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第013部 序列第13位と生きた山脈×まだまだ続くよ空の旅
第7幕 第3話 山 ×Stage.7‐3 挑発
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Stage.7‐3 挑発
「というわけでこれが皇帝から預かったリストです」
「明らかな挑発でしょう、これを揃えられる力、財力、繋がりがあるのかという」
「そうですね、まあ、全て揃えてみましょう。蒐集家殿にもラインで送った所とても愉快そうにしていましたよ、それでどれを出します?」
「千歳は?魔王がたかが大国の皇帝程度の挑発にどう考えているんです?」
グローリー宅の最上階の奴隷ギルドを訪れたコーカス、タナトスにヴリトゥユからの購入希望の一覧を見せれば明らかな挑発に眉を寄せる。
「特には、ラジカ殿が少し気にしていた程度です」
「無知な魔王には気付かれないか、いいでしょう。これとこれとこれをゴーレムは《ホウラク》で依頼すればいい」
「そうですね、ああ、それと奴隷が《ナイジアナ皇国》で増えたらしいです。《ネド》を落とした影響ですね」
「それは私には今のところ関係ないので」
タナトスが書類を指し用意出来るものを伝え、ワンズ達は仕事をしながらコーカスとタナトスの話しに耳を傾ける、何やら何か置きそうな気配だ。
「識さん、ゲーテさん、《ホウラク》でゴーレムの発注をお願いします、最上級品20体程、工房は何処でも構いません」
『オッケーよん、任せて~』
『了解でーす』
「それとカル殿に鉱物ダンジョンで下層のボスドロップ品を依頼して下さい、後は…蒐集家が動きますね」
『はーい』
「お、コーカスあんたもいたのか?」
「ええ、こんにちはウォルゾガ殿。タナトスさんに仕事を頼んでいたんですよ」
「そうか、昼飯出来たからあんたも食っていくか?オムライスだぞ」
「おや、良いんですか?最近卵料理が美味しくて嬉しいですね」
「沢山あるからな、ほら、みんな降りてくれ。エクトとセレネが獲って来た卵だ」
「ありがとうございます」
「わあ、嬉しい」
ワンズ、テスナとソーンも軽く片付けをしタナトス達も下に降りて遅めの昼食を食べる、オムライスとサラダにスープが並びエクト達は傍らでカーテスに見守られ昼寝を貪り…全く平和な事だとタナトスは思った…。
第7幕 第3話 山
少し時間は遡る、誰もいなくなった町で崇幸と外神がバスと車を出して各々乗り込んでいく、魔王もノイズの親友達の場所は不明、出発地点を此処とし両サイドから周り頂きを目指し見つけられなければまた別方向から山を下る……万が一にも遭難しない様に神々もフォローをするとの事、地形が変わる山脈だ時間もないだろうと外神と崇幸は車を走り出した…。
「見れば見る程おかしな山だな、動物の気配があるにはあるが…」
「弱々しい気配に何かを感じるけどそれになにか混ざっている」
「チェカ殿も中々の腕前とみる、良ければ俺と…」
「い、いや、鬼人族とは勘弁してくれ」
「茶を淹れた…」
「お菓子もあるよーたべよ」
ジラとチェカとシュリがキャンピングカーの様な内装の車内にあるテーブルとソファに座り外を伺う、滑らかに走る景色から時折感じる気配に注意を向け、風早やナビが索敵を行いすぐ対応出来るようにしていた。
千眼とフェシェスタが奥のキッチンからお茶やミルク、コーヒーとクッキー、干した果物や芋を載せたトレイを運んで来てくれた。
「サンキュ。崇幸は?」
「奥で作業をしている…」
「俺も後で行こう、車とか船とか乗り物造ってみたいな」
ジラがミルクを受け取り聞けば千眼が奥を指す、チェカがクッキーとコーヒーを飲み、フェシェスタが木の実を食べてお茶を啜る。
【みなさんーこの先にジオビーの群れと巣を発見、向こうは此方に気付いて臨戦態勢ですが】
『様子がおかしいですね、大きさも気性も情報と違います』
「お。蜂蜜うまいんだよなー巣も美味い」
「いいね~もらっちゃお」
「…私も視る……大きさが違う…凶暴性もある…」
「俺が行こう」
「俺も行くか」
「俺も山の様子を見るよ」
千眼が蝶を飛ばし様子を確認、シュリとジラとチェカが動き出した。
『現在ジラ様、シュリ様、チェカ様が変異したジオビーと交戦中です』
「この山のジオビーは温厚な筈だけど…」
「こっちもなんかいるな」
【マークウッドの…変異体?ですね。凶暴性有りで】
「お、素材になるしいいな。山の様子見がてら出るか。マユラどうだ?」
「いいな、行こう」
「じゃ、頼むわ」
「僕も行く」
外神のバスの中、フォンが酒とつまみを飲みながら座席で転がり、ノイズは窓の外を眺めていれば風早から崇幸達の情報と共に少し先に魔物がいる事をナビが教えてくれ、ギーギスとマユラ、ノイズが屋根から外へ飛び出し、フォンは手を振って見送りだらだらと酒を飲む、外神と懐記は奥の部屋で料理やら作業を行っていた。
「大きさの割に動き鈍いし、弱いな」
「ん?自分達も戸惑っているらしいな」
「元来ジオビーは温厚な蜂だし大きさもこんな大きくはないな、シュリ言葉分るのか?」
「ああ、完璧にというわけでもないが。山の様子を聞いてみるか?」
「それでも羨ましいよ」
「こればかりは」
早速ジオビーの巣がある大きな木の元へ向かうと、全長50㎝程の蜂達が羽を震わせ待ち構えている…というよりも困っている様子でシュリが会話を行う、ジラがジオビーを指先で突くところりと地面に転がるので拾って抱えてやる、大人しい黒と濃い黄色の縞模様に大きな黒目、首元はもふもふと綿の様な物が巻かれ可愛いと言えば可愛い見た目にジラが頭を撫でてやった。
シュリがジオビーと会話するのを羨まし気に眺めるチェカ、会話が出来れば呪われた友と以前のように話したいなと思っていた。
「ああ、この山から出たいらしい。花も美味しいが自分達が変わっていく気がすると」
「蜂蜜とかくれんなら、崇幸に頼んでもいいけど」
「どうする?」
ジオビーがシュリにこの山に長く留まると自分達が変わって行くと言い、何処かへ連れて行ってくれと頼む、ジラが蜂蜜をくれるならばと言えばジオビー達は了承した。
「いま、連絡して来て貰うよ」
チェカがスマートフォンで崇幸に連絡し、車で此方迄来てもらう事にした。
「マークウッドがこんな巨大化して…」
「俺もこんなのは初めて見たな」
「敵意がないな、敵意がない物を斬っても後味が悪い」
一体一体が巨木と化しているマークウッド、本来は最長で2mにも満たない細い木で紙などの材料として討伐される程度の弱い木だが、目の前は倍以上の高さと太さの木が数本ワサワサと此方を伺っていた。
ノイズが唖然としている、この山の本来の姿を知っているからこそ驚きを隠せない。
「ああ、この山から別な場所へ連れて行って欲しいって、この辺りを最近通り過ぎた人々はいないか?」
マークウッドの言葉をギーギスが訳し、ノイズの親友達が通ったかどうかを尋ねる。
「…最近ならこの山がこうなって少し経った位で通ったと言っている、方角は?」
マークウッド達が行き先は山の地形が変わるから分からないと、木を振るい葉っぱが散っていく。
「本当か!ありがとう!山がおかしくなってからジュナイ達は入ったから」
「情報提供してくれたのだから、外神に行ってバスに乗せようか」
漸く足取りを掴めたノイズが明るく礼を言い、マユラがスマートフォンで外神達を呼んで木を回収する事にした。
「というわけでこれが皇帝から預かったリストです」
「明らかな挑発でしょう、これを揃えられる力、財力、繋がりがあるのかという」
「そうですね、まあ、全て揃えてみましょう。蒐集家殿にもラインで送った所とても愉快そうにしていましたよ、それでどれを出します?」
「千歳は?魔王がたかが大国の皇帝程度の挑発にどう考えているんです?」
グローリー宅の最上階の奴隷ギルドを訪れたコーカス、タナトスにヴリトゥユからの購入希望の一覧を見せれば明らかな挑発に眉を寄せる。
「特には、ラジカ殿が少し気にしていた程度です」
「無知な魔王には気付かれないか、いいでしょう。これとこれとこれをゴーレムは《ホウラク》で依頼すればいい」
「そうですね、ああ、それと奴隷が《ナイジアナ皇国》で増えたらしいです。《ネド》を落とした影響ですね」
「それは私には今のところ関係ないので」
タナトスが書類を指し用意出来るものを伝え、ワンズ達は仕事をしながらコーカスとタナトスの話しに耳を傾ける、何やら何か置きそうな気配だ。
「識さん、ゲーテさん、《ホウラク》でゴーレムの発注をお願いします、最上級品20体程、工房は何処でも構いません」
『オッケーよん、任せて~』
『了解でーす』
「それとカル殿に鉱物ダンジョンで下層のボスドロップ品を依頼して下さい、後は…蒐集家が動きますね」
『はーい』
「お、コーカスあんたもいたのか?」
「ええ、こんにちはウォルゾガ殿。タナトスさんに仕事を頼んでいたんですよ」
「そうか、昼飯出来たからあんたも食っていくか?オムライスだぞ」
「おや、良いんですか?最近卵料理が美味しくて嬉しいですね」
「沢山あるからな、ほら、みんな降りてくれ。エクトとセレネが獲って来た卵だ」
「ありがとうございます」
「わあ、嬉しい」
ワンズ、テスナとソーンも軽く片付けをしタナトス達も下に降りて遅めの昼食を食べる、オムライスとサラダにスープが並びエクト達は傍らでカーテスに見守られ昼寝を貪り…全く平和な事だとタナトスは思った…。
第7幕 第3話 山
少し時間は遡る、誰もいなくなった町で崇幸と外神がバスと車を出して各々乗り込んでいく、魔王もノイズの親友達の場所は不明、出発地点を此処とし両サイドから周り頂きを目指し見つけられなければまた別方向から山を下る……万が一にも遭難しない様に神々もフォローをするとの事、地形が変わる山脈だ時間もないだろうと外神と崇幸は車を走り出した…。
「見れば見る程おかしな山だな、動物の気配があるにはあるが…」
「弱々しい気配に何かを感じるけどそれになにか混ざっている」
「チェカ殿も中々の腕前とみる、良ければ俺と…」
「い、いや、鬼人族とは勘弁してくれ」
「茶を淹れた…」
「お菓子もあるよーたべよ」
ジラとチェカとシュリがキャンピングカーの様な内装の車内にあるテーブルとソファに座り外を伺う、滑らかに走る景色から時折感じる気配に注意を向け、風早やナビが索敵を行いすぐ対応出来るようにしていた。
千眼とフェシェスタが奥のキッチンからお茶やミルク、コーヒーとクッキー、干した果物や芋を載せたトレイを運んで来てくれた。
「サンキュ。崇幸は?」
「奥で作業をしている…」
「俺も後で行こう、車とか船とか乗り物造ってみたいな」
ジラがミルクを受け取り聞けば千眼が奥を指す、チェカがクッキーとコーヒーを飲み、フェシェスタが木の実を食べてお茶を啜る。
【みなさんーこの先にジオビーの群れと巣を発見、向こうは此方に気付いて臨戦態勢ですが】
『様子がおかしいですね、大きさも気性も情報と違います』
「お。蜂蜜うまいんだよなー巣も美味い」
「いいね~もらっちゃお」
「…私も視る……大きさが違う…凶暴性もある…」
「俺が行こう」
「俺も行くか」
「俺も山の様子を見るよ」
千眼が蝶を飛ばし様子を確認、シュリとジラとチェカが動き出した。
『現在ジラ様、シュリ様、チェカ様が変異したジオビーと交戦中です』
「この山のジオビーは温厚な筈だけど…」
「こっちもなんかいるな」
【マークウッドの…変異体?ですね。凶暴性有りで】
「お、素材になるしいいな。山の様子見がてら出るか。マユラどうだ?」
「いいな、行こう」
「じゃ、頼むわ」
「僕も行く」
外神のバスの中、フォンが酒とつまみを飲みながら座席で転がり、ノイズは窓の外を眺めていれば風早から崇幸達の情報と共に少し先に魔物がいる事をナビが教えてくれ、ギーギスとマユラ、ノイズが屋根から外へ飛び出し、フォンは手を振って見送りだらだらと酒を飲む、外神と懐記は奥の部屋で料理やら作業を行っていた。
「大きさの割に動き鈍いし、弱いな」
「ん?自分達も戸惑っているらしいな」
「元来ジオビーは温厚な蜂だし大きさもこんな大きくはないな、シュリ言葉分るのか?」
「ああ、完璧にというわけでもないが。山の様子を聞いてみるか?」
「それでも羨ましいよ」
「こればかりは」
早速ジオビーの巣がある大きな木の元へ向かうと、全長50㎝程の蜂達が羽を震わせ待ち構えている…というよりも困っている様子でシュリが会話を行う、ジラがジオビーを指先で突くところりと地面に転がるので拾って抱えてやる、大人しい黒と濃い黄色の縞模様に大きな黒目、首元はもふもふと綿の様な物が巻かれ可愛いと言えば可愛い見た目にジラが頭を撫でてやった。
シュリがジオビーと会話するのを羨まし気に眺めるチェカ、会話が出来れば呪われた友と以前のように話したいなと思っていた。
「ああ、この山から出たいらしい。花も美味しいが自分達が変わっていく気がすると」
「蜂蜜とかくれんなら、崇幸に頼んでもいいけど」
「どうする?」
ジオビーがシュリにこの山に長く留まると自分達が変わって行くと言い、何処かへ連れて行ってくれと頼む、ジラが蜂蜜をくれるならばと言えばジオビー達は了承した。
「いま、連絡して来て貰うよ」
チェカがスマートフォンで崇幸に連絡し、車で此方迄来てもらう事にした。
「マークウッドがこんな巨大化して…」
「俺もこんなのは初めて見たな」
「敵意がないな、敵意がない物を斬っても後味が悪い」
一体一体が巨木と化しているマークウッド、本来は最長で2mにも満たない細い木で紙などの材料として討伐される程度の弱い木だが、目の前は倍以上の高さと太さの木が数本ワサワサと此方を伺っていた。
ノイズが唖然としている、この山の本来の姿を知っているからこそ驚きを隠せない。
「ああ、この山から別な場所へ連れて行って欲しいって、この辺りを最近通り過ぎた人々はいないか?」
マークウッドの言葉をギーギスが訳し、ノイズの親友達が通ったかどうかを尋ねる。
「…最近ならこの山がこうなって少し経った位で通ったと言っている、方角は?」
マークウッド達が行き先は山の地形が変わるから分からないと、木を振るい葉っぱが散っていく。
「本当か!ありがとう!山がおかしくなってからジュナイ達は入ったから」
「情報提供してくれたのだから、外神に行ってバスに乗せようか」
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