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第015部 繋がる糸たちへ/繋がらない糸たちへ
問題発症解決編08幕 娼館の支配人達×第021話 観戦/第21話 異界 《アユズラーグ》編 7幕 ジラVS………
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問題発症解決編08幕 娼館の支配人達
「娼婦殺しだろう、こっちも商売にならなくて困っている」
「そうさね、女たちが怯えちまってだあっちにも身が入らなくて困ってんよ」
「昨日もあったらしいな、参っちまった。店がつぶれちまう」
「病気の女もいるしな、ったくやったやつを早く引きずり出して貰いたいね
「こっちもそうよ、1人で外にいられないわ。子どもいるし飢え死にしちゃうわよ」
「そうよー」
帝国首都《ヴァキン》、人口密度も高いが帝国が娼館を公的な商売と認められている、個人で客を取るのは認められていないが取り締まる事はない、住民達に手伝って貰って集めたのは娼館の5軒の支配人達と個人で客を取っている数名の女性達。
「これで、娼館の関係者や商売をしている女性達は全員かな?」
「娼館はそうだが」
「こっちはまだいるわよ、病気だったり妊婦で動けなかったり……よ」
「こい、そこに連れて行っていくれ」
「あら、良い男。どう?」
「ありがたい事だが間に合っている」
「それもそうね」
崇幸が尋ねれば個人で営んでいる女性達はまだいるというので、大河が蒐集家やアガニータとトラングカトゥーシュカとオーケスを連れて行こうとすれば、娼婦の1人が大河を誘うが素気無く断られ肩を竦めて案内をしてくれると言うので転移を行なった。
「貴方達に頼みたい事がある、これ以上犠牲者を増やしたくない。俺達が用意した建物に店を移動して欲しい、収納袋も渡すし店の解体費用等は出す。この話に乗ってくれるなら護衛にゴーレム付ける。貴女達には希望すれば別な仕事や住居を用意する、必ず今の収入以上の額を補償する」
「……俺は乗るぜ、あんた良い眼をしてんな」
「金さえだしゃ私も乗った。あのぼろ小屋とおさらばできるねひひ」
「こっちも乗る、このままだと店潰れるからな」
「病人とか看てくれんのか?金はそんなに出せねーからな」
「……子どもと一緒でいいの?
「ああ、犠牲者を増やさない為の措置だ、事件が収拾するまで建物から出ない様に1人で行動しないようにして欲しい。病人がいれば回復薬の準備も出来ている」
「殺人を起こしている犯人の特徴なんかも教えて下さい」
支配人達と個人で仕事を行う彼女達は互いに目配せし頷き合う、崇幸と燈火の頼みに支配人の1人が口を開こうとすると遅れてストフスとジヴァが連れてきた娼婦が困った表情を浮べていた。
「うち店のだんなとおかみがいなくなったの!リェンナは?無事なの?」
「どうやら殺されかけた娼婦がいる娼館の支配人夫婦がいなくなったらしいな」
「厄介ごとだらけだな」
「そうなのか?彼女は今別の場所で休んでいる、大丈夫お腹の子も彼女も無事だ」
「良かった!あの子!バカよ…あの子を殺そうとしたのはあの子の腹の子の父親よ!遊びだったってリェンナが縋り付いたから刺したって」
「酷い事をするな…そいつは?」
「何も…貴族だからお咎めなし」
「そんなもんさ、貴族様は偉いのさ」
「ああ、何したって金で解決できんだ」
昨日殺されかけた娼婦の友人の女が崇幸が無事を告げられホッとする、蒐集家の見立て通り連続殺人とは別件だと分るが崇幸も燈火も詠斗も憤る。
「…ふぅ…ここで怒ってもしかたない、手分けして娼館の建物を代えて守りを固めよう」
「他にターゲットが変わる可能性もありますね」
「ゴーレムとヒヨコとおりがみの子達に見回りをして貰おう!」
「俺達も見回りをする」
崇幸が怒りを抑え燈火が次の標的が変わる可能性も考え、首都全体を分かれて見回る事にし、カイトニーとトーナウにヴァルキアから許可を貰うよう頼み、ストフスやヤクハ達も協力してくれるというので、区画を分けて動く事にした。
第021話 観戦
「そう、犯人を見つけるのも大事だけれど犠牲者を増やさない事が1番だね。後は貴族の行方不明か…」
「貴族の行方不明には様々な理由がありますからね、事件や誘拐もそうですが身内の継承争い等で幽閉されている場合もあります」
「幽閉……そうか!識さん」
『おっけよ~ん千歳ちゃん、大河ちゃん達に伝えていくわ~』
「そうですね、その場合もありますね、身内が…ヴァルキア陛下がわざわざ依頼をしてくる事件ですからね。陛下は貴族を片付けたいのかもしれません、聡い方ですから事件を起こしている者の目途も付いているでしょう」
「貧しい子ども達の行方不明も、貴族を片付ける為の口実に使ったという事ですか」
「怖い方のようだね」
識を呼び行方不明ではなく幽閉されている線でも調査をと崇幸達に言付けを頼み、コーカスが笑みを浮べこの事件を何故ヴァルキアが依頼したのか結論付けをしラジカも頷いて、千歳は含み笑いを浮べて怖いなと口にする。
「ああ、思い出しましよ千歳、随分前の話しですから時間が掛かりましたが。ヴァルキア陛下と《バーススカ集合国》の盟主は元夫婦でしたね」
「ああ、昔の話しですね。皇子達が産まれる前の事です」
「……教えてくれてありがとう、口を滑らせないようにするよ」
意外な接点に千歳は目をぱちくりさせ、盟主のサニドツノス・カラエモの前では余計な事は言わない様にしようと心に決め、壁に映し出されたジラと魔物のバトルを応援るす事にした。
第21話 異界 《アユズラーグ》編 7幕 ジラVS………
「解体したいです」
「肉肉」
「だそうだ…綺麗に討て」
「はいはい」
目の前の巨大な魔物に外神の解体癖とイフタークの食欲にイシュターが余り傷め付けない様にと忠告され、イマイチやる気は起きないが魔剣達がジラのやる気とは反比例にやる気満々なので何処から斬り込むか考え首を落とすかと足を踏み込ませ殺気を放てば、目の前の魔物がびくりと身体を震わせ大量な冷や汗を掻いてポポンと身体を小さくしイシュターの後ろに隠れて震えている。
「……降参するとの事だ」
「あ、そう?よーしお前ら残念だなー終わりだ終わり、酒だ酒」
イシュターの後ろで羽で顔を隠しガタガタ震えている魔物は目からも尾の蛇の目からも涙を零し、もちゃの毛皮に埋もれて中に潜り込んでしまった、ジラはガタガタ震えて猛抗議する聖剣達に笑顔で残念だったと言い酒を飲もうと《異界鳥》に戻ろうとする。
『もちゃぁ?』
『これでは観客と聖剣達にはつまらない結果じゃの、ではこちらではどうだろうか?』
「ん?」
天から《アユズラーグ》神の声が降り、降参した魔物の代わりに現れたのは3mの高さの丸い球体に関節人形のような身体、両手と背中から生やした4本計6本の両腕には型が異なる剣を持ちジラに狙いを定めていた。
「へぇ、こっちの方が強そ」
『刀匠が心血注いで打った銘ある剣、倒せばその剣全てを渡そう』
「いいな、私の相手もして欲しい物だ」
「いいですね、用意して貰えるように頼むか外神に造って貰いますか」
「やりたかったら変わるぞー」
「私は見るのもやり合うの好きだ」
「《傭兵王》の剣とくとこの眼で味わいたい所だ」
