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第013部 序列第13位と生きた山脈×まだまだ続くよ空の旅
Stage.7-32 6回戦魔人の剣聖×第016話 ストップグローリー
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Stage.7-32 6回戦魔人の剣聖
「はぁいでは6回戦ですぅこれに勝てば願いが叶いますぅ支配者様との決闘も出来ますぅではどうぞぉ」
「……」
「あ、あの、こんにちは…僕はサニートです」
「タナトスです」
入口から現れたのは自分の体の身体とほぼ同じ長さの剣を両腕で抱えた少年、大人しそうな印象の子どもだった。
「魔人の剣聖か…」
『剣聖?』
「なるほど…切り札はこれか、彼は勝てるのか?」
ざわつく観客席、カトゥーシュカが眉を寄せ千歳と大河が声を揃えフィズがタナトスの勝算が下がった事を感じた。
「魔人の子ならグローリーの子だな、止めさせよう」
「大河止せ、あの子供が敗けた場合何が起こるか分からん、あの魔人の事だそれも想定内だろう」
デュスノアが止めさせようとする大河に待ったを掛ける、カーテスもウォルゾも心配そうに画面を見ていた、更に離れた場所にいるグローリーは気が気じゃないだろう。
「サニートがぁんばってくださいねぇ子ども達も応援していますぅ」
「おー」
「がんばー」
「あう?」
「は、はい!よろしくお願いします」
「……」
「あぁそれとぉサニートの力だとぉ木剣が壊れてしまうので6回戦目からぁ剣の使用を許可しますぅ、その代わり武器が壊れたらではなく手から離れたら敗けですうよぉ」
「私はこれで」
従者が入口から子ども達を乗せた荷車を押してくる、子ども達はサニート無邪気に応援し、フゥが剣の使用を許可するというがタナトスは木剣のままで良いと、フゥはにこにこしサニートは緊張の面持ちだった。
第15話 ストップグローリー
「!?」
「父さん!」
「親父っ!」
「父上」
画面に映し出されたあどけない少年サニートと子ども達の姿に驚き、収納空間から超長距離転移用のナイフを出して空間固定に入るが空間が固定出来なかった。
「?」
『申し訳ありません、グローリー様。タナトス様から計画が狂うので来るのを阻止するようにとの伝言です。タナトス様はあの魔人フゥが魔人を出してくる事も想定内です。問題ありません』
「ダメ、危ない…」
グローリが風早の言葉を無視し超長距離を強行する、ナイフがカタカタ揺れ前に出した手で無理に空間を裂こうとする。
【不味いです、神々が閉ざした空間が…】
「グローリーさん…無茶な超長距離は何が起こるか分かりません、身体が裂ける可能性もあります」
「ストップ、グリっち。タナトスっちは問題なくあの子に勝つ」
「いや、タナトスダメ…」
ナビが慌てている神々が閉ざした空間を無理に裂こうする、外神も懐記も声を掛けて止めようとするがサニートも子ども達もタナトスも大事な家族だ戦って欲しくないのだ。
「ストップグリ君、君はタナトスさんを信じていないのか?」
「信じてる…」
「ならここで待つのも家族の役目だ、大丈夫だよグリ君」
「……はい」
無理やりに強行しようとするグローリーを止めたのは崇幸、グローリーを説得し席に座り直し周囲もほっとした。
Stage.7-32 6回戦魔人の剣聖
6回戦が始まる、先に動いたのはサニートだった一気に間合いを詰め剣を振り翳しタナトスの木剣を狙うが木剣で受け流す、何の変哲もない木で雑に削った木剣は欠片1つ零さず何度も翳される剣を受け流し続け、1度サニートが跳ね距離を置いた。
「強化…」
「どうぞ」
「……」
サニートがつぶやく武器強化、なるべく怪我をさせないように早めに終わらせたいのがサニートだった、相手の実力は一切不明剣を構えれば大半は実力が分るが目の前のタナトスは一切情報を見えない実力もそうだが得体が知れなさ過ぎた。
「そめんなさい、すぐ終わりにします」
「そうですか」
サニートの姿が揺らぎ消える、と思った瞬間タナトスの背後に現れ背後から木剣を狙いにいくが片手でサニートの剣を頭上で受け止めついでのように片足を軸に半回転してサニートの腹部に蹴りを入れたが剣を地面に突き立て威力を殺しそのまま剣を抜いて打ち合いを続けていく。
「隙も無駄な動きもないです」
「貴方は無駄が多いですね…」
「僕は未熟です」
「そうですか」
サニートが切り結ぶタナトスに声を掛ける、タナトスは無駄な動きだと静かに返しサニートの自分が未熟だと言うのを肯定も否定もしない、動くが大きく荒くなっていくサニート、一方その場から一切動かないタナトスは一切ブレず安定していた。
第15話 ストップグローリー
「ま、経験の差でタナトスの勝ちか若い分まだまだ伸びしろがあるし」
「タナトスさんは完成され過ぎていますね、タナトスさんいは児戯にしか感じられないでしょうね」
「このガキよく持ったな」
「おつかれさまぁ」
「将来有望だな、是非私と一手」
「会うのが楽しみだ」
《黒鳶》の会議室画面越しのタナトスとサニートの状況をみていた、ジラ、トゥナー、フォン、フェシェスタ、シュリとマユラが健闘を称え、グローリーは気が気ではない勝負はまだ着いていないのだ、本当は今すぐにで駆け付けたい衝動に駆られてはいるが崇幸がグローリーの手に手を重ねてくれそれで冷静さをなんとか保っている状況だった。
「アイツに負けて欲しくないけど、こればかりはな」
「あったら、頭を撫でて頑張ったって言う」
「負けると分かっても最後まで退かない姿勢見事」
イデア、イザラ、エスティアが画面越しのサニートに激励の声を贈る、その声にグローリーは画面の向こうのサニートに早く会って抱き締めてやりたいと思った。
Stage.7-32 6回戦魔人の剣聖
「っ」
「もういいですね、いきます」
「え」
防戦一方のタナトスがもう良いかと呟き振りかざすサニートの剣の刃を手袋をした手で掴み力を込めれば、いとも容易く剣が粉々に砕け軽く蹴りでサニートを吹き飛ばし場外に落とされ観客席の壁に激突した。
「おめでとうございますぅ勝ちましたぁ優勝でぱちぱちぃ」
「おにぃー」
「ええーん」
「あぁーん」
サニートが吹き飛ばされた姿を見た子供達が泣きじゃくる、煩そうな目でタナトスが腕にしていた転移石で子ども達と気を失ったサニートを観客室に転移で運んだ。
「さっさと支配者を連れて来てください」
「えぇ~ご飯たべましょうよぉ」
「必要ありません」
「ええ~ひとやすみひとやすみぃ60分後に支配者様との決闘をはじめますぅでは~」
サニートに勝ったタナトスが次の相手、支配者を希望するがフゥが休憩を入れると言い何処かへ消えてしまう、タナトスは溜息を吐き闘技場でテーブルと椅子を収納から出して仕事を始めた…。
「はぁいでは6回戦ですぅこれに勝てば願いが叶いますぅ支配者様との決闘も出来ますぅではどうぞぉ」
「……」
「あ、あの、こんにちは…僕はサニートです」
「タナトスです」
入口から現れたのは自分の体の身体とほぼ同じ長さの剣を両腕で抱えた少年、大人しそうな印象の子どもだった。
「魔人の剣聖か…」
『剣聖?』
「なるほど…切り札はこれか、彼は勝てるのか?」
ざわつく観客席、カトゥーシュカが眉を寄せ千歳と大河が声を揃えフィズがタナトスの勝算が下がった事を感じた。
「魔人の子ならグローリーの子だな、止めさせよう」
「大河止せ、あの子供が敗けた場合何が起こるか分からん、あの魔人の事だそれも想定内だろう」
デュスノアが止めさせようとする大河に待ったを掛ける、カーテスもウォルゾも心配そうに画面を見ていた、更に離れた場所にいるグローリーは気が気じゃないだろう。
「サニートがぁんばってくださいねぇ子ども達も応援していますぅ」
「おー」
「がんばー」
「あう?」
「は、はい!よろしくお願いします」
「……」
「あぁそれとぉサニートの力だとぉ木剣が壊れてしまうので6回戦目からぁ剣の使用を許可しますぅ、その代わり武器が壊れたらではなく手から離れたら敗けですうよぉ」
「私はこれで」
従者が入口から子ども達を乗せた荷車を押してくる、子ども達はサニート無邪気に応援し、フゥが剣の使用を許可するというがタナトスは木剣のままで良いと、フゥはにこにこしサニートは緊張の面持ちだった。
第15話 ストップグローリー
「!?」
「父さん!」
「親父っ!」
「父上」
画面に映し出されたあどけない少年サニートと子ども達の姿に驚き、収納空間から超長距離転移用のナイフを出して空間固定に入るが空間が固定出来なかった。
「?」
『申し訳ありません、グローリー様。タナトス様から計画が狂うので来るのを阻止するようにとの伝言です。タナトス様はあの魔人フゥが魔人を出してくる事も想定内です。問題ありません』
「ダメ、危ない…」
グローリが風早の言葉を無視し超長距離を強行する、ナイフがカタカタ揺れ前に出した手で無理に空間を裂こうとする。
【不味いです、神々が閉ざした空間が…】
「グローリーさん…無茶な超長距離は何が起こるか分かりません、身体が裂ける可能性もあります」
「ストップ、グリっち。タナトスっちは問題なくあの子に勝つ」
「いや、タナトスダメ…」
ナビが慌てている神々が閉ざした空間を無理に裂こうする、外神も懐記も声を掛けて止めようとするがサニートも子ども達もタナトスも大事な家族だ戦って欲しくないのだ。
「ストップグリ君、君はタナトスさんを信じていないのか?」
「信じてる…」
「ならここで待つのも家族の役目だ、大丈夫だよグリ君」
「……はい」
無理やりに強行しようとするグローリーを止めたのは崇幸、グローリーを説得し席に座り直し周囲もほっとした。
Stage.7-32 6回戦魔人の剣聖
6回戦が始まる、先に動いたのはサニートだった一気に間合いを詰め剣を振り翳しタナトスの木剣を狙うが木剣で受け流す、何の変哲もない木で雑に削った木剣は欠片1つ零さず何度も翳される剣を受け流し続け、1度サニートが跳ね距離を置いた。
「強化…」
「どうぞ」
「……」
サニートがつぶやく武器強化、なるべく怪我をさせないように早めに終わらせたいのがサニートだった、相手の実力は一切不明剣を構えれば大半は実力が分るが目の前のタナトスは一切情報を見えない実力もそうだが得体が知れなさ過ぎた。
「そめんなさい、すぐ終わりにします」
「そうですか」
サニートの姿が揺らぎ消える、と思った瞬間タナトスの背後に現れ背後から木剣を狙いにいくが片手でサニートの剣を頭上で受け止めついでのように片足を軸に半回転してサニートの腹部に蹴りを入れたが剣を地面に突き立て威力を殺しそのまま剣を抜いて打ち合いを続けていく。
「隙も無駄な動きもないです」
「貴方は無駄が多いですね…」
「僕は未熟です」
「そうですか」
サニートが切り結ぶタナトスに声を掛ける、タナトスは無駄な動きだと静かに返しサニートの自分が未熟だと言うのを肯定も否定もしない、動くが大きく荒くなっていくサニート、一方その場から一切動かないタナトスは一切ブレず安定していた。
第15話 ストップグローリー
「ま、経験の差でタナトスの勝ちか若い分まだまだ伸びしろがあるし」
「タナトスさんは完成され過ぎていますね、タナトスさんいは児戯にしか感じられないでしょうね」
「このガキよく持ったな」
「おつかれさまぁ」
「将来有望だな、是非私と一手」
「会うのが楽しみだ」
《黒鳶》の会議室画面越しのタナトスとサニートの状況をみていた、ジラ、トゥナー、フォン、フェシェスタ、シュリとマユラが健闘を称え、グローリーは気が気ではない勝負はまだ着いていないのだ、本当は今すぐにで駆け付けたい衝動に駆られてはいるが崇幸がグローリーの手に手を重ねてくれそれで冷静さをなんとか保っている状況だった。
「アイツに負けて欲しくないけど、こればかりはな」
「あったら、頭を撫でて頑張ったって言う」
「負けると分かっても最後まで退かない姿勢見事」
イデア、イザラ、エスティアが画面越しのサニートに激励の声を贈る、その声にグローリーは画面の向こうのサニートに早く会って抱き締めてやりたいと思った。
Stage.7-32 6回戦魔人の剣聖
「っ」
「もういいですね、いきます」
「え」
防戦一方のタナトスがもう良いかと呟き振りかざすサニートの剣の刃を手袋をした手で掴み力を込めれば、いとも容易く剣が粉々に砕け軽く蹴りでサニートを吹き飛ばし場外に落とされ観客席の壁に激突した。
「おめでとうございますぅ勝ちましたぁ優勝でぱちぱちぃ」
「おにぃー」
「ええーん」
「あぁーん」
サニートが吹き飛ばされた姿を見た子供達が泣きじゃくる、煩そうな目でタナトスが腕にしていた転移石で子ども達と気を失ったサニートを観客室に転移で運んだ。
「さっさと支配者を連れて来てください」
「えぇ~ご飯たべましょうよぉ」
「必要ありません」
「ええ~ひとやすみひとやすみぃ60分後に支配者様との決闘をはじめますぅでは~」
サニートに勝ったタナトスが次の相手、支配者を希望するがフゥが休憩を入れると言い何処かへ消えてしまう、タナトスは溜息を吐き闘技場でテーブルと椅子を収納から出して仕事を始めた…。
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