539 / 869
第012部 空の旅は安心安全にみんなで会いにいこう
第023話 なんとか完成(※大変でした SさんとTさんより)
しおりを挟む
アシューやサウ、ゴーレム達や子ども達と一緒に店造りを行い半分位程進んだ所で丁度いい時間になり、皆で《空船》へと引き上げた。
「お疲れさま、ヴェリちゃんは《トイタナ》の孤児院に行くって、今夜は肉丼だよー」
「皆さん、おかえりなさい。子供たちがヴェリちゃんを離さなくて」
《空船》で出迎えてくれた舵と燈火、どうやら数外個体魔王の名前はヴェリになったらしい。
「2人ともありがとう、名前も付けてくれて。明日会いに行くよー」
「うん、明日はベルンちゃん達と街に行くよ」
「僕も、明日ニスムさん達とお店の手伝いしますね、ご飯出来てますよ。お風呂にします?先に食事にします?」
「ありがとう、楽しみだな。ラジカ、コーカスさん先に風呂に行くかい?」
「そうですね、行きます」
「私は自室の風呂に行きますよ、食事はアガニータ様達と頂きますね」
コーカスはニコリと微笑み自室に向かう、ラジカと千歳は風呂に向かう事にした。
『……なんで?』
「ごめんなさい…」
夜、グローリーが家を抜け出し森で、タナトスと蒐集家と待ち合わせをしてから長距離転移の為の魔法具を生み出そうとするとコロコロとまん丸い斑模様の大きなヒヨコが産まれてしまう、ゴーレム達は嬉しそうにそのヒヨコ達を引き取っていく。
タナトスと蒐集家の声が重なりグローリーは謝る、材料は蒐集家が用意した魔石と鉱物、必要なのはそれをグローリーの魔力に馴染ませ、外神のような銃を造り出す事…だが、コロコロ丸々の斑ヒヨコしか出来ない、ならばこのヒヨコを使うかという話しになればヒヨコ達から猛抗議、ストライキを起こされ産まれた端からゴーレムの王国(絶賛建国中)に行ってしまう。
「お前、不器用じゃ無い筈なんだが」
「因果が邪魔をしていますね、今は機ではないと」
「……やだ…」
「元々は下位のおそらく空間と生物生成系の魔人なのでしょう」
「言われた物、命じられた物しか造れない、0から何かを造るのが難しいのか」
グローリーが諦めたくないとタナトスも蒐集家も別の角度からグローリーを見て、何か案があるか考える。
「好きな物は?」
「みんな」
「それ以外」
「……キリング…」
「10位の魔王か…」
「10位の魔王は剣の魔王ですか」
「キリングはすごい、強い……」
「…魔王だから強いだろう」
「剣…それなら創造しやすいですね」
「なるほど」
剣ならばと蒐集家とタナトスが話し合い、魔石と鉱物を混ぜ合わせていく。
「では、もう1度説明する。転移魔法、長距離魔法、超長距離転移は似て非なる魔法だ。転移魔法の魔法具はお前が造れ、長距離転移の魔法具は私が造る、超長距離転移の魔法具はこいつが造る」
「うん」
「因果が邪魔するのならばそれが妥当ですね、」
真夜中の森の中、灯りも無し(全員夜目が効く)粘土を捏ねる青年達3名…。
「出来たな……お前…」
「どうしてもこうなる…」
「問題なさそうで……問題ありですね、私が造りますか…」
「お前制御しろよ」
タナトスと蒐集家が数本のナイフ、タナトスは銀色と灰色のナイフを、蒐集家は蔦が絡みつく黒と血色のナイフ…グローリーは何故か小さいヒヨコの置物…ゴーレム達が回収していく。
蒐集家が仕方ないと転移用のナイフを造っていく、タナトスが呆れかえった。
「まず、転移魔法を発動させ空間を裂く、外神がやっていたのを見ていたなそれで空間を固定する。次に長距離転移を発動させる、此処と長距離転移の空間固定が最も難しいだろう、気を緩めるなそして超長距離転移を発動させる、お前の肉体を持ってなせる業だ」
「出来ましたよ、眼を付けておきました。私とタナトスさんのナイフは戦場で出しておいて下さい。アドバイス程度は可能にしておきました、知られても構いません」
「ちっ」
「言わない…ありがとう…」
蒐集家の勝手にタナトスが舌打ちする、転移魔法が使えると知られたくはないがグローリーは言わないと約束した。
「行くなら朝に周囲に言ってから行け、私は休むお前なら行ける」
「問題ないでしょう、因果はこれで変わりましたから」
「うん、おやすみなさい」
グローリーは家族が眠る寝室へ戻る、蒐集家は大河がいる自室へ、タナトスは…。
「おかえり」
「………」
「ほら、ミルク用意したぞ。温かいの」
「……はあ」
面倒ごとを片付けてグローリーは寝室へ、タナトスはいつもの自分の定位置の居間に戻ればウォルゾガがタナトスをミルクを用意して待っていた。
「グリは戻ったのか、よく我慢したな」
「止めましたよ、朝にしろと言ったんです」
「そうか、ありがとうタナトス」
「………」
「朝はオムレツにするよ」
「……チーズ入れて下さい」
「ああ、いいよ」
「……」
ウォルゾガが優し気に笑いミルクを飲む、タナトスはゆっくり口を開く。
「責めないんですか?」
「しないさ、グリが無茶しようとしたんだろ?」
「そんなつもりはありませんよ、借りを作っただけです」
「そうか、グリは大きな借りが出来たな」
「……さあ、もう休みます」
「おやすみ、タナトス」
「おやすみ」
居心地の良さと悪さが混じる、ウォルゾガの家族を見る目、居心地が悪い…ミルクを飲んで立ち上がり何処までも優しい優しい声で夜の挨拶をしてくれた。
「戻ったのか」
「起きてたんですか?」
「ああ、何か飲むか?」
「果実水を」
自室に戻れば大河がソファで本を読んでいた、蒐集家はその向かいのソファに腰を掛け足を組み、大河が冷蔵庫から果実水のボトルを取り出しグラスに入れて手渡す、最近はこんな感じだ、大河はまた読書に戻る、読んでいるのは昔の勇者の物語のようだ、興味は湧かない。
「指に何か付いている」
「ああ」
蒐集家の白い指に先ほどの鉱物の欠片がキラキラと輝いている、つまらなさそうに指を払う。
「お前が何をしているか大して興味は無いが何をしていたんだ」
「教えない」
「そうか」
蒐集家は面倒だと思いその一言で切り捨てる、説明もしたくない。
「寝たらどうです?夜も深い」
「そうさせて貰う、おやすみ」
蒐集家は寝ない、大河がベッドに向かう、タナトスの問いは正解だ一緒には寝ていないが…。
「ええ」
大河は寝室に向かう、呑気な物だ彼方は面倒な事になっているというのに…蒐集家は口元を大きく歪ませ嗤った…チリン…。
「お疲れさま、ヴェリちゃんは《トイタナ》の孤児院に行くって、今夜は肉丼だよー」
「皆さん、おかえりなさい。子供たちがヴェリちゃんを離さなくて」
《空船》で出迎えてくれた舵と燈火、どうやら数外個体魔王の名前はヴェリになったらしい。
「2人ともありがとう、名前も付けてくれて。明日会いに行くよー」
「うん、明日はベルンちゃん達と街に行くよ」
「僕も、明日ニスムさん達とお店の手伝いしますね、ご飯出来てますよ。お風呂にします?先に食事にします?」
「ありがとう、楽しみだな。ラジカ、コーカスさん先に風呂に行くかい?」
「そうですね、行きます」
「私は自室の風呂に行きますよ、食事はアガニータ様達と頂きますね」
コーカスはニコリと微笑み自室に向かう、ラジカと千歳は風呂に向かう事にした。
『……なんで?』
「ごめんなさい…」
夜、グローリーが家を抜け出し森で、タナトスと蒐集家と待ち合わせをしてから長距離転移の為の魔法具を生み出そうとするとコロコロとまん丸い斑模様の大きなヒヨコが産まれてしまう、ゴーレム達は嬉しそうにそのヒヨコ達を引き取っていく。
タナトスと蒐集家の声が重なりグローリーは謝る、材料は蒐集家が用意した魔石と鉱物、必要なのはそれをグローリーの魔力に馴染ませ、外神のような銃を造り出す事…だが、コロコロ丸々の斑ヒヨコしか出来ない、ならばこのヒヨコを使うかという話しになればヒヨコ達から猛抗議、ストライキを起こされ産まれた端からゴーレムの王国(絶賛建国中)に行ってしまう。
「お前、不器用じゃ無い筈なんだが」
「因果が邪魔をしていますね、今は機ではないと」
「……やだ…」
「元々は下位のおそらく空間と生物生成系の魔人なのでしょう」
「言われた物、命じられた物しか造れない、0から何かを造るのが難しいのか」
グローリーが諦めたくないとタナトスも蒐集家も別の角度からグローリーを見て、何か案があるか考える。
「好きな物は?」
「みんな」
「それ以外」
「……キリング…」
「10位の魔王か…」
「10位の魔王は剣の魔王ですか」
「キリングはすごい、強い……」
「…魔王だから強いだろう」
「剣…それなら創造しやすいですね」
「なるほど」
剣ならばと蒐集家とタナトスが話し合い、魔石と鉱物を混ぜ合わせていく。
「では、もう1度説明する。転移魔法、長距離魔法、超長距離転移は似て非なる魔法だ。転移魔法の魔法具はお前が造れ、長距離転移の魔法具は私が造る、超長距離転移の魔法具はこいつが造る」
「うん」
「因果が邪魔するのならばそれが妥当ですね、」
真夜中の森の中、灯りも無し(全員夜目が効く)粘土を捏ねる青年達3名…。
「出来たな……お前…」
「どうしてもこうなる…」
「問題なさそうで……問題ありですね、私が造りますか…」
「お前制御しろよ」
タナトスと蒐集家が数本のナイフ、タナトスは銀色と灰色のナイフを、蒐集家は蔦が絡みつく黒と血色のナイフ…グローリーは何故か小さいヒヨコの置物…ゴーレム達が回収していく。
蒐集家が仕方ないと転移用のナイフを造っていく、タナトスが呆れかえった。
「まず、転移魔法を発動させ空間を裂く、外神がやっていたのを見ていたなそれで空間を固定する。次に長距離転移を発動させる、此処と長距離転移の空間固定が最も難しいだろう、気を緩めるなそして超長距離転移を発動させる、お前の肉体を持ってなせる業だ」
「出来ましたよ、眼を付けておきました。私とタナトスさんのナイフは戦場で出しておいて下さい。アドバイス程度は可能にしておきました、知られても構いません」
「ちっ」
「言わない…ありがとう…」
蒐集家の勝手にタナトスが舌打ちする、転移魔法が使えると知られたくはないがグローリーは言わないと約束した。
「行くなら朝に周囲に言ってから行け、私は休むお前なら行ける」
「問題ないでしょう、因果はこれで変わりましたから」
「うん、おやすみなさい」
グローリーは家族が眠る寝室へ戻る、蒐集家は大河がいる自室へ、タナトスは…。
「おかえり」
「………」
「ほら、ミルク用意したぞ。温かいの」
「……はあ」
面倒ごとを片付けてグローリーは寝室へ、タナトスはいつもの自分の定位置の居間に戻ればウォルゾガがタナトスをミルクを用意して待っていた。
「グリは戻ったのか、よく我慢したな」
「止めましたよ、朝にしろと言ったんです」
「そうか、ありがとうタナトス」
「………」
「朝はオムレツにするよ」
「……チーズ入れて下さい」
「ああ、いいよ」
「……」
ウォルゾガが優し気に笑いミルクを飲む、タナトスはゆっくり口を開く。
「責めないんですか?」
「しないさ、グリが無茶しようとしたんだろ?」
「そんなつもりはありませんよ、借りを作っただけです」
「そうか、グリは大きな借りが出来たな」
「……さあ、もう休みます」
「おやすみ、タナトス」
「おやすみ」
居心地の良さと悪さが混じる、ウォルゾガの家族を見る目、居心地が悪い…ミルクを飲んで立ち上がり何処までも優しい優しい声で夜の挨拶をしてくれた。
「戻ったのか」
「起きてたんですか?」
「ああ、何か飲むか?」
「果実水を」
自室に戻れば大河がソファで本を読んでいた、蒐集家はその向かいのソファに腰を掛け足を組み、大河が冷蔵庫から果実水のボトルを取り出しグラスに入れて手渡す、最近はこんな感じだ、大河はまた読書に戻る、読んでいるのは昔の勇者の物語のようだ、興味は湧かない。
「指に何か付いている」
「ああ」
蒐集家の白い指に先ほどの鉱物の欠片がキラキラと輝いている、つまらなさそうに指を払う。
「お前が何をしているか大して興味は無いが何をしていたんだ」
「教えない」
「そうか」
蒐集家は面倒だと思いその一言で切り捨てる、説明もしたくない。
「寝たらどうです?夜も深い」
「そうさせて貰う、おやすみ」
蒐集家は寝ない、大河がベッドに向かう、タナトスの問いは正解だ一緒には寝ていないが…。
「ええ」
大河は寝室に向かう、呑気な物だ彼方は面倒な事になっているというのに…蒐集家は口元を大きく歪ませ嗤った…チリン…。
0
お気に入りに追加
355
あなたにおすすめの小説
異世界ソロ暮らし 田舎の家ごと山奥に転生したので、自由気ままなスローライフ始めました。
長尾 隆生
ファンタジー
【書籍情報】書籍3巻発売中ですのでよろしくお願いします。
女神様の手違いにより現世の輪廻転生から外され異世界に転生させられた田中拓海。
お詫びに貰った生産型スキル『緑の手』と『野菜の種』で異世界スローライフを目指したが、お腹が空いて、なにげなく食べた『種』の力によって女神様も予想しなかった力を知らずに手に入れてしまう。
のんびりスローライフを目指していた拓海だったが、『その地には居るはずがない魔物』に襲われた少女を助けた事でその計画の歯車は狂っていく。
ドワーフ、エルフ、獣人、人間族……そして竜族。
拓海は立ちはだかるその壁を拳一つでぶち壊し、理想のスローライフを目指すのだった。
中二心溢れる剣と魔法の世界で、徒手空拳のみで戦う男の成り上がりファンタジー開幕。
旧題:チートの種~知らない間に異世界最強になってスローライフ~

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
黒の創造召喚師
幾威空
ファンタジー
※2021/04/12 お気に入り登録数5,000を達成しました!ありがとうございます!
※2021/02/28 続編の連載を開始しました。
■あらすじ■
佐伯継那(さえき つぐな)16歳。彼は偶然とも奇跡的ともいえる確率と原因により死亡してしまう。しかも、神様の「手違い」によって。
そんな継那は神様から転生の権利を得、地球とは異なる異世界で第二の人生を歩む。神様からの「お詫び」にもらった(というよりぶんどった)「創造召喚魔法」というオリジナルでユニーク過ぎる魔法を引っ提げて。

【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。

家族で突然異世界転移!?パパは家族を守るのに必死です。
3匹の子猫
ファンタジー
社智也とその家族はある日気がつけば家ごと見知らぬ場所に転移されていた。
そこは俺の持ちうる知識からおそらく異世界だ!確かに若い頃は異世界転移や転生を願ったことはあったけど、それは守るべき家族を持った今ではない!!
こんな世界でまだ幼い子供たちを守りながら生き残るのは酷だろ…だが、俺は家族を必ず守り抜いてみせる!!
感想やご意見楽しみにしております!
尚、作中の登場人物、国名はあくまでもフィクションです。実在する国とは一切関係ありません。

【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。

~僕の異世界冒険記~異世界冒険始めました。
破滅の女神
ファンタジー
18歳の誕生日…先月死んだ、おじぃちゃんから1冊の本が届いた。
小さい頃の思い出で1ページ目に『この本は異世界冒険記、あなたの物語です。』と書かれてるだけで後は真っ白だった本だと思い出す。
本の表紙にはドラゴンが描かれており、指輪が付属されていた。
お遊び気分で指輪をはめて本を開くと、そこには2ページ目に短い文章が書き加えられていた。
その文章とは『さぁ、あなたの物語の始まりです。』と…。
次の瞬間、僕は気を失い、異世界冒険の旅が始まったのだった…。
本作品は『カクヨム』で掲載している物を『アルファポリス』用に少しだけ修正した物となります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる