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第014部 君分かれる事なかれ/君離れる事なかれ
第064話 分かつタナトス/第64話 イヤイヤラグージェ
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第064話 分かつタナトス
「俺、ガキでいるの止めるわ。ガキでいるのも飽きた」
遠い日、子どもである事を止めたあの時置き去りにしたものなど見たくはない…。
「君は、タナトスさんなのか」
「あん、みりゃわかんだろ、魔王」
「どう見てもタナトスの弟位にしか見えないが」
「こんな冴えないおっさんの弟ねぇ」
『………』
「タナトスは綺麗だろう?おっさんに見えないけれど、君みたいな子から見たらそうなってしまうのか…」
段々とタナトスの意識が明瞭となっていく、聞き慣れた千歳と大河の声、タナトスをおっさんと言う子どもの声に絶句してしまうとウォルゾガが困った表情を浮べている。
「へぇ、コイツの事好きなの?」
「ああ、家族だしな!それでタナトスはいつ意識を戻すんだ?」
「もう起きてる」
「っ……」
「タナトス!良かった!心配したんだぞ?」
「よお、おっさん。俺が誰か分ってるんだろ?」
眼を開けて飛び込んで来たのは嘗てのタナトス、12,3歳位の少年の姿をしたタナトスがニヤニヤと笑っているし傍でウォルゾガがが心配そうな表情を浮べていた、最悪の気分の目覚めにタナトスは身体を起こし額を抑えた。
『無事に分かれて良かったですね、タナトス様達』
「貴様…破壊してやる」
「壊したって意味ねぇだろ、コイツスキルじゃん。おっさん」
『困ります、この身体気に入っているので』
「よくも…」
「タナトス、止めてくれ。ガイドから聞いたずっと体調が悪かったと、でも良くなったと…ガイドに酷い事はするなよ、な」
『ウォルゾガ様、ありがとうございます』
「ふぅん、スキルが感情を込めて言ってる。お前そんな面白かったのかよ」
『はい、皆様のお陰です』
ウォルゾガがタナトスとガイドの間に入り、クスクスと少年タナトスが愉快気に笑っている。
「タナトス、帰ろう家に」
「俺も行っていい?ウォルゾガ、長いからウォルって呼んでいい?俺の事はチカって呼べよ」
「もちろん、2人共一緒に帰ろう。明日は仕事を休んで家でゆっくりしよう、な」
「お断りします」
「なら、俺は家でゆっくりしよ」
「……戻ります」
「ああ、千歳、大河、タナトス達は家に連れて帰るからな」
「それは構わないよ」
「ああ、少しゆっくりしろ。そっちのタナトスの……チカも必要な物があれば何でも言ってくれ、神々もお前達が分かれてほっとしているようだ」
「そうだね、魔王の序列2名分を補うのは1人だとキツイみたいだから、これから宜しくチカ君」
「別に良いけど、俺は勝手にやるからな」
ウォルゾガがタナトスを抱えてチカとガイドを連れ転移札でグローリー宅へ戻る、それを見送った大河と千歳は少し疲れた顔を浮べた。
「タナトスはガキの頃あんな感じだったんだな」
「タナトスさんにも子どもの時があったという事だね……分かれるとは聞いたけれど、まさか子どもの姿で来るとはね…」
大河も千歳もタナトスをおっさんと言う少年タナトス基いチカに、2人はあの蒐刻魔王の少年を思い出した…。
第64話 イヤイヤラグージェ
「ラグージェ様とジュカ以外は全員操者を降りるという事か…これは再度《天魔会議》か…」
報告をファーツコクスの家で受けたアンフルパス、額を押さえて困っていた。
「イヤーイヤー《ホローリングレース》出来なくなるのだめぇ」
「ガキだなー」
「仕事の話しはご飯の後々」
ラグージェが半泣きで首を必死に振る姿に、夕食の準備を行うジュカが肩を竦めた。
フェシェスタが次々焼いていくお好み焼きと外神が焼くたこ焼きに、マユラとシュリがソースとマヨネーズを塗りノイズとチェカが鰹節を掛けて運んでくれ、ギーギスが野菜や肉を切ってタネを用意する。
今夜はカジノは休みで、懐記はまだカジノタワーの厨房で色々試作しているので後で外神も行くつもりだ。
「おかわりー」
「フォンも焼いてー」
「あとあと」
さっそくフォンがお好み焼きを食べ終わりお代わりを強請り、他の操者達や子ども達も食べ試しに焼いてみたりと盛り上がっているがラグージェはぶーとフォークでお好み焼きを食べ始めた。
「あの人にも持って行きますから、ナチェさん交代お願いします」
「りょーかい」
たこ焼きのタネを混ぜていたナチェと外神が後退し、世話をしているジラとイシュターの分も持って記憶喪失の青年の部屋へ足を向けた。
「みなさん、食事を持って来ました…」
「ああ、美味そうだな」
「そうだな…」
「……」
ベッドの上で身体を起こしていた青年の元へトレイに載せた、お好み焼きとたこ焼きとお茶を置く、食欲はあり固形の物も食べられる迄身体は回復したので用意してみた。
「熱いので気を冷まして下さい」
「外神」
「?」
「こうして息を吐いて冷まして食べて下さい、火傷……危ないので…」
外神がスプーンでたこ焼きを掬い箸で割って冷まして青年の口元へ運ぶ、青年は口に入れて目を輝かせた。
「っ!」
「口に合ったらなら良かったです、お茶を飲んでゆっくり食べてください」
青年は口元を押さえこくこくと何度も首を振ってお茶を飲みながら頷く、イシュターとジラに後を任せてリビングに戻る。
「ただいま」
「おかえりなさい、懐記さん」
「ん」
「懐記ー綺麗に焼けたお好み焼き残してあるから食べてー」
「ありがと」
部屋から出たタイミングで懐記も家に戻り、フェシェスタがお好み焼きとたこ焼きを乗せた皿を渡しソファに座って食べていく。
「うまいじゃん」
「でしょー」
「明日は天使達が向こうの塔に来るって?」
「そーそー付き添い、外神っちと部屋のイメチェンとかするわ」
「はい、希望者全員に部屋を用意するつもりなので、1人1フロアではなく区画分けをして渡すつもりです」
ギーギスが野菜を刻みながら天上界の天使達が来てオフィスビルを提供する事になり、外神達と風早達が行く事になった。
「へぇ、また礼くれんのか」
「さあ、1個がすごいからどっちでも」
フォンがたこ焼きを食べながら返礼の話しをすれば、懐記は大して興味無さそうに応える。
交代交代で焼き続け、気が済むまで皆で粉ものパーティを行う、最初は不機嫌だったラグージェもお代わりしつつ夜は過ぎていった…。
「俺、ガキでいるの止めるわ。ガキでいるのも飽きた」
遠い日、子どもである事を止めたあの時置き去りにしたものなど見たくはない…。
「君は、タナトスさんなのか」
「あん、みりゃわかんだろ、魔王」
「どう見てもタナトスの弟位にしか見えないが」
「こんな冴えないおっさんの弟ねぇ」
『………』
「タナトスは綺麗だろう?おっさんに見えないけれど、君みたいな子から見たらそうなってしまうのか…」
段々とタナトスの意識が明瞭となっていく、聞き慣れた千歳と大河の声、タナトスをおっさんと言う子どもの声に絶句してしまうとウォルゾガが困った表情を浮べている。
「へぇ、コイツの事好きなの?」
「ああ、家族だしな!それでタナトスはいつ意識を戻すんだ?」
「もう起きてる」
「っ……」
「タナトス!良かった!心配したんだぞ?」
「よお、おっさん。俺が誰か分ってるんだろ?」
眼を開けて飛び込んで来たのは嘗てのタナトス、12,3歳位の少年の姿をしたタナトスがニヤニヤと笑っているし傍でウォルゾガがが心配そうな表情を浮べていた、最悪の気分の目覚めにタナトスは身体を起こし額を抑えた。
『無事に分かれて良かったですね、タナトス様達』
「貴様…破壊してやる」
「壊したって意味ねぇだろ、コイツスキルじゃん。おっさん」
『困ります、この身体気に入っているので』
「よくも…」
「タナトス、止めてくれ。ガイドから聞いたずっと体調が悪かったと、でも良くなったと…ガイドに酷い事はするなよ、な」
『ウォルゾガ様、ありがとうございます』
「ふぅん、スキルが感情を込めて言ってる。お前そんな面白かったのかよ」
『はい、皆様のお陰です』
ウォルゾガがタナトスとガイドの間に入り、クスクスと少年タナトスが愉快気に笑っている。
「タナトス、帰ろう家に」
「俺も行っていい?ウォルゾガ、長いからウォルって呼んでいい?俺の事はチカって呼べよ」
「もちろん、2人共一緒に帰ろう。明日は仕事を休んで家でゆっくりしよう、な」
「お断りします」
「なら、俺は家でゆっくりしよ」
「……戻ります」
「ああ、千歳、大河、タナトス達は家に連れて帰るからな」
「それは構わないよ」
「ああ、少しゆっくりしろ。そっちのタナトスの……チカも必要な物があれば何でも言ってくれ、神々もお前達が分かれてほっとしているようだ」
「そうだね、魔王の序列2名分を補うのは1人だとキツイみたいだから、これから宜しくチカ君」
「別に良いけど、俺は勝手にやるからな」
ウォルゾガがタナトスを抱えてチカとガイドを連れ転移札でグローリー宅へ戻る、それを見送った大河と千歳は少し疲れた顔を浮べた。
「タナトスはガキの頃あんな感じだったんだな」
「タナトスさんにも子どもの時があったという事だね……分かれるとは聞いたけれど、まさか子どもの姿で来るとはね…」
大河も千歳もタナトスをおっさんと言う少年タナトス基いチカに、2人はあの蒐刻魔王の少年を思い出した…。
第64話 イヤイヤラグージェ
「ラグージェ様とジュカ以外は全員操者を降りるという事か…これは再度《天魔会議》か…」
報告をファーツコクスの家で受けたアンフルパス、額を押さえて困っていた。
「イヤーイヤー《ホローリングレース》出来なくなるのだめぇ」
「ガキだなー」
「仕事の話しはご飯の後々」
ラグージェが半泣きで首を必死に振る姿に、夕食の準備を行うジュカが肩を竦めた。
フェシェスタが次々焼いていくお好み焼きと外神が焼くたこ焼きに、マユラとシュリがソースとマヨネーズを塗りノイズとチェカが鰹節を掛けて運んでくれ、ギーギスが野菜や肉を切ってタネを用意する。
今夜はカジノは休みで、懐記はまだカジノタワーの厨房で色々試作しているので後で外神も行くつもりだ。
「おかわりー」
「フォンも焼いてー」
「あとあと」
さっそくフォンがお好み焼きを食べ終わりお代わりを強請り、他の操者達や子ども達も食べ試しに焼いてみたりと盛り上がっているがラグージェはぶーとフォークでお好み焼きを食べ始めた。
「あの人にも持って行きますから、ナチェさん交代お願いします」
「りょーかい」
たこ焼きのタネを混ぜていたナチェと外神が後退し、世話をしているジラとイシュターの分も持って記憶喪失の青年の部屋へ足を向けた。
「みなさん、食事を持って来ました…」
「ああ、美味そうだな」
「そうだな…」
「……」
ベッドの上で身体を起こしていた青年の元へトレイに載せた、お好み焼きとたこ焼きとお茶を置く、食欲はあり固形の物も食べられる迄身体は回復したので用意してみた。
「熱いので気を冷まして下さい」
「外神」
「?」
「こうして息を吐いて冷まして食べて下さい、火傷……危ないので…」
外神がスプーンでたこ焼きを掬い箸で割って冷まして青年の口元へ運ぶ、青年は口に入れて目を輝かせた。
「っ!」
「口に合ったらなら良かったです、お茶を飲んでゆっくり食べてください」
青年は口元を押さえこくこくと何度も首を振ってお茶を飲みながら頷く、イシュターとジラに後を任せてリビングに戻る。
「ただいま」
「おかえりなさい、懐記さん」
「ん」
「懐記ー綺麗に焼けたお好み焼き残してあるから食べてー」
「ありがと」
部屋から出たタイミングで懐記も家に戻り、フェシェスタがお好み焼きとたこ焼きを乗せた皿を渡しソファに座って食べていく。
「うまいじゃん」
「でしょー」
「明日は天使達が向こうの塔に来るって?」
「そーそー付き添い、外神っちと部屋のイメチェンとかするわ」
「はい、希望者全員に部屋を用意するつもりなので、1人1フロアではなく区画分けをして渡すつもりです」
ギーギスが野菜を刻みながら天上界の天使達が来てオフィスビルを提供する事になり、外神達と風早達が行く事になった。
「へぇ、また礼くれんのか」
「さあ、1個がすごいからどっちでも」
フォンがたこ焼きを食べながら返礼の話しをすれば、懐記は大して興味無さそうに応える。
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