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第014部 君分かれる事なかれ/君離れる事なかれ
第02話 セレネのゴーレム/第2話 《ホローリングレース》
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第02話 セレネのゴーレム
セレネが異界《アストマーズ》の外神から預かった魔石を収納空間から出す、今は丁度他の魔人の子ども達と教室で遊んでいたのでセレネは近くにいて異界に興味を示していたナビヤと交代し識を呼ぶ。
「ちーちー」
『あらぁ呼んだかしらぁセレちゃん?』
「とーこれー」
『ん?あ、これって!外神ちゃんの?魔石?神々!ちょっとぉ』
『セレネ達のゴーレムが外神から預かった物をこの世界に?』
『すごいなのです!セレネ!異界を超える空間転移魔法!天才なのです!』
『ふむ…我々も媒介があれば可能だが…それを幼子がやってのけるとは…』
「くーとーくー」
『何を言いたいんだ?」
「もしかしてセレちゃん、外神ちゃんのあの鳥さんに渡して欲しいの?」
「うんー」
『流石はカーテスですね、早速《アタラクシア号》に送ります」
「はやー」
魔石を持って何かを伝えたいセレネ、神々も識もイマイチ分からないのを聞いていたカーテスが翻訳し、魔石がセレネの手から消える、カーテスも嬉しそうにしていた。
「外神ちゃんや懐記ちゃんは元気?大丈夫かな?」
「あい!」
「げんきー」
セレネもエクトも元気に答えカーテスが微笑む、他の子ども達も異界に興味がありそうにエクトとセレネを見ていた…。
「きつい…」
「ほんとそれ…」
「みんなお疲れさまー」
「はい、お茶だよー」
冒険者パーティ《鋼の足》のメンバーがぐったりしていて、詠斗と晴海が冷たいお茶を渡し喉の渇きを潤す、列を打ち切ったが物珍しいので中がみた人々や強引に入ろうとする者達で皆ぐったりしている。
「みんなお疲れ様だったね、飯にしよう。2階に行くか?」
「そうだね」
今は店の中は見えない様にし外に営業終了の札も出しているので、皆で上に上がり遅い昼食にする。
「そうそう、蒐集家さんが作った回復水?栄養ドリンク剤ですね、飲んで疲れを癒して下さい」
「やっぱり大変そうだよな、俺も残って手伝おうか?」
2階に皆で上り綴が蒐集家から貰った小さい瓶に入った液体を配る、状態異常無効化の影響で疲労がが感じられないが気持ちは分る、用意された本日はハンバーグサンドとサラダとスープを食べつつ、アコミアはあの混雑振りに残ろうかと提案すれば《鋼の足》のメンバーチャタパとオタフが言い辛そうに手を上げた。
「あの、よければうちの家族を働かせくれませんか?俺、6人兄弟で家もボロイしここで…広いし…お願いします!」
「お、俺も!兄弟がいて親父も腰やっちまって…弟と妹たちは働き物なんで!床でもなんでも良いんで!」
「お前達、俺達は奴隷落ちなんだぞ?そんな無理を…」
リーダーが眉を顰める、奴隷落ちで怪我まで治療した上で給料も貰え家まで提供されてこれ以上はと言えば、崇幸が快く引き受ける。
「いいぞ、なら部屋を増やそうか?この上に全員の家を用意しよう」
「俺が一緒に言って迎えに行くよ」
「トスガさんとヤチハさんも家族がいるなら、迎えに行きますか?僕が連れていきますよ。収納もありますからすぐに引っ越せます」
「……両親と…婚約者が…」
「俺もお袋と妹が…」
「よし、決まりだな。増やしておくから行ってこい」
詠斗と綴がそれぞれを連れて転移で向かう、アコミアとキッフやイザラとイデアも手伝いとして同行する事にした。
第2話 《ホローリングレース》
「へえ、マゥっち達みたいな魔法生物の馬のレースねぇ」
「そーそれで俺は万年最下位、これうま」
「このお茶とこの黒いの美味だ、《ホローリングレース》の出場者を操者でその主人をマイスターと呼ぶんだよ」
「なあ、それいつ次やるんだ?」
「ん~2日後だね」
「お、いいじゃん。俺らも賭けようぜ」
「ジュカちゃんに賭けちゃおうか?」
「あ~ダメなんだよねぇ、1位と13位には賭けられないの。結果決まってるから、2位から12位までの順位は賭けられるよ」
お茶と菓子を食べながらこの《アストマーズ》地上界最大の娯楽《ホローリングレース》の話しを聞く、13体のホローの速さを競う遊戯、魔法や剣や騙し合い妨害有り最後にゴールのリングを潜った者が勝者となる。
「なんだ、せっかくこうして話しをしてくれたから賭けたかったな」
「うん」
「ごめんよ、一応順位予想とか手伝えるよ」
「あ、そういうのあり?」
「ありあり、誰でも知ってる情報だから」
「へえ」
ジュカに賭けたいと言うチェカとノイズにカラカラと笑う、ファーツコクスもきにする様子はない。
「なら、2日後見に行こうぜ。あ、金この世界の金はないわ」
「ふふ、そこは私にお任せを私はマイスター兼商人なのです、買いますよ異界の物」
「お、それは運があるな。外神」
「はい、ファーツコクスさんはどんな物を買い取って貰えますか?」
「なんでも買いますし、店を出して直接客との売買もお手伝いしますよー伝手もありますから」
「へえ、外神っち何出す?」
「そうですね…塩や鉱物植物、穀物や剣にダンジョンのドロップ品…色々ありますが…」
「食料もあるんですね?知り合いに焼き菓子屋と飲食店のオーナーがいるから紹介しますよ、ダンジョン品…宝石も伝手がりますし、魔石があれば私が買い取りますよ?後は道具なども」
「道具は作れます、魔石もあるので…」
「薬草は?薬とか?」
「ならそれも効果を確認して私が買います」
「焼き菓子屋行ってみたいんだけど」
ジラが賭けたいと言い金が無いと言えば外神が売れる物を上げていく、ファーツコクスが頷きながら買い取りや伝手があると言い、懐記が焼き菓子屋に行きたいと希望する。
「いいよ!その前にいったん家に戻ってもいいか?兄弟達に声かけて街に行くよ」
「ジュカっち兄弟いるの?」
「いるよ、血は繋がってないけど。旦那と身寄りのない子ども達を育ててるんだ」
「俺も子ども達の面倒をウズラと見てたんだ、今は信頼できる人達に託したけど」
ジュカが案内を買って出てくれ、チェカとウズラが自分達もと、今は会えないが信頼できるグローリー達に託したので心配はないと笑う。
「ファーツコクスも良い奴じゃん」
「それはどうかな、ジュカに私の操者でいて貰う為の条件の1つだからね。必要な事をしている………ま、赤字だけど」
「旦那商売気ないんだよ」
「あるある、ならわが家へ招待しますよ。お客様達」
「ボロくてびっくりするぞ!」
「自慢すんなよ、んなの」
ジラがファーツコクスが子どもの面倒をみているのを感心する、ファーツコクスは必要な事だからと言えばジュカが笑いフォンが呆れ、《黒鳶》の操作室を中にいる動物達ごと外神が収納空間に入れて移動する事にした…。
セレネが異界《アストマーズ》の外神から預かった魔石を収納空間から出す、今は丁度他の魔人の子ども達と教室で遊んでいたのでセレネは近くにいて異界に興味を示していたナビヤと交代し識を呼ぶ。
「ちーちー」
『あらぁ呼んだかしらぁセレちゃん?』
「とーこれー」
『ん?あ、これって!外神ちゃんの?魔石?神々!ちょっとぉ』
『セレネ達のゴーレムが外神から預かった物をこの世界に?』
『すごいなのです!セレネ!異界を超える空間転移魔法!天才なのです!』
『ふむ…我々も媒介があれば可能だが…それを幼子がやってのけるとは…』
「くーとーくー」
『何を言いたいんだ?」
「もしかしてセレちゃん、外神ちゃんのあの鳥さんに渡して欲しいの?」
「うんー」
『流石はカーテスですね、早速《アタラクシア号》に送ります」
「はやー」
魔石を持って何かを伝えたいセレネ、神々も識もイマイチ分からないのを聞いていたカーテスが翻訳し、魔石がセレネの手から消える、カーテスも嬉しそうにしていた。
「外神ちゃんや懐記ちゃんは元気?大丈夫かな?」
「あい!」
「げんきー」
セレネもエクトも元気に答えカーテスが微笑む、他の子ども達も異界に興味がありそうにエクトとセレネを見ていた…。
「きつい…」
「ほんとそれ…」
「みんなお疲れさまー」
「はい、お茶だよー」
冒険者パーティ《鋼の足》のメンバーがぐったりしていて、詠斗と晴海が冷たいお茶を渡し喉の渇きを潤す、列を打ち切ったが物珍しいので中がみた人々や強引に入ろうとする者達で皆ぐったりしている。
「みんなお疲れ様だったね、飯にしよう。2階に行くか?」
「そうだね」
今は店の中は見えない様にし外に営業終了の札も出しているので、皆で上に上がり遅い昼食にする。
「そうそう、蒐集家さんが作った回復水?栄養ドリンク剤ですね、飲んで疲れを癒して下さい」
「やっぱり大変そうだよな、俺も残って手伝おうか?」
2階に皆で上り綴が蒐集家から貰った小さい瓶に入った液体を配る、状態異常無効化の影響で疲労がが感じられないが気持ちは分る、用意された本日はハンバーグサンドとサラダとスープを食べつつ、アコミアはあの混雑振りに残ろうかと提案すれば《鋼の足》のメンバーチャタパとオタフが言い辛そうに手を上げた。
「あの、よければうちの家族を働かせくれませんか?俺、6人兄弟で家もボロイしここで…広いし…お願いします!」
「お、俺も!兄弟がいて親父も腰やっちまって…弟と妹たちは働き物なんで!床でもなんでも良いんで!」
「お前達、俺達は奴隷落ちなんだぞ?そんな無理を…」
リーダーが眉を顰める、奴隷落ちで怪我まで治療した上で給料も貰え家まで提供されてこれ以上はと言えば、崇幸が快く引き受ける。
「いいぞ、なら部屋を増やそうか?この上に全員の家を用意しよう」
「俺が一緒に言って迎えに行くよ」
「トスガさんとヤチハさんも家族がいるなら、迎えに行きますか?僕が連れていきますよ。収納もありますからすぐに引っ越せます」
「……両親と…婚約者が…」
「俺もお袋と妹が…」
「よし、決まりだな。増やしておくから行ってこい」
詠斗と綴がそれぞれを連れて転移で向かう、アコミアとキッフやイザラとイデアも手伝いとして同行する事にした。
第2話 《ホローリングレース》
「へえ、マゥっち達みたいな魔法生物の馬のレースねぇ」
「そーそれで俺は万年最下位、これうま」
「このお茶とこの黒いの美味だ、《ホローリングレース》の出場者を操者でその主人をマイスターと呼ぶんだよ」
「なあ、それいつ次やるんだ?」
「ん~2日後だね」
「お、いいじゃん。俺らも賭けようぜ」
「ジュカちゃんに賭けちゃおうか?」
「あ~ダメなんだよねぇ、1位と13位には賭けられないの。結果決まってるから、2位から12位までの順位は賭けられるよ」
お茶と菓子を食べながらこの《アストマーズ》地上界最大の娯楽《ホローリングレース》の話しを聞く、13体のホローの速さを競う遊戯、魔法や剣や騙し合い妨害有り最後にゴールのリングを潜った者が勝者となる。
「なんだ、せっかくこうして話しをしてくれたから賭けたかったな」
「うん」
「ごめんよ、一応順位予想とか手伝えるよ」
「あ、そういうのあり?」
「ありあり、誰でも知ってる情報だから」
「へえ」
ジュカに賭けたいと言うチェカとノイズにカラカラと笑う、ファーツコクスもきにする様子はない。
「なら、2日後見に行こうぜ。あ、金この世界の金はないわ」
「ふふ、そこは私にお任せを私はマイスター兼商人なのです、買いますよ異界の物」
「お、それは運があるな。外神」
「はい、ファーツコクスさんはどんな物を買い取って貰えますか?」
「なんでも買いますし、店を出して直接客との売買もお手伝いしますよー伝手もありますから」
「へえ、外神っち何出す?」
「そうですね…塩や鉱物植物、穀物や剣にダンジョンのドロップ品…色々ありますが…」
「食料もあるんですね?知り合いに焼き菓子屋と飲食店のオーナーがいるから紹介しますよ、ダンジョン品…宝石も伝手がりますし、魔石があれば私が買い取りますよ?後は道具なども」
「道具は作れます、魔石もあるので…」
「薬草は?薬とか?」
「ならそれも効果を確認して私が買います」
「焼き菓子屋行ってみたいんだけど」
ジラが賭けたいと言い金が無いと言えば外神が売れる物を上げていく、ファーツコクスが頷きながら買い取りや伝手があると言い、懐記が焼き菓子屋に行きたいと希望する。
「いいよ!その前にいったん家に戻ってもいいか?兄弟達に声かけて街に行くよ」
「ジュカっち兄弟いるの?」
「いるよ、血は繋がってないけど。旦那と身寄りのない子ども達を育ててるんだ」
「俺も子ども達の面倒をウズラと見てたんだ、今は信頼できる人達に託したけど」
ジュカが案内を買って出てくれ、チェカとウズラが自分達もと、今は会えないが信頼できるグローリー達に託したので心配はないと笑う。
「ファーツコクスも良い奴じゃん」
「それはどうかな、ジュカに私の操者でいて貰う為の条件の1つだからね。必要な事をしている………ま、赤字だけど」
「旦那商売気ないんだよ」
「あるある、ならわが家へ招待しますよ。お客様達」
「ボロくてびっくりするぞ!」
「自慢すんなよ、んなの」
ジラがファーツコクスが子どもの面倒をみているのを感心する、ファーツコクスは必要な事だからと言えばジュカが笑いフォンが呆れ、《黒鳶》の操作室を中にいる動物達ごと外神が収納空間に入れて移動する事にした…。
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