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第012部 空の旅は安心安全にみんなで会いにいこう
第021話 商業ギルドのへっぽこ?マスター
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「こ、これは、こりゅは…よ、うこそ…おこし…くだしゃ!いました」
「初めまして、《アウトランダーズ商会》支配人の1人、穂高千歳と申します」
「は、はいわ、わたしは《カンタス王国》商業ギルドマスター兼《ガーネ商会》し、支配人ファミで、す!よ、ろしくお願いします」
商業ギルドに到着しこちらを見た小柄な青年が慌ててやって来て奥の応接室に案内される、千歳以外は面識がある為マスターのファミは相当緊張しているらしく椅子で委縮し恐縮していた。
「お久しぶりですな、ファミ殿」
「え、え、はい、まさか《ラグライック商会》《ラズライール商会》《ズィーガー商会》の支配人の皆様が揃ってお越しとは…」
「縁ですね」
「色々と」
「そ、そうですか」
「ええ、皆さんには良くして貰っています、まだ新しい商会ですが」
「い、いえ、噂はきいて、いまふゅ…今《アウトランダーズ商会》は注目中の注目の商会です」
「それは嬉しいですね、今回はこの《カンタス王国》に店と《ガルディア》への転移に必要な中継器を置かせて頂きたく、土地を探していまして」
「が、《ガルディア》へ転移……………土地と店付き…土地のみがあります」
千歳以外は引っ込み思案で臆病の上がり症のファミが、此処で泡を吹くかと思っだがなんとか留まった事に驚いた、勿論商業ギルドのマスターと商会の支配人が出来る実力者であるには違いないが頼りなさもある。
「店付きね…」
「見てはどうです?崇幸さん達が作った店も良いですが、数が予定より必要のようですから」
「そうだね、この資料の土地3軒と店付きの土地2軒見せて貰います」
「は、はい」
「おや、店付きの書類が3枚ありますよ」
「ひ、ひぃ!ど、どうして!」
テーブルで千歳の隣(ラジカの向かい側)に座っていたコーカスが店付きの土地の書類が3枚あると告げれば、ファミの顔が青ざめ椅子から倒れ床に尻餅を着いて口から泡が出た…。
「ファミさん大丈夫ですか?」
「な、な、す、すみません、違う書類が挟まってましたぁ!か、回収しまぁす」
「この土地良さそうですね、売り物件ではないんですか?良ければ見せてくれませんか」
「はわ、はわわはわわ、む、むりでひゅ」
「ファミ殿…見る位ならば」
「だ、だめれひゅ!」
「条件も悪くはなさそうですが、200年買い手無しですね」
「そ、そうでひゅ!」
「千歳気になりますか?」
「うん、見たいです」
「うう、あわ、この土地…曰く付きなんでふ」
『曰く付き?』
「は、はい、だからすみません!どうして書類が…」
「でも、買い手付かない売り物件なんですよね?」
「は、はひ」
全員が興味を持った物件、千歳がにこりと笑いファミは口から泡が出て、失神寸前だ。
「見せて下さい」
「自己責任で、見たい人」
「はい、面白そうですね」
「私も興味あります」
「わ、私は遠慮しますよーユナイド頼む」
「分かりました、ズィーガー様は仕入れをお願いします」
「分かった」
コーカス、ラジカは行くとズィーガーはひくりと断り、ユナイドが行く事になり、怯えるファミは失神してしまった…。
「す、すみませんです」
「いえ、気にしないで下さい。では、曰く付き物件に連れて行って下さい」
「あわ、ほ、本当にいきますか?」
「はい」
ほんの数分気絶してしまったファミ、目覚めて貫目蒼白だが客のニーズに答えないとと健気に諦めて案内する事にした…。
「こ、こちらでしゅ」
「……………これは」
「魔王ですか?」
「おや、大変ですね」
「……」
千歳の転移で訪れた場所は街の市場の奥、商店が並ぶ先に閉鎖された小さ目な岩造りの家と小さな庭の前に佇み千歳は気配を感じ、ラジカが答えを出しコーカスは面白そうに笑い、ユナイドは無言で家を眺めた。
「ファミさんこの家200年前からこの状態ですか?綺麗ですよね」
「は、はひ、ずっとこの状態です。入れないんでひゅ」
「じゃ、入ろうか」
「え?え?入れないんですぅ、今まで冒険者ギルドに依頼を出しても、は、いろうとすると必ずここにもどるんでひゅ」
ユナイドが建物の状態を確認しファミに200年もの間綺麗な状態で在ることを尋ね、千歳が揚々と中へ入ろうとする。
「数外個体魔王ですね、行きましょう」
「ま、ま、ま、まお!?ひぃー」
「ファミさん…」
「おや、気絶してしまいましたね。ユナイドさん、ギルドでファミさんと待っていて下さい」
「そうだね、入れたら中を確認して直ぐ戻るよ、転移札使って」
「そうですね、分かりました」
ユナイドが千歳から転移札を受け取り抱えて転移して、ギルドへ戻り千歳を銭湯に足を踏み入れた。
淡い蒼白の肢体に赤紫の斑模様が広がる生物、家の片隅で身体を丸め微睡む、微睡むだけで眠る事は出来ない。
『ヴェリ?』
魔王の来客の気配にその生物がの反りと首を上げる、首を傾げ身体を立ち上がらせで長いしっぽを振って待つ。
『ヴェリ?』
綺麗な斑と同じ鮮やかな赤紫色の目を輝かせ、ワクワクとその時を待った…。
「初めまして、《アウトランダーズ商会》支配人の1人、穂高千歳と申します」
「は、はいわ、わたしは《カンタス王国》商業ギルドマスター兼《ガーネ商会》し、支配人ファミで、す!よ、ろしくお願いします」
商業ギルドに到着しこちらを見た小柄な青年が慌ててやって来て奥の応接室に案内される、千歳以外は面識がある為マスターのファミは相当緊張しているらしく椅子で委縮し恐縮していた。
「お久しぶりですな、ファミ殿」
「え、え、はい、まさか《ラグライック商会》《ラズライール商会》《ズィーガー商会》の支配人の皆様が揃ってお越しとは…」
「縁ですね」
「色々と」
「そ、そうですか」
「ええ、皆さんには良くして貰っています、まだ新しい商会ですが」
「い、いえ、噂はきいて、いまふゅ…今《アウトランダーズ商会》は注目中の注目の商会です」
「それは嬉しいですね、今回はこの《カンタス王国》に店と《ガルディア》への転移に必要な中継器を置かせて頂きたく、土地を探していまして」
「が、《ガルディア》へ転移……………土地と店付き…土地のみがあります」
千歳以外は引っ込み思案で臆病の上がり症のファミが、此処で泡を吹くかと思っだがなんとか留まった事に驚いた、勿論商業ギルドのマスターと商会の支配人が出来る実力者であるには違いないが頼りなさもある。
「店付きね…」
「見てはどうです?崇幸さん達が作った店も良いですが、数が予定より必要のようですから」
「そうだね、この資料の土地3軒と店付きの土地2軒見せて貰います」
「は、はい」
「おや、店付きの書類が3枚ありますよ」
「ひ、ひぃ!ど、どうして!」
テーブルで千歳の隣(ラジカの向かい側)に座っていたコーカスが店付きの土地の書類が3枚あると告げれば、ファミの顔が青ざめ椅子から倒れ床に尻餅を着いて口から泡が出た…。
「ファミさん大丈夫ですか?」
「な、な、す、すみません、違う書類が挟まってましたぁ!か、回収しまぁす」
「この土地良さそうですね、売り物件ではないんですか?良ければ見せてくれませんか」
「はわ、はわわはわわ、む、むりでひゅ」
「ファミ殿…見る位ならば」
「だ、だめれひゅ!」
「条件も悪くはなさそうですが、200年買い手無しですね」
「そ、そうでひゅ!」
「千歳気になりますか?」
「うん、見たいです」
「うう、あわ、この土地…曰く付きなんでふ」
『曰く付き?』
「は、はい、だからすみません!どうして書類が…」
「でも、買い手付かない売り物件なんですよね?」
「は、はひ」
全員が興味を持った物件、千歳がにこりと笑いファミは口から泡が出て、失神寸前だ。
「見せて下さい」
「自己責任で、見たい人」
「はい、面白そうですね」
「私も興味あります」
「わ、私は遠慮しますよーユナイド頼む」
「分かりました、ズィーガー様は仕入れをお願いします」
「分かった」
コーカス、ラジカは行くとズィーガーはひくりと断り、ユナイドが行く事になり、怯えるファミは失神してしまった…。
「す、すみませんです」
「いえ、気にしないで下さい。では、曰く付き物件に連れて行って下さい」
「あわ、ほ、本当にいきますか?」
「はい」
ほんの数分気絶してしまったファミ、目覚めて貫目蒼白だが客のニーズに答えないとと健気に諦めて案内する事にした…。
「こ、こちらでしゅ」
「……………これは」
「魔王ですか?」
「おや、大変ですね」
「……」
千歳の転移で訪れた場所は街の市場の奥、商店が並ぶ先に閉鎖された小さ目な岩造りの家と小さな庭の前に佇み千歳は気配を感じ、ラジカが答えを出しコーカスは面白そうに笑い、ユナイドは無言で家を眺めた。
「ファミさんこの家200年前からこの状態ですか?綺麗ですよね」
「は、はひ、ずっとこの状態です。入れないんでひゅ」
「じゃ、入ろうか」
「え?え?入れないんですぅ、今まで冒険者ギルドに依頼を出しても、は、いろうとすると必ずここにもどるんでひゅ」
ユナイドが建物の状態を確認しファミに200年もの間綺麗な状態で在ることを尋ね、千歳が揚々と中へ入ろうとする。
「数外個体魔王ですね、行きましょう」
「ま、ま、ま、まお!?ひぃー」
「ファミさん…」
「おや、気絶してしまいましたね。ユナイドさん、ギルドでファミさんと待っていて下さい」
「そうだね、入れたら中を確認して直ぐ戻るよ、転移札使って」
「そうですね、分かりました」
ユナイドが千歳から転移札を受け取り抱えて転移して、ギルドへ戻り千歳を銭湯に足を踏み入れた。
淡い蒼白の肢体に赤紫の斑模様が広がる生物、家の片隅で身体を丸め微睡む、微睡むだけで眠る事は出来ない。
『ヴェリ?』
魔王の来客の気配にその生物がの反りと首を上げる、首を傾げ身体を立ち上がらせで長いしっぽを振って待つ。
『ヴェリ?』
綺麗な斑と同じ鮮やかな赤紫色の目を輝かせ、ワクワクとその時を待った…。
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