730 / 867
第015部 繋がる糸たちへ/繋がらない糸たちへ
第002話 ゴーレムを造る/第02話 次の異界は…
しおりを挟む
第002話 ゴーレムを造る
砂の上を馬で駆ける者達、それを追う砂を海のように泳いで襲い来る魔物、必死…命がけで逃げる者達の馬、砂漠仕様の足が太く動くが鈍い馬達も必死で砂を駆けるがもう限界に近い。
「仕方ない、アンタら走れ!《カタフ》は近い!俺が時間を稼ぐ!」
「なっ!お、おい」
「いいから行け!」
「か、必ず冒険者ギルドへ!」
馬を降りた男が振り返らず逃げて行く他の面々に手短に声を投げ、腰の剣を抜いて男は魔物を向かえ討つ。
「ま、俺の人生ってやっぱりこんなもんさ」
男は哂ってそして、砂を海に代わりにしていた魔物と対峙した…。
「う、うーん…」
「千歳さんのゴーレム招き猫可愛いね!」
「あーこれスフィンクス……なんだけど…」
「可愛いスフィンクス!」
「えぅ」
《ホウラク》のホテルの模造品、《砂の宿》の中でゴーレム造りを行う面々、魔石に魔力を溜めそれを核に砂を固めてゴーレムを造ってみたが、晴海の隣でスフィンクスを造形していた千歳のゴーレムは何故か日本の招き猫、ご丁寧に鈴と小判まで抱えていてスフィンクスとは程遠い。
「晴海君のスフィンクスは立派だね…」
エジプトの上半身が人間下半身がライオンの生き物だが、千歳は猫の方のスフィンクスをイメージして造ったが何故だか招き猫になり、晴海は見事なスフィンクスの石像を造っていた。
「ネコって懐記達が送ってきた写真の生き物だろ?こんな感じか?」
「イデラ上手ーかわいい」
「俺は普通のゴーレム」
「私は馬にしてみました」
「俺はヴェリ」
イデアが懐記達から送られた写真のネコをモデルにゴーレムを造り、イザラは普通のゴーレム、オベリスカは馬をモデルにチカはヴェリをモデルにしたゴーレムを造った。
「みんな…夜ごはんにしよ」
『はーい、出来……やあね、お客様よーかなり焦っているようね」
「行ってみよう」
「私も行きます」
「では私も」
傀儡魔法は夕食の後にしようかとグローリーと識と、ゴーレムやヒヨコやおりがみの子達と作った夕食を食べようとグローリーと識が呼びに来れば、識が招かざる客の来訪を告げ千歳とラジカとコーカスが立ち上がり入口に向かえば激しく扉を叩く音と悲鳴に似た叫びが聞こえた。
「助けてくれ!ま、魔物!砂蟲だ!」
「た、すけてくれ!1人で足止めしてんだ!」
識が盗賊ではなく嘘ではないと確認し、千歳達が扉を開けた…。
『夕食をお持ちしました』
夜の《白鷺》で夕食が蒐集家と大河の繋いだカジノタワーの自室に運ばれて来る、現時点で崇幸と千眼は自室で製作活動してるカジノタワーの繋いだ会議室へ、フルカリスとグレスナーは《白鷺》の自室に運ばれ、燈火は1度ニスム達の孤児院で夕食の手伝いで戻り……《白鷺》の客は現在グレスナーとフルカリスしかいない。
「これは病みつきになりそうだな、空の上で酒と上質な手の込んだ料理…あいつらに自慢してやろう」
カウン酒とカノリ酒の瓶とグラス、厚みのあるステーキと付け合わせの芋とトウモロコシ、焼き立てのパンにサラダと具沢山スープにデザートは冷えた果物にグレスナーは顔を綻ばせ、帝国の魔人2名に土産話として自慢してやろうと笑ってナイフとフォークで食べ進めていった。
第02話 次の異界は…
「うぁー映画1日鑑賞終わったー」
「6本目の空の先で戦争するアニメが面白かった、あの船いい」
「続編があるって、今度外神と造ろかな」
24時間映画鑑賞が終わり、腕輪もかなり編みナチェとノイズとチェカは床に敷物とテーブルを置いた状態で寝ころんでいた。
「うぃーあー飲んだ飲んだ。風呂行くけど行くか?」
『いくー』
「いや、観っぱなしって最初に観た方とか覚えてないぞー」
「いや、フォン殆ど寝てたでしょーホラーとかもー面白いのもあったよ」
「あーなんか剣…刀っていうのかあの得物は良い、あの服もいい」
