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第014部 君分かれる事なかれ/君離れる事なかれ
第011話 飲食・料理ギルド/第11話 ダンジョンにすむ操者
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第011話 飲食・料理ギルド
「ナイルさぁんお願いします!」
「是非!」
「え、えと…表に立たなければ…人はまだ怖いので…」
「は、はい!お願いします!ロックスさんやテュフさんにも入って貰いました!みんなでやっていきましょう!」
「ありがとうございます!心強いです」
龍皇国の料理教室終了後、本日の授業で作った甘い芋を使ったスイートポテトを食べながらカイネとバルタルが様子を伺い今だと懇願する。
「昨日急に言われて…もう建物まであるんです…」
「より沢山の人達に仕事を…療養街を食の街にしたいという大きな目標…俺達に出来るかどうか…」
「タナトスさんからの指名だと聞いています、カイネさんとバルタルさんなら出来ると託したんでしょう、私もお2人なら出来ると思っています」
不安がるカイネとバルタルにナイルがニコリと笑う、詠斗達が前にもっとこの世界の人々に美味しい物や楽しい事をして欲しいと言っていた事、娯楽も少なく生きる事に必死な毎日の中を豊かに楽しく暮らして欲しいと思っている事をカイネとバルタルに伝えれば2名のやる気にも火が点く、カイネとバルタルも思いは一緒だ。
「詠斗さん達が戻って来たら喜んでもらえるような場所にします!」
「はい!美味しいお店が沢山出せるようにします」
「はい、私もお手伝いしますね」
どんな店を出すかで3名で盛り上がる、話しは尽きなかった…。
第11話 ダンジョンにすむ操者
「ファーツコクスの旦那…珍し」
「やあ、ホセサライ本日も気だるげだね」
煙の先に持ち込んだであおうテントと丸太の椅子に腰を掛け長い髪から覗く灰色の瞳に気だるげな印象の青年、ホセサライがファーツコクスを眺める。
「そっち…だぁれ?」
「彼らは異界からのお客様だよ、ダンジョンに遊びに来たんだ。ホセサライ案内してくれる?」
「ん、いいよーそっちの人ドラゴンじゃない?その人がやるの?久々にラスボスの肉食べたい」
「私が倒すわけじゃないからな、見物だ」
「そうー、まあいいけどーこっち」
ファーツコクスが外神達を紹介しホセサライがイシュターを見て問いイシュターは見物だと言えばそれ以上は聞かずに立ち上がり奥へと進んでいった。
「ダンジョンに住んでいて面白いのか?」
「食うに困らない、食事の心配しなくてもいい…」
「操者なのだろう?賞金は低いのか?」
「低いよ…それにマイスターと折半だし」
「エキンゴギワは怠け者で操者のホセサライの賞金の折半分だけで生活しているから、素材もボスクラスでも無ければ安い買い取りだ。肉もあまり美味しくない」
歩きながら蝙蝠のような羽を生やし襲ってくるトカゲを剣で薙ぎ払う、タナトスのスキルのゴーレムはせっせとドロップ品と身体を回収して自分の収納に入れている、ファーツコクスがホセラサイのマイスターの現状に肩を竦め外神は銃で撃ち落としドロップ品と消えない魔物達の身体も自動で回収して先へ進む。
「ダンジョンに住めば金もかかんないし、肉もおいしい…それに今日はラスボスまで行ける…」
「懐記に美味く料理して貰おうな」
「俺も食っていいの?」
「ああ、懐記や外神の飯はうまいから楽しみにしていてくれ」
「そっか…マイスター呼んでもいい?」
「木の上で寝ているだろう、あとで呼びに行こう」
ホセサライがジラとシュリの誘いに嬉しそうに自分のマイスターも誘いたいと言うホセサライにファーツコクスが苦笑いを浮かべる。
「まっすぐだな」
「敵も早く多く、素早さも上がってきている」
「そ、そうやって進んで扉ごとのボスと戦っていく。奥へ行けば行くほど解体も固くて大きくて大変、最初のボスは大蜥蜴」
「いいですね、行きます」
外神の瞳に相も変わらず生気は宿らず目の前の扉を開けば部屋の此方に敵意剥き出しの漆黒の大蜥蜴と目が合う、最初だしと外神に譲れば弾が効くかどうか撃ってみれば喉元に当たり苦し気な咆哮上げ、突進してくるので銃を数発撃ち込んで収納空間へ納めた。
「お見事、傷も少ないから良い値で売れる」
「すごいすごい」
「次へ…」
ファーツコクスとホセサライが拍手するが物足りない外神が先へと進む、イシュターは奥の気配は異界のダンジョンを興味深く眺めていた。
「カレーパンにするなら揚げるから、油が必要だわ」
「油ならいくらでもあるわよ」
「そーそーただ」
「へぇ、どこ?」
「今から行く?」
「行くわ、転移出来るし」
『私も行きたいですね、あとでセレネ様に《アタラクシア》へ送って貰います』
時間は少し遡る、ジュカ達の家の台所でカレーパンを作るなら結構な油が必要だ、懐記のスキルから出しても良いがこの世界で作っていくなら油が貴重かどうか聞けば、無料と言われい風早を伴いマップで確認し転移で向かう事にした。
フォンは昼寝を貪り、魔人の子どものゴーレムも増えフェシェスタ、マゥやもちゃ達と遊んでいるので識やナビとゲーテに留守を任せ、転移魔法を発動させた。
「これ木?ここから出ているのが油なわけ?油流れててもいいわけ?」
「そうよ、この木はここに沢山あるから持ってても良いのよ。すぐに地面に吸収されるわ」
「そうそう、いくらでもすぐ生えてくるし。この油が栄養もあるしなんにでも使える」
「へぇ、後で外神っちと来るわ」
「あれ、珍しいじゃん、ビヒメゴとチェニエとこの世界の人じゃない人」
「あら、グシアス。こんにちわ」
「よ」
懐記が転移した場所は等間隔に同じ気が並ぶ林、細く高く幹が白い木に幾つも穴が付けられ白い油が地面に垂れ流しになっているのを眺めていると背後からビヒメゴとチェニエの知り合いらしい蛍光グリーンの髪と瞳の青年グシアスに声を掛けられた。
「石鹸作りの材料を採りにきたのか?」
「そーそーうちの人気商品だから」
「油で石鹸ね、久しぶりにやってみよ」
「え!?作り方知ってんの?」
「知ってる」
グシアスが食い気味に懐記に尋ねる、祖母が廃油で石鹸を作っていたのを手伝っていたので知っているだけだ。
「一応うちのは極秘レシピだから流れたのかと思った」
「この世界で売るつもりないし、で、容器とかある?」
「適当よ、瓶とか」
「こういうボトル使うかだな」
「そ、じゃこれに入れよ」
「なにそれ!えーそれにアイテムボックス!?いいなー」
「ポリタンク」
懐記がスキルから家にあったポリタンクを浄化し2つを使用し短いホースを穴に差し込み油を入れて行く、あまりベタベタはしないが良質な油なのが分る、結構な勢いで流れていくので助かる。
「はぁ、俺もこれ持って戻んないと待つし」
「あげる、これも」
「この布なに?」
「時間制止無限収納袋、たくさんあるしあげる」
「は!?金ねーよ?」
「いらない」
懐記がポリタンク2つと収納袋をグシアスに渡せばポカンと口を開けてすぐに我に返り、ビヒメゴとチェニエの方を見て驚いているが貰っておけばと言われ……とりあえず借りる事にした。
「戻ろ、グシアスっちも来る?飯今から作るけど」
「一回店戻る、たぶんうちのマイスターも行きたがるけど…」
「うちのマイスターもいるわよ、買い取りとかしてる」
「俺のとこのもだよ、ファーツコクスの旦那の家来てみろ、すごいぞ」
「なら、後で行くよ。これありがと」
「ん、じゃ後で」
そう言ってま驚いているグシアスと別れ、懐記達はファーツコクスの家へと戻った。
「ナイルさぁんお願いします!」
「是非!」
「え、えと…表に立たなければ…人はまだ怖いので…」
「は、はい!お願いします!ロックスさんやテュフさんにも入って貰いました!みんなでやっていきましょう!」
「ありがとうございます!心強いです」
龍皇国の料理教室終了後、本日の授業で作った甘い芋を使ったスイートポテトを食べながらカイネとバルタルが様子を伺い今だと懇願する。
「昨日急に言われて…もう建物まであるんです…」
「より沢山の人達に仕事を…療養街を食の街にしたいという大きな目標…俺達に出来るかどうか…」
「タナトスさんからの指名だと聞いています、カイネさんとバルタルさんなら出来ると託したんでしょう、私もお2人なら出来ると思っています」
不安がるカイネとバルタルにナイルがニコリと笑う、詠斗達が前にもっとこの世界の人々に美味しい物や楽しい事をして欲しいと言っていた事、娯楽も少なく生きる事に必死な毎日の中を豊かに楽しく暮らして欲しいと思っている事をカイネとバルタルに伝えれば2名のやる気にも火が点く、カイネとバルタルも思いは一緒だ。
「詠斗さん達が戻って来たら喜んでもらえるような場所にします!」
「はい!美味しいお店が沢山出せるようにします」
「はい、私もお手伝いしますね」
どんな店を出すかで3名で盛り上がる、話しは尽きなかった…。
第11話 ダンジョンにすむ操者
「ファーツコクスの旦那…珍し」
「やあ、ホセサライ本日も気だるげだね」
煙の先に持ち込んだであおうテントと丸太の椅子に腰を掛け長い髪から覗く灰色の瞳に気だるげな印象の青年、ホセサライがファーツコクスを眺める。
「そっち…だぁれ?」
「彼らは異界からのお客様だよ、ダンジョンに遊びに来たんだ。ホセサライ案内してくれる?」
「ん、いいよーそっちの人ドラゴンじゃない?その人がやるの?久々にラスボスの肉食べたい」
「私が倒すわけじゃないからな、見物だ」
「そうー、まあいいけどーこっち」
ファーツコクスが外神達を紹介しホセサライがイシュターを見て問いイシュターは見物だと言えばそれ以上は聞かずに立ち上がり奥へと進んでいった。
「ダンジョンに住んでいて面白いのか?」
「食うに困らない、食事の心配しなくてもいい…」
「操者なのだろう?賞金は低いのか?」
「低いよ…それにマイスターと折半だし」
「エキンゴギワは怠け者で操者のホセサライの賞金の折半分だけで生活しているから、素材もボスクラスでも無ければ安い買い取りだ。肉もあまり美味しくない」
歩きながら蝙蝠のような羽を生やし襲ってくるトカゲを剣で薙ぎ払う、タナトスのスキルのゴーレムはせっせとドロップ品と身体を回収して自分の収納に入れている、ファーツコクスがホセラサイのマイスターの現状に肩を竦め外神は銃で撃ち落としドロップ品と消えない魔物達の身体も自動で回収して先へ進む。
「ダンジョンに住めば金もかかんないし、肉もおいしい…それに今日はラスボスまで行ける…」
「懐記に美味く料理して貰おうな」
「俺も食っていいの?」
「ああ、懐記や外神の飯はうまいから楽しみにしていてくれ」
「そっか…マイスター呼んでもいい?」
「木の上で寝ているだろう、あとで呼びに行こう」
ホセサライがジラとシュリの誘いに嬉しそうに自分のマイスターも誘いたいと言うホセサライにファーツコクスが苦笑いを浮かべる。
「まっすぐだな」
「敵も早く多く、素早さも上がってきている」
「そ、そうやって進んで扉ごとのボスと戦っていく。奥へ行けば行くほど解体も固くて大きくて大変、最初のボスは大蜥蜴」
「いいですね、行きます」
外神の瞳に相も変わらず生気は宿らず目の前の扉を開けば部屋の此方に敵意剥き出しの漆黒の大蜥蜴と目が合う、最初だしと外神に譲れば弾が効くかどうか撃ってみれば喉元に当たり苦し気な咆哮上げ、突進してくるので銃を数発撃ち込んで収納空間へ納めた。
「お見事、傷も少ないから良い値で売れる」
「すごいすごい」
「次へ…」
ファーツコクスとホセサライが拍手するが物足りない外神が先へと進む、イシュターは奥の気配は異界のダンジョンを興味深く眺めていた。
「カレーパンにするなら揚げるから、油が必要だわ」
「油ならいくらでもあるわよ」
「そーそーただ」
「へぇ、どこ?」
「今から行く?」
「行くわ、転移出来るし」
『私も行きたいですね、あとでセレネ様に《アタラクシア》へ送って貰います』
時間は少し遡る、ジュカ達の家の台所でカレーパンを作るなら結構な油が必要だ、懐記のスキルから出しても良いがこの世界で作っていくなら油が貴重かどうか聞けば、無料と言われい風早を伴いマップで確認し転移で向かう事にした。
フォンは昼寝を貪り、魔人の子どものゴーレムも増えフェシェスタ、マゥやもちゃ達と遊んでいるので識やナビとゲーテに留守を任せ、転移魔法を発動させた。
「これ木?ここから出ているのが油なわけ?油流れててもいいわけ?」
「そうよ、この木はここに沢山あるから持ってても良いのよ。すぐに地面に吸収されるわ」
「そうそう、いくらでもすぐ生えてくるし。この油が栄養もあるしなんにでも使える」
「へぇ、後で外神っちと来るわ」
「あれ、珍しいじゃん、ビヒメゴとチェニエとこの世界の人じゃない人」
「あら、グシアス。こんにちわ」
「よ」
懐記が転移した場所は等間隔に同じ気が並ぶ林、細く高く幹が白い木に幾つも穴が付けられ白い油が地面に垂れ流しになっているのを眺めていると背後からビヒメゴとチェニエの知り合いらしい蛍光グリーンの髪と瞳の青年グシアスに声を掛けられた。
「石鹸作りの材料を採りにきたのか?」
「そーそーうちの人気商品だから」
「油で石鹸ね、久しぶりにやってみよ」
「え!?作り方知ってんの?」
「知ってる」
グシアスが食い気味に懐記に尋ねる、祖母が廃油で石鹸を作っていたのを手伝っていたので知っているだけだ。
「一応うちのは極秘レシピだから流れたのかと思った」
「この世界で売るつもりないし、で、容器とかある?」
「適当よ、瓶とか」
「こういうボトル使うかだな」
「そ、じゃこれに入れよ」
「なにそれ!えーそれにアイテムボックス!?いいなー」
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「はぁ、俺もこれ持って戻んないと待つし」
「あげる、これも」
「この布なに?」
「時間制止無限収納袋、たくさんあるしあげる」
「は!?金ねーよ?」
「いらない」
懐記がポリタンク2つと収納袋をグシアスに渡せばポカンと口を開けてすぐに我に返り、ビヒメゴとチェニエの方を見て驚いているが貰っておけばと言われ……とりあえず借りる事にした。
「戻ろ、グシアスっちも来る?飯今から作るけど」
「一回店戻る、たぶんうちのマイスターも行きたがるけど…」
「うちのマイスターもいるわよ、買い取りとかしてる」
「俺のとこのもだよ、ファーツコクスの旦那の家来てみろ、すごいぞ」
「なら、後で行くよ。これありがと」
「ん、じゃ後で」
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