560 / 867
第013部 序列第13位と生きた山脈×まだまだ続くよ空の旅
第7幕 第2話 《エンビ》にて×Stage.7‐2 《ナイジアナ皇国》
しおりを挟む
第7幕 第2話 《エンビ》にて
「わあ、賑やかだね」
「詠斗…」
「はい、サンドイッチ。具はポテトサラダ」
「ん…」
晴海、詠斗、空、チグリスとチェカの孤児院の子ども2名と入街料1,000ログ支払い中へ入ると、人が沢山行き交い皆重そうに本や紙を担いでいた。
「いいね!商業ギルドに行って土地を買いには…綴さんと来よう」
「しばらくいるもんね、崇幸さん達に会えたらいいなー」
「そうだねーあ、みんな手を離したらダメだよー」
『はーい』
詠斗が2名とチグリスは1名、晴海が空を背中におんぶし街を巡る。賑やかで次々と大きな馬車や商人達が入って来る、旅人と商人で入口が分かれているのは助かる。
「おなかー」
「へった」
「ミルクぅ」
「そうだね、時間掛かったしどこかで休もうか」
「詠斗…あっち…」
「うん、屋台もあるしいいね行こう」
子ども達の訴えにチグリスが少し先の屋台が並ぶ先の木の下を指す、子ども達の手を引き向かった。
「あーもう動くな散るな、拾ってくるな。じっとしていろ」
「お父さんも大変ねー子ども達はそう言ってもじっとなんかしやしないよ」
「う…はぁ」
賑やかな屋台の中子ども4名を連れた癖毛な男は何処か目立つ、動き回るから仕方なしに腰に縄を括り片腕で纏めて持つ姿に屋台の女将が苦笑いを浮かべ串をオマケしてくれた。
「どーもありがとお姉さん」
「あら、いやだありがとね」
とほんの一瞬気を抜けば1名、何処かへ行ってしまっていた…。
「あんの…あーもう、行くぞ」
子ども達と小さな動物達を抱え走り出す、人さらいに連れて行かれたら…人さらいの方が哀れだ…。
「うぇぇん」
「空?」
「うー」
「あれ、どうしたの?迷子か?」
「詠斗…晴海…この子ども魔人…」
「あう?」
『え?』
「あ!いた!ったくこんなとこに!勝手に行くなと言っただろ……ドラゴンとはこの辺では珍しい」
「…魔人の方が珍しい」
「ま、そうだな」
「あの、その子達って魔人だよね」
「ああ、そうだな。救世主殿達」
空が何かを感じ泣き始める、晴海がよしよしとあやせば何時の間にか幼児がチグリスを見上げていた。
チグリスが2人を手で制し魔人の子どもだと告げれば、離れた所から男が幼児や動物達を抱えて走ってくればチグリスを見て一目でドラゴンと判断し、チグリスも言い返した。
「話しをしたいんだけどいい?」
「ごはんごちそうするよ!」
「お、良いのか?いやー金が無くてね助かる、こいつら食うし、俺はヤクハ。こいつらに名は無い」
ニカっと爽やかに笑う、詠斗と晴海が誘いそれに乗った。
「俺は詠斗、よろしく」
「俺は晴海、この子は空」
「チグリス…」
「うぇえ」
と言っている間に子ども達が散っていこうとするのを、ヤクハが首根っこを掴む、詠斗と晴海はこれは戻ろうかと話しを持ちかけた…。
Stage.7‐2 《ナイジアナ皇国》
「ここが城かー綺麗だねー」
「気に入りましたか?千歳」
「そうだね、崇幸さん達と来たいね。僕がいた世界にもこういう宮殿あったね」
「気に入ったのなら、神鋼と魔鉄で造って貰いますか?」
「それはいいね、黒い宮殿と白い宮殿を用意してもらおうか」
《ナイジアナ皇国》皇城前、千歳が城というよりも宮殿のような造りの城を見て嬉しそうにしているの見てラジカも珍しく乗って来る。
「コホン、それは後にして中へ…中も見事ですよ」
「独り身には中々堪えるな、そう思わないかコーカス?」
「おや、貴方がそういうとは」
「そろそろ、独りがつまらないと思っただけだな」
「おやおや、それはそれは今日の天候は荒れそうですね」
コーカスは薄ら笑いを浮べ空を見上げる、アガニータは肩を竦め、千歳は苦笑いを浮かべラジカは無表情に迎えの馬車が門前に着くの待った。
「余が《ナイアジナ皇国》皇帝ヴリトゥユ・イラカース・ナイアジナ・ケスネトである、歓迎しよう救世主殿、または魔王殿」
「初めまして、穂高千歳と申します。千歳とお呼び下さい陛下」
「では、余をヴリトゥユと呼ぶが良い。赦そう」
「はい、ヴリトゥユ様」
ラジカ達には礼儀作法を必要最低限教えて欲しいと言えば、魔王の方が格が上、敬意を払うのは向こうだとそれで話が終わってしまったが、玉座の間にての謁見、必要最低限の騎士を配置した皇帝はニジェルガとはまた違った威圧感と美しさ…が在った。
「話しは龍皇国の書状にて訊いている、我が国の賓客として持て成す。今宵は宴の席を用意している、それまでは宰相のアステネに必要な物があれば用意させるとしよう。それと、この目録の物を手に入れたい金でも宝石でも言い値で払う、《ラズライール商会》と《ラグライック商会》の両支配人揃ってが我が国に来るとはこの機会を逃すつもりはない…そして」
玉座のヴリトゥユが気だるげに足を組み換え、風魔法で紙を1枚ラジカの前に運ぶ。
「彼の《名も無き島》の支配人を囲っているとも聞く、その3名がいれば揃わない物はないだろう。良い返事を待つ以上だ」
そう言いヴリトゥユが立つ、両側に控えていた騎士達も陛下に従い玉座の間から姿を消した。
「これは、所有している物もありますが、タナトスさんに協力を仰ぎましょう」
「では、私が《空船》に戻りタナトス殿と蒐集家に確認をしましょう。私が用意出来る物もありますね」
コーカスが転移札で移動し、残された千歳達の前に目細い男が音も無く立った。
「私が《ナイジアナ皇国》宰相右翼を務めさせて頂いております、ウォンツ・コーウェンと申します。場を設けておりますのでこちらへ」
「よろしくお願いします」
ウォンツが部下1人と騎士を従え案内をする、荘厳な城だ見ていて楽しい、書庫などの閲覧も可能なら大河も喜びそうだと千歳は楽しそうだが、ラジカとアガニータはそうもいってられない…ヴリトゥユが渡した紙は此方に対しての挑戦状とも受け取れた…。
第7幕 第2話 《エンビ》にて
「それは大変でしたね、食事は沢山ありますから食べて下さい」
「いやー飯が美味いと嬉しいね、こんなに美味い物食ったの初めてだよ」
《アタラクシア号》で詠斗達に転移で連れて来て貰ったヤクハ達、馬車とトンも回収しトンはモギやマンドランド達から野菜も貰って食べていた。
綴が出した、サンドイッチやシチューに焼いた肉、ソテーしたキノコに果物等を子ども達と平らげ先に子ども達を詠斗達が風呂に連れて行き、ヤクハが思う存分食べて冷えた果実水をゴクゴクと飲んで人心地着いた。
「グローリーさん魔神皇には伝えておきます、すぐには来れませんが」
「ん、ああ、良いんだ。急いではいないから」
「そうですか、後でおやつも用意しますね。部屋も沢山ありますし、子ども達もこっちで見ますよ」
「それは助かるな、少しゆっくりしたい」
「お風呂はどうです?一緒に行きますよ」
「空で風呂とは贅沢だな、一国の王でも出来ない事だな」
「くす…空からの景色を見ながらのお風呂はいいですよ」
「楽しみだ」
ヤクハがはしゃぎ綴は笑う、丁度子ども達も出て来たばかりではしゃいで楽しそうにしていた。
Stage.7‐2 《ナイジアナ皇国》
「あいつの匂いがする、風呂入れよ」
「分かった…」
「もう、いいじゃないですか」
「そーそー減るもんじゃないし、2人だけで肉ダンジョンに行ってーさっさと攻略したんだってーすごいよねぇえ」
夕方になる時間、軽く寝て下拵えをしていたカトゥーシュカの元へ寝起きのトラングが不機嫌そうにやってくる、シャワーを浴びる様に言うトラングを窘めるテンテストと煽るジゼ、カトゥーシュカは下拵えを中断シャワーに向かう、カトゥーシュカも何処か鼻に残るアガニータの香りに落ち着かなかった。
「嫌、酒ちょうだい」
「ダメですよ、はいお水」
「そーそー夜まで待ちなよー」
「おみずー」
『……』
「はい、ナビヤちゃん達もおみずどうぞ」
積み木で遊んでしたナビヤと妖精にもテンテストがコップに入れた冷えた水を渡す、テンテストとジゼは今夜の焼き肉の下拵えを行い、トラングに子ども達の世話を頼んだ。
「あい、やろ」
『……」
ナビヤがトラングに積み木を渡す、トラングは嫌そうに適当に積み上げていく。
「わあ」
「……」
今にでも崩れそうで崩れないバランスの積み木、ナビヤ達が拍手を贈る。
「はいはい」
軽く手を振り、アガニータが何を考えているのか思考を巡らしていく……うんざりして止めた…。
「わあ、賑やかだね」
「詠斗…」
「はい、サンドイッチ。具はポテトサラダ」
「ん…」
晴海、詠斗、空、チグリスとチェカの孤児院の子ども2名と入街料1,000ログ支払い中へ入ると、人が沢山行き交い皆重そうに本や紙を担いでいた。
「いいね!商業ギルドに行って土地を買いには…綴さんと来よう」
「しばらくいるもんね、崇幸さん達に会えたらいいなー」
「そうだねーあ、みんな手を離したらダメだよー」
『はーい』
詠斗が2名とチグリスは1名、晴海が空を背中におんぶし街を巡る。賑やかで次々と大きな馬車や商人達が入って来る、旅人と商人で入口が分かれているのは助かる。
「おなかー」
「へった」
「ミルクぅ」
「そうだね、時間掛かったしどこかで休もうか」
「詠斗…あっち…」
「うん、屋台もあるしいいね行こう」
子ども達の訴えにチグリスが少し先の屋台が並ぶ先の木の下を指す、子ども達の手を引き向かった。
「あーもう動くな散るな、拾ってくるな。じっとしていろ」
「お父さんも大変ねー子ども達はそう言ってもじっとなんかしやしないよ」
「う…はぁ」
賑やかな屋台の中子ども4名を連れた癖毛な男は何処か目立つ、動き回るから仕方なしに腰に縄を括り片腕で纏めて持つ姿に屋台の女将が苦笑いを浮かべ串をオマケしてくれた。
「どーもありがとお姉さん」
「あら、いやだありがとね」
とほんの一瞬気を抜けば1名、何処かへ行ってしまっていた…。
「あんの…あーもう、行くぞ」
子ども達と小さな動物達を抱え走り出す、人さらいに連れて行かれたら…人さらいの方が哀れだ…。
「うぇぇん」
「空?」
「うー」
「あれ、どうしたの?迷子か?」
「詠斗…晴海…この子ども魔人…」
「あう?」
『え?』
「あ!いた!ったくこんなとこに!勝手に行くなと言っただろ……ドラゴンとはこの辺では珍しい」
「…魔人の方が珍しい」
「ま、そうだな」
「あの、その子達って魔人だよね」
「ああ、そうだな。救世主殿達」
空が何かを感じ泣き始める、晴海がよしよしとあやせば何時の間にか幼児がチグリスを見上げていた。
チグリスが2人を手で制し魔人の子どもだと告げれば、離れた所から男が幼児や動物達を抱えて走ってくればチグリスを見て一目でドラゴンと判断し、チグリスも言い返した。
「話しをしたいんだけどいい?」
「ごはんごちそうするよ!」
「お、良いのか?いやー金が無くてね助かる、こいつら食うし、俺はヤクハ。こいつらに名は無い」
ニカっと爽やかに笑う、詠斗と晴海が誘いそれに乗った。
「俺は詠斗、よろしく」
「俺は晴海、この子は空」
「チグリス…」
「うぇえ」
と言っている間に子ども達が散っていこうとするのを、ヤクハが首根っこを掴む、詠斗と晴海はこれは戻ろうかと話しを持ちかけた…。
Stage.7‐2 《ナイジアナ皇国》
「ここが城かー綺麗だねー」
「気に入りましたか?千歳」
「そうだね、崇幸さん達と来たいね。僕がいた世界にもこういう宮殿あったね」
「気に入ったのなら、神鋼と魔鉄で造って貰いますか?」
「それはいいね、黒い宮殿と白い宮殿を用意してもらおうか」
《ナイジアナ皇国》皇城前、千歳が城というよりも宮殿のような造りの城を見て嬉しそうにしているの見てラジカも珍しく乗って来る。
「コホン、それは後にして中へ…中も見事ですよ」
「独り身には中々堪えるな、そう思わないかコーカス?」
「おや、貴方がそういうとは」
「そろそろ、独りがつまらないと思っただけだな」
「おやおや、それはそれは今日の天候は荒れそうですね」
コーカスは薄ら笑いを浮べ空を見上げる、アガニータは肩を竦め、千歳は苦笑いを浮かべラジカは無表情に迎えの馬車が門前に着くの待った。
「余が《ナイアジナ皇国》皇帝ヴリトゥユ・イラカース・ナイアジナ・ケスネトである、歓迎しよう救世主殿、または魔王殿」
「初めまして、穂高千歳と申します。千歳とお呼び下さい陛下」
「では、余をヴリトゥユと呼ぶが良い。赦そう」
「はい、ヴリトゥユ様」
ラジカ達には礼儀作法を必要最低限教えて欲しいと言えば、魔王の方が格が上、敬意を払うのは向こうだとそれで話が終わってしまったが、玉座の間にての謁見、必要最低限の騎士を配置した皇帝はニジェルガとはまた違った威圧感と美しさ…が在った。
「話しは龍皇国の書状にて訊いている、我が国の賓客として持て成す。今宵は宴の席を用意している、それまでは宰相のアステネに必要な物があれば用意させるとしよう。それと、この目録の物を手に入れたい金でも宝石でも言い値で払う、《ラズライール商会》と《ラグライック商会》の両支配人揃ってが我が国に来るとはこの機会を逃すつもりはない…そして」
玉座のヴリトゥユが気だるげに足を組み換え、風魔法で紙を1枚ラジカの前に運ぶ。
「彼の《名も無き島》の支配人を囲っているとも聞く、その3名がいれば揃わない物はないだろう。良い返事を待つ以上だ」
そう言いヴリトゥユが立つ、両側に控えていた騎士達も陛下に従い玉座の間から姿を消した。
「これは、所有している物もありますが、タナトスさんに協力を仰ぎましょう」
「では、私が《空船》に戻りタナトス殿と蒐集家に確認をしましょう。私が用意出来る物もありますね」
コーカスが転移札で移動し、残された千歳達の前に目細い男が音も無く立った。
「私が《ナイジアナ皇国》宰相右翼を務めさせて頂いております、ウォンツ・コーウェンと申します。場を設けておりますのでこちらへ」
「よろしくお願いします」
ウォンツが部下1人と騎士を従え案内をする、荘厳な城だ見ていて楽しい、書庫などの閲覧も可能なら大河も喜びそうだと千歳は楽しそうだが、ラジカとアガニータはそうもいってられない…ヴリトゥユが渡した紙は此方に対しての挑戦状とも受け取れた…。
第7幕 第2話 《エンビ》にて
「それは大変でしたね、食事は沢山ありますから食べて下さい」
「いやー飯が美味いと嬉しいね、こんなに美味い物食ったの初めてだよ」
《アタラクシア号》で詠斗達に転移で連れて来て貰ったヤクハ達、馬車とトンも回収しトンはモギやマンドランド達から野菜も貰って食べていた。
綴が出した、サンドイッチやシチューに焼いた肉、ソテーしたキノコに果物等を子ども達と平らげ先に子ども達を詠斗達が風呂に連れて行き、ヤクハが思う存分食べて冷えた果実水をゴクゴクと飲んで人心地着いた。
「グローリーさん魔神皇には伝えておきます、すぐには来れませんが」
「ん、ああ、良いんだ。急いではいないから」
「そうですか、後でおやつも用意しますね。部屋も沢山ありますし、子ども達もこっちで見ますよ」
「それは助かるな、少しゆっくりしたい」
「お風呂はどうです?一緒に行きますよ」
「空で風呂とは贅沢だな、一国の王でも出来ない事だな」
「くす…空からの景色を見ながらのお風呂はいいですよ」
「楽しみだ」
ヤクハがはしゃぎ綴は笑う、丁度子ども達も出て来たばかりではしゃいで楽しそうにしていた。
Stage.7‐2 《ナイジアナ皇国》
「あいつの匂いがする、風呂入れよ」
「分かった…」
「もう、いいじゃないですか」
「そーそー減るもんじゃないし、2人だけで肉ダンジョンに行ってーさっさと攻略したんだってーすごいよねぇえ」
夕方になる時間、軽く寝て下拵えをしていたカトゥーシュカの元へ寝起きのトラングが不機嫌そうにやってくる、シャワーを浴びる様に言うトラングを窘めるテンテストと煽るジゼ、カトゥーシュカは下拵えを中断シャワーに向かう、カトゥーシュカも何処か鼻に残るアガニータの香りに落ち着かなかった。
「嫌、酒ちょうだい」
「ダメですよ、はいお水」
「そーそー夜まで待ちなよー」
「おみずー」
『……』
「はい、ナビヤちゃん達もおみずどうぞ」
積み木で遊んでしたナビヤと妖精にもテンテストがコップに入れた冷えた水を渡す、テンテストとジゼは今夜の焼き肉の下拵えを行い、トラングに子ども達の世話を頼んだ。
「あい、やろ」
『……」
ナビヤがトラングに積み木を渡す、トラングは嫌そうに適当に積み上げていく。
「わあ」
「……」
今にでも崩れそうで崩れないバランスの積み木、ナビヤ達が拍手を贈る。
「はいはい」
軽く手を振り、アガニータが何を考えているのか思考を巡らしていく……うんざりして止めた…。
0
お気に入りに追加
355
あなたにおすすめの小説

無能な勇者はいらないと辺境へ追放されたのでチートアイテム【ミストルティン】を使って辺境をゆるりと開拓しようと思います
長尾 隆生
ファンタジー
仕事帰りに怪しげな占い師に『この先不幸に見舞われるが、これを持っていれば幸せになれる』と、小枝を500円で押し売りされた直後、異世界へ召喚されてしまうリュウジ。
しかし勇者として召喚されたのに、彼にはチート能力も何もないことが鑑定によって判明する。
途端に手のひらを返され『無能勇者』というレッテルを貼られずさんな扱いを受けた上に、一方的にリュウジは凶悪な魔物が住む地へ追放されてしまう。
しかしリュウジは知る。あの胡散臭い占い師に押し売りされた小枝が【ミストルティン】という様々なアイテムを吸収し、その力を自由自在に振るうことが可能で、更に経験を積めばレベルアップしてさらなる強力な能力を手に入れることが出来るチートアイテムだったことに。
「ミストルティン。アブソープション!」
『了解しましたマスター。レベルアップして新しいスキルを覚えました』
「やった! これでまた便利になるな」
これはワンコインで押し売りされた小枝を手に異世界へ突然召喚され無能とレッテルを貼られた男が幸せを掴む物語。
~ワンコインで買った万能アイテムで幸せな人生を目指します~
異世界ソロ暮らし 田舎の家ごと山奥に転生したので、自由気ままなスローライフ始めました。
長尾 隆生
ファンタジー
【書籍情報】書籍3巻発売中ですのでよろしくお願いします。
女神様の手違いにより現世の輪廻転生から外され異世界に転生させられた田中拓海。
お詫びに貰った生産型スキル『緑の手』と『野菜の種』で異世界スローライフを目指したが、お腹が空いて、なにげなく食べた『種』の力によって女神様も予想しなかった力を知らずに手に入れてしまう。
のんびりスローライフを目指していた拓海だったが、『その地には居るはずがない魔物』に襲われた少女を助けた事でその計画の歯車は狂っていく。
ドワーフ、エルフ、獣人、人間族……そして竜族。
拓海は立ちはだかるその壁を拳一つでぶち壊し、理想のスローライフを目指すのだった。
中二心溢れる剣と魔法の世界で、徒手空拳のみで戦う男の成り上がりファンタジー開幕。
旧題:チートの種~知らない間に異世界最強になってスローライフ~

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

異世界へ五人の落ち人~聖女候補とされてしまいます~
かずきりり
ファンタジー
望んで異世界へと来たわけではない。
望んで召喚などしたわけでもない。
ただ、落ちただけ。
異世界から落ちて来た落ち人。
それは人知を超えた神力を体内に宿し、神からの「贈り人」とされる。
望まれていないけれど、偶々手に入る力を国は欲する。
だからこそ、より強い力を持つ者に聖女という称号を渡すわけだけれど……
中に男が混じっている!?
帰りたいと、それだけを望む者も居る。
護衛騎士という名の監視もつけられて……
でも、私はもう大切な人は作らない。
どうせ、無くしてしまうのだから。
異世界に落ちた五人。
五人が五人共、色々な思わくもあり……
だけれど、私はただ流れに流され……

異世界召喚?やっと社畜から抜け出せる!
アルテミス
ファンタジー
第13回ファンタジー大賞に応募しました。応援してもらえると嬉しいです。
->最終選考まで残ったようですが、奨励賞止まりだったようです。応援ありがとうございました!
ーーーー
ヤンキーが勇者として召喚された。
社畜歴十五年のベテラン社畜の俺は、世界に巻き込まれてしまう。
巻き込まれたので女神様の加護はないし、チートもらった訳でもない。幸い召喚の担当をした公爵様が俺の生活の面倒を見てくれるらしいけどね。
そんな俺が異世界で女神様と崇められている”下級神”より上位の"創造神"から加護を与えられる話。
ほのぼのライフを目指してます。
設定も決めずに書き始めたのでブレブレです。気楽〜に読んでください。
6/20-22HOT1位、ファンタジー1位頂きました。有難うございます。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

ペットたちと一緒に異世界へ転生!?魔法を覚えて、皆とのんびり過ごしたい。
千晶もーこ
ファンタジー
疲労で亡くなってしまった和菓。
気付いたら、異世界に転生していた。
なんと、そこには前世で飼っていた犬、猫、インコもいた!?
物語のような魔法も覚えたいけど、一番は皆で楽しくのんびり過ごすのが目標です!
※この話は小説家になろう様へも掲載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる