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第014部 君分かれる事なかれ/君離れる事なかれ
第04話 会議中/第04話 豪邸が建ちました
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第04話 会議
療養街の新しく置かれたタナトスのオフィスの大会議室で話し合いは行われている、千歳とラジカに奴隷ギルドの支配人タナトス、療養街の支配人に指名されたトワンとミカイ、ヴィッセやケークス、奴隷ギルドの職員のワンズ達も集まり次々と話しは決まっていく。
「崇幸さんから入院施設、クラークラック達の温泉施設…ロックスさんの《ホウラク》のホテルで研修を受けて貧民街の人達で働きたい人達がいるからそこは任せるから」
「神々が薬草ダンジョンを新たに設けるとの事ですが、場所とそれに伴い商業ギルドと冒険者ギルドも造ります」
千歳が壁のモニターでマップを確認しながらラジカがタブレットで現状の進捗を挙げていく、療養街として本格的に外部を招くのは大分先になるが先ずは街としての再生を進めていく。
「食料に不安があるな、金がないから援助を受けるにもなぁ」
「今現在大規模の食糧や住居の支援などして貰っているしな」
「そうですね、畑と食糧木はあるとして外貨……それは考えます」
「それど現在刑務作業を行っている罪人達ですが…」
「ヴィッセさん、何か問題が?」
「いえ、彼らは現在《島船》と《ガルディア》の街に残る事を希望しています」
「全員?」
「はい、約400名程ですね。半分に分けて作業を行っています」
「それは構わないけど、ラヴィトリさんやオーケスさんは?いいのかな?カジノタワーでの作業は…」
「大丈夫です、《空船》野菜や薬草の収穫や簡単な作業、魚の加工で助かるそうです。干物が商業エリアで大人気で忙しいので…」
「カジノタワーではチーズやお酒の梱包、最近は布の裁断と加工に茶葉の収穫と加工が皆さん性に合っているようで」
「それなら構わないよ、罪を犯したけれど職を選べる自由があるのは大事な事だから」
「はい、仕事も読み書き計算も学べて家があり食事も美味しいと皆喜んでいますね」
ヴィッセが躊躇いがちに言い千歳が何かあったのか尋ねれば良い話しを齎してくれる、ソーンも嬉しそうに話す、罪を犯したけれども生き甲斐が出来たのなら良い。
「そうだね、後は食事…屋台や飲食店を増やしたいと僕と大河君と崇幸さんの意見なんだ、商業エリアに飲食店は商業ギルドのカフェとブックカフェ…飲み物がメインだからね。こちらは食を充実させたいと思う、療養街の住民になる人達に飲食店経営に興味があるか聞いて欲しい」
「それなら、皇国からも募るか」
「うん、それは良いですね。皇国周辺の国でも良いですよ」
「では、皇国の商業ギルドと冒険者ギルドに話しを通しておきます」
千歳の案にトワンが皇国からもやりたい者達を集めると、皇国にも貧富の差はある貧しい者達は大勢いる、ケークスが頷き話を纏めていく、それまで黙って聞いていたタナトスが口を開いた。
「商業ギルドと冒険者ギルドの管理は何処に頼むんです?」
「現在商業エリアの商業、冒険者、情報ギルドのマスター達と話し合いをして決めます」
「では、薬師ギルドと飲食ギルド…名前はどうでもいいですがその2つもこのビルの中に設けて下さい。薬師ギルドは蒐集家にでもやらせてください、飲食ギルドはカイネとバルタルに。薬師ギルドで蒐集家の元である程度知識と薬草を学んだ者には証明書を、飲食ギルドでは飲食に対しての衛生面や品質基準を設けて資格証を発行してください。管理が面倒なので職業別で分割します。それと現在崇幸達と同行している《ノゼバ》の難民達からも希望者を募って下さい」
「……成程、参考になるありがとう。《ノゼバ》の皆さんには崇幸さん達に話しをして貰っているから。では蒐集家さんとカイネ君とバルタル君達にお願いをしに行こう。では本日の会議は終了です。次回は2日後のこの時間で」
タナトスの意見に真剣に頷く、職業毎にギルドを設けるのも悪くはない、特に人体に影響が出る物はやはり資格が必要だろう……後に蒐集家は曖昧な表情を浮べ(タナトスからの嫌がらせかと思っている)カイネとバルタルは驚きながら少し考え引き受ける事にした。
第04話 豪邸が建ちました
「どうぞ、この家でいいですか?他にもあります…」
外神が出した家は…豪邸と呼べる代物だった、ガラス張りの横に広い2階建ての家、森の中にどんと出現したそれは存在感がありファーツコクスとジュカと子ども達が口をポカンと開けていた。
「中に入ってみよ、色々変えられるし」
「い、いや。こんな家貰っても払える物がない」
「そ、そうないない!」
「わーすごーい!」
「暗いにーちゃんすげー」
「きれーすてきー」
「俺達のいえー」
「……どうぞ」
子ども達がはしゃぐのと裏腹にファーツコクスとジュカは引いてしまっている、外神は暗いと言われたが気にせず中へ皆を入れる。
「わーわーすごい!」
「この長い椅子気持ちいい!」
「木があるよ!家の中!」
「明るい」
子ども達は走り出す、玄関入ってすぐの広いリビングのソファや観葉植物にテーブルに置かれたタペストリーのテーブルクロスは白地に金の意図の細かい花の刺繍が施され奥のカウンターキッチンに冷蔵庫や魔法コンロが置かれていた。
「2階は寝室です、部屋は8部屋あります好きに使って下さい。一回の奥に風呂場や洗面台があります」
「本当に貰ってもいいのか?」
「はい、すぐできますから…」
「んー貰うっていうのは商売人としては頂けない…悩むな…ああ、そうだ」
ソファの座り心地を確かめながらファーツコクスが悩む、手持ちの金では到底支払いが出来る物では無いだろう…そこでウズラとそして…。
「難しいが、よければそこのウズラ君と…そちらのギーギス君の呪いを解呪してみようか?2人の呪いは難しい物だが成功する可能性は半々だな」
「なっ!本当か!?ウズラやった!やっと……」
『ぴぎゃ!』
「俺の呪い…すまないが俺は自分が呪いを受けている自覚がない」
ファーツコクスの提案にチェカが薄らを抱えて強く抱き締める、ウズラは声を高く上げた。
ギーギスが呆然とし、他の面々もその事実に息を呑む。
「まあ、君やナチェ君は私達とほぼ同種…ともいえる同異種。呪いを受けても大した影響は無いよ。ギーギス君の呪いはなんというか…難しい、言葉に上手く出来ない」
「ギーギス君の呪いは今どうにかなる物でもない、先にウズラ君の解呪からしようか。他の手を借りる事になるかもしれないけれど」
「は、はい!お願いします!」
チェカとウズラが深く頭を下げる、チェカは涙ぐんで鼻を啜る。
「良かったじゃん、異世界に来て良かったわ。コクスっち、ジュカっち頼むわ。飯は俺が作るし」
チェカの肩に懐記が手を乗せ、懐記が台所に向かい張り切って食事を作り始める、外神とナチェとシュリも手伝い食事作りと解呪を始めた…。
療養街の新しく置かれたタナトスのオフィスの大会議室で話し合いは行われている、千歳とラジカに奴隷ギルドの支配人タナトス、療養街の支配人に指名されたトワンとミカイ、ヴィッセやケークス、奴隷ギルドの職員のワンズ達も集まり次々と話しは決まっていく。
「崇幸さんから入院施設、クラークラック達の温泉施設…ロックスさんの《ホウラク》のホテルで研修を受けて貧民街の人達で働きたい人達がいるからそこは任せるから」
「神々が薬草ダンジョンを新たに設けるとの事ですが、場所とそれに伴い商業ギルドと冒険者ギルドも造ります」
千歳が壁のモニターでマップを確認しながらラジカがタブレットで現状の進捗を挙げていく、療養街として本格的に外部を招くのは大分先になるが先ずは街としての再生を進めていく。
「食料に不安があるな、金がないから援助を受けるにもなぁ」
「今現在大規模の食糧や住居の支援などして貰っているしな」
「そうですね、畑と食糧木はあるとして外貨……それは考えます」
「それど現在刑務作業を行っている罪人達ですが…」
「ヴィッセさん、何か問題が?」
「いえ、彼らは現在《島船》と《ガルディア》の街に残る事を希望しています」
「全員?」
「はい、約400名程ですね。半分に分けて作業を行っています」
「それは構わないけど、ラヴィトリさんやオーケスさんは?いいのかな?カジノタワーでの作業は…」
「大丈夫です、《空船》野菜や薬草の収穫や簡単な作業、魚の加工で助かるそうです。干物が商業エリアで大人気で忙しいので…」
「カジノタワーではチーズやお酒の梱包、最近は布の裁断と加工に茶葉の収穫と加工が皆さん性に合っているようで」
「それなら構わないよ、罪を犯したけれど職を選べる自由があるのは大事な事だから」
「はい、仕事も読み書き計算も学べて家があり食事も美味しいと皆喜んでいますね」
ヴィッセが躊躇いがちに言い千歳が何かあったのか尋ねれば良い話しを齎してくれる、ソーンも嬉しそうに話す、罪を犯したけれども生き甲斐が出来たのなら良い。
「そうだね、後は食事…屋台や飲食店を増やしたいと僕と大河君と崇幸さんの意見なんだ、商業エリアに飲食店は商業ギルドのカフェとブックカフェ…飲み物がメインだからね。こちらは食を充実させたいと思う、療養街の住民になる人達に飲食店経営に興味があるか聞いて欲しい」
「それなら、皇国からも募るか」
「うん、それは良いですね。皇国周辺の国でも良いですよ」
「では、皇国の商業ギルドと冒険者ギルドに話しを通しておきます」
千歳の案にトワンが皇国からもやりたい者達を集めると、皇国にも貧富の差はある貧しい者達は大勢いる、ケークスが頷き話を纏めていく、それまで黙って聞いていたタナトスが口を開いた。
「商業ギルドと冒険者ギルドの管理は何処に頼むんです?」
「現在商業エリアの商業、冒険者、情報ギルドのマスター達と話し合いをして決めます」
「では、薬師ギルドと飲食ギルド…名前はどうでもいいですがその2つもこのビルの中に設けて下さい。薬師ギルドは蒐集家にでもやらせてください、飲食ギルドはカイネとバルタルに。薬師ギルドで蒐集家の元である程度知識と薬草を学んだ者には証明書を、飲食ギルドでは飲食に対しての衛生面や品質基準を設けて資格証を発行してください。管理が面倒なので職業別で分割します。それと現在崇幸達と同行している《ノゼバ》の難民達からも希望者を募って下さい」
「……成程、参考になるありがとう。《ノゼバ》の皆さんには崇幸さん達に話しをして貰っているから。では蒐集家さんとカイネ君とバルタル君達にお願いをしに行こう。では本日の会議は終了です。次回は2日後のこの時間で」
タナトスの意見に真剣に頷く、職業毎にギルドを設けるのも悪くはない、特に人体に影響が出る物はやはり資格が必要だろう……後に蒐集家は曖昧な表情を浮べ(タナトスからの嫌がらせかと思っている)カイネとバルタルは驚きながら少し考え引き受ける事にした。
第04話 豪邸が建ちました
「どうぞ、この家でいいですか?他にもあります…」
外神が出した家は…豪邸と呼べる代物だった、ガラス張りの横に広い2階建ての家、森の中にどんと出現したそれは存在感がありファーツコクスとジュカと子ども達が口をポカンと開けていた。
「中に入ってみよ、色々変えられるし」
「い、いや。こんな家貰っても払える物がない」
「そ、そうないない!」
「わーすごーい!」
「暗いにーちゃんすげー」
「きれーすてきー」
「俺達のいえー」
「……どうぞ」
子ども達がはしゃぐのと裏腹にファーツコクスとジュカは引いてしまっている、外神は暗いと言われたが気にせず中へ皆を入れる。
「わーわーすごい!」
「この長い椅子気持ちいい!」
「木があるよ!家の中!」
「明るい」
子ども達は走り出す、玄関入ってすぐの広いリビングのソファや観葉植物にテーブルに置かれたタペストリーのテーブルクロスは白地に金の意図の細かい花の刺繍が施され奥のカウンターキッチンに冷蔵庫や魔法コンロが置かれていた。
「2階は寝室です、部屋は8部屋あります好きに使って下さい。一回の奥に風呂場や洗面台があります」
「本当に貰ってもいいのか?」
「はい、すぐできますから…」
「んー貰うっていうのは商売人としては頂けない…悩むな…ああ、そうだ」
ソファの座り心地を確かめながらファーツコクスが悩む、手持ちの金では到底支払いが出来る物では無いだろう…そこでウズラとそして…。
「難しいが、よければそこのウズラ君と…そちらのギーギス君の呪いを解呪してみようか?2人の呪いは難しい物だが成功する可能性は半々だな」
「なっ!本当か!?ウズラやった!やっと……」
『ぴぎゃ!』
「俺の呪い…すまないが俺は自分が呪いを受けている自覚がない」
ファーツコクスの提案にチェカが薄らを抱えて強く抱き締める、ウズラは声を高く上げた。
ギーギスが呆然とし、他の面々もその事実に息を呑む。
「まあ、君やナチェ君は私達とほぼ同種…ともいえる同異種。呪いを受けても大した影響は無いよ。ギーギス君の呪いはなんというか…難しい、言葉に上手く出来ない」
「ギーギス君の呪いは今どうにかなる物でもない、先にウズラ君の解呪からしようか。他の手を借りる事になるかもしれないけれど」
「は、はい!お願いします!」
チェカとウズラが深く頭を下げる、チェカは涙ぐんで鼻を啜る。
「良かったじゃん、異世界に来て良かったわ。コクスっち、ジュカっち頼むわ。飯は俺が作るし」
チェカの肩に懐記が手を乗せ、懐記が台所に向かい張り切って食事を作り始める、外神とナチェとシュリも手伝い食事作りと解呪を始めた…。
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