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第013部 序列第13位と生きた山脈×まだまだ続くよ空の旅
第7幕 第4話 本 ×Stage.7-4 遺跡
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Stage.7-4 遺跡
「人がいっぱいー」
「かなり大きな国だからね」
「何故私まで…」
「遺跡見せてくれるっていうから、皆で見ようって話しだろ」
「勝手に見ればいい」
「タナトスちゃん、そんな事言わずにね。グリちゃんやイザラちゃんも今いないしタナトスちゃんいてくれると助かるよ」
「…………はぁ」
「僕達もありがとうございます、大国の遺跡なんか早々みれませんし」
「ええ、興味深い」
本日はウォルゾガ達、タナトスとテスナ達、燈火とニスムの孤児院の子供達と《ナイジアナ皇国》の遺跡を観光していた。
タナトスはうんざり気味にひんやりとした遺跡に賑やかな子供たちの声、案内役の案内の声を聴きながらニスムの孤児院の魔人の子供2名と手を繋ぎ引率として参加していた。
「はい、この祭壇は《ナイジアナ皇国》が皇国になる前に使われていた物です。即位する際の儀式や眼無者が祈りや国の反映を願い、占う場に使われていました」
「たなーむがん?」
「無眼者というのは目と引き替えに様々な恩恵を受けた者です、聖者に等しい存在です」
「ええ、その通りです。この祭壇で無眼者達はかつて王国だったこの地の災害や不幸を予見し防いだり病やケガを治してくれた至宝です」
「たなーあう」
「どこー?」
「いないですよ何処にも、もう産まれる事もありません」
「なんー?」
タナトスが子供たちからの舌足らずな質問の返答案内役が関心する、タナトスは淡々と質問された事に祭壇を退屈そうに眺めて答えている。
「初代《ナイジアナ皇国》皇帝が無眼者と結ばれたからです」
「おめでと」
「めでー」
「とー」
「あーう」
「う?」
「無眼者は妖精王からも愛されていました、色々…泥沼…修羅場を経て無眼者と皇帝の愛は破綻する事なく妖精王が恋に破れ呪い、《ナイジアナ皇国》には無眼者が産まれなくなりました。以上」
『…………』
シーンとなる周囲子供たちは首を傾げ、大人達は気まずい。
「あ、え、えーと。まあ、そんな感じです、はい。後は…この下の階層の石像を観て貰います」
「………いえ、結構。皆さん外に出ましょう、疲れました」
「とても見事な物ですよ、作者や制作年等一切不明ですがとても精巧でまるで…」
「結構です、戻ります」
案内役が下の階層へと案内しようとすれば、タナトスが疲れたと戻ると伝え案内役が食い下がる、見兼ねたカーテスとウォルゾガが割って入った。
「タナトスちゃん、疲れたなら下はまた今度にしようか」
「それでいい、またにして上で昼にしよう。沢山用意したぞー」
「ミートボールも沢山作ったから上で食べようね」
『あーい』
燈火とニスムも子供達の手を取り案内役にも一緒に昼をと誘い外に出ようとすれば、セレネと魔人の子供2名が奥の階段を眺め手を振り払い走り出してしまった。
「セレちゃん!」
「みんな!?」
「…呼ばれたのか…」
「タナトス?」
「降りますよ、招かれたのならば仕方ない」
タナトスは溜め息を吐いて、あっという間に姿を消したセレネ達を追うため階段を降りた…。
第7幕 第4話 本
「色々な可愛いお店が沢山あって面白いですね」
「他の国も興味深いですね」
『可愛い我が子が楽しいならば良い良い』
『おや、あちらの本の店なにやら興味深い書が』
「いきますすか」
《エンビ》の露店を歩く綴、オベリスカとオベリスカの髪の中にいる両親達とラウラスにそれぞれ手を引かれ歩く獣人の子ども達。
大河が喜びそうな場所にある所に店を構えようかと、商業ギルドに行く前に散策してみる事にした。
「かわいいー」
「すごいー」
露店に並べている本を手に取る獣人の子ども、一瞬店主は嫌そうな顔をするが身成の良い綴達を見ればにこやかに出迎えた。
「いらっしゃい、こども向けの本を扱っているよ」
「……いいですね、1冊ずつ下さい」
「まいど」
綴はその表情に気付いたが子どもが喜んでいるので、綺麗な装丁の絵の本や図鑑を買い込み他も見て周る、紙の質は店によりけりだった。
「この世界の本の製造過程を知りたいですね」
「では、工房に行ってみますか?」
「工房?本は工房で作っているんですか?」
「はい、本を作りたい者達が工房に赴き依頼するんです」
「面白そうすね」
「自費出版みたいな物かな」
「価格は装飾や厚みや完成させる期間により変わります」
『作る数にもよって変わる、作った物は価格を自分で決めて本屋や露店に卸す』
『歴史書や娯楽、地図などが売れる』
オベリスカが説明をし両親が補足する、綴は工房に興味を持ったので今日は買い物を行い、明日は物件を買いに商業ギルドと工房見学にしようかと子ども達が興味を持った本を買ったり、自分が興味を覚えた本等を買い漁った。
「わ、この蜂可愛いなもふもふしている。この首元」
「デカいだろ」
「かわいい?崇幸趣味が変わっているな…」
「うーん、よく見て…いや怖い」
ジオビーの元へ崇幸が行きやや小柄なジオビーが崇幸に懐き腕の中にいる、木はジオビーの巣ごと車の奥の空間に入れる事にしジオビー達も連れて行く事にした…それは良いが崇幸がデカい蜂を可愛いという感性にジラ、シュリ、チェカは同意出来なかった。
「これ、くれるのか?蜂の巣と蜜嬉しいな。ありがとう、後でビスケットやパンを焼いて皆で食べよう」
「ゆき…瓶ならある」
「ありがとう千眼さん、よし先に進もう」
崇幸に懐いたジオビーが崇幸の背中に張り付く、他のジオビー達が蜜の詰まった蜂の巣の欠片や蜂蜜をくれるので千眼が瓶を収納から出してそこに詰めてジオビー達を連れて車を出発させた。
「マークウッドって何食べるの?」
「…水と土からの養分のようです」
「へえ、コスパいいわ」
バスの中のテントにマークウッド達を転移させた外神、懐記が感心すれば外神が魔法で生成した土に根付き嬉しそうに葉を揺らし水魔法で天井から注がれる水に気持ちよさそうにしていた。
「それでは出発ねー」
「私は先に風呂に入る」
「じゃ、俺も一緒に入る。軽く寝て夜に備えるか」
フェシェスタがテントから出て車を出発させ、マユラとギーギスは先に風呂へと入り、外神と懐記とノイズは食事作りの続きを行う事にした、外の景色は然程変わらないが山は形状を変え続けている、千眼の眼も飛ばし風早達も索敵を行い、車の速度も緩やかで見落としが無いよう警戒しバスは進んで行く。
「人がいっぱいー」
「かなり大きな国だからね」
「何故私まで…」
「遺跡見せてくれるっていうから、皆で見ようって話しだろ」
「勝手に見ればいい」
「タナトスちゃん、そんな事言わずにね。グリちゃんやイザラちゃんも今いないしタナトスちゃんいてくれると助かるよ」
「…………はぁ」
「僕達もありがとうございます、大国の遺跡なんか早々みれませんし」
「ええ、興味深い」
本日はウォルゾガ達、タナトスとテスナ達、燈火とニスムの孤児院の子供達と《ナイジアナ皇国》の遺跡を観光していた。
タナトスはうんざり気味にひんやりとした遺跡に賑やかな子供たちの声、案内役の案内の声を聴きながらニスムの孤児院の魔人の子供2名と手を繋ぎ引率として参加していた。
「はい、この祭壇は《ナイジアナ皇国》が皇国になる前に使われていた物です。即位する際の儀式や眼無者が祈りや国の反映を願い、占う場に使われていました」
「たなーむがん?」
「無眼者というのは目と引き替えに様々な恩恵を受けた者です、聖者に等しい存在です」
「ええ、その通りです。この祭壇で無眼者達はかつて王国だったこの地の災害や不幸を予見し防いだり病やケガを治してくれた至宝です」
「たなーあう」
「どこー?」
「いないですよ何処にも、もう産まれる事もありません」
「なんー?」
タナトスが子供たちからの舌足らずな質問の返答案内役が関心する、タナトスは淡々と質問された事に祭壇を退屈そうに眺めて答えている。
「初代《ナイジアナ皇国》皇帝が無眼者と結ばれたからです」
「おめでと」
「めでー」
「とー」
「あーう」
「う?」
「無眼者は妖精王からも愛されていました、色々…泥沼…修羅場を経て無眼者と皇帝の愛は破綻する事なく妖精王が恋に破れ呪い、《ナイジアナ皇国》には無眼者が産まれなくなりました。以上」
『…………』
シーンとなる周囲子供たちは首を傾げ、大人達は気まずい。
「あ、え、えーと。まあ、そんな感じです、はい。後は…この下の階層の石像を観て貰います」
「………いえ、結構。皆さん外に出ましょう、疲れました」
「とても見事な物ですよ、作者や制作年等一切不明ですがとても精巧でまるで…」
「結構です、戻ります」
案内役が下の階層へと案内しようとすれば、タナトスが疲れたと戻ると伝え案内役が食い下がる、見兼ねたカーテスとウォルゾガが割って入った。
「タナトスちゃん、疲れたなら下はまた今度にしようか」
「それでいい、またにして上で昼にしよう。沢山用意したぞー」
「ミートボールも沢山作ったから上で食べようね」
『あーい』
燈火とニスムも子供達の手を取り案内役にも一緒に昼をと誘い外に出ようとすれば、セレネと魔人の子供2名が奥の階段を眺め手を振り払い走り出してしまった。
「セレちゃん!」
「みんな!?」
「…呼ばれたのか…」
「タナトス?」
「降りますよ、招かれたのならば仕方ない」
タナトスは溜め息を吐いて、あっという間に姿を消したセレネ達を追うため階段を降りた…。
第7幕 第4話 本
「色々な可愛いお店が沢山あって面白いですね」
「他の国も興味深いですね」
『可愛い我が子が楽しいならば良い良い』
『おや、あちらの本の店なにやら興味深い書が』
「いきますすか」
《エンビ》の露店を歩く綴、オベリスカとオベリスカの髪の中にいる両親達とラウラスにそれぞれ手を引かれ歩く獣人の子ども達。
大河が喜びそうな場所にある所に店を構えようかと、商業ギルドに行く前に散策してみる事にした。
「かわいいー」
「すごいー」
露店に並べている本を手に取る獣人の子ども、一瞬店主は嫌そうな顔をするが身成の良い綴達を見ればにこやかに出迎えた。
「いらっしゃい、こども向けの本を扱っているよ」
「……いいですね、1冊ずつ下さい」
「まいど」
綴はその表情に気付いたが子どもが喜んでいるので、綺麗な装丁の絵の本や図鑑を買い込み他も見て周る、紙の質は店によりけりだった。
「この世界の本の製造過程を知りたいですね」
「では、工房に行ってみますか?」
「工房?本は工房で作っているんですか?」
「はい、本を作りたい者達が工房に赴き依頼するんです」
「面白そうすね」
「自費出版みたいな物かな」
「価格は装飾や厚みや完成させる期間により変わります」
『作る数にもよって変わる、作った物は価格を自分で決めて本屋や露店に卸す』
『歴史書や娯楽、地図などが売れる』
オベリスカが説明をし両親が補足する、綴は工房に興味を持ったので今日は買い物を行い、明日は物件を買いに商業ギルドと工房見学にしようかと子ども達が興味を持った本を買ったり、自分が興味を覚えた本等を買い漁った。
「わ、この蜂可愛いなもふもふしている。この首元」
「デカいだろ」
「かわいい?崇幸趣味が変わっているな…」
「うーん、よく見て…いや怖い」
ジオビーの元へ崇幸が行きやや小柄なジオビーが崇幸に懐き腕の中にいる、木はジオビーの巣ごと車の奥の空間に入れる事にしジオビー達も連れて行く事にした…それは良いが崇幸がデカい蜂を可愛いという感性にジラ、シュリ、チェカは同意出来なかった。
「これ、くれるのか?蜂の巣と蜜嬉しいな。ありがとう、後でビスケットやパンを焼いて皆で食べよう」
「ゆき…瓶ならある」
「ありがとう千眼さん、よし先に進もう」
崇幸に懐いたジオビーが崇幸の背中に張り付く、他のジオビー達が蜜の詰まった蜂の巣の欠片や蜂蜜をくれるので千眼が瓶を収納から出してそこに詰めてジオビー達を連れて車を出発させた。
「マークウッドって何食べるの?」
「…水と土からの養分のようです」
「へえ、コスパいいわ」
バスの中のテントにマークウッド達を転移させた外神、懐記が感心すれば外神が魔法で生成した土に根付き嬉しそうに葉を揺らし水魔法で天井から注がれる水に気持ちよさそうにしていた。
「それでは出発ねー」
「私は先に風呂に入る」
「じゃ、俺も一緒に入る。軽く寝て夜に備えるか」
フェシェスタがテントから出て車を出発させ、マユラとギーギスは先に風呂へと入り、外神と懐記とノイズは食事作りの続きを行う事にした、外の景色は然程変わらないが山は形状を変え続けている、千眼の眼も飛ばし風早達も索敵を行い、車の速度も緩やかで見落としが無いよう警戒しバスは進んで行く。
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