622 / 807
第014部 君分かれる事なかれ/君離れる事なかれ
第03話 増築/第3話 自給自足
しおりを挟む
第03話 増築
「こんなもんかな?」
「家具や魔法具も準備出来た…」
「高くなったなー」
「戻ったよー高い建物になったなぁ」
「こちらも戻りました。目立ちますね、でも素敵な建物ですね」
「おかえりー」
《エンビ》の店の増築と家具や魔法具の設置を終わらせた頃に、詠斗と綴も戻れば辺りはすっかり夜になり晴海や様子を見に来たグローリーとオベリスカ、ヤクハと夕食を作って待っていてくれた。
「パンと肉持って来たす」
「果物もありますよ」
「たくさん用意しました」
「食べよう…」
詠斗と綴が連れて来た《鋼の足》の身内達はポカンとずっと口を開けている、ラウラス、トゥナーとトイ、チグリスが食事を運び、家族たちには収納袋を渡したのでそれに家ごと入れているし外には家畜もいて柵も持って来た物を設置した。
「あ、そうそう、一応懐記君の家も外に出したらそっちを使っても良いぞ。エレベーターと階段で…部屋は自由に決めてくれればいいよ」
「夕食の後に案内しますね」
「外の動物達には野菜をあげたらいいかな?」
「おなかすいたー沢山あるから食べてください」
崇幸が店の上の構造を伝え綴と晴海が夕食をどうぞと促し、詠斗とトゥナーとトイが外の家畜達の為に餌をやりに行く。
「こ、腰まで治して貰って…」
「こんな、見た事もないご馳走…」
「ゆめ?…いた…じゃない」
「すごーいおいしそう!」
「きれー」
ヤスガ達の家族が恐る恐る椅子に座って見た事もない食事、ミルクのシチューや真っ白で柔らかなパンとチーズと焼いた肉とキノコのソテー、色鮮やかなサラダと瑞々しい果物とお茶とカノリとカウンのジュースが置かれている。
「さ、食べよう」
『いただきまーす!』
連れて来た家族たち戸惑いながら食事に有り付く、落ち着いたらゆっくり店をやってくれれば良いと崇幸は美味しいと喜ぶ皆の顔を見て頷いた。
第3話 自給自足
『……でか』
『も?』
「これニワトリ?」
「大きいですね……解体したい」
「でた《解体卿》」
「でも可愛いなー」
森を歩いて進んだ先には広大な畑と…周辺をうろつく巨大なニワトリ、1m以上あるニワトリが5羽赤い鶏冠白い身体、長い黒い尾を振り振りとしていた、外神が解体したいと言えばギーギスが呆れナチェは鋭い目つきのフィレンを可愛いと漏らす、付いて来た13位の魔王とその背に乗るエクトとナビヤもフィレンを見ていた。
「フィレンていう鳥だよ、畑の虫とか傷んだ野菜を食べてくれるし…卵も大きい。肉はあまりうまくないかな」
「へぇ、売ってる?」
「市場に売っている、1,000ギロだな大体」
「相場がわかんないわ」
「教える、お客様にサービス」
「ありがと」
懐記が市場での値段を聞くとファーツコクスが答える、畑を進めば色々な作物が植えられていて懐記達の興味をそそる。
「この紫の丸いのは?」
「それは芋だよ、焼くとおやつになる。この辺は芋でそっちはシチューとかに会う根野菜、そっちは豆とかだね」
「美味しそう、異世界の野菜も面白い……この小さいのは?」
「あっ!しっし、そいつらは野菜泥棒、捕まえて捌いて食うと美味いよ」
「……えぇ」
ジラ達が気になった野菜を聞けば分かりやすくジュカが教えてくれノイズの足元に白いふわふわした毛並みのトカゲの姿を生き物が過ぎる、ジュカが美味いと言うかちょっとかわいいと思ったノイズは戸惑う。
「ついでに野菜を収穫しよう、せっかくだ。異世界料理をご馳走するよ」
「いいね、子ども達も野菜売りと仕事から帰ってくるし。旦那のお得意のシチューにしよ。俺は包み焼きね」
「お、やった!興味ある」
「なな、酒は?ある?」
「酒ねぇ……高いからうちには無いよ」
チェカがはしゃぎジラが異界の酒に興味を持つがファーツコクスが首を振る、ジラはちょっとがっかりするがイシュターが冷えた瞳で見ている。
「薬酒がある」
「う、いい…」
「やくしゅ?」
「薬草や滋養強壮のある物を漬け込んで寝かせた物だ」
「それは興味ある」
「ご馳走になるから後で出そう」
「それは嬉しいな」
ファーツコクスが興味を持ちイシュターが出すと言いジラは渋い顔をする、各自で適当に野菜を収穫する、外神はフィレンを眺めシュリとマユラは気になる野菜を収穫していった。
「ただいまー」
「おきゃく?」
「いらっしゃい」
「野菜全部売れたーおじさんがお肉の売れ残りくれた!」
「小麦粉と塩買って来たよ」
「おなかすいたぁ、この青いのたべてもいい?」
『も、もちゃ!?』
『だめー』
『まおーたべちゃだめー』
篭を背負った10~15歳位の子ども達が仕事から戻り畑にくれば、13位の魔王を見て食べても良いか聞きエクトとセレネがひしと13位の魔王にしがみ付く。
『も、もも…』
「魔王を食べる……中々豪胆だ」
「もちゃっち美味いの?」
『もちゃぁ…も?』
「名前無いと不便だし、仮りでもちゃでいい?俺はもちゃっちて呼ぶわ、戻ったらニアっちに付けてもらいな」
『も!』
イシュターがもちゃを食べていいか聞いた子どもに関心する、13位の魔王が名前を貰いどうやら気に入ったらしく片手を上げて喜ぶ、収穫をし家に向かえば……そこは洞穴とその周辺には木や岩を組んだ竈と台所や岩に穴を開けた風呂?らしき物があり…ボロいとはまた別な違う感じだった。
「ここにこの人数で住んでいるのか…流石の俺も驚いた」
「外神っち」
「はい、出します」
「まぁぼろいけど金かかんないし、畑もタダよタダ」
「近くに川もあるし、便利便利」
呆然とするナチェと家を出す事にした外神、ジュカもファーツコクスも気にしていない0円なら金を必要としなければそこまで稼ぐ必要はないと言う事だ。
「家をあげます、僕が皆さんの希望を聞きます」
「金はそんなに持ってないな、流石に家は…」
「タダ、タダ。無料、0円。さすがに子どももいるし貰っといて」
「そーそーここにいる外神は俺達がいた世界の大金持ちだから家の100軒位余裕だ」
ファーツコクスが遠慮するが、懐記もギーギスも良いと言うので…遠慮なく貰う事にした…。
「こんなもんかな?」
「家具や魔法具も準備出来た…」
「高くなったなー」
「戻ったよー高い建物になったなぁ」
「こちらも戻りました。目立ちますね、でも素敵な建物ですね」
「おかえりー」
《エンビ》の店の増築と家具や魔法具の設置を終わらせた頃に、詠斗と綴も戻れば辺りはすっかり夜になり晴海や様子を見に来たグローリーとオベリスカ、ヤクハと夕食を作って待っていてくれた。
「パンと肉持って来たす」
「果物もありますよ」
「たくさん用意しました」
「食べよう…」
詠斗と綴が連れて来た《鋼の足》の身内達はポカンとずっと口を開けている、ラウラス、トゥナーとトイ、チグリスが食事を運び、家族たちには収納袋を渡したのでそれに家ごと入れているし外には家畜もいて柵も持って来た物を設置した。
「あ、そうそう、一応懐記君の家も外に出したらそっちを使っても良いぞ。エレベーターと階段で…部屋は自由に決めてくれればいいよ」
「夕食の後に案内しますね」
「外の動物達には野菜をあげたらいいかな?」
「おなかすいたー沢山あるから食べてください」
崇幸が店の上の構造を伝え綴と晴海が夕食をどうぞと促し、詠斗とトゥナーとトイが外の家畜達の為に餌をやりに行く。
「こ、腰まで治して貰って…」
「こんな、見た事もないご馳走…」
「ゆめ?…いた…じゃない」
「すごーいおいしそう!」
「きれー」
ヤスガ達の家族が恐る恐る椅子に座って見た事もない食事、ミルクのシチューや真っ白で柔らかなパンとチーズと焼いた肉とキノコのソテー、色鮮やかなサラダと瑞々しい果物とお茶とカノリとカウンのジュースが置かれている。
「さ、食べよう」
『いただきまーす!』
連れて来た家族たち戸惑いながら食事に有り付く、落ち着いたらゆっくり店をやってくれれば良いと崇幸は美味しいと喜ぶ皆の顔を見て頷いた。
第3話 自給自足
『……でか』
『も?』
「これニワトリ?」
「大きいですね……解体したい」
「でた《解体卿》」
「でも可愛いなー」
森を歩いて進んだ先には広大な畑と…周辺をうろつく巨大なニワトリ、1m以上あるニワトリが5羽赤い鶏冠白い身体、長い黒い尾を振り振りとしていた、外神が解体したいと言えばギーギスが呆れナチェは鋭い目つきのフィレンを可愛いと漏らす、付いて来た13位の魔王とその背に乗るエクトとナビヤもフィレンを見ていた。
「フィレンていう鳥だよ、畑の虫とか傷んだ野菜を食べてくれるし…卵も大きい。肉はあまりうまくないかな」
「へぇ、売ってる?」
「市場に売っている、1,000ギロだな大体」
「相場がわかんないわ」
「教える、お客様にサービス」
「ありがと」
懐記が市場での値段を聞くとファーツコクスが答える、畑を進めば色々な作物が植えられていて懐記達の興味をそそる。
「この紫の丸いのは?」
「それは芋だよ、焼くとおやつになる。この辺は芋でそっちはシチューとかに会う根野菜、そっちは豆とかだね」
「美味しそう、異世界の野菜も面白い……この小さいのは?」
「あっ!しっし、そいつらは野菜泥棒、捕まえて捌いて食うと美味いよ」
「……えぇ」
ジラ達が気になった野菜を聞けば分かりやすくジュカが教えてくれノイズの足元に白いふわふわした毛並みのトカゲの姿を生き物が過ぎる、ジュカが美味いと言うかちょっとかわいいと思ったノイズは戸惑う。
「ついでに野菜を収穫しよう、せっかくだ。異世界料理をご馳走するよ」
「いいね、子ども達も野菜売りと仕事から帰ってくるし。旦那のお得意のシチューにしよ。俺は包み焼きね」
「お、やった!興味ある」
「なな、酒は?ある?」
「酒ねぇ……高いからうちには無いよ」
チェカがはしゃぎジラが異界の酒に興味を持つがファーツコクスが首を振る、ジラはちょっとがっかりするがイシュターが冷えた瞳で見ている。
「薬酒がある」
「う、いい…」
「やくしゅ?」
「薬草や滋養強壮のある物を漬け込んで寝かせた物だ」
「それは興味ある」
「ご馳走になるから後で出そう」
「それは嬉しいな」
ファーツコクスが興味を持ちイシュターが出すと言いジラは渋い顔をする、各自で適当に野菜を収穫する、外神はフィレンを眺めシュリとマユラは気になる野菜を収穫していった。
「ただいまー」
「おきゃく?」
「いらっしゃい」
「野菜全部売れたーおじさんがお肉の売れ残りくれた!」
「小麦粉と塩買って来たよ」
「おなかすいたぁ、この青いのたべてもいい?」
『も、もちゃ!?』
『だめー』
『まおーたべちゃだめー』
篭を背負った10~15歳位の子ども達が仕事から戻り畑にくれば、13位の魔王を見て食べても良いか聞きエクトとセレネがひしと13位の魔王にしがみ付く。
『も、もも…』
「魔王を食べる……中々豪胆だ」
「もちゃっち美味いの?」
『もちゃぁ…も?』
「名前無いと不便だし、仮りでもちゃでいい?俺はもちゃっちて呼ぶわ、戻ったらニアっちに付けてもらいな」
『も!』
イシュターがもちゃを食べていいか聞いた子どもに関心する、13位の魔王が名前を貰いどうやら気に入ったらしく片手を上げて喜ぶ、収穫をし家に向かえば……そこは洞穴とその周辺には木や岩を組んだ竈と台所や岩に穴を開けた風呂?らしき物があり…ボロいとはまた別な違う感じだった。
「ここにこの人数で住んでいるのか…流石の俺も驚いた」
「外神っち」
「はい、出します」
「まぁぼろいけど金かかんないし、畑もタダよタダ」
「近くに川もあるし、便利便利」
呆然とするナチェと家を出す事にした外神、ジュカもファーツコクスも気にしていない0円なら金を必要としなければそこまで稼ぐ必要はないと言う事だ。
「家をあげます、僕が皆さんの希望を聞きます」
「金はそんなに持ってないな、流石に家は…」
「タダ、タダ。無料、0円。さすがに子どももいるし貰っといて」
「そーそーここにいる外神は俺達がいた世界の大金持ちだから家の100軒位余裕だ」
ファーツコクスが遠慮するが、懐記もギーギスも良いと言うので…遠慮なく貰う事にした…。
0
お気に入りに追加
294
あなたにおすすめの小説
元万能技術者の冒険者にして釣り人な日々
於田縫紀
ファンタジー
俺は神殿技術者だったが過労死して転生。そして冒険者となった日の夜に記憶や技能・魔法を取り戻した。しかしかつて持っていた能力や魔法の他に、釣りに必要だと神が判断した様々な技能や魔法がおまけされていた。
今世はこれらを利用してのんびり釣り、最小限に仕事をしようと思ったのだが……
(タイトルは異なりますが、カクヨム投稿中の『何でも作れる元神殿技術者の冒険者にして釣り人な日々』と同じお話です。更新が追いつくまでは毎日更新、追いついた後は隔日更新となります)
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
リリゼットの学園生活 〜 聖魔法?我が家では誰でも使えますよ?
あくの
ファンタジー
15になって領地の修道院から王立ディアーヌ学園、通称『学園』に通うことになったリリゼット。
加護細工の家系のドルバック伯爵家の娘として他家の令嬢達と交流開始するも世間知らずのリリゼットは令嬢との会話についていけない。
また姉と婚約者の破天荒な行動からリリゼットも同じなのかと学園の男子生徒が近寄ってくる。
長女気質のダンテス公爵家の長女リーゼはそんなリリゼットの危うさを危惧しており…。
リリゼットは楽しい学園生活を全うできるのか?!
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる