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第011部 イレギュラー過ぎる召喚は神々も知らない内に/500年の孤独と独夜と独りと到達に至る導 回顧録
第014話 ゴーレム体/今日は休み
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【第012話 ゴーレム体】
【すみません、取り乱しました】
【ごめんなさぁい】
【うう…仕事がー戻ります】
『私も手伝うからゼロちゃん』
「そのまえに、神々に頼んだ物が用意出来たから、綴くん」
「はい、みなさんにこれを。時間が掛かりましたが、ナビさん達も」
崇幸と綴が出したのは10体のゴーレム、何の変哲も無い物だ。
「出来たのか」
「良い出来だね」
大河と千歳が感心しテーブルに並べられたゴーレムの体、風早達は黙って見ていた。
「神様達に頼んで皆の意識が入るゴーレム体を造ったんです」
「食事も睡眠も取れるし、色とかカスタマイズはアシューやサウにタナトスに頼んでくれ」
「急ぎで悪いけどナビ君達のゴーレム体も用意したらね」
「昨日来ていた彼らにも」
『……マスター達ありがとうございます』
『ま、まあ!嬉しいみんなとお食事できるのね!』
【俺達の分も良いんですか?】
【え、えーいいのかなあ】
「マスターに許可を貰って下さいね」
「さ、試しに意識を入れてみてくれ!」
口々に礼を良い、ナビとゲーテは報告と許可を取りに1度戻り、風早と識が意識をゴーレムに埋め込んだ核に合わせればびくびくと動き始めた。
『動かせますね』
『わ、風早お兄様!すごいわ!これみて!歩いてるわよ!』
「今日はみんなでご飯食べましょう」
「リクエストはあるか?」
『はーい!私たまごかけご飯!』
『私は味噌汁とご飯を…』
「そ、そうか」
「可愛いですね、ふたりとも」
崇幸と綴が笑いながら2体の体を撫でる、温かい…命が通っている温もりを感じた。
【第012話 今日は休み】
今日はナイフとハサミを研ぎ野菜を木に植えて、袋を作り後はのんびりすると決めている、まず岩を粘土にして長方形の形に整え砥石にし水を桶に張ってナイフを研ぎ始めた。
ショリショリ…ちゃぷ……ショリショリ…ちゃぷ…1時間程テレビの見よう見まねで研いでいく、濁っていたナイフが輝きを取り戻した、よし良い感じだ。
次はハサミを研ぐ錆びていて開くのも一苦労だ、開いた状態で刃を研ぐ…ショリショリ……ちゃぷ…ショリショリ…ショリショリ…ちゃぷ……ショリショリ……………。
約1時間よく切れそうなハサミに生まれ変わり、満足感に満たされた。
「よし…次…野菜…」
外に出てサホンの葉の木のとなりに色んな野菜が成る木を作ろと早速木魔法を発動し野菜を全て吸収させれば野菜が次から次へと成っていった。
「わあ、すごい…」
子どもの様にはしゃぐ(顔は無表情)、全て風魔法で落としてついでにサホンの葉も取り満足して部屋に入る。
次は袋だこれはざっくり布を良く切れるようになったハサミで切り縫い合わせ取っ手も作り、チクチク縫っていく。
『そこむずかしいよねーこうしたらいいよ』
小学校の家庭科の時間、隣の席の友人……から裁縫を教えて貰った事を思い出す、彼は何て名前だったか思い出せないが彼のお陰で縫うのが好きになったし、祖母に編み物やレース縫いも教えて貰いたまに縫っていた。
「……………またやろうかな」
道具があるか分からないがまた始めてみようか、チクチクと縫っていれば気がつけばもう辺りは暗い。
出来上がり明日はどうしようか、蜂蜜の為にお金を貯めようかと思いながら食事の支度を行う。
「細かく…ナイフ…すごい…」
まな板がないので石で作り、野菜をとにかく細かく沢山刻んで肉を入れて煮る、塩…と香辛料で味付けし…高めだからすぐに使い切ってしまうのでまた買おうかと思いお茶の支度もする。
またランタンもどきの火は消えない、落ち着く和んだ…。
【第012話 ゴーレム体】
【すみません、俺達まで…】
【ご飯おいしいー】
【私もすみません】
【いやぁ、繋がって良かったです!】
【グラマスまだかかんのー?】
【……うま】
【あーもう少し、でもナビの目からみてんじゃない?】
【来た所でもて余す…】
『これがたまごかけごはん…』
『おいしいです…』
「おかわりたくさんありますから食べて下さいね」
「ファンタジーだわ」
「可愛いな」
テーブルに椅子も用意しナビ達と風早、識で食事をしている。
ご飯、味噌汁、卵に焼いた肉といったシンプルな食卓だが皆嬉しそうだ。
【ナビ、グラマスはやっぱりメシュレラ様の弟か兄だって?】
【ん、おそらく弟で間違いないって】
「魔人は親兄弟という概念はないのですが…」
「グローリーとイザラは神々からの指名のようなもんだしな」
「しかしあのメシュレラだろ?俺達だって顔はしらねーし」
その様子を眺めているヴィッセ、ヤハネと呼ばれたカイムに子供たちとクッキーを食べているグローリー。
「メシュレラ様ですよ、カイム。私も会った事はありませんが」
「最上位最強クラスと下位だった魔神皇が兄弟ねー」
【メシュレラ様は任務でややこしい所にいるから此処に来るにはマスターが必要なんだよ~ご飯おかわりー】
「メシュレラが此方にくりゃ話しは早いな」
「ま、弟?がいるからくるでしょ」
「色々気になる事はありますがね」
ゲーテがおかわりを頼みなんとも穏やか光景が広がる、ツーが魔人達を見ながらお茶を飲む。
【ここ魔人ばかりだよね、おれ達の孤児院も魔人の孤児院と普通の孤児院があるけど】
『え?』
【こっちは魔人多めの獣人もいる孤児院…】
『え?』
【こっちは最近いきなり3人も赤ちゃんきたよー元気元気】
『えぇ?』
【あー今依頼いくつか来た…】
【旦那達に振るか】
【3つはマスターじゃなきダメなやつだね】
【後1時間程で来られるっ…あーメシュレラの旦那連れて来るからもう少し掛かるな】
「魔人の子供たちに会いたい…」
【無理です、超長距離転移…神々でも出来ませんから。マスターが連れて行ってくれますよ】
【少し待っていて下さい~】
「……………駄目?」
【う…】
【無理です】
グローリーのおねだりに絆されそうになるナビ達、しかし無理な物は無理だ。
「グリ君、待て待て。お兄さんも来るから、な」
「………はい」
逸る気持ちのグローリーの肩に手を置き崇幸が笑もう、グローリーも納得して子供たちの所に戻った。
《アタラクシア》の何処か……
「………異界からの魔物……固いな、私の仕事か?これ外神の仕事だろ?あいつ何を…ああ、遊んでいるのか」
暗い髪と瞳の端整な容貌の青年と少年の間の外見をした者がぼやきながら、巨大な瘴気放つ生物を倒し傍らの飛ぶ銃に話し掛けているとパリパリと音と共に暗い目をした青年が1人現れた。
「外神か、ほら倒したぞ綺麗に」
「ありがとうございます、解体して食べてみます」
「………そうか」
「それと弟さんが見つかりました、超長距離……」
「本当か!?行くぞ!早く!早く」
「はい…」
倒した異界の魔物を収納にしまい、空間からいくつも飛ぶ銃が現れ何もない場所を撃ち抜き空間に宇宙の様な景色が出現し青年を暗い目をした青年…外神が抱き抱えた。
「離さないで下さい」
「分かっている………」
外神が抱えた青年はしっかりと外神の首に腕を回す、細すぎる肢体に体温を感じない外神の肉体…しっかりと離さないように身体を密着させた…。
【すみません、取り乱しました】
【ごめんなさぁい】
【うう…仕事がー戻ります】
『私も手伝うからゼロちゃん』
「そのまえに、神々に頼んだ物が用意出来たから、綴くん」
「はい、みなさんにこれを。時間が掛かりましたが、ナビさん達も」
崇幸と綴が出したのは10体のゴーレム、何の変哲も無い物だ。
「出来たのか」
「良い出来だね」
大河と千歳が感心しテーブルに並べられたゴーレムの体、風早達は黙って見ていた。
「神様達に頼んで皆の意識が入るゴーレム体を造ったんです」
「食事も睡眠も取れるし、色とかカスタマイズはアシューやサウにタナトスに頼んでくれ」
「急ぎで悪いけどナビ君達のゴーレム体も用意したらね」
「昨日来ていた彼らにも」
『……マスター達ありがとうございます』
『ま、まあ!嬉しいみんなとお食事できるのね!』
【俺達の分も良いんですか?】
【え、えーいいのかなあ】
「マスターに許可を貰って下さいね」
「さ、試しに意識を入れてみてくれ!」
口々に礼を良い、ナビとゲーテは報告と許可を取りに1度戻り、風早と識が意識をゴーレムに埋め込んだ核に合わせればびくびくと動き始めた。
『動かせますね』
『わ、風早お兄様!すごいわ!これみて!歩いてるわよ!』
「今日はみんなでご飯食べましょう」
「リクエストはあるか?」
『はーい!私たまごかけご飯!』
『私は味噌汁とご飯を…』
「そ、そうか」
「可愛いですね、ふたりとも」
崇幸と綴が笑いながら2体の体を撫でる、温かい…命