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第013部 序列第13位と生きた山脈×まだまだ続くよ空の旅
第7幕 第7話 生物を変える山 ×Stage.7-7 皇国の貧民街の子ども達
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第7幕 第7話 生物を変える山
「ハーフハーンてこんなんじゃないだろ」
「大きいよな、俺が知っているのって精々膝下位の大きさだけど」
「この山の影響か…」
「かわいいなーチっチっ、こいつら腹減っているのかな?何を食べるんだ?」
「……野菜や果物だな」
『崇幸ぃ……』
ハーフハーン150㎝程のウサギとクマを混ぜ合わせた様な魔物、崇幸が可愛いと舌を鳴らし招けばジラ、チェカ。シュリがもう何でもかんでも受け入れるなと声を揃えた、フェシェスタは車でお留守番(お昼寝)である。
「崇幸、どんなもんでも受け入れるな」
「あーほらもう懐いた」
「崇幸の美徳なら仕方がないが…可愛くはないぞ?」
「よーしよし。腹減ってたのかー沢山食えよ」
崇幸が収納から野菜や果物お出せば、ハーフハーン達がガツガツと食べ始め美味しい食事を用意してくれた崇幸の身体にすり寄り、ジラ達が呆れ返った。
「こんなヘンテコな山で頑張って生活しているんだろ?腹いっぱいになったか?俺達も行こう、道は空けてくれるだろ」
たらふく食べたハーフハーン達の頭を撫でてやり手を振って別れようとすれば、ハーフハーン8匹が崇幸の後を付いて車に乗り込もうとした。
「あーあ」
「連れて行くのか?」
「この山の動物と魔物全部こうなるかも?」
『…まさかな…』
「来たいならくるか?」
ジラ達がまさかなと乾いた笑いを浮かべる、千眼はそうなるかもなと思いつつハーフハーン達と車に乗り込み気持ちよく昼寝をしていたフェシェスタをハーフハーン達が突き回すのは数分後の話し…。
一方此方は外神とマユラとノイズとギーギス、フォンは昼寝で懐記は留守番という構成で外に出てコーンクーン達と対峙中。
「これはまた随分堅そうだな」
「コーンクーン…デカいな」
「解体…しごたえありますね」
「こんな大きい物山でみた事ない…」
「あ、キノコ、俺、キノコ採取しとく。終わったら声掛けて」
目の前の2m程の大きさの身体に鉱石の様な鉱物を所々纏った耳が垂れた大兎、外神達がいれば問題ないだろうとギーギスは食べられるキノコを奥に見つけそちらに向かって悠長に歩いていく。
「良い毛皮だな、売ればいい金になりそうだ」
マユラの眼がギラリと輝く、3体のコーンクーン達がゾワリと背筋に虫が這うような感覚を味わった。
「では行きます…」
外神の漆黒の瞳が真ん中のコーンクーンに狙いを定めれば、コーンクーン達が一斉に両手を上げて降参のポーズを取って腹まで見せてくれた。
「中身はいつものコーンクーンのままなのかな」
「解体……」
「外神諦めろ、降伏している者を討てない」
久しぶりの解体し甲斐がありそうな獲物だったが、マユラも外神の肩に手を置き首を振って、ジュナイ達の手掛かりの聞き取りを行う事にした。
Stage.7-7 皇国の貧民街の子ども達
「あの子達どうしたのかな?」
「獣人達かな?]
「腹空かせているみたいだぞ」
此方を伺う子ども達、燈火とカーテスとウォルゾガが食事を分けようかと話しをして皿に盛っていれば案内役がどうしようかとオロオロしていた。
「何もしない方が良いですよ、互いに」
サンドイッチを食べ終えたタナトスが口元を拭い3名を止めれば、案内役が安堵の表情を浮べた。
「どうしてです?タナトスさん」
「彼らは貧民街から抜け出して来たのでしょう、此方と接触すれば彼らは処罰されますよ」
「え?そうなんですか?」
「は、はい…衛兵を呼びます」
「待って呼んだらどうなるの?あの子達…」
「それは…」
「良くて鞭打ちか悪くて殺されますね」
カーテスと燈火の疑問に案内役が言い辛そうに淀み、タナトスがあっさり答える。
「おい、どういう事だ?」
「そこの案内役…貴族か皇族の方に聞いてみては?」
「……この国の貧民街は流刑地です…罪人達を閉じ込めている牢獄です…本来は出る事はできません…彼らは身体が小さい…抜け道を使って物乞いに来たのでしょう」
「あんな小さい子達が罪人なんですか?」
「その場合もありますが…彼らは中で産まれた子供達でしょう」
距離を置く薄汚れた子供達、痩せた体で此方を羨ましそうに見ている、そんな子供たちが罪人には到底見えなかった。
「目溢しされているのか…」
「そうです…ですがこうして見つけてしまえば…」
「待って下さい!彼らは何もしていないんですよね!?」
「……いえ、法を犯しています。貧民街からはいかなる理由があっても出てはならないとそれを無視しました」
「そうか、じゃ彼らに何かを与えた場合こっちはどうなる?」
「普段なら衛兵達も見て見ぬふりをしますが、皆さんは賓客ですから何らかの罰則が発生するかもしれません。申し訳ありません、心苦しいかもしれませんが見て見ぬ振りをして下さい」
「そうか…」
皿に食事を持ったウォルゾガが立ち上がり子ども達に食事を渡す、魔人の子ども達もそれにならい食べ物を持って貧民街の子ども達に食事を振舞った。
「貴方も只ではすみませんね」
「私はいいのです…臆病者ですから…どんな罰が下されても…彼らもこの国の民です…」
未だ石像の件でショックを受けているニスムも子供達の姿勢を見て笑みを浮かべる、燈火も彼らは捨ておけないと招き、案内役に対しタナトスが退屈気に言葉を掛ければ首を振る、この広場には衛兵や騎士達が気配を消している、皇帝が賓客だと定めた此方に万が一にも何かあってはと配置された警備の監視を搔い潜って来られた訳ではなく、この案内役が止めなかったから放置され此処まで侵入する事が出来た子供たちだ。
真意を知りたいとも思わない興味も無い、だが、これは使えるとタナトスは思った…。
第7幕 第7話 生物を変える山
「これで穴を開けて紐で括れば…うん、いいんじゃないか?」
「素敵な本が出来ましたね」
「可愛らしい物ができましたね」
「みんなおつかれさます」
アコミア桐で穴を開け紐で結び子ども達の絵が本になり、子ども達が達成感で笑顔を浮かべた。
「うん、最期の仕事がこれで良かった!ありがとう」
「それなんですが、お願いがあって…」
「何?」
「良ければ食事などしながらそうです?支払いも」
「それはわる…ぐうぅぅ……助かる」
「はい、では行きましょうか」
お腹の音は正直だ、アコミアがお腹の音を盛大に鳴らし綴がくすりと笑って転移で《アタラクシア号》へと向かった…。
「キノコがデカいな!俺キノコ好きなんだよ、焼いて醤油掛けて食べよう」
「このキノコ…こんなに大きくならない物なんだ…この山…植物も動物も大きくなっている」
「魔王の影響ですね、活性化かさせるスキル…早く見つけたいですね」
外神は満面の笑みを浮かべて採取したデカいキノコを見せ、ノイズは口元を手で覆いこの山の異変を改めて感じ、外神はノイズの仲間もおそらく何かしらの影響を受けていると感じていた。
「ハーフハーン達も人の姿を見たらしい、この先に洞窟があるからそこにいるかもしれないと…地形が変わっているからその洞窟が先にあるのかも分からないが…。
「よし、行くけどその前に戻って腹ごしらえしよう」
「ああ、ここからは歩いて探してみよう。奥は入り組んでいる」
「ぁ…そうだな…」
ノイズが向かうと言う前にギーギスとマユラがまずは食事をしてからと言い、逸る気持ちを抑えてバスに戻る事にした…。
「ハーフハーンてこんなんじゃないだろ」
「大きいよな、俺が知っているのって精々膝下位の大きさだけど」
「この山の影響か…」
「かわいいなーチっチっ、こいつら腹減っているのかな?何を食べるんだ?」
「……野菜や果物だな」
『崇幸ぃ……』
ハーフハーン150㎝程のウサギとクマを混ぜ合わせた様な魔物、崇幸が可愛いと舌を鳴らし招けばジラ、チェカ。シュリがもう何でもかんでも受け入れるなと声を揃えた、フェシェスタは車でお留守番(お昼寝)である。
「崇幸、どんなもんでも受け入れるな」
「あーほらもう懐いた」
「崇幸の美徳なら仕方がないが…可愛くはないぞ?」
「よーしよし。腹減ってたのかー沢山食えよ」
崇幸が収納から野菜や果物お出せば、ハーフハーン達がガツガツと食べ始め美味しい食事を用意してくれた崇幸の身体にすり寄り、ジラ達が呆れ返った。
「こんなヘンテコな山で頑張って生活しているんだろ?腹いっぱいになったか?俺達も行こう、道は空けてくれるだろ」
たらふく食べたハーフハーン達の頭を撫でてやり手を振って別れようとすれば、ハーフハーン8匹が崇幸の後を付いて車に乗り込もうとした。
「あーあ」
「連れて行くのか?」
「この山の動物と魔物全部こうなるかも?」
『…まさかな…』
「来たいならくるか?」
ジラ達がまさかなと乾いた笑いを浮かべる、千眼はそうなるかもなと思いつつハーフハーン達と車に乗り込み気持ちよく昼寝をしていたフェシェスタをハーフハーン達が突き回すのは数分後の話し…。
一方此方は外神とマユラとノイズとギーギス、フォンは昼寝で懐記は留守番という構成で外に出てコーンクーン達と対峙中。
「これはまた随分堅そうだな」
「コーンクーン…デカいな」
「解体…しごたえありますね」
「こんな大きい物山でみた事ない…」
「あ、キノコ、俺、キノコ採取しとく。終わったら声掛けて」
目の前の2m程の大きさの身体に鉱石の様な鉱物を所々纏った耳が垂れた大兎、外神達がいれば問題ないだろうとギーギスは食べられるキノコを奥に見つけそちらに向かって悠長に歩いていく。
「良い毛皮だな、売ればいい金になりそうだ」
マユラの眼がギラリと輝く、3体のコーンクーン達がゾワリと背筋に虫が這うような感覚を味わった。
「では行きます…」
外神の漆黒の瞳が真ん中のコーンクーンに狙いを定めれば、コーンクーン達が一斉に両手を上げて降参のポーズを取って腹まで見せてくれた。
「中身はいつものコーンクーンのままなのかな」
「解体……」
「外神諦めろ、降伏している者を討てない」
久しぶりの解体し甲斐がありそうな獲物だったが、マユラも外神の肩に手を置き首を振って、ジュナイ達の手掛かりの聞き取りを行う事にした。
Stage.7-7 皇国の貧民街の子ども達
「あの子達どうしたのかな?」
「獣人達かな?]
「腹空かせているみたいだぞ」
此方を伺う子ども達、燈火とカーテスとウォルゾガが食事を分けようかと話しをして皿に盛っていれば案内役がどうしようかとオロオロしていた。
「何もしない方が良いですよ、互いに」
サンドイッチを食べ終えたタナトスが口元を拭い3名を止めれば、案内役が安堵の表情を浮べた。
「どうしてです?タナトスさん」
「彼らは貧民街から抜け出して来たのでしょう、此方と接触すれば彼らは処罰されますよ」
「え?そうなんですか?」
「は、はい…衛兵を呼びます」
「待って呼んだらどうなるの?あの子達…」
「それは…」
「良くて鞭打ちか悪くて殺されますね」
カーテスと燈火の疑問に案内役が言い辛そうに淀み、タナトスがあっさり答える。
「おい、どういう事だ?」
「そこの案内役…貴族か皇族の方に聞いてみては?」
「……この国の貧民街は流刑地です…罪人達を閉じ込めている牢獄です…本来は出る事はできません…彼らは身体が小さい…抜け道を使って物乞いに来たのでしょう」
「あんな小さい子達が罪人なんですか?」
「その場合もありますが…彼らは中で産まれた子供達でしょう」
距離を置く薄汚れた子供達、痩せた体で此方を羨ましそうに見ている、そんな子供たちが罪人には到底見えなかった。
「目溢しされているのか…」
「そうです…ですがこうして見つけてしまえば…」
「待って下さい!彼らは何もしていないんですよね!?」
「……いえ、法を犯しています。貧民街からはいかなる理由があっても出てはならないとそれを無視しました」
「そうか、じゃ彼らに何かを与えた場合こっちはどうなる?」
「普段なら衛兵達も見て見ぬふりをしますが、皆さんは賓客ですから何らかの罰則が発生するかもしれません。申し訳ありません、心苦しいかもしれませんが見て見ぬ振りをして下さい」
「そうか…」
皿に食事を持ったウォルゾガが立ち上がり子ども達に食事を渡す、魔人の子ども達もそれにならい食べ物を持って貧民街の子ども達に食事を振舞った。
「貴方も只ではすみませんね」
「私はいいのです…臆病者ですから…どんな罰が下されても…彼らもこの国の民です…」
未だ石像の件でショックを受けているニスムも子供達の姿勢を見て笑みを浮かべる、燈火も彼らは捨ておけないと招き、案内役に対しタナトスが退屈気に言葉を掛ければ首を振る、この広場には衛兵や騎士達が気配を消している、皇帝が賓客だと定めた此方に万が一にも何かあってはと配置された警備の監視を搔い潜って来られた訳ではなく、この案内役が止めなかったから放置され此処まで侵入する事が出来た子供たちだ。
真意を知りたいとも思わない興味も無い、だが、これは使えるとタナトスは思った…。
第7幕 第7話 生物を変える山
「これで穴を開けて紐で括れば…うん、いいんじゃないか?」
「素敵な本が出来ましたね」
「可愛らしい物ができましたね」
「みんなおつかれさます」
アコミア桐で穴を開け紐で結び子ども達の絵が本になり、子ども達が達成感で笑顔を浮かべた。
「うん、最期の仕事がこれで良かった!ありがとう」
「それなんですが、お願いがあって…」
「何?」
「良ければ食事などしながらそうです?支払いも」
「それはわる…ぐうぅぅ……助かる」
「はい、では行きましょうか」
お腹の音は正直だ、アコミアがお腹の音を盛大に鳴らし綴がくすりと笑って転移で《アタラクシア号》へと向かった…。
「キノコがデカいな!俺キノコ好きなんだよ、焼いて醤油掛けて食べよう」
「このキノコ…こんなに大きくならない物なんだ…この山…植物も動物も大きくなっている」
「魔王の影響ですね、活性化かさせるスキル…早く見つけたいですね」
外神は満面の笑みを浮かべて採取したデカいキノコを見せ、ノイズは口元を手で覆いこの山の異変を改めて感じ、外神はノイズの仲間もおそらく何かしらの影響を受けていると感じていた。
「ハーフハーン達も人の姿を見たらしい、この先に洞窟があるからそこにいるかもしれないと…地形が変わっているからその洞窟が先にあるのかも分からないが…。
「よし、行くけどその前に戻って腹ごしらえしよう」
「ああ、ここからは歩いて探してみよう。奥は入り組んでいる」
「ぁ…そうだな…」
ノイズが向かうと言う前にギーギスとマユラがまずは食事をしてからと言い、逸る気持ちを抑えてバスに戻る事にした…。
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