フォンが欠伸を噛み殺しフェシェスタが呆れ返る、日本の江戸時代の映画をフォンは良かったと語り刀と着物が良いと短い感想で締め括った。
丁度部屋から出てきたジラ達、映画を鑑賞しながら酒を飲みぼんやりとした顔で風呂に誘い、他にマユラとシュリとイシュターで向かう事にした。
「ん、ウズラは?」
「ギーギスと寝ている」
チェカがウズラの姿が見えないと訊ねれば、イシュターが流石の魔神も眠気には勝てないなと答え風呂へ向かった。
『間も無くこの空間を抜けます…神々から次の異界の神とは連絡が……』
『どうもーこれからよろしくお願いしますーアナスタリタス様から光石から産まれました』
『私もよろくお願いいたします…ファーツコクス様の魔石から産まれました』
『……私だけで充分ですが』
『そんな連れない事言わないで下さいよー先輩』
『はい、よろしくお願いしますね、先輩』
ガイドが間も無くこの空間を抜けると言うとその声に被さってくる2つの声、軽くて陽気な雰囲気と陰気な雰囲気の声、この《異空鳥》に使われた光石と魔石から自我が芽生えたらしい。
「俺は懐記、よろー。ゴーレムの身体いる?」
「味覚や食欲や感覚も持てますよ」
『いります』
懐記と外神の提案に声を重ねて欲しいという光石と魔石達、そうこうしている内に異空間を抜けた先の宇宙空間に浮かぶ異界は金と黒と紫で大陸と海と空染まっている世界だった…。
砂の上を馬で駆ける者達、それを追う砂を海のように泳いで襲い来る魔物、必死…命がけで逃げる者達の馬、砂漠仕様の足が太く動くが鈍い馬達も必死で砂を駆けるがもう限界に近い。
「仕方ない、アンタら走れ!《カタフ》は近い!俺が時間を稼ぐ!」
「なっ!お、おい」
「いいから行け!」
「か、必ず冒険者ギルドへ!」
馬を降りた男が振り返らず逃げて行く他の面々に手短に声を投げ、腰の剣を抜いて男は魔物を向かえ討つ。
「ま、俺の人生ってやっぱりこんなもんさ」
男は哂ってそして、砂を海に代わりにしていた魔物と対峙した…。
「う、うーん…」
「千歳さんのゴーレム招き猫可愛いね!」
「あーこれスフィンクス……なんだけど…」
「可愛いスフィンクス!」
「えぅ」
《ホウラク》のホテルの模造品、《砂の宿》の中でゴーレム造りを行う面々、魔石に魔力を溜めそれを核に砂を固めてゴーレムを造ってみたが、晴海の隣でスフィンクスを造形していた千歳のゴーレムは何故か日本の招き猫、ご丁寧に鈴と小判まで抱えていてスフィンクスとは程遠い。
「晴海君のスフィンクスは立派だね…」
エジプトの上半身が人間下半身がライオンの生き物だが、千歳は猫の方のスフィンクスをイメージして造ったが何故だか招き猫になり、晴海は見事なスフィンクスの石像を造っていた。
「ネコって懐記達が送ってきた写真の生き物だろ?こんな感じか?」
「イデラ上手ーかわいい」
「俺は普通のゴーレム」
「私は馬にしてみました」
「俺はヴェリ」
イデアが懐記達から送られた写真のネコをモデルにゴーレムを造り、イザラは普通のゴーレム、オベリスカは馬をモデルにチカはヴェリをモデルにしたゴーレムを造った。
「みんな…夜ごはんにしよ」
『はーい、出来……やあね、お客様よーかなり焦っているようね」
「行ってみよう」
「私も行きます」
「では私も」
傀儡魔法は夕食の後にしようかとグローリーと識と、ゴーレムやヒヨコやおりがみの子達と作った夕食を食べようとグローリーと識が呼びに来れば、識が招かざる客の来訪を告げ千歳とラジカとコーカスが立ち上がり入口に向かえば激しく扉を叩く音と悲鳴に似た叫びが聞こえた。
「助けてくれ!ま、魔物!砂蟲だ!」
「た、すけてくれ!1人で足止めしてんだ!」
識が盗賊ではなく嘘ではないと確認し、千歳達が扉を開けた…。
『夕食をお持ちしました』
夜の《白鷺》で夕食が蒐集家と大河の繋いだカジノタワーの自室に運ばれて来る、現時点で崇幸と千眼は自室で製作活動してるカジノタワーの繋いだ会議室へ、フルカリスとグレスナーは《白鷺》の自室に運ばれ、燈火は1度ニスム達の孤児院で夕食の手伝いで戻り……《白鷺》の客は現在グレスナーとフルカリスしかいない。
「これは病みつきになりそうだな、空の上で酒と上質な手の込んだ料理…あいつらに自慢してやろう」
カウン酒とカノリ酒の瓶とグラス、厚みのあるステーキと付け合わせの芋とトウモロコシ、焼き立てのパンにサラダと具沢山スープにデザートは冷えた果物にグレスナーは顔を綻ばせ、帝国の魔人2名に土産話として自慢してやろうと笑ってナイフとフォークで食べ進めていった。
第02話 次の異界は…
「うぁー映画1日鑑賞終わったー」
「6本目の空の先で戦争するアニメが面白かった、あの船いい」
「続編があるって、今度外神と造ろかな」
24時間映画鑑賞が終わり、腕輪もかなり編みナチェとノイズとチェカは床に敷物とテーブルを置いた状態で寝ころんでいた。
「うぃーあー飲んだ飲んだ。風呂行くけど行くか?」
『いくー』
「いや、観っぱなしって最初に観た方とか覚えてないぞー」
「いや、フォン殆ど寝てたでしょーホラーとかもー面白いのもあったよ」
「あーなんか剣…刀っていうのかあの得物は良い、あの服もいい」
フォンが欠伸を噛み殺しフェシェスタが呆れ返る、日本の江戸時代の映画をフォンは良かったと語り刀と着物が良いと短い感想で締め括った。
丁度部屋から出てきたジラ達、映画を鑑賞しながら酒を飲みぼんやりとした顔で風呂に誘い、他にマユラとシュリとイシュターで向かう事にした。
「ん、ウズラは?」
「ギーギスと寝ている」
チェカがウズラの姿が見えないと訊ねれば、イシュターが流石の魔神も眠気には勝てないなと答え風呂へ向かった。
『間も無くこの空間を抜けます…神々から次の異界の神とは連絡が……』
『どうもーこれからよろしくお願いしますーアナスタリタス様から光石から産まれました』
『私もよろくお願いいたします…ファーツコクス様の魔石から産まれました』
『……私だけで充分ですが』
『そんな連れない事言わないで下さいよー先輩』
『はい、よろしくお願いしますね、先輩』
ガイドが間も無くこの空間を抜けると言うとその声に被さってくる2つの声、軽くて陽気な雰囲気と陰気な雰囲気の声、この《異空鳥》に使われた光石と魔石から自我が芽生えたらしい。
「俺は懐記、よろー。ゴーレムの身体いる?」
「味覚や食欲や感覚も持てますよ」
『いります』
懐記と外神の提案に声を重ねて欲しいという光石と魔石達、そうこうしている内に異空間を抜けた先の宇宙空間に浮かぶ異界は金と黒と紫で大陸と海と空染まっている世界だった…。
0
お気に入りに追加
355
あなたにおすすめの小説
異世界ソロ暮らし 田舎の家ごと山奥に転生したので、自由気ままなスローライフ始めました。
長尾 隆生
ファンタジー
【書籍情報】書籍3巻発売中ですのでよろしくお願いします。
女神様の手違いにより現世の輪廻転生から外され異世界に転生させられた田中拓海。
お詫びに貰った生産型スキル『緑の手』と『野菜の種』で異世界スローライフを目指したが、お腹が空いて、なにげなく食べた『種』の力によって女神様も予想しなかった力を知らずに手に入れてしまう。
のんびりスローライフを目指していた拓海だったが、『その地には居るはずがない魔物』に襲われた少女を助けた事でその計画の歯車は狂っていく。
ドワーフ、エルフ、獣人、人間族……そして竜族。
拓海は立ちはだかるその壁を拳一つでぶち壊し、理想のスローライフを目指すのだった。
中二心溢れる剣と魔法の世界で、徒手空拳のみで戦う男の成り上がりファンタジー開幕。
旧題:チートの種~知らない間に異世界最強になってスローライフ~
手乗りドラゴンと行く異世界ゆるり旅 落ちこぼれ公爵令息ともふもふ竜の絆の物語
さとう
ファンタジー
旧題:手乗りドラゴンと行く追放公爵令息の冒険譚
〇書籍化決定しました!!
竜使い一族であるドラグネイズ公爵家に生まれたレクス。彼は生まれながらにして前世の記憶を持ち、両親や兄、妹にも隠して生きてきた。
十六歳になったある日、妹と共に『竜誕の儀』という一族の秘伝儀式を受け、天から『ドラゴン』を授かるのだが……レクスが授かったドラゴンは、真っ白でフワフワした手乗りサイズの小さなドラゴン。
特に何かできるわけでもない。ただ小さくて可愛いだけのドラゴン。一族の恥と言われ、レクスはついに実家から追放されてしまう。
レクスは少しだけ悲しんだが……偶然出会った『婚約破棄され実家を追放された少女』と気が合い、共に世界を旅することに。
手乗りドラゴンに前世で飼っていた犬と同じ『ムサシ』と名付け、二人と一匹で広い世界を冒険する!

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

異世界召喚?やっと社畜から抜け出せる!
アルテミス
ファンタジー
第13回ファンタジー大賞に応募しました。応援してもらえると嬉しいです。
->最終選考まで残ったようですが、奨励賞止まりだったようです。応援ありがとうございました!
ーーーー
ヤンキーが勇者として召喚された。
社畜歴十五年のベテラン社畜の俺は、世界に巻き込まれてしまう。
巻き込まれたので女神様の加護はないし、チートもらった訳でもない。幸い召喚の担当をした公爵様が俺の生活の面倒を見てくれるらしいけどね。
そんな俺が異世界で女神様と崇められている”下級神”より上位の"創造神"から加護を与えられる話。
ほのぼのライフを目指してます。
設定も決めずに書き始めたのでブレブレです。気楽〜に読んでください。
6/20-22HOT1位、ファンタジー1位頂きました。有難うございます。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

ペットたちと一緒に異世界へ転生!?魔法を覚えて、皆とのんびり過ごしたい。
千晶もーこ
ファンタジー
疲労で亡くなってしまった和菓。
気付いたら、異世界に転生していた。
なんと、そこには前世で飼っていた犬、猫、インコもいた!?
物語のような魔法も覚えたいけど、一番は皆で楽しくのんびり過ごすのが目標です!
※この話は小説家になろう様へも掲載しています

屑スキルが覚醒したら追放されたので、手伝い屋を営みながら、のんびりしてたのに~なんか色々たいへんです
わたなべ ゆたか
ファンタジー
タムール大陸の南よりにあるインムナーマ王国。王都タイミョンの軍事訓練場で、ランド・コールは軍に入るための最終試験に挑む。対戦相手は、《ダブルスキル》の異名を持つゴガルン。
対するランドの持つ《スキル》は、左手から棘が一本出るだけのもの。
剣技だけならゴガルン以上を自負するランドだったが、ゴガルンの《スキル》である〈筋力増強〉と〈遠当て〉に翻弄されてしまう。敗北する寸前にランドの《スキル》が真の力を発揮し、ゴガルンに勝つことができた。だが、それが原因で、ランドは王都を追い出されてしまった。移住した村で、〝手伝い屋〟として、のんびりとした生活を送っていた。だが、村に来た領地の騎士団に所属する騎馬が、ランドの生活が一変する切っ掛けとなる――。チート系スキル持ちの主人公のファンタジーです。楽しんで頂けたら、幸いです。
よろしくお願いします!
(7/15追記
一晩でお気に入りが一気に増えておりました。24Hポイントが2683! ありがとうございます!
(9/9追記
三部の一章-6、ルビ修正しました。スイマセン
(11/13追記 一章-7 神様の名前修正しました。
追記 異能(イレギュラー)タグを追加しました。これで検索しやすくなるかな……。

世界最強で始める異世界生活〜最強とは頼んだけど、災害レベルまでとは言ってない!〜
ワキヤク
ファンタジー
その日、春埼暁人は死んだ。トラックに轢かれかけた子供を庇ったのが原因だった。
そんな彼の自己犠牲精神は世界を創造し、見守る『創造神』の心を動かす。
創造神の力で剣と魔法の世界へと転生を果たした暁人。本人の『願い』と創造神の『粋な計らい』の影響で凄まじい力を手にしたが、彼の力は世界を救うどころか世界を滅ぼしかねないものだった。
普通に歩いても地割れが起き、彼が戦おうものなら瞬く間にその場所は更地と化す。
魔法もスキルも無効化吸収し、自分のものにもできる。
まさしく『最強』としての力を得た暁人だが、等の本人からすれば手に余る力だった。
制御の難しいその力のせいで、文字通り『歩く災害』となった暁人。彼は平穏な異世界生活を送ることができるのか……。
これは、やがてその世界で最強の英雄と呼ばれる男の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる