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第013部 序列第13位と生きた山脈×まだまだ続くよ空の旅
第026話 そして
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「崇幸さん!?」
「みんな…」
「外神君と懐記君は?異界に行ってしまったんですか!?」
「ど、どうしよ…」
「神様達…」
《黒鳶》の切り離された居住区と合流を果たす、崇幸が顔を曇らせ千眼も申し訳ないと目を伏せた。
「みんな…ごめん…なさい」
「グローリーさん…気を落とさないで下さい…僕達も何も出来ていません…今は懐記君達の安否を…」
「エクトとセレネのゴーレムが付いて行った…連絡は取れると思う」
「あの青い魔王も行ったぞー動物達もゴーレムも親父のヒヨコとおりがみ達も」
グローリーも目の前で懐記達は行ってしまった…グローリーに子ども達と家族がいるからと懐記が残してくれたのだろう、イザラもイデアも上手く状況が呑み込めない。
『神々も混乱しています…申し訳ありません』
【マスター…行っちゃいました…】
風早もナビも事態に呆然としている、詠斗達も事実が処理仕切れない中詠斗が動いた。
「うん、いったんみんな飯にしよ!そんで千歳さん達と連絡を取って……どうにかして連絡を取れるようにしよう!大丈夫、皆はきっと無事!なんなら状況を楽しんでいるよ!」
「はい!皆さんきっと無事に帰って来ます!おいしいご飯を作って待ちましょう!懐記さんはきっと異世界で美味しい料理とか食材を見つけて持って帰ってくれますよ!」
詠斗が前向きに考える絶対にまた会えると希望を持ち、トイも明るく言い食事の支度をしに厨房へ走った、
「そうですね、置いて行かれちゃいました…のでご飯を作ります」
「トゥナー、俺も作るすよ」
「ラウラスさん、お久しぶりですね」
「そうす、身体は大丈夫すか?」
「はい…」
「気を落とす事は無いすよ、俺はまたトゥナーに会えて嬉しいす。異界に行ったらまた暫く会えないじゃないすか」
「はい、僕も残れて良かったです、置いてけぼりも寂しいですけどね」
「話しは料理をしながら聞くすよ」
「はい」
「僕達は会議室に行きましょう…食事はそちらで」
トゥナーとラウラスは厨房に向かい、綴が会議室に向かおうと言い全員気落ちしながらも向かった。
「今日のお昼は久しぶりに全員で食べられますね!もうそろそろ合流出来たかな」
「お祝いも兼ねて…主役は来ないけどねぇ、張り切って唐揚げ沢山揚げちゃった」
「僕もミニハンバーグとミートボールを子ども達と一緒に作りました、タナトスさんの所にも持って行ったんですよ」
《空船》の中率と舵、燈火が千歳と大河のいる会議室へと向かう、崇幸達と詠斗達が合流するので皆で昼食をという事で集まっている、昨日の問題や興奮も冷めぬ中問題は山積みだが一旦は置いて皆の顔を見て食事をと舵が誘った物だった。
「なっ!それで皆はどこに?」
『分りません、今現在足取りを追っています…』
『魔王も一緒に…古代龍も…』
「戻れないのか?」
『……今の段階では何も言えません…外神と魔王がいるので』
『異界渡りは特殊過ぎるスキル…外神も下手には動かないでしょう』
会議室に向かえば神々と千歳と大河が深刻な話しをしていた、3人は顔を見合わせて状況を確認した。
「ええ!外神さんと懐記さんが!?」
「それって…戻って来る事は……」
率と燈火が話しを聞き驚愕する、千歳も大河も項垂れラジカも考えあぐねていた。
「崇幸兄、懐記ちゃんはなんて言ってたの?」
『ああ、止まるなと必ず帰ってくるからと言っていた…』
「うん、なら大丈夫。ジラちゃんやイシュターさんも行ったんでしょ?懐記ちゃん達ならきっと帰ってくるよ、悲しまないでよ」
『……』
「崇幸兄…本当は行きたかったんでしょ」
『い、いや違うぞ!俺には療養街や息子達がいるからな!そりゃ異世界から異世界っていうのもなんとういうかロマンが…』
「もう、そんな事だと思ったよ」
舵だけはあっけらかんと心配も特にはしていない、崇幸が落ち込んでいるのは異界が気になり行ってみたいからだろう、そのやりとりに皆の気が緩んだ。
「そうですね!腹が減ってはなんとやらですよ、お昼にしましょ」
「そうですよ、すぐに連絡が来ますよ」
「そうだね、ここでやきもきしても進まないか」
「懐記くんが止まるなと言ってくれたからな、俺達も進もう」
舵と燈火と率が収納から食事を出してくれ、崇幸達も《アタラクシア号》で昼食を採る、神々にも供えて食事を始めた。
「何処かの莫迦が異界へのゲートを開いたか、13位の魔王に新しい魔王の誕生に魔人共の動きも活発化しているな」
少年はだらけた姿で椅子に座り、つまらなさそうい眼前の《アタラクシア》…《神の庭》に物とよく似た球体を眺めていた。
「外神が行ったか、異界渡りが使えねぇ世界か…戻って来るのか?」
外神との付き合いは短くはないが、敵というべき存在でもなければ味方でもない。
「いや、戻ってくるか討つべき者共がいるしな」
少年はそう言って立ち上がる、異界への空間の裂け目を開いた者の目星は付いている、向こうの目論見は外してしまったがこれから《アタラクシア》大きく変わる、良くも悪くも望もうが望まなかろうが変わってしまう、少年はそう言ってこの部屋から姿を消した…。
通称《魔王録》一部を抜粋する、以下を参照……。
序列第13位の魔王の出現を確認、異界への転移を確認、これより序列第13位の魔王が不在の間新たに誕生した序列第14位の魔王を繰り上げ序列第13位の魔王とする。
これにより序列第14位の魔王に序列第13位の魔王のスキルを一部移項する事とする、尚宇宙魔法は現在13位と14位のみ使用可能となり接続を可能とする。
また、4千年前の《魔人録》を《旧・魔人録》とし現在の《魔人録》を《新・魔人録》とする。
これにより4千年前の魔人と現代の魔人を別種とする、別れ離れる。
現在、《新・魔人録》は現在制作中であり、生成には時間を要し随時内容に変更が起こる物とする…。
尚、この書は生物として成立している………。
第14部へ続く…
「みんな…」
「外神君と懐記君は?異界に行ってしまったんですか!?」
「ど、どうしよ…」
「神様達…」
《黒鳶》の切り離された居住区と合流を果たす、崇幸が顔を曇らせ千眼も申し訳ないと目を伏せた。
「みんな…ごめん…なさい」
「グローリーさん…気を落とさないで下さい…僕達も何も出来ていません…今は懐記君達の安否を…」
「エクトとセレネのゴーレムが付いて行った…連絡は取れると思う」
「あの青い魔王も行ったぞー動物達もゴーレムも親父のヒヨコとおりがみ達も」
グローリーも目の前で懐記達は行ってしまった…グローリーに子ども達と家族がいるからと懐記が残してくれたのだろう、イザラもイデアも上手く状況が呑み込めない。
『神々も混乱しています…申し訳ありません』
【マスター…行っちゃいました…】
風早もナビも事態に呆然としている、詠斗達も事実が処理仕切れない中詠斗が動いた。
「うん、いったんみんな飯にしよ!そんで千歳さん達と連絡を取って……どうにかして連絡を取れるようにしよう!大丈夫、皆はきっと無事!なんなら状況を楽しんでいるよ!」
「はい!皆さんきっと無事に帰って来ます!おいしいご飯を作って待ちましょう!懐記さんはきっと異世界で美味しい料理とか食材を見つけて持って帰ってくれますよ!」
詠斗が前向きに考える絶対にまた会えると希望を持ち、トイも明るく言い食事の支度をしに厨房へ走った、
「そうですね、置いて行かれちゃいました…のでご飯を作ります」
「トゥナー、俺も作るすよ」
「ラウラスさん、お久しぶりですね」
「そうす、身体は大丈夫すか?」
「はい…」
「気を落とす事は無いすよ、俺はまたトゥナーに会えて嬉しいす。異界に行ったらまた暫く会えないじゃないすか」
「はい、僕も残れて良かったです、置いてけぼりも寂しいですけどね」
「話しは料理をしながら聞くすよ」
「はい」
「僕達は会議室に行きましょう…食事はそちらで」
トゥナーとラウラスは厨房に向かい、綴が会議室に向かおうと言い全員気落ちしながらも向かった。
「今日のお昼は久しぶりに全員で食べられますね!もうそろそろ合流出来たかな」
「お祝いも兼ねて…主役は来ないけどねぇ、張り切って唐揚げ沢山揚げちゃった」
「僕もミニハンバーグとミートボールを子ども達と一緒に作りました、タナトスさんの所にも持って行ったんですよ」
《空船》の中率と舵、燈火が千歳と大河のいる会議室へと向かう、崇幸達と詠斗達が合流するので皆で昼食をという事で集まっている、昨日の問題や興奮も冷めぬ中問題は山積みだが一旦は置いて皆の顔を見て食事をと舵が誘った物だった。
「なっ!それで皆はどこに?」
『分りません、今現在足取りを追っています…』
『魔王も一緒に…古代龍も…』
「戻れないのか?」
『……今の段階では何も言えません…外神と魔王がいるので』
『異界渡りは特殊過ぎるスキル…外神も下手には動かないでしょう』
会議室に向かえば神々と千歳と大河が深刻な話しをしていた、3人は顔を見合わせて状況を確認した。
「ええ!外神さんと懐記さんが!?」
「それって…戻って来る事は……」
率と燈火が話しを聞き驚愕する、千歳も大河も項垂れラジカも考えあぐねていた。
「崇幸兄、懐記ちゃんはなんて言ってたの?」
『ああ、止まるなと必ず帰ってくるからと言っていた…』
「うん、なら大丈夫。ジラちゃんやイシュターさんも行ったんでしょ?懐記ちゃん達ならきっと帰ってくるよ、悲しまないでよ」
『……』
「崇幸兄…本当は行きたかったんでしょ」
『い、いや違うぞ!俺には療養街や息子達がいるからな!そりゃ異世界から異世界っていうのもなんとういうかロマンが…』
「もう、そんな事だと思ったよ」
舵だけはあっけらかんと心配も特にはしていない、崇幸が落ち込んでいるのは異界が気になり行ってみたいからだろう、そのやりとりに皆の気が緩んだ。
「そうですね!腹が減ってはなんとやらですよ、お昼にしましょ」
「そうですよ、すぐに連絡が来ますよ」
「そうだね、ここでやきもきしても進まないか」
「懐記くんが止まるなと言ってくれたからな、俺達も進もう」
舵と燈火と率が収納から食事を出してくれ、崇幸達も《アタラクシア号》で昼食を採る、神々にも供えて食事を始めた。
「何処かの莫迦が異界へのゲートを開いたか、13位の魔王に新しい魔王の誕生に魔人共の動きも活発化しているな」
少年はだらけた姿で椅子に座り、つまらなさそうい眼前の《アタラクシア》…《神の庭》に物とよく似た球体を眺めていた。
「外神が行ったか、異界渡りが使えねぇ世界か…戻って来るのか?」
外神との付き合いは短くはないが、敵というべき存在でもなければ味方でもない。
「いや、戻ってくるか討つべき者共がいるしな」
少年はそう言って立ち上がる、異界への空間の裂け目を開いた者の目星は付いている、向こうの目論見は外してしまったがこれから《アタラクシア》大きく変わる、良くも悪くも望もうが望まなかろうが変わってしまう、少年はそう言ってこの部屋から姿を消した…。
通称《魔王録》一部を抜粋する、以下を参照……。
序列第13位の魔王の出現を確認、異界への転移を確認、これより序列第13位の魔王が不在の間新たに誕生した序列第14位の魔王を繰り上げ序列第13位の魔王とする。
これにより序列第14位の魔王に序列第13位の魔王のスキルを一部移項する事とする、尚宇宙魔法は現在13位と14位のみ使用可能となり接続を可能とする。
また、4千年前の《魔人録》を《旧・魔人録》とし現在の《魔人録》を《新・魔人録》とする。
これにより4千年前の魔人と現代の魔人を別種とする、別れ離れる。
現在、《新・魔人録》は現在制作中であり、生成には時間を要し随時内容に変更が起こる物とする…。
尚、この書は生物として成立している………。
第14部へ続く…
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