マユラとシュリが関節人形に興味を示す、ジラが変わろうかと言えば断られてしまうので大人しくジラは目の前の敵意と殺気剥き出しの人形に向かって走り出した…。
「娼婦殺しだろう、こっちも商売にならなくて困っている」
「そうさね、女たちが怯えちまってだあっちにも身が入らなくて困ってんよ」
「昨日もあったらしいな、参っちまった。店がつぶれちまう」
「病気の女もいるしな、ったくやったやつを早く引きずり出して貰いたいね
「こっちもそうよ、1人で外にいられないわ。子どもいるし飢え死にしちゃうわよ」
「そうよー」
帝国首都《ヴァキン》、人口密度も高いが帝国が娼館を公的な商売と認められている、個人で客を取るのは認められていないが取り締まる事はない、住民達に手伝って貰って集めたのは娼館の5軒の支配人達と個人で客を取っている数名の女性達。
「これで、娼館の関係者や商売をしている女性達は全員かな?」
「娼館はそうだが」
「こっちはまだいるわよ、病気だったり妊婦で動けなかったり……よ」
「こい、そこに連れて行っていくれ」
「あら、良い男。どう?」
「ありがたい事だが間に合っている」
「それもそうね」
崇幸が尋ねれば個人で営んでいる女性達はまだいるというので、大河が蒐集家やアガニータとトラングカトゥーシュカとオーケスを連れて行こうとすれば、娼婦の1人が大河を誘うが素気無く断られ肩を竦めて案内をしてくれると言うので転移を行なった。
「貴方達に頼みたい事がある、これ以上犠牲者を増やしたくない。俺達が用意した建物に店を移動して欲しい、収納袋も渡すし店の解体費用等は出す。この話に乗ってくれるなら護衛にゴーレム付ける。貴女達には希望すれば別な仕事や住居を用意する、必ず今の収入以上の額を補償する」
「……俺は乗るぜ、あんた良い眼をしてんな」
「金さえだしゃ私も乗った。あのぼろ小屋とおさらばできるねひひ」
「こっちも乗る、このままだと店潰れるからな」
「病人とか看てくれんのか?金はそんなに出せねーからな」
「……子どもと一緒でいいの?
「ああ、犠牲者を増やさない為の措置だ、事件が収拾するまで建物から出ない様に1人で行動しないようにして欲しい。病人がいれば回復薬の準備も出来ている」
「殺人を起こしている犯人の特徴なんかも教えて下さい」
支配人達と個人で仕事を行う彼女達は互いに目配せし頷き合う、崇幸と燈火の頼みに支配人の1人が口を開こうとすると遅れてストフスとジヴァが連れてきた娼婦が困った表情を浮べていた。
「うち店のだんなとおかみがいなくなったの!リェンナは?無事なの?」
「どうやら殺されかけた娼婦がいる娼館の支配人夫婦がいなくなったらしいな」
「厄介ごとだらけだな」
「そうなのか?彼女は今別の場所で休んでいる、大丈夫お腹の子も彼女も無事だ」
「良かった!あの子!バカよ…あの子を殺そうとしたのはあの子の腹の子の父親よ!遊びだったってリェンナが縋り付いたから刺したって」
「酷い事をするな…そいつは?」
「何も…貴族だからお咎めなし」
「そんなもんさ、貴族様は偉いのさ」
「ああ、何したって金で解決できんだ」
昨日殺されかけた娼婦の友人の女が崇幸が無事を告げられホッとする、蒐集家の見立て通り連続殺人とは別件だと分るが崇幸も燈火も詠斗も憤る。
「…ふぅ…ここで怒ってもしかたない、手分けして娼館の建物を代えて守りを固めよう」
「他にターゲットが変わる可能性もありますね」
「ゴーレムとヒヨコとおりがみの子達に見回りをして貰おう!」
「俺達も見回りをする」
崇幸が怒りを抑え燈火が次の標的が変わる可能性も考え、首都全体を分かれて見回る事にし、カイトニーとトーナウにヴァルキアから許可を貰うよう頼み、ストフスやヤクハ達も協力してくれるというので、区画を分けて動く事にした。
第021話 観戦
「そう、犯人を見つけるのも大事だけれど犠牲者を増やさない事が1番だね。後は貴族の行方不明か…」
「貴族の行方不明には様々な理由がありますからね、事件や誘拐もそうですが身内の継承争い等で幽閉されている場合もあります」
「幽閉……そうか!識さん」
『おっけよ~ん千歳ちゃん、大河ちゃん達に伝えていくわ~』
「そうですね、その場合もありますね、身内が…ヴァルキア陛下がわざわざ依頼をしてくる事件ですからね。陛下は貴族を片付けたいのかもしれません、聡い方ですから事件を起こしている者の目途も付いているでしょう」
「貧しい子ども達の行方不明も、貴族を片付ける為の口実に使ったという事ですか」
「怖い方のようだね」
識を呼び行方不明ではなく幽閉されている線でも調査をと崇幸達に言付けを頼み、コーカスが笑みを浮べこの事件を何故ヴァルキアが依頼したのか結論付けをしラジカも頷いて、千歳は含み笑いを浮べて怖いなと口にする。
「ああ、思い出しましよ千歳、随分前の話しですから時間が掛かりましたが。ヴァルキア陛下と《バーススカ集合国》の盟主は元夫婦でしたね」
「ああ、昔の話しですね。皇子達が産まれる前の事です」
「……教えてくれてありがとう、口を滑らせないようにするよ」
意外な接点に千歳は目をぱちくりさせ、盟主のサニドツノス・カラエモの前では余計な事は言わない様にしようと心に決め、壁に映し出されたジラと魔物のバトルを応援るす事にした。
第21話 異界 《アユズラーグ》編 7幕 ジラVS………
「解体したいです」
「肉肉」
「だそうだ…綺麗に討て」
「はいはい」
目の前の巨大な魔物に外神の解体癖とイフタークの食欲にイシュターが余り傷め付けない様にと忠告され、イマイチやる気は起きないが魔剣達がジラのやる気とは反比例にやる気満々なので何処から斬り込むか考え首を落とすかと足を踏み込ませ殺気を放てば、目の前の魔物がびくりと身体を震わせ大量な冷や汗を掻いてポポンと身体を小さくしイシュターの後ろに隠れて震えている。
「……降参するとの事だ」
「あ、そう?よーしお前ら残念だなー終わりだ終わり、酒だ酒」
イシュターの後ろで羽で顔を隠しガタガタ震えている魔物は目からも尾の蛇の目からも涙を零し、もちゃの毛皮に埋もれて中に潜り込んでしまった、ジラはガタガタ震えて猛抗議する聖剣達に笑顔で残念だったと言い酒を飲もうと《異界鳥》に戻ろうとする。
『もちゃぁ?』
『これでは観客と聖剣達にはつまらない結果じゃの、ではこちらではどうだろうか?』
「ん?」
天から《アユズラーグ》神の声が降り、降参した魔物の代わりに現れたのは3mの高さの丸い球体に関節人形のような身体、両手と背中から生やした4本計6本の両腕には型が異なる剣を持ちジラに狙いを定めていた。
「へぇ、こっちの方が強そ」
『刀匠が心血注いで打った銘ある剣、倒せばその剣全てを渡そう』
「いいな、私の相手もして欲しい物だ」
「いいですね、用意して貰えるように頼むか外神に造って貰いますか」
「やりたかったら変わるぞー」
「私は見るのもやり合うの好きだ」
「《傭兵王》の剣とくとこの眼で味わいたい所だ」
マユラとシュリが関節人形に興味を示す、ジラが変わろうかと言えば断られてしまうので大人しくジラは目の前の敵意と殺気剥き出しの人形に向かって走り出した…。
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