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第014部 君分かれる事なかれ/君離れる事なかれ
第024話 《最期の魔人》/第24話 プレゼント
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第024話 《最期の魔人》
「お前四千年も生きているのか?」
「そうよぉ」
「なら、四千年前の魔人達の事は知っているのか?」
「知らないのよぉ、石像は見た事あるけどー回収出来ないし」
イザラとナチェの質問に崇幸の腕の中で答える子どもの姿をした魔人、グローリーは不思議そうな顔をしてただずっと見ている。
「俺達と来るか?」
「行ってもいいのよぉ、でもここ美味しい砂糖が採れるしこの下の国は砂糖が特産で、アテシの大好物のみずあめが沢山売っているのよ」
「そうなのか?ならここに中継器を置いて、その国にも置いていつでも来られるようにしような」
「いつでもこれるならいいのよぉ」
「名前は?」
「ないのよぉ、いろんなところで適当に名乗っているのよ」
「……この狭間の子は?」
「ないのよぉ、喋れないし歩けないの1人で寂しいから一緒にいるのほとんど木なのよ」
『………』
名前も持たず喋る事も話す事も出来ない相棒と長い時を生き続ける子どもの姿をした魔人、からっとした物言いに孤独や寂しさは感じられない。
「俺達が君を呼ぶ名を考えてくれ、それで今から昼飯食おうな。君は何が好きなんだ?」
「水あめ!キノコ!名前は今の魔神皇に付けてほしいのよ、よければこの子も」
「………うん、分かった」
崇幸が優しく尋ねる無邪気な笑顔で答え、グローリーは少し考え頷いた。
話しは食事をしながら聞こうと言う話しになり、ラウラスとトゥナー達が準備してくれたドラゴンのステーキやすじ煮込み等が運ばれ賑やかな昼食になった。
「蛮族との交渉は上手くいった、南方の領主も決まり食料は中継器と収納袋ですぐに王都に運ばれる」
「蛮族……カンブラ殿や側近が上手くやるでしょう、北方のオジガト殿に書簡を送れば後は元に戻りますよ」
「終わったからな、じじぃにボコられる程度ですむぜ!で?ドラゴンの肉食わせろ」
《ウワムス王国》の南方の現状を千歳達のいる《空船》とタナトスとイーノキィ達がいる《療養街》と連絡えを繋げつつデュスノアとアガニータが報告し、グステナはドラゴンの肉を食わせろと言いイーノキィが頭を抱える。
『分りました、ではグステナは食事を終えたら《ウワムス王国》に戻る様に』
「あん、泊めろよ。カジノやりてぇ」
『仕事があるでしょう、国王でしょう』
「あん、手下にやらせる。帰らねえ」
「グステナさん、皆が困ってしまうから。終わらせて来るといいですよ」
「終わらせたらすきなだけ遊べ、酒もやるから仕事はしろ。王だろう」
「分かった、片付けてくるから遊ばせろよ」
「ああ、ほらカードだ。これでカジノに行ける」
まだ問題が片付いたという訳でもないグステナに仕事をするように千歳と大河が説得し、カジノの会員カードを渡してやりゴーレムが用意してくれたドラゴンの肉を渡してやれば素直にグステナが国へと戻る。
『グステナならすぐに仕事を片付けてくるでしょう』
『兄上はやる気があればすぐに仕事を片付けて来ますから』
「ご褒美があればやる気もでるよね、僕達も頂こうか」
「そうだな、懐記くんと外神くん達も無事に異世界を楽しんでいるようで良かった。金にも困ってないようだしな資材や肉も送ってくれる」
さっさと国に戻るグステナ、やる気が出たようだと大河も千歳も夕食に外神が送ってくれたドラゴンのステーキにしようと決め食堂に向かった。
第24話 プレゼント
「というわけで、このタワーの上から1フロアと《アタラクシア》で商業エリアで使ってる店早い物がちで好きなとこプレゼントで」
『懐記様、最上階は蒐集家のエリアなので使用不可との事です。管理は我々が行います』
『私も加わります、カードは此方です。懐記様、タナトスのタワーはネコタワーにしましょう。設計は私にお任せを」
「そ、分かった。それ最高、名前無くて不便なんだけど?タナトスっちに付けて貰うわ」
『お任せします』
『…………』
「中入ろうせ、案内と何階にするか決めろよ。ここなら店代も家代も掛からないからな」
「家を希望でしたら、魔石代で教えます」
ファーツコクスの家に戻り死屍累々と倒れている面子を起こし浄化が済んだ《毒の地》に全員連れて行けば驚いて空いた口が塞がらない、風早達は相変わらず仕事をしたがりタナトスのスキルまで加わる。
懐記が1名につき1フロアをプレゼントするという言葉もジラが入ろうという声掛けも中々入らない、ただただ皆遙か天に聳える2つのタワーを見上げた。
「中からの景色も面白いから見てよ」
「せっかくのお誘いだ、皆入るとしよう。私はあの家が気に入っているからな」
「うん、畑もあるしー俺達はあの家で」
「そ?でもあげるから使ってよ」
「それならお言葉に甘えて」
ファーツコクスが笑みを浮かべ外神がくれた家が良いとジュカも同意するが、ここにる操者やマイスター達に商人達にプレゼントするからと案内をする。
「というわけで最上階を飛ばして、昨日の《ホローリングレース》順に上からね。今日から好きに使って」
「足りないもの必要な物があれば追加しますね」
『………』
「次は商業エリア?カジノか?」
「みんな店とかあるなら商業エリアからじゃない、他にも店持ってるやついたら連れて来たらいいよな。俺も店やろうかなー《アタラクシア》の物売る店」
「俺は野菜と果物でも売るか」
「僕は肉売る」
【塩売ります!塩!ね、マスター】
「はい、沢山ありますから」
「チェカ達はよく働くな、私はダンジョンで肉を狩って運ぶか、カジノタワーのダンジョンも使えるのだろう?」
『そうよぉ~たまごダンジョンも肉ダンジョンも通常のダンジョンも使えるわぁ』
それぞれにカードを渡し部屋の説明が終わり、ギーギスやチェカとノイズは店を出そうかと言えばシュリとマユラが肉や資材の調達をと買って出てくれ、フォンとフェシェスタはカジノでもやるかと話している。
ビヒメゴやチェニエ達は商業エリアに胸を躍らせエレベーターで階下に降りる、何もしていないのに家が手に入り店までとは…流石にマイスター達も何か返礼を用意しようかと思いながら懸念も視野に入れつつ懐記達に続いた…。
「お前四千年も生きているのか?」
「そうよぉ」
「なら、四千年前の魔人達の事は知っているのか?」
「知らないのよぉ、石像は見た事あるけどー回収出来ないし」
イザラとナチェの質問に崇幸の腕の中で答える子どもの姿をした魔人、グローリーは不思議そうな顔をしてただずっと見ている。
「俺達と来るか?」
「行ってもいいのよぉ、でもここ美味しい砂糖が採れるしこの下の国は砂糖が特産で、アテシの大好物のみずあめが沢山売っているのよ」
「そうなのか?ならここに中継器を置いて、その国にも置いていつでも来られるようにしような」
「いつでもこれるならいいのよぉ」
「名前は?」
「ないのよぉ、いろんなところで適当に名乗っているのよ」
「……この狭間の子は?」
「ないのよぉ、喋れないし歩けないの1人で寂しいから一緒にいるのほとんど木なのよ」
『………』
名前も持たず喋る事も話す事も出来ない相棒と長い時を生き続ける子どもの姿をした魔人、からっとした物言いに孤独や寂しさは感じられない。
「俺達が君を呼ぶ名を考えてくれ、それで今から昼飯食おうな。君は何が好きなんだ?」
「水あめ!キノコ!名前は今の魔神皇に付けてほしいのよ、よければこの子も」
「………うん、分かった」
崇幸が優しく尋ねる無邪気な笑顔で答え、グローリーは少し考え頷いた。
話しは食事をしながら聞こうと言う話しになり、ラウラスとトゥナー達が準備してくれたドラゴンのステーキやすじ煮込み等が運ばれ賑やかな昼食になった。
「蛮族との交渉は上手くいった、南方の領主も決まり食料は中継器と収納袋ですぐに王都に運ばれる」
「蛮族……カンブラ殿や側近が上手くやるでしょう、北方のオジガト殿に書簡を送れば後は元に戻りますよ」
「終わったからな、じじぃにボコられる程度ですむぜ!で?ドラゴンの肉食わせろ」
《ウワムス王国》の南方の現状を千歳達のいる《空船》とタナトスとイーノキィ達がいる《療養街》と連絡えを繋げつつデュスノアとアガニータが報告し、グステナはドラゴンの肉を食わせろと言いイーノキィが頭を抱える。
『分りました、ではグステナは食事を終えたら《ウワムス王国》に戻る様に』
「あん、泊めろよ。カジノやりてぇ」
『仕事があるでしょう、国王でしょう』
「あん、手下にやらせる。帰らねえ」
「グステナさん、皆が困ってしまうから。終わらせて来るといいですよ」
「終わらせたらすきなだけ遊べ、酒もやるから仕事はしろ。王だろう」
「分かった、片付けてくるから遊ばせろよ」
「ああ、ほらカードだ。これでカジノに行ける」
まだ問題が片付いたという訳でもないグステナに仕事をするように千歳と大河が説得し、カジノの会員カードを渡してやりゴーレムが用意してくれたドラゴンの肉を渡してやれば素直にグステナが国へと戻る。
『グステナならすぐに仕事を片付けてくるでしょう』
『兄上はやる気があればすぐに仕事を片付けて来ますから』
「ご褒美があればやる気もでるよね、僕達も頂こうか」
「そうだな、懐記くんと外神くん達も無事に異世界を楽しんでいるようで良かった。金にも困ってないようだしな資材や肉も送ってくれる」
さっさと国に戻るグステナ、やる気が出たようだと大河も千歳も夕食に外神が送ってくれたドラゴンのステーキにしようと決め食堂に向かった。
第24話 プレゼント
「というわけで、このタワーの上から1フロアと《アタラクシア》で商業エリアで使ってる店早い物がちで好きなとこプレゼントで」
『懐記様、最上階は蒐集家のエリアなので使用不可との事です。管理は我々が行います』
『私も加わります、カードは此方です。懐記様、タナトスのタワーはネコタワーにしましょう。設計は私にお任せを」
「そ、分かった。それ最高、名前無くて不便なんだけど?タナトスっちに付けて貰うわ」
『お任せします』
『…………』
「中入ろうせ、案内と何階にするか決めろよ。ここなら店代も家代も掛からないからな」
「家を希望でしたら、魔石代で教えます」
ファーツコクスの家に戻り死屍累々と倒れている面子を起こし浄化が済んだ《毒の地》に全員連れて行けば驚いて空いた口が塞がらない、風早達は相変わらず仕事をしたがりタナトスのスキルまで加わる。
懐記が1名につき1フロアをプレゼントするという言葉もジラが入ろうという声掛けも中々入らない、ただただ皆遙か天に聳える2つのタワーを見上げた。
「中からの景色も面白いから見てよ」
「せっかくのお誘いだ、皆入るとしよう。私はあの家が気に入っているからな」
「うん、畑もあるしー俺達はあの家で」
「そ?でもあげるから使ってよ」
「それならお言葉に甘えて」
ファーツコクスが笑みを浮かべ外神がくれた家が良いとジュカも同意するが、ここにる操者やマイスター達に商人達にプレゼントするからと案内をする。
「というわけで最上階を飛ばして、昨日の《ホローリングレース》順に上からね。今日から好きに使って」
「足りないもの必要な物があれば追加しますね」
『………』
「次は商業エリア?カジノか?」
「みんな店とかあるなら商業エリアからじゃない、他にも店持ってるやついたら連れて来たらいいよな。俺も店やろうかなー《アタラクシア》の物売る店」
「俺は野菜と果物でも売るか」
「僕は肉売る」
【塩売ります!塩!ね、マスター】
「はい、沢山ありますから」
「チェカ達はよく働くな、私はダンジョンで肉を狩って運ぶか、カジノタワーのダンジョンも使えるのだろう?」
『そうよぉ~たまごダンジョンも肉ダンジョンも通常のダンジョンも使えるわぁ』
それぞれにカードを渡し部屋の説明が終わり、ギーギスやチェカとノイズは店を出そうかと言えばシュリとマユラが肉や資材の調達をと買って出てくれ、フォンとフェシェスタはカジノでもやるかと話している。
ビヒメゴやチェニエ達は商業エリアに胸を躍らせエレベーターで階下に降りる、何もしていないのに家が手に入り店までとは…流石にマイスター達も何か返礼を用意しようかと思いながら懸念も視野に入れつつ懐記達に続いた…。
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