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第014部 君分かれる事なかれ/君離れる事なかれ
第03話 増築/第3話 自給自足
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第03話 増築
「こんなもんかな?」
「家具や魔法具も準備出来た…」
「高くなったなー」
「戻ったよー高い建物になったなぁ」
「こちらも戻りました。目立ちますね、でも素敵な建物ですね」
「おかえりー」
《エンビ》の店の増築と家具や魔法具の設置を終わらせた頃に、詠斗と綴も戻れば辺りはすっかり夜になり晴海や様子を見に来たグローリーとオベリスカ、ヤクハと夕食を作って待っていてくれた。
「パンと肉持って来たす」
「果物もありますよ」
「たくさん用意しました」
「食べよう…」
詠斗と綴が連れて来た《鋼の足》の身内達はポカンとずっと口を開けている、ラウラス、トゥナーとトイ、チグリスが食事を運び、家族たちには収納袋を渡したのでそれに家ごと入れているし外には家畜もいて柵も持って来た物を設置した。
「あ、そうそう、一応懐記君の家も外に出したらそっちを使っても良いぞ。エレベーターと階段で…部屋は自由に決めてくれればいいよ」
「夕食の後に案内しますね」
「外の動物達には野菜をあげたらいいかな?」
「おなかすいたー沢山あるから食べてください」
崇幸が店の上の構造を伝え綴と晴海が夕食をどうぞと促し、詠斗とトゥナーとトイが外の家畜達の為に餌をやりに行く。
「こ、腰まで治して貰って…」
「こんな、見た事もないご馳走…」
「ゆめ?…いた…じゃない」
「すごーいおいしそう!」
「きれー」
ヤスガ達の家族が恐る恐る椅子に座って見た事もない食事、ミルクのシチューや真っ白で柔らかなパンとチーズと焼いた肉とキノコのソテー、色鮮やかなサラダと瑞々しい果物とお茶とカノリとカウンのジュースが置かれている。
「さ、食べよう」
『いただきまーす!』
連れて来た家族たち戸惑いながら食事に有り付く、落ち着いたらゆっくり店をやってくれれば良いと崇幸は美味しいと喜ぶ皆の顔を見て頷いた。
第3話 自給自足
『……でか』
『も?』
「これニワトリ?」
「大きいですね……解体したい」
「でた《解体卿》」
「でも可愛いなー」
森を歩いて進んだ先には広大な畑と…周辺をうろつく巨大なニワトリ、1m以上あるニワトリが5羽赤い鶏冠白い身体、長い黒い尾を振り振りとしていた、外神が解体したいと言えばギーギスが呆れナチェは鋭い目つきのフィレンを可愛いと漏らす、付いて来た13位の魔王とその背に乗るエクトとナビヤもフィレンを見ていた。
「フィレンていう鳥だよ、畑の虫とか傷んだ野菜を食べてくれるし…卵も大きい。肉はあまりうまくないかな」
「へぇ、売ってる?」
「市場に売っている、1,000ギロだな大体」
「相場がわかんないわ」
「教える、お客様にサービス」
「ありがと」
懐記が市場での値段を聞くとファーツコクスが答える、畑を進めば色々な作物が植えられていて懐記達の興味をそそる。
「この紫の丸いのは?」
「それは芋だよ、焼くとおやつになる。この辺は芋でそっちはシチューとかに会う根野菜、そっちは豆とかだね」
「美味しそう、異世界の野菜も面白い……この小さいのは?」
「あっ!しっし、そいつらは野菜泥棒、捕まえて捌いて食うと美味いよ」
「……えぇ」
ジラ達が気になった野菜を聞けば分かりやすくジュカが教えてくれノイズの足元に白いふわふわした毛並みのトカゲの姿を生き物が過ぎる、ジュカが美味いと言うかちょっとかわいいと思ったノイズは戸惑う。
「ついでに野菜を収穫しよう、せっかくだ。異世界料理をご馳走するよ」
「いいね、子ども達も野菜売りと仕事から帰ってくるし。旦那のお得意のシチューにしよ。俺は包み焼きね」
「お、やった!興味ある」
「なな、酒は?ある?」
「酒ねぇ……高いからうちには無いよ」
チェカがはしゃぎジラが異界の酒に興味を持つがファーツコクスが首を振る、ジラはちょっとがっかりするがイシュターが冷えた瞳で見ている。
「薬酒がある」
「う、いい…」
「やくしゅ?」
「薬草や滋養強壮のある物を漬け込んで寝かせた物だ」
「それは興味ある」
「ご馳走になるから後で出そう」
「それは嬉しいな」
ファーツコクスが興味を持ちイシュターが出すと言いジラは渋い顔をする、各自で適当に野菜を収穫する、外神はフィレンを眺めシュリとマユラは気になる野菜を収穫していった。
「ただいまー」
「おきゃく?」
「いらっしゃい」
「野菜全部売れたーおじさんがお肉の売れ残りくれた!」
「小麦粉と塩買って来たよ」
「おなかすいたぁ、この青いのたべてもいい?」
『も、もちゃ!?』
『だめー』
『まおーたべちゃだめー』
篭を背負った10~15歳位の子ども達が仕事から戻り畑にくれば、13位の魔王を見て食べても良いか聞きエクトとセレネがひしと13位の魔王にしがみ付く。
『も、もも…』
「魔王を食べる……中々豪胆だ」
「もちゃっち美味いの?」
『もちゃぁ…も?』
「名前無いと不便だし、仮りでもちゃでいい?俺はもちゃっちて呼ぶわ、戻ったらニアっちに付けてもらいな」
『も!』
イシュターがもちゃを食べていいか聞いた子どもに関心する、13位の魔王が名前を貰いどうやら気に入ったらしく片手を上げて喜ぶ、収穫をし家に向かえば……そこは洞穴とその周辺には木や岩を組んだ竈と台所や岩に穴を開けた風呂?らしき物があり…ボロいとはまた別な違う感じだった。
「ここにこの人数で住んでいるのか…流石の俺も驚いた」
「外神っち」
「はい、出します」
「まぁぼろいけど金かかんないし、畑もタダよタダ」
「近くに川もあるし、便利便利」
呆然とするナチェと家を出す事にした外神、ジュカもファーツコクスも気にしていない0円なら金を必要としなければそこまで稼ぐ必要はないと言う事だ。
「家をあげます、僕が皆さんの希望を聞きます」
「金はそんなに持ってないな、流石に家は…」
「タダ、タダ。無料、0円。さすがに子どももいるし貰っといて」
「そーそーここにいる外神は俺達がいた世界の大金持ちだから家の100軒位余裕だ」
ファーツコクスが遠慮するが、懐記もギーギスも良いと言うので…遠慮なく貰う事にした…。
「こんなもんかな?」
「家具や魔法具も準備出来た…」
「高くなったなー」
「戻ったよー高い建物になったなぁ」
「こちらも戻りました。目立ちますね、でも素敵な建物ですね」
「おかえりー」
《エンビ》の店の増築と家具や魔法具の設置を終わらせた頃に、詠斗と綴も戻れば辺りはすっかり夜になり晴海や様子を見に来たグローリーとオベリスカ、ヤクハと夕食を作って待っていてくれた。
「パンと肉持って来たす」
「果物もありますよ」
「たくさん用意しました」
「食べよう…」
詠斗と綴が連れて来た《鋼の足》の身内達はポカンとずっと口を開けている、ラウラス、トゥナーとトイ、チグリスが食事を運び、家族たちには収納袋を渡したのでそれに家ごと入れているし外には家畜もいて柵も持って来た物を設置した。
「あ、そうそう、一応懐記君の家も外に出したらそっちを使っても良いぞ。エレベーターと階段で…部屋は自由に決めてくれればいいよ」
「夕食の後に案内しますね」
「外の動物達には野菜をあげたらいいかな?」
「おなかすいたー沢山あるから食べてください」
崇幸が店の上の構造を伝え綴と晴海が夕食をどうぞと促し、詠斗とトゥナーとトイが外の家畜達の為に餌をやりに行く。
「こ、腰まで治して貰って…」
「こんな、見た事もないご馳走…」
「ゆめ?…いた…じゃない」
「すごーいおいしそう!」
「きれー」
ヤスガ達の家族が恐る恐る椅子に座って見た事もない食事、ミルクのシチューや真っ白で柔らかなパンとチーズと焼いた肉とキノコのソテー、色鮮やかなサラダと瑞々しい果物とお茶とカノリとカウンのジュースが置かれている。
「さ、食べよう」
『いただきまーす!』
連れて来た家族たち戸惑いながら食事に有り付く、落ち着いたらゆっくり店をやってくれれば良いと崇幸は美味しいと喜ぶ皆の顔を見て頷いた。
第3話 自給自足
『……でか』
『も?』
「これニワトリ?」
「大きいですね……解体したい」
「でた《解体卿》」
「でも可愛いなー」
森を歩いて進んだ先には広大な畑と…周辺をうろつく巨大なニワトリ、1m以上あるニワトリが5羽赤い鶏冠白い身体、長い黒い尾を振り振りとしていた、外神が解体したいと言えばギーギスが呆れナチェは鋭い目つきのフィレンを可愛いと漏らす、付いて来た13位の魔王とその背に乗るエクトとナビヤもフィレンを見ていた。
「フィレンていう鳥だよ、畑の虫とか傷んだ野菜を食べてくれるし…卵も大きい。肉はあまりうまくないかな」
「へぇ、売ってる?」
「市場に売っている、1,000ギロだな大体」
「相場がわかんないわ」
「教える、お客様にサービス」
「ありがと」
懐記が市場での値段を聞くとファーツコクスが答える、畑を進めば色々な作物が植えられていて懐記達の興味をそそる。
「この紫の丸いのは?」
「それは芋だよ、焼くとおやつになる。この辺は芋でそっちはシチューとかに会う根野菜、そっちは豆とかだね」
「美味しそう、異世界の野菜も面白い……この小さいのは?」
「あっ!しっし、そいつらは野菜泥棒、捕まえて捌いて食うと美味いよ」
「……えぇ」
ジラ達が気になった野菜を聞けば分かりやすくジュカが教えてくれノイズの足元に白いふわふわした毛並みのトカゲの姿を生き物が過ぎる、ジュカが美味いと言うかちょっとかわいいと思ったノイズは戸惑う。
「ついでに野菜を収穫しよう、せっかくだ。異世界料理をご馳走するよ」
「いいね、子ども達も野菜売りと仕事から帰ってくるし。旦那のお得意のシチューにしよ。俺は包み焼きね」
「お、やった!興味ある」
「なな、酒は?ある?」
「酒ねぇ……高いからうちには無いよ」
チェカがはしゃぎジラが異界の酒に興味を持つがファーツコクスが首を振る、ジラはちょっとがっかりするがイシュターが冷えた瞳で見ている。
「薬酒がある」
「う、いい…」
「やくしゅ?」
「薬草や滋養強壮のある物を漬け込んで寝かせた物だ」
「それは興味ある」
「ご馳走になるから後で出そう」
「それは嬉しいな」
ファーツコクスが興味を持ちイシュターが出すと言いジラは渋い顔をする、各自で適当に野菜を収穫する、外神はフィレンを眺めシュリとマユラは気になる野菜を収穫していった。
「ただいまー」
「おきゃく?」
「いらっしゃい」
「野菜全部売れたーおじさんがお肉の売れ残りくれた!」
「小麦粉と塩買って来たよ」
「おなかすいたぁ、この青いのたべてもいい?」
『も、もちゃ!?』
『だめー』
『まおーたべちゃだめー』
篭を背負った10~15歳位の子ども達が仕事から戻り畑にくれば、13位の魔王を見て食べても良いか聞きエクトとセレネがひしと13位の魔王にしがみ付く。
『も、もも…』
「魔王を食べる……中々豪胆だ」
「もちゃっち美味いの?」
『もちゃぁ…も?』
「名前無いと不便だし、仮りでもちゃでいい?俺はもちゃっちて呼ぶわ、戻ったらニアっちに付けてもらいな」
『も!』
イシュターがもちゃを食べていいか聞いた子どもに関心する、13位の魔王が名前を貰いどうやら気に入ったらしく片手を上げて喜ぶ、収穫をし家に向かえば……そこは洞穴とその周辺には木や岩を組んだ竈と台所や岩に穴を開けた風呂?らしき物があり…ボロいとはまた別な違う感じだった。
「ここにこの人数で住んでいるのか…流石の俺も驚いた」
「外神っち」
「はい、出します」
「まぁぼろいけど金かかんないし、畑もタダよタダ」
「近くに川もあるし、便利便利」
呆然とするナチェと家を出す事にした外神、ジュカもファーツコクスも気にしていない0円なら金を必要としなければそこまで稼ぐ必要はないと言う事だ。
「家をあげます、僕が皆さんの希望を聞きます」
「金はそんなに持ってないな、流石に家は…」
「タダ、タダ。無料、0円。さすがに子どももいるし貰っといて」
「そーそーここにいる外神は俺達がいた世界の大金持ちだから家の100軒位余裕だ」
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