462 / 869
第011部 イレギュラー過ぎる召喚は神々も知らない内に/500年の孤独と独夜と独りと到達に至る導 回顧録
第028話 当代勇者とかつての勇者
しおりを挟む
「300年前の勇者?」
「勇者ナギネ?聞いた事ないな」
「そうですね、無名な方なんですかね」
「はい……勇者は自分を守る術を持たない攻撃型……命を短く散らしてしまう存在…ナギネ様が僕に依頼したのは守る為の武器を…次代の勇者達に…会えたらで良いとのことですので。引き受けました」
「あ……」
ジラとラジカが首を傾げる、エージェは外神の言葉に目を見開く。
「裏ギルドにも勇者がいます、彼にも渡しています…大事にしてくれています…」
「いいの貰って?」
「はい…出します」
収納空間から幾つも武器や盾が出現しエージェを囲む、どれも見事な武器と盾だ1つで屋敷が買えるような代物だ。
「異界の生物の骨や牙などを組み込んだ物、巨大な魔石を削り造り上げた剣、《アタラクシア》に注ぐ隕石から造られた槍、異界龍の鱗の盾などいくつもりますよ」
「すごい……」
エージェは見惚れる、その完璧な武器達にこれで戦場に出れば傷1つ付かず帰還出来るだろう。
でもエージェは…人の命を奪った事などいくらでもある、生きる為に戦場や小競り合いに勇者だからという理由で駆り出され大怪我を負った事もある、直ぐ治るが痛みはある、都合良いように扱われて……。
「いらない…俺はもう戦に出ない、守る為に剣を握る事はあるかもしれないけど…」
「そうですか、ではこれを」
「これは?」
「ナギリ様の骨です、これしか回収できませんでした、自爆魔法でこの骨2つしか残らなかったんです…僕がこの骨に防御魔法を掛けました。もし危険な時が来たら魔力を込めて下さい」
「2つ…」
紐で結んだブレスレットの中央に組み込まれた白い小さな欠片の物を2つ外神がエージェに渡す、外神とエージェの瞳が交わる。
「ナギリ様が昔英雄と呼ばれる存在は身勝手な生物だと…愛する者達の願いも無視し戦場や危険な場所で散っていく…残された者達の悲鳴や苦痛を置き去りにしていくと…どう言ったナギリ様も彼の無事を願う人達の祈りを置き去りに逝ってしまったんです…なので次代の勇者達は自分を守る術をと僕に依頼されました。何も求めなかった方にはこれを…」
「あーあ、耳が痛いお言葉」
「なら、戦場に行かず平和な中で過ごして行けば良い」
「呼ばれるんだよ…英雄とか桁外れな強いヤツは死地にな…俺は生きて帰れるけど…」
外神の言葉にジラが苦笑いを浮かべる、イシュターが側でそう言えばジラは失った数々の強者達を思い出しながら遠い目をしてエージェを見ていた。
「……戦いたいなら相手をするぞ」
「お、いいねーたまにはな」
イシュターが薄く笑みを受かべ、ジラが意地悪気にニヤリと笑った。
「では、生きて下さい、永く」
「うん、ありがとう。2つ…ね」
「はい2つです」
意味ありげにエージェが言い、外神も2つと頷いた。
これで一先ず外神のここでの依頼が完了となり、雑務はナビとゲーテに頼む事にした。
「外神っち一段落したなら率っち達やアルケールっち達と風呂に行きたいんだけどー」
「はい、分かりました」
「じゃ、率っち達グリっち達先行って。アルケールっち達を連れて行くわ」
「はーい、みんなー行こ」
『はーい』
「きゃー何このお風呂!」
「あーチナスさんに宝石の蝶々が集まっているー」
「綺麗です!」
「ひろい…」
「果物風呂とかあるよー」
「早くいこ」
エツィアや率達が早速外神のジャングル風呂に入る、歩けないチナスをキートが抱えれば宝石蝶が集まってくる。
「いやあ、外神殿酒風呂に招待感謝する」
「いえ…あの奥の木が生えている風呂がそれです、果実も酒の味がしますよ。酒もこれを…水はこちらを」
「なんと!?」
「それはまたすごいですねー」
「此方にも酒が好きな方達がいますから」
「それでもまんま酒を風呂とか…どこかの誰かを思い出すな」
「俺もそう思った」
「アゲイル!私は果物風呂がいい!」
「お、レグ!行こう」
アルケール、ナイデル、ラヴィトリ、アゲイル、レグも風呂を楽しむ、アルケールは既に外神に酒の果実の木を譲って欲しいと頼んでいた。
「いやあ、外神殿!是非我々の自慢の風呂やホテルの銭湯も使ってみてくれ」
「是非…こちらも干し肉と木の実と果物です、つまみにどうぞ。酒精の強めな果実なので……」
「ありがとうございます」
「いやあ、マメな方だな」
アルケール達に果実水やつまみを外神がトレイに載せて渡す、酒の味の果実も上手く夢見心地だった。
「この果物風呂の木の果物も美味しい!」
「甘くて沢山食べちゃう」
「最高ですね」
「いい…」
「はぁ、香りも良くて肌がすべすべです」
「外神さんからサホンの木を貰ったから《アタラクシア》の石鹸とシャンプーを作りたいんだ」
『それ最高!!』
率の希望に全員賛成し雑貨店で売るろうとなり、夕食後は皆で話し合いをする事になった。
「はあ、家のお風呂とか銭湯も良いけどここのお風呂もすごいね」
「いやあ、気持ちいいな」
「うん…」
「うんー」
「うーん」
「うえー」
「うぇん」
「皆肩までちゃんと浸かるんだぞ」
『はーい』
浅く広い湯船でグローリー達がゆっくりお風呂に浸かっている、小さい子供たち用に大きな子供風呂を外神が出してくれ、エクト達が気持ち良さそうにしている。
メシュレラやカーテスやヒヨコ達が子供たちの世話をし、交代でグローリーとウォルゾカがゆっくり風呂を楽しんでいた。
「うちの風呂も広くするか」
「そうだな」
「いや、問題ない。外神ーこれから弟達家とここを繋いでくれ」
「はい、後で伺います」
「他にも利用する奴らがいるが私の顔馴染みだから問題ない」
メシュレラが外神に空間を繋ぐよう頼み外神が了承する、カーテス達も喜んでいる。
大家族だから風呂が広いのと脱衣場があるのは助かる、これからもっと魔人は増えるし懐記に頼んで更に家を広くして貰おう。
「今夜はニスム達が夕食を張り切って準備しているからな、外神も来るといい」
「そうですね、食材を沢山渡しましたから」
「それは楽しみだな、ニスムは料理が上手いからな」
「それは楽しみ」
話が盛り上がり、外神も薬草風呂でゆっくり過ごした…。
「勇者ナギネ?聞いた事ないな」
「そうですね、無名な方なんですかね」
「はい……勇者は自分を守る術を持たない攻撃型……命を短く散らしてしまう存在…ナギネ様が僕に依頼したのは守る為の武器を…次代の勇者達に…会えたらで良いとのことですので。引き受けました」
「あ……」
ジラとラジカが首を傾げる、エージェは外神の言葉に目を見開く。
「裏ギルドにも勇者がいます、彼にも渡しています…大事にしてくれています…」
「いいの貰って?」
「はい…出します」
収納空間から幾つも武器や盾が出現しエージェを囲む、どれも見事な武器と盾だ1つで屋敷が買えるような代物だ。
「異界の生物の骨や牙などを組み込んだ物、巨大な魔石を削り造り上げた剣、《アタラクシア》に注ぐ隕石から造られた槍、異界龍の鱗の盾などいくつもりますよ」
「すごい……」
エージェは見惚れる、その完璧な武器達にこれで戦場に出れば傷1つ付かず帰還出来るだろう。
でもエージェは…人の命を奪った事などいくらでもある、生きる為に戦場や小競り合いに勇者だからという理由で駆り出され大怪我を負った事もある、直ぐ治るが痛みはある、都合良いように扱われて……。
「いらない…俺はもう戦に出ない、守る為に剣を握る事はあるかもしれないけど…」
「そうですか、ではこれを」
「これは?」
「ナギリ様の骨です、これしか回収できませんでした、自爆魔法でこの骨2つしか残らなかったんです…僕がこの骨に防御魔法を掛けました。もし危険な時が来たら魔力を込めて下さい」
「2つ…」
紐で結んだブレスレットの中央に組み込まれた白い小さな欠片の物を2つ外神がエージェに渡す、外神とエージェの瞳が交わる。
「ナギリ様が昔英雄と呼ばれる存在は身勝手な生物だと…愛する者達の願いも無視し戦場や危険な場所で散っていく…残された者達の悲鳴や苦痛を置き去りにしていくと…どう言ったナギリ様も彼の無事を願う人達の祈りを置き去りに逝ってしまったんです…なので次代の勇者達は自分を守る術をと僕に依頼されました。何も求めなかった方にはこれを…」
「あーあ、耳が痛いお言葉」
「なら、戦場に行かず平和な中で過ごして行けば良い」
「呼ばれるんだよ…英雄とか桁外れな強いヤツは死地にな…俺は生きて帰れるけど…」
外神の言葉にジラが苦笑いを浮かべる、イシュターが側でそう言えばジラは失った数々の強者達を思い出しながら遠い目をしてエージェを見ていた。
「……戦いたいなら相手をするぞ」
「お、いいねーたまにはな」
イシュターが薄く笑みを受かべ、ジラが意地悪気にニヤリと笑った。
「では、生きて下さい、永く」
「うん、ありがとう。2つ…ね」
「はい2つです」
意味ありげにエージェが言い、外神も2つと頷いた。
これで一先ず外神のここでの依頼が完了となり、雑務はナビとゲーテに頼む事にした。
「外神っち一段落したなら率っち達やアルケールっち達と風呂に行きたいんだけどー」
「はい、分かりました」
「じゃ、率っち達グリっち達先行って。アルケールっち達を連れて行くわ」
「はーい、みんなー行こ」
『はーい』
「きゃー何このお風呂!」
「あーチナスさんに宝石の蝶々が集まっているー」
「綺麗です!」
「ひろい…」
「果物風呂とかあるよー」
「早くいこ」
エツィアや率達が早速外神のジャングル風呂に入る、歩けないチナスをキートが抱えれば宝石蝶が集まってくる。
「いやあ、外神殿酒風呂に招待感謝する」
「いえ…あの奥の木が生えている風呂がそれです、果実も酒の味がしますよ。酒もこれを…水はこちらを」
「なんと!?」
「それはまたすごいですねー」
「此方にも酒が好きな方達がいますから」
「それでもまんま酒を風呂とか…どこかの誰かを思い出すな」
「俺もそう思った」
「アゲイル!私は果物風呂がいい!」
「お、レグ!行こう」
アルケール、ナイデル、ラヴィトリ、アゲイル、レグも風呂を楽しむ、アルケールは既に外神に酒の果実の木を譲って欲しいと頼んでいた。
「いやあ、外神殿!是非我々の自慢の風呂やホテルの銭湯も使ってみてくれ」
「是非…こちらも干し肉と木の実と果物です、つまみにどうぞ。酒精の強めな果実なので……」
「ありがとうございます」
「いやあ、マメな方だな」
アルケール達に果実水やつまみを外神がトレイに載せて渡す、酒の味の果実も上手く夢見心地だった。
「この果物風呂の木の果物も美味しい!」
「甘くて沢山食べちゃう」
「最高ですね」
「いい…」
「はぁ、香りも良くて肌がすべすべです」
「外神さんからサホンの木を貰ったから《アタラクシア》の石鹸とシャンプーを作りたいんだ」
『それ最高!!』
率の希望に全員賛成し雑貨店で売るろうとなり、夕食後は皆で話し合いをする事になった。
「はあ、家のお風呂とか銭湯も良いけどここのお風呂もすごいね」
「いやあ、気持ちいいな」
「うん…」
「うんー」
「うーん」
「うえー」
「うぇん」
「皆肩までちゃんと浸かるんだぞ」
『はーい』
浅く広い湯船でグローリー達がゆっくりお風呂に浸かっている、小さい子供たち用に大きな子供風呂を外神が出してくれ、エクト達が気持ち良さそうにしている。
メシュレラやカーテスやヒヨコ達が子供たちの世話をし、交代でグローリーとウォルゾカがゆっくり風呂を楽しんでいた。
「うちの風呂も広くするか」
「そうだな」
「いや、問題ない。外神ーこれから弟達家とここを繋いでくれ」
「はい、後で伺います」
「他にも利用する奴らがいるが私の顔馴染みだから問題ない」
メシュレラが外神に空間を繋ぐよう頼み外神が了承する、カーテス達も喜んでいる。
大家族だから風呂が広いのと脱衣場があるのは助かる、これからもっと魔人は増えるし懐記に頼んで更に家を広くして貰おう。
「今夜はニスム達が夕食を張り切って準備しているからな、外神も来るといい」
「そうですね、食材を沢山渡しましたから」
「それは楽しみだな、ニスムは料理が上手いからな」
「それは楽しみ」
話が盛り上がり、外神も薬草風呂でゆっくり過ごした…。
0
お気に入りに追加
355
あなたにおすすめの小説
異世界ソロ暮らし 田舎の家ごと山奥に転生したので、自由気ままなスローライフ始めました。
長尾 隆生
ファンタジー
【書籍情報】書籍3巻発売中ですのでよろしくお願いします。
女神様の手違いにより現世の輪廻転生から外され異世界に転生させられた田中拓海。
お詫びに貰った生産型スキル『緑の手』と『野菜の種』で異世界スローライフを目指したが、お腹が空いて、なにげなく食べた『種』の力によって女神様も予想しなかった力を知らずに手に入れてしまう。
のんびりスローライフを目指していた拓海だったが、『その地には居るはずがない魔物』に襲われた少女を助けた事でその計画の歯車は狂っていく。
ドワーフ、エルフ、獣人、人間族……そして竜族。
拓海は立ちはだかるその壁を拳一つでぶち壊し、理想のスローライフを目指すのだった。
中二心溢れる剣と魔法の世界で、徒手空拳のみで戦う男の成り上がりファンタジー開幕。
旧題:チートの種~知らない間に異世界最強になってスローライフ~

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
黒の創造召喚師
幾威空
ファンタジー
※2021/04/12 お気に入り登録数5,000を達成しました!ありがとうございます!
※2021/02/28 続編の連載を開始しました。
■あらすじ■
佐伯継那(さえき つぐな)16歳。彼は偶然とも奇跡的ともいえる確率と原因により死亡してしまう。しかも、神様の「手違い」によって。
そんな継那は神様から転生の権利を得、地球とは異なる異世界で第二の人生を歩む。神様からの「お詫び」にもらった(というよりぶんどった)「創造召喚魔法」というオリジナルでユニーク過ぎる魔法を引っ提げて。

【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。

家族で突然異世界転移!?パパは家族を守るのに必死です。
3匹の子猫
ファンタジー
社智也とその家族はある日気がつけば家ごと見知らぬ場所に転移されていた。
そこは俺の持ちうる知識からおそらく異世界だ!確かに若い頃は異世界転移や転生を願ったことはあったけど、それは守るべき家族を持った今ではない!!
こんな世界でまだ幼い子供たちを守りながら生き残るのは酷だろ…だが、俺は家族を必ず守り抜いてみせる!!
感想やご意見楽しみにしております!
尚、作中の登場人物、国名はあくまでもフィクションです。実在する国とは一切関係ありません。

【書籍化決定】俗世から離れてのんびり暮らしていたおっさんなのに、俺が書の守護者って何かの間違いじゃないですか?
歩く魚
ファンタジー
幼い頃に迫害され、一人孤独に山で暮らすようになったジオ・プライム。
それから数十年が経ち、気づけば38歳。
のんびりとした生活はこの上ない幸せで満たされていた。
しかしーー
「も、もう一度聞いて良いですか? ジオ・プライムさん、あなたはこの死の山に二十五年間も住んでいるんですか?」
突然の来訪者によると、この山は人間が住める山ではなく、彼は世間では「書の守護者」と呼ばれ都市伝説のような存在になっていた。
これは、自分のことを弱いと勘違いしているダジャレ好きのおっさんが、人々を導き、温かさを思い出す物語。
※書籍化のため更新をストップします。

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。

~僕の異世界冒険記~異世界冒険始めました。
破滅の女神
ファンタジー
18歳の誕生日…先月死んだ、おじぃちゃんから1冊の本が届いた。
小さい頃の思い出で1ページ目に『この本は異世界冒険記、あなたの物語です。』と書かれてるだけで後は真っ白だった本だと思い出す。
本の表紙にはドラゴンが描かれており、指輪が付属されていた。
お遊び気分で指輪をはめて本を開くと、そこには2ページ目に短い文章が書き加えられていた。
その文章とは『さぁ、あなたの物語の始まりです。』と…。
次の瞬間、僕は気を失い、異世界冒険の旅が始まったのだった…。
本作品は『カクヨム』で掲載している物を『アルファポリス』用に少しだけ修正した物となります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる