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第013部 序列第13位と生きた山脈×まだまだ続くよ空の旅
第7幕 終幕 ×Stage.7-22 罪人
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第7幕 終幕
朝、《黒鳶》内では宴の後をゴーレムやヒヨコ達と千眼が片付けをしていた。
「おはようございます、僕もお手伝いします」
「おはよう……休んでいれば良い…朝食はあちらで食べると良い…」
「えっと…ぐうう…あ…」
「急がない…」
「はい…」
すっかり元気になったミュナイと他の子供達が手伝いにとやって来る、千眼は町の女性達が食事を用意してくれている方を指し腹を空かせた子供達を行かせた。
千眼はコップや皿を風魔法で運び、会議が始まった崇幸達に茶を運ぼうかと、13位の魔王の様子を診つつ準備を行った。
『みんな大丈夫かな?』
「んー飲み過ぎたなぁ」
「朝まで飲んだー」
「ミルク飲む」
《黒鳶》のフォン、フェシェスタ、ジラが会議の席でうんうん唸り、《アタラクシア号》は皆けろりと会議の席に着いていた。
「あーなんだっけ?タナトスが決闘会に出るんだろ?俺らも見れる?見たい」
「あいつがなに、《ナイジアナ皇国》の牢獄の支配者と対決かよーどっちに賭ける?」
「それは…うーんタナトスにしとく?」
ジラ達が好き勝手言い、フォンもフェシェスタも賭けを始め会議不参加のトラングにラインを送った。
「あの国の牢獄の支配者は…人魚との混血だと思われる…あくまで推測だ、闘うのは避ける事を奨める…」
イシュターの静かな声に反応する異界から来た詠斗達以外の面々、フォンとフェシェスタが先程の賭けを撤回した。
「あー無理だな」
「賭けになんないなんない、どっちの人魚か分かる?イシュター様」
「………それは分からない会った事はないからな」
『その人魚とは?神々の知識からも人魚がこの世界にいる程度しかない、俺達が知っている人魚は人の身体に下半身が魚で海が棲みかと言う事だ』
「大河の認識で合っている…だが、《アタラクシア》には空の人魚と地の人魚がいる。地の人魚は差程脅威ではないが強い事に変わりはない、問題は空の人魚だ。《空の暴君》《空の帝》とも呼ばれドラゴンと相容れぬ存在、ドラゴンの飛ぶ空に彼らはいないが…彼らは異常に縄張り意識が強く《アタラクシア》の神々こそは自分達だど思っている」
「おとぎ話の存在だぞー」
「地の人魚になら会った事があります…話しが通じませんでした…」
「地の人魚との混血を祈る…空ならば燈火には諦める様に言う他ない、私でも勝てる自信は無い。我らこそ魔王、魔人を退け《アタラクシア》の支配者だという存在だ、疵渦級に値する」
イシュターの話しにジラ、外神が加わり千歳と大河はタナトスが聞くのであれば引く事も勿論視野に入れている。
「それでその支配者をタナトスっちが倒したらタナトスっちに何かしてあげる?解放?燈火っちに持ち掛けた位だから出たい感じ?」
『それは…』
『本人も大分無茶をするようだしな、解放とはいかないが1人の家を用意するか?』
『そうだね、聞いておくよ』
「ん」
千歳が言葉を飲み込む奴隷ギルドも知識もある、《アウトランダーズ商会》には必要な人財だ報酬も望む物をと思うがと考えれば大河が要望を一応聞いてみるとの事で話しが変わる。
「それで俺の出番だな」
『はい、崇幸さんには貧民街が生まれ変わる為の街のデザインを頼みたいんです』
『罪人もいるから彼らはには刑に服して貰いたい、刑務所と言うと聞こえはあれだがそういった施設ありきの場所だな』
『今回は病院も造ろうって話しもあるんです、医師というよりかは鑑定して病を見極め療養を施す施設という意味合いが強いですね』
「分かった、なら貧民街から療養街にしないか?」
『それは良いですね』
『皇国から買い上げるか』
『崇幸さん、大河君、千歳君。まだタナトスさんが決闘会で勝ってませんよー療養街は素晴らしいですがタナトスさんの許可を取らないと…』
『あ』
盛り上がる千歳達に突っ込めば3人が声を揃え場が笑いで湧く、崇幸は早速(タナトスの了承もなく)街のデザインを考える為に会議室を興味を持ったチェカやノイズ、お茶を運びに来た千眼もお茶を置いて行ってしまった。
『平和だな』
『そうだね、良かった。早く皆に会いたいな』
「すぐに会えるっしょ」
『うん!会えたらみんなで焼き肉パーティだね!俺も手伝う』
『《エンビ》で待ってるよ』
大河と千歳の穏やかな声とは裏腹に彼らの今いる場所は不安定な牢獄、舵と燈火も参加したかったが牢獄の手伝いで不在だ。
『みんなータナトスちゃんの決闘会は生中継よ~ん!みんな待っててね』
【決闘会の会場も鋭意改装中です、ご期待あれです】
識とゲーテの気合の入った声を締めに会議が終わり、千歳達は牢獄へ向かい、詠斗達は《エンビ》で観光、《黒鳶》では食事の準備や難民達の話しを聞いたりと各自で動いていた。
「あー酒のも、懐記ぃつまみ」
「俺もー肉と酒ぇちょうだい」
『お前たち随分呑気だな』
『げ』
「フィズ兄貴」
「お兄ちゃんどうして…」
フォンとフェシェスタが酒でも飲むかと会議室に酒を持ち込んで干し肉やら焼いた肉に昨日の残りを並べ、まだ寝ているシュリやマユラを呼んでジラとイシュターと飲もうと準備を始めれ画面から聞きなれた声がし、フォンとフェシェスタがゆっくりと顔を上げればそこには2名の兄がいて顔が引き攣った。
「なんでいんだよ、そこに」
「お、お兄ちゃん久しぶり……」
『元気そうだな、今はお前たちが世話になっているベルン達の所で世話になっている』
「はぁ?」
「ええぇー」
『話は聞いた、大変だったようだな』
「まあな」
「まあね」
『戻ったらゆっくり話しをしよう、俺もこの後ダンジョンでの調達があるからな。また』
「うわぁ、んだよ。酒が不味くなる」
「えぇ、お兄ちゃんまじめだもんなぁ」
「久しぶりに会ったんだろ?」
「まあなー」
「うち兄弟多いしねー」
その流れを見ていたジラが干し肉を齧りながらミルクで酒を割って飲みつつ、どんよりしているフォンとフェシェスタ(それでも酒は飲む)は遠い目をしていた。
「ま、飲もうぜ。イシュターも」
「ああ…」
「どうかしたのか?気になるのか?」
「そうだな…いや…決闘会…タナトスは勝つだろう」
「俺もそう思う」
「やっぱり賭けとく?」
「兄貴にバレたら説教だぞ」
「う…止めとく」
「……一度連絡を取ろう…」
「気になるならな」
イシュターが強めの酒を飲みタナトスと連絡を取ろうと決め、やっぱり賭けようかという話しをしをしつつマユラとシュリも合流し酒が進む…。
ジラは今の光景が平穏という言葉が良く合う思っている、色々事は片付いてはいないがこうして朝から美味い酒が飲めるのだ今はそれを謳歌しようとイシュターのグラスをカチリと合わせ、イシュターもジラの意図に淡く微笑んだ…。
第7幕 終幕
Stage.7-22 罪人
「この《楽園の牢獄》の罪人の数ですかぁ~?」
タナトスが討伐で倒したトーンドンを50頭を手分けして、貧民街の住民やステフスとシヴァやメシュレラ、ウォルゾガ達の指導の元捌いていく。
そんな中ふらりと現れたフゥに大河が尋ねれば、間延びした声でほぼ全員だと答えた。
「罪人から産まれた子供も罪人ですよぉ出入りする商人位ですねぇここに来た時点で皇国では罪人ですぅ」
その言葉に大河は溜息を吐く、世界や地域が異なれば価値観も違う、命も軽いと感じてしまう。
「大河、ソイツに関わるなよ、それよりこれどうやって倒したんだアイツ」
「見事な物だな喉元に小さい武器で穴を開けて絶命させている、状態も良いな」
タナトスは朝、光沢の鱗を身体に散らした小型の熊の様な魔物の喉元を小さい物で貫通させた物を50体広場に積み重ね、他の魔物の討伐に向かってしまった。
トワンとミカイはフゥに関わるなとトーンドンを慣れた手つきで捌きながら、状態の良さを褒め感心した。
「俺も分からん、聞いても答えないだろう」
「牙と爪と骨は売って毛皮は敷き布に良いな、肉は焼いても煮ても美味いし、干し肉にもしよう」
会議が終わったその足で大河は此処で捌くのを手伝い、商業エリアでも素材を売るつもりで収納空間に処理した物を入れていく、ステフスやシヴァやカーク、エンフ、フユーゲル達も手伝ってくれている。
「大河、香辛料が足りない」
「ああ、ズィーガーとクローダー達に頼む。塩は崇幸さんのスキルで…そういえば懐記君が以前大量に買い込んだこの世界の醤油も出すか、魚に合う」
ラドゥ、オリガも応援に来てくれ香辛料の追加を頼まれ塩と醤油の瓶を渡す、フゥはその光景を不思議そうにケラケラと眺めていた。
「支配者は俺達がこうして好き勝手やっている事をどう思っている?」
「なにもぉみていますぅ」
「そうか…お前はどう思っている?」
「短い時間を少し長くする事に意味はあるんですかぁ?」
「お前は最悪な魔人だな、今迄会った魔人達は誰もそんな事は言わなかった」
「ふぅん本当の事なんですけどー」
フゥはそう言ってまた何処かへ行ってしまう、本当の罪人…罪を犯した者は少ないのだろう大河はそう思いながら捌かれるトーンドンを眺めた…。
朝、《黒鳶》内では宴の後をゴーレムやヒヨコ達と千眼が片付けをしていた。
「おはようございます、僕もお手伝いします」
「おはよう……休んでいれば良い…朝食はあちらで食べると良い…」
「えっと…ぐうう…あ…」
「急がない…」
「はい…」
すっかり元気になったミュナイと他の子供達が手伝いにとやって来る、千眼は町の女性達が食事を用意してくれている方を指し腹を空かせた子供達を行かせた。
千眼はコップや皿を風魔法で運び、会議が始まった崇幸達に茶を運ぼうかと、13位の魔王の様子を診つつ準備を行った。
『みんな大丈夫かな?』
「んー飲み過ぎたなぁ」
「朝まで飲んだー」
「ミルク飲む」
《黒鳶》のフォン、フェシェスタ、ジラが会議の席でうんうん唸り、《アタラクシア号》は皆けろりと会議の席に着いていた。
「あーなんだっけ?タナトスが決闘会に出るんだろ?俺らも見れる?見たい」
「あいつがなに、《ナイジアナ皇国》の牢獄の支配者と対決かよーどっちに賭ける?」
「それは…うーんタナトスにしとく?」
ジラ達が好き勝手言い、フォンもフェシェスタも賭けを始め会議不参加のトラングにラインを送った。
「あの国の牢獄の支配者は…人魚との混血だと思われる…あくまで推測だ、闘うのは避ける事を奨める…」
イシュターの静かな声に反応する異界から来た詠斗達以外の面々、フォンとフェシェスタが先程の賭けを撤回した。
「あー無理だな」
「賭けになんないなんない、どっちの人魚か分かる?イシュター様」
「………それは分からない会った事はないからな」
『その人魚とは?神々の知識からも人魚がこの世界にいる程度しかない、俺達が知っている人魚は人の身体に下半身が魚で海が棲みかと言う事だ』
「大河の認識で合っている…だが、《アタラクシア》には空の人魚と地の人魚がいる。地の人魚は差程脅威ではないが強い事に変わりはない、問題は空の人魚だ。《空の暴君》《空の帝》とも呼ばれドラゴンと相容れぬ存在、ドラゴンの飛ぶ空に彼らはいないが…彼らは異常に縄張り意識が強く《アタラクシア》の神々こそは自分達だど思っている」
「おとぎ話の存在だぞー」
「地の人魚になら会った事があります…話しが通じませんでした…」
「地の人魚との混血を祈る…空ならば燈火には諦める様に言う他ない、私でも勝てる自信は無い。我らこそ魔王、魔人を退け《アタラクシア》の支配者だという存在だ、疵渦級に値する」
イシュターの話しにジラ、外神が加わり千歳と大河はタナトスが聞くのであれば引く事も勿論視野に入れている。
「それでその支配者をタナトスっちが倒したらタナトスっちに何かしてあげる?解放?燈火っちに持ち掛けた位だから出たい感じ?」
『それは…』
『本人も大分無茶をするようだしな、解放とはいかないが1人の家を用意するか?』
『そうだね、聞いておくよ』
「ん」
千歳が言葉を飲み込む奴隷ギルドも知識もある、《アウトランダーズ商会》には必要な人財だ報酬も望む物をと思うがと考えれば大河が要望を一応聞いてみるとの事で話しが変わる。
「それで俺の出番だな」
『はい、崇幸さんには貧民街が生まれ変わる為の街のデザインを頼みたいんです』
『罪人もいるから彼らはには刑に服して貰いたい、刑務所と言うと聞こえはあれだがそういった施設ありきの場所だな』
『今回は病院も造ろうって話しもあるんです、医師というよりかは鑑定して病を見極め療養を施す施設という意味合いが強いですね』
「分かった、なら貧民街から療養街にしないか?」
『それは良いですね』
『皇国から買い上げるか』
『崇幸さん、大河君、千歳君。まだタナトスさんが決闘会で勝ってませんよー療養街は素晴らしいですがタナトスさんの許可を取らないと…』
『あ』
盛り上がる千歳達に突っ込めば3人が声を揃え場が笑いで湧く、崇幸は早速(タナトスの了承もなく)街のデザインを考える為に会議室を興味を持ったチェカやノイズ、お茶を運びに来た千眼もお茶を置いて行ってしまった。
『平和だな』
『そうだね、良かった。早く皆に会いたいな』
「すぐに会えるっしょ」
『うん!会えたらみんなで焼き肉パーティだね!俺も手伝う』
『《エンビ》で待ってるよ』
大河と千歳の穏やかな声とは裏腹に彼らの今いる場所は不安定な牢獄、舵と燈火も参加したかったが牢獄の手伝いで不在だ。
『みんなータナトスちゃんの決闘会は生中継よ~ん!みんな待っててね』
【決闘会の会場も鋭意改装中です、ご期待あれです】
識とゲーテの気合の入った声を締めに会議が終わり、千歳達は牢獄へ向かい、詠斗達は《エンビ》で観光、《黒鳶》では食事の準備や難民達の話しを聞いたりと各自で動いていた。
「あー酒のも、懐記ぃつまみ」
「俺もー肉と酒ぇちょうだい」
『お前たち随分呑気だな』
『げ』
「フィズ兄貴」
「お兄ちゃんどうして…」
フォンとフェシェスタが酒でも飲むかと会議室に酒を持ち込んで干し肉やら焼いた肉に昨日の残りを並べ、まだ寝ているシュリやマユラを呼んでジラとイシュターと飲もうと準備を始めれ画面から聞きなれた声がし、フォンとフェシェスタがゆっくりと顔を上げればそこには2名の兄がいて顔が引き攣った。
「なんでいんだよ、そこに」
「お、お兄ちゃん久しぶり……」
『元気そうだな、今はお前たちが世話になっているベルン達の所で世話になっている』
「はぁ?」
「ええぇー」
『話は聞いた、大変だったようだな』
「まあな」
「まあね」
『戻ったらゆっくり話しをしよう、俺もこの後ダンジョンでの調達があるからな。また』
「うわぁ、んだよ。酒が不味くなる」
「えぇ、お兄ちゃんまじめだもんなぁ」
「久しぶりに会ったんだろ?」
「まあなー」
「うち兄弟多いしねー」
その流れを見ていたジラが干し肉を齧りながらミルクで酒を割って飲みつつ、どんよりしているフォンとフェシェスタ(それでも酒は飲む)は遠い目をしていた。
「ま、飲もうぜ。イシュターも」
「ああ…」
「どうかしたのか?気になるのか?」
「そうだな…いや…決闘会…タナトスは勝つだろう」
「俺もそう思う」
「やっぱり賭けとく?」
「兄貴にバレたら説教だぞ」
「う…止めとく」
「……一度連絡を取ろう…」
「気になるならな」
イシュターが強めの酒を飲みタナトスと連絡を取ろうと決め、やっぱり賭けようかという話しをしをしつつマユラとシュリも合流し酒が進む…。
ジラは今の光景が平穏という言葉が良く合う思っている、色々事は片付いてはいないがこうして朝から美味い酒が飲めるのだ今はそれを謳歌しようとイシュターのグラスをカチリと合わせ、イシュターもジラの意図に淡く微笑んだ…。
第7幕 終幕
Stage.7-22 罪人
「この《楽園の牢獄》の罪人の数ですかぁ~?」
タナトスが討伐で倒したトーンドンを50頭を手分けして、貧民街の住民やステフスとシヴァやメシュレラ、ウォルゾガ達の指導の元捌いていく。
そんな中ふらりと現れたフゥに大河が尋ねれば、間延びした声でほぼ全員だと答えた。
「罪人から産まれた子供も罪人ですよぉ出入りする商人位ですねぇここに来た時点で皇国では罪人ですぅ」
その言葉に大河は溜息を吐く、世界や地域が異なれば価値観も違う、命も軽いと感じてしまう。
「大河、ソイツに関わるなよ、それよりこれどうやって倒したんだアイツ」
「見事な物だな喉元に小さい武器で穴を開けて絶命させている、状態も良いな」
タナトスは朝、光沢の鱗を身体に散らした小型の熊の様な魔物の喉元を小さい物で貫通させた物を50体広場に積み重ね、他の魔物の討伐に向かってしまった。
トワンとミカイはフゥに関わるなとトーンドンを慣れた手つきで捌きながら、状態の良さを褒め感心した。
「俺も分からん、聞いても答えないだろう」
「牙と爪と骨は売って毛皮は敷き布に良いな、肉は焼いても煮ても美味いし、干し肉にもしよう」
会議が終わったその足で大河は此処で捌くのを手伝い、商業エリアでも素材を売るつもりで収納空間に処理した物を入れていく、ステフスやシヴァやカーク、エンフ、フユーゲル達も手伝ってくれている。
「大河、香辛料が足りない」
「ああ、ズィーガーとクローダー達に頼む。塩は崇幸さんのスキルで…そういえば懐記君が以前大量に買い込んだこの世界の醤油も出すか、魚に合う」
ラドゥ、オリガも応援に来てくれ香辛料の追加を頼まれ塩と醤油の瓶を渡す、フゥはその光景を不思議そうにケラケラと眺めていた。
「支配者は俺達がこうして好き勝手やっている事をどう思っている?」
「なにもぉみていますぅ」
「そうか…お前はどう思っている?」
「短い時間を少し長くする事に意味はあるんですかぁ?」
「お前は最悪な魔人だな、今迄会った魔人達は誰もそんな事は言わなかった」
「ふぅん本当の事なんですけどー」
フゥはそう言ってまた何処かへ行ってしまう、本当の罪人…罪を犯した者は少ないのだろう大河はそう思いながら捌かれるトーンドンを眺めた…。
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