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第014部 君分かれる事なかれ/君離れる事なかれ
第026話 砂糖の街の水あめ/第26話 仕事が早い
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第026話 砂糖の街の水あめ
「ここの水あめおいしいのよぉ」
「みんなにおみやげを買お」
「いいねーあ、懐記達にも送ろう」
街を散策し魔人の子どもがおススメの水あめの店を指す、グローリー達が皆への土産をと広い店に入る。
「ようこそ」
「中には品の良い青年の従業員が出迎えてくれる、中は女性客が多く棚に色のついた砂糖が瓶に詰められ並び、奥にも色の付いた水あめの瓶が品よく並んでいた。
「へぇ、色がついてる。率とかエツィア達が喜びそうだな」
「うん、買っていこうか…」
「父上、これは?」
「水あめ…おいしいよ」
「味見しますか?お出ししますよ、何色の水あめにします?」
イザラとイデアが土産にと選びエスティアは始めてみる水あめの瓶に首を傾げグローリーがエスティアにあげようと選んでいると、従業員の青年がにこやかに微笑み好きな色の水あめを味見させてくれると言うので、青と緑の水あめを頼む、瓶を開け木の細い棒を混ぜて出して渡してくれる。
「色は植物を乾燥させ細かく粉にした物を混ぜています、この青い物は甘酸っぱく緑は香りが良く人気ですね」
「ありがとう」
「ん、おいしいな」
「わ、すごい果物の味がする」
詠斗達も貰い詠斗の腕の中で木の子がゆっくり水あめを食べ、グローリーに抱えて貰っていた魔人の子は瞬く間に舐め終わってしまった。
「えぅー」
「空お腹空いた?ちょっと待っててね。あれ?あそこに小さい扉がある」
「ありがとうございます、その扉は小人の扉です。この国は古くから小人が砂糖を運び富をもたらしてくれる存在とされああやって家や店には小さな扉を付けているんです」
晴海の背中で空が両手を振る、お腹が空いたのかと背中を見れば何かを気にする視線の先に壁に小さな幼児しか通れない扉が造られていた。
その理由を青年が教えてくれ詠斗達は魔人の子どもを見るが、グローリーの腕の中でどの水あめを買おうか迷っている所だった。
「全種類…欲しい」
「そうだね、砂糖も全種類1瓶ずつ下さい」
詠斗が言えば青年が少し驚いたような表情を浮べてすぐに微笑み、他の従業員と手分けして用意してくれる、金額はそれなりの額になったが支払いを済ませ、他の店にも向かう事にした。
「仕事終わったからな、肉と酒食わせろ」
「やる気を出せばすぐ終わる物を…」
「うっせぇな、カジノ行くからな。今夜泊めろ国にかえんねぇから」
《療養街》のタナトスの執務室の扉を思い切り乱暴に開けたグステナが、意気揚々と仕事を片付け戻り仕事が片付かないイーノキィが蟀谷を押さえタナトスが椅子に深く背を預ける、タナトスがカジノタワーのトラングと連絡を取りグステナにドラゴンの肉とカジノで遊ばせるように風早に伝え、イーノキィも行くように伝えた。
「ですが…まだ…」
「今日は終わりです。イーノキィ、貴方もゆっくり休んで下さい。泊まるならばカジノタワーでもここでも《空船》でも好きな場所を選びなさい。明日に差し支えない程度にカジノに向かうも、帰るも、泊るも貴方の自由に」
「ししょー金貸して」
「兄上…私も行きます」
「そうですか、では支配人に言っておきますから。コイン200枚私からです、好きに使って下さい」
言い淀むイーノキィにタナトスが好きにしたら良いと言えばグステナは遠慮なく、かつてそう呼んでいた呼び方でタナトスを呼び…金を無心しイーノキィが何をしですかすか分からないから行く事にし小遣いを貰い中継器を使いカジノタワーに向かった。
第26話 仕事が早い
『懐記、待たせてすみません、皆と連絡を取り合えるのにもう少し時間が掛かります』
「ん、みんな元気ならいいよ。こっちも元気、会議でるんでしょ?何食べたい?」
『ステーキだな、ドラゴン以外でな』
『ハンバーグもよいなのです!」
「あーありだわ」
『餃子…食べたい…ご飯』
「おけ」
ようやくスマートフォンで神々と連絡がつき《天魔会議》の食事で何が食べたいか聞けば、肉料理のリクエストが多くステーキとハンバーグは出そうか餃子は肉を食べない天帝たちように肉抜きで用意しようかとメニューを考えている、メニューのリクエストを聞き通話を終わらせ今夜は餃子パーティーにして皆の感触を確かめよう。
「外神っち今夜は餃子ね、会議にも出すから肉抜きも用意するわ」
「はい、他に必要な物はありますか?」
「んー飲み物」
「何種類か出します」
「酒はどうだ?私の店は酒を売っている」
操者カタムスのマイスターイェクザスが話を聞き、さっそく商業エリアに出した店を懐記と外神に案内した。
「へぇ、デザインが凝ってる。一番強いのどれ?買って向こうに送るわ」
「私の店の酒が異界に行くのか、それは光栄だ。これは《欺瞞》という酒でこれが一番強い」
「おけ、いくら?」
「これは贈ろう、店と家の礼に」
「ありがと、会議の酒はイェクっちに頼んでおけ?こっちの酒もあげる」
「いつも出《天魔会議》で出しているからな、異界の酒楽しみだ」
案内された店の中の棚のは様々な酒の瓶が並び、瓶に施された細工がどれも美しくイェクザスが進めてくれたのは何も描かれていない黒いラベルの物でその礼に懐記はカウン酒とカノリ酒を渡しイェクザスが笑う、奥からカタムスも出て来て今夜は会議で出す料理を作るから食堂に来てと声を掛けて後にする。
周囲はいつの間にか大勢の者達が集まり店の準備を行なっている、明日には店を始めたいという店主もいて別にいいけど宣伝はしてないから客は来るのかどうかも分からないと言えば、これだけ目立つから外は今何事かという質問で溢れていると教えてくれた。
「風早っち達、店準備が出来た所から明日オープンね。外にも明日の朝オープンするって言っといて」
『承知しました、大半の店は準備は完了しているようです』
『私たちも店やるわよ~子ども達はゆで玉子よ~』
【マスター塩と野菜を売ります下さい】
「わかりました」
「懐記、外神。奴隷達と獣民達がをセベクハペトとミクカコスが連れて来たこっちに来て」
「おけ」
外神が収納袋に収納空間から出した塩や果物を入れてゲーテに渡し、ファーツコクスが人手を連れて来たから来て欲しいと呼ばれセベクハペトとミクカコスの元へ向かった…。
「ここの水あめおいしいのよぉ」
「みんなにおみやげを買お」
「いいねーあ、懐記達にも送ろう」
街を散策し魔人の子どもがおススメの水あめの店を指す、グローリー達が皆への土産をと広い店に入る。
「ようこそ」
「中には品の良い青年の従業員が出迎えてくれる、中は女性客が多く棚に色のついた砂糖が瓶に詰められ並び、奥にも色の付いた水あめの瓶が品よく並んでいた。
「へぇ、色がついてる。率とかエツィア達が喜びそうだな」
「うん、買っていこうか…」
「父上、これは?」
「水あめ…おいしいよ」
「味見しますか?お出ししますよ、何色の水あめにします?」
イザラとイデアが土産にと選びエスティアは始めてみる水あめの瓶に首を傾げグローリーがエスティアにあげようと選んでいると、従業員の青年がにこやかに微笑み好きな色の水あめを味見させてくれると言うので、青と緑の水あめを頼む、瓶を開け木の細い棒を混ぜて出して渡してくれる。
「色は植物を乾燥させ細かく粉にした物を混ぜています、この青い物は甘酸っぱく緑は香りが良く人気ですね」
「ありがとう」
「ん、おいしいな」
「わ、すごい果物の味がする」
詠斗達も貰い詠斗の腕の中で木の子がゆっくり水あめを食べ、グローリーに抱えて貰っていた魔人の子は瞬く間に舐め終わってしまった。
「えぅー」
「空お腹空いた?ちょっと待っててね。あれ?あそこに小さい扉がある」
「ありがとうございます、その扉は小人の扉です。この国は古くから小人が砂糖を運び富をもたらしてくれる存在とされああやって家や店には小さな扉を付けているんです」
晴海の背中で空が両手を振る、お腹が空いたのかと背中を見れば何かを気にする視線の先に壁に小さな幼児しか通れない扉が造られていた。
その理由を青年が教えてくれ詠斗達は魔人の子どもを見るが、グローリーの腕の中でどの水あめを買おうか迷っている所だった。
「全種類…欲しい」
「そうだね、砂糖も全種類1瓶ずつ下さい」
詠斗が言えば青年が少し驚いたような表情を浮べてすぐに微笑み、他の従業員と手分けして用意してくれる、金額はそれなりの額になったが支払いを済ませ、他の店にも向かう事にした。
「仕事終わったからな、肉と酒食わせろ」
「やる気を出せばすぐ終わる物を…」
「うっせぇな、カジノ行くからな。今夜泊めろ国にかえんねぇから」
《療養街》のタナトスの執務室の扉を思い切り乱暴に開けたグステナが、意気揚々と仕事を片付け戻り仕事が片付かないイーノキィが蟀谷を押さえタナトスが椅子に深く背を預ける、タナトスがカジノタワーのトラングと連絡を取りグステナにドラゴンの肉とカジノで遊ばせるように風早に伝え、イーノキィも行くように伝えた。
「ですが…まだ…」
「今日は終わりです。イーノキィ、貴方もゆっくり休んで下さい。泊まるならばカジノタワーでもここでも《空船》でも好きな場所を選びなさい。明日に差し支えない程度にカジノに向かうも、帰るも、泊るも貴方の自由に」
「ししょー金貸して」
「兄上…私も行きます」
「そうですか、では支配人に言っておきますから。コイン200枚私からです、好きに使って下さい」
言い淀むイーノキィにタナトスが好きにしたら良いと言えばグステナは遠慮なく、かつてそう呼んでいた呼び方でタナトスを呼び…金を無心しイーノキィが何をしですかすか分からないから行く事にし小遣いを貰い中継器を使いカジノタワーに向かった。
第26話 仕事が早い
『懐記、待たせてすみません、皆と連絡を取り合えるのにもう少し時間が掛かります』
「ん、みんな元気ならいいよ。こっちも元気、会議でるんでしょ?何食べたい?」
『ステーキだな、ドラゴン以外でな』
『ハンバーグもよいなのです!」
「あーありだわ」
『餃子…食べたい…ご飯』
「おけ」
ようやくスマートフォンで神々と連絡がつき《天魔会議》の食事で何が食べたいか聞けば、肉料理のリクエストが多くステーキとハンバーグは出そうか餃子は肉を食べない天帝たちように肉抜きで用意しようかとメニューを考えている、メニューのリクエストを聞き通話を終わらせ今夜は餃子パーティーにして皆の感触を確かめよう。
「外神っち今夜は餃子ね、会議にも出すから肉抜きも用意するわ」
「はい、他に必要な物はありますか?」
「んー飲み物」
「何種類か出します」
「酒はどうだ?私の店は酒を売っている」
操者カタムスのマイスターイェクザスが話を聞き、さっそく商業エリアに出した店を懐記と外神に案内した。
「へぇ、デザインが凝ってる。一番強いのどれ?買って向こうに送るわ」
「私の店の酒が異界に行くのか、それは光栄だ。これは《欺瞞》という酒でこれが一番強い」
「おけ、いくら?」
「これは贈ろう、店と家の礼に」
「ありがと、会議の酒はイェクっちに頼んでおけ?こっちの酒もあげる」
「いつも出《天魔会議》で出しているからな、異界の酒楽しみだ」
案内された店の中の棚のは様々な酒の瓶が並び、瓶に施された細工がどれも美しくイェクザスが進めてくれたのは何も描かれていない黒いラベルの物でその礼に懐記はカウン酒とカノリ酒を渡しイェクザスが笑う、奥からカタムスも出て来て今夜は会議で出す料理を作るから食堂に来てと声を掛けて後にする。
周囲はいつの間にか大勢の者達が集まり店の準備を行なっている、明日には店を始めたいという店主もいて別にいいけど宣伝はしてないから客は来るのかどうかも分からないと言えば、これだけ目立つから外は今何事かという質問で溢れていると教えてくれた。
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