仕事だようやく客が引き、後片付けををしていると本日魚のフライと貝焼きと固いパンに残った物をぶち込んで煮たスープと安酒が振舞われありがたく頂戴する。
「うまい、冷めても美味しいよ」
「だろ、うちの店は町1番だ」
冷めても酒に合う様に濃く味付けされたフライ、貝焼きは明日の朝にとスープにパンを浸して酒を飲む、体力を使う仕事連中が通う店だ味は濃い、酒が進む、スープに入れた肉の切れ端もまた美味しい、お代わりをする。
「明日は店が休みだから、2日後また頼む。明日は港に行商が来るから賑わうぞ」
「へえ、行ってみる。じゃ」
「おう」
店主の情報に明日は早めに起きて市場に行こうかと、6,000ロハ受け取り店を出る、良い風が吹いていていい気分で佳月は宿へと戻った。
本日の食事:朝昼スープ 魚串 塩入ナッツ 夜魚のフライ スープ 固いパン …古橋 佳月でした…。
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