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第013部 序列第13位と生きた山脈×まだまだ続くよ空の旅
Stage.7-28決闘会開始×第012話 観戦
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Stage.7-28決闘会開始
『………』
「なんだ…コスプレ感がすごいな」
「…似合っているんだけど…違和感と言う物が…」
「ゴーレム達が写真撮ってる俺も撮ろう!」
「僕も撮ります」
「……はぁ」
着替えて千歳達のいる観覧室に嫌々来たタナトス、全面ガラス張りのテーブルや椅子、ソファに冷蔵庫、ミニカウンター、子ども達が退屈しないように玩具や絵本が置かれた広い室内、アガニータやコーカス、デュスノアもすでに座り心地の良いソファに座り闘技場を眺めていた。
「凄い似合っているな、俺も写真撮ろう」
「僕も、燈火さんすごいですねー」
「えへへ、タナトスさんには迷惑掛けたのでこの位は…」
「……」
タナトスの纏う衣装は燈火がデザインした物の中で一番タナトス似合う物だった、黒のロングブーツに白のズボンに太目の黒に銀の装飾を施した剣帯、深い藍色のベストに鎖骨迄見える白いシャツに丈が短めのフード付きマント…普段堅い服装を纏うタナトスをしっている大河達からしてみれば似合うが違和感がある何よりも…。
「タナトスさん、髪型素敵ー」
「やりたい…」
「僕もーいいなー」
「私も…」
「後でやってあげるね」
「……」
観戦に来た率達にも燈火が施したタナトスの髪型、前髪を残し両サイド編み込みでピンを指し後ろで高めに束ねた物が好評で燈火の鼻も高いが千歳達は心の中で真摯に謝罪した。
「行きます」
「ああ」
「お願いします」
タナトスが部屋を出て入れ替わりで、カトゥーシュカとフィズがヴリトゥユと護衛の騎士を伴い観覧室に入る。
「お待ちしておりました、ヴリトゥユ様。どうぞこちらに」
「楽にせよ、此処は皇国ではない」
千歳が恭しく出迎え用意された特別観覧用のリクライニングシートに案内しようと恭しく頭を下げれば、気にしなくて良いとそのシートに身を預けた。
トワンやミカイもそこで待つ、此処が変わるその瞬間を見守る為に…。
第12話 観戦
朝、皆(酒呑んだジラ達、夜中まで作業していた崇幸達)何処か気だるげだが、朝から懐記と外神や千眼はカツを揚げてカツサンドやカツどん、カツ定食と…朝から重い感じだが気だるげな面子以外はお代わりまでしている。
「美味しい…」
「帰ったらお祝いに揚げるね…」
「父上が揚げるのか?」
「うん」
「親父のトンカツ美味いぞ」
イザラ達は朝から元気にお代わりし、エスティアもカツサンドをお代わりしグローリーやギーギス、ナチュは子供達の食事の世話をしながら適当に食事を摘まんでいる。
「食べたら、会議室で応援だな。昼はパンとか出すから」
「俺、炭酸飲も」
「イデア、応援」
「勝つだろ、タナトスが」
「強いのか?」
「分からない…でも勝つ」
イデアがいつもの様子でわくわくしているが、イザラは真剣に応援しろと言いエスティアはグローリーに尋ねグローリーはきっぱりタナトスが勝つと答えた。
「はぁ、カツ丼美味いな…」
「俺はみそ汁…」
「うぇぇ、俺はカツサンドぉ」
「カツ定食、美味だな」
「米のお代わりを…」
昨夜散々な目に遭ったジラ達、各々食事を食べつつフォンは味噌汁を啜り、フェシェスタはもそもそとカツサンドを虚ろな目で食べていた。
マユラとシュリはカツ定食を食べながらもりもり野菜と飯のお代わりを頼みいつもと変わらない様子でいた。
「揚げたては美味だな…」
『イシュター様、昨夜の薬酒は蒐集家がとても喜んでいました。製法の本もあり興味深いと』
「……そうかそれは良かった、持て余していたからな…」
イシュターもカツ定食を食べながら風早の声に重宝されたのなら良かったと、ジラの隣で食事をこれ見よがしにする。
「あーあれ本気できつかったな」
「懲りたのならば次は程々にする事だ」
「はい」
イシュターがジラの項垂れる声にくすりと笑う、もしまた次回こんな飲み会が行われたら動画を撮って綴に見せようと思うイシュターだった。
「千歳さん達だ、タナトスさんの服…ゲームキャラみたい…舵さんの趣味かな?」
「タナトスさん頑張って!いつもと感じが違うね、カッコいい」
「千歳君と大河君の顔色は良くないですね…舵さんと燈火さんは活き活きしています…タナトスさんはいつもと同じ感じですね…」
《アタラクシア号》の会議室、朝食のこちらもカツ丼を皆で平らげ席に着いて壁に映し出された映像で千歳達やタナトス達の様子を伺う、緊張が伝わり此方からの声掛けは少なめに応援しようという事になっていた。
『おーい』
「あ、崇幸さん達だ!」
隣の壁には《黒鳶》の映像が映し出されイザラ達が手を振ってくれる、同時中継で決闘会が間も無く始まろうしていた。
「おはようございます、ジラさんフォンさん、フェシェスタさん顔色が悪いようですけど…」
『聞かないで…』
綴が3名の様子に首を傾げる、ジラ達は首を振って元気なくそう返し千眼から緑茶を淹れて貰い啜った。
「始まるな…その魔人はどこだ?」
ヤクハが牢獄の魔人を探す、ギーギスやナチュも件の魔人フゥの姿を探した。
第12話 観戦
「どもども~」
「…さっさと始めてください」
「はぁい~でははじめますぅ」
決闘会の闘技場に続く道を歩く、出入口は1つしかない先に闘技場で待っていたフゥが手をひらひらと振ってくるのでタナトスは闘技場に上がりさっさと始めるように伝えた。
「え~とまずは説明ってやつしまぁすこの闘技場から出た時とぉ武器が破壊された時とぉ降伏または死んだら敗けですぅ計6回戦って勝てば望みが叶いますぅ支配者様への挑戦権も獲得できますーもちろん辞退できまぅ~あとは~支配者様に勝てば次の支配者さまになりますぅ頑張ってくださぁいはじますぅ」
フゥの間の抜けた説明襟元にはピンマイクが付けられ良く通る、観客はこの牢獄の現在比較的健康的な者達で満員…皆静かに固唾を飲んで観ている、未来が掛かっているので皆真剣だった。
タナトスの後ろの観客席の上の巨大モニター、相手側の観客席の巨大モニターとフゥの後ろのモニターには俯瞰した景色やフゥの顔とタナトスの顔が映し出され、ゴーレム達がスマホで写真を撮る、ゴーレム達に大人気だ。
「では1回戦の対戦者のかたぁどうぞ~」
フゥがそう言って1つしかない出入口から入って来たのは…集団の薄汚れた者達だった…。
『………』
「なんだ…コスプレ感がすごいな」
「…似合っているんだけど…違和感と言う物が…」
「ゴーレム達が写真撮ってる俺も撮ろう!」
「僕も撮ります」
「……はぁ」
着替えて千歳達のいる観覧室に嫌々来たタナトス、全面ガラス張りのテーブルや椅子、ソファに冷蔵庫、ミニカウンター、子ども達が退屈しないように玩具や絵本が置かれた広い室内、アガニータやコーカス、デュスノアもすでに座り心地の良いソファに座り闘技場を眺めていた。
「凄い似合っているな、俺も写真撮ろう」
「僕も、燈火さんすごいですねー」
「えへへ、タナトスさんには迷惑掛けたのでこの位は…」
「……」
タナトスの纏う衣装は燈火がデザインした物の中で一番タナトス似合う物だった、黒のロングブーツに白のズボンに太目の黒に銀の装飾を施した剣帯、深い藍色のベストに鎖骨迄見える白いシャツに丈が短めのフード付きマント…普段堅い服装を纏うタナトスをしっている大河達からしてみれば似合うが違和感がある何よりも…。
「タナトスさん、髪型素敵ー」
「やりたい…」
「僕もーいいなー」
「私も…」
「後でやってあげるね」
「……」
観戦に来た率達にも燈火が施したタナトスの髪型、前髪を残し両サイド編み込みでピンを指し後ろで高めに束ねた物が好評で燈火の鼻も高いが千歳達は心の中で真摯に謝罪した。
「行きます」
「ああ」
「お願いします」
タナトスが部屋を出て入れ替わりで、カトゥーシュカとフィズがヴリトゥユと護衛の騎士を伴い観覧室に入る。
「お待ちしておりました、ヴリトゥユ様。どうぞこちらに」
「楽にせよ、此処は皇国ではない」
千歳が恭しく出迎え用意された特別観覧用のリクライニングシートに案内しようと恭しく頭を下げれば、気にしなくて良いとそのシートに身を預けた。
トワンやミカイもそこで待つ、此処が変わるその瞬間を見守る為に…。
第12話 観戦
朝、皆(酒呑んだジラ達、夜中まで作業していた崇幸達)何処か気だるげだが、朝から懐記と外神や千眼はカツを揚げてカツサンドやカツどん、カツ定食と…朝から重い感じだが気だるげな面子以外はお代わりまでしている。
「美味しい…」
「帰ったらお祝いに揚げるね…」
「父上が揚げるのか?」
「うん」
「親父のトンカツ美味いぞ」
イザラ達は朝から元気にお代わりし、エスティアもカツサンドをお代わりしグローリーやギーギス、ナチュは子供達の食事の世話をしながら適当に食事を摘まんでいる。
「食べたら、会議室で応援だな。昼はパンとか出すから」
「俺、炭酸飲も」
「イデア、応援」
「勝つだろ、タナトスが」
「強いのか?」
「分からない…でも勝つ」
イデアがいつもの様子でわくわくしているが、イザラは真剣に応援しろと言いエスティアはグローリーに尋ねグローリーはきっぱりタナトスが勝つと答えた。
「はぁ、カツ丼美味いな…」
「俺はみそ汁…」
「うぇぇ、俺はカツサンドぉ」
「カツ定食、美味だな」
「米のお代わりを…」
昨夜散々な目に遭ったジラ達、各々食事を食べつつフォンは味噌汁を啜り、フェシェスタはもそもそとカツサンドを虚ろな目で食べていた。
マユラとシュリはカツ定食を食べながらもりもり野菜と飯のお代わりを頼みいつもと変わらない様子でいた。
「揚げたては美味だな…」
『イシュター様、昨夜の薬酒は蒐集家がとても喜んでいました。製法の本もあり興味深いと』
「……そうかそれは良かった、持て余していたからな…」
イシュターもカツ定食を食べながら風早の声に重宝されたのなら良かったと、ジラの隣で食事をこれ見よがしにする。
「あーあれ本気できつかったな」
「懲りたのならば次は程々にする事だ」
「はい」
イシュターがジラの項垂れる声にくすりと笑う、もしまた次回こんな飲み会が行われたら動画を撮って綴に見せようと思うイシュターだった。
「千歳さん達だ、タナトスさんの服…ゲームキャラみたい…舵さんの趣味かな?」
「タナトスさん頑張って!いつもと感じが違うね、カッコいい」
「千歳君と大河君の顔色は良くないですね…舵さんと燈火さんは活き活きしています…タナトスさんはいつもと同じ感じですね…」
《アタラクシア号》の会議室、朝食のこちらもカツ丼を皆で平らげ席に着いて壁に映し出された映像で千歳達やタナトス達の様子を伺う、緊張が伝わり此方からの声掛けは少なめに応援しようという事になっていた。
『おーい』
「あ、崇幸さん達だ!」
隣の壁には《黒鳶》の映像が映し出されイザラ達が手を振ってくれる、同時中継で決闘会が間も無く始まろうしていた。
「おはようございます、ジラさんフォンさん、フェシェスタさん顔色が悪いようですけど…」
『聞かないで…』
綴が3名の様子に首を傾げる、ジラ達は首を振って元気なくそう返し千眼から緑茶を淹れて貰い啜った。
「始まるな…その魔人はどこだ?」
ヤクハが牢獄の魔人を探す、ギーギスやナチュも件の魔人フゥの姿を探した。
第12話 観戦
「どもども~」
「…さっさと始めてください」
「はぁい~でははじめますぅ」
決闘会の闘技場に続く道を歩く、出入口は1つしかない先に闘技場で待っていたフゥが手をひらひらと振ってくるのでタナトスは闘技場に上がりさっさと始めるように伝えた。
「え~とまずは説明ってやつしまぁすこの闘技場から出た時とぉ武器が破壊された時とぉ降伏または死んだら敗けですぅ計6回戦って勝てば望みが叶いますぅ支配者様への挑戦権も獲得できますーもちろん辞退できまぅ~あとは~支配者様に勝てば次の支配者さまになりますぅ頑張ってくださぁいはじますぅ」
フゥの間の抜けた説明襟元にはピンマイクが付けられ良く通る、観客はこの牢獄の現在比較的健康的な者達で満員…皆静かに固唾を飲んで観ている、未来が掛かっているので皆真剣だった。
タナトスの後ろの観客席の上の巨大モニター、相手側の観客席の巨大モニターとフゥの後ろのモニターには俯瞰した景色やフゥの顔とタナトスの顔が映し出され、ゴーレム達がスマホで写真を撮る、ゴーレム達に大人気だ。
「では1回戦の対戦者のかたぁどうぞ~」
フゥがそう言って1つしかない出入口から入って来たのは…集団の薄汚れた者達だった…。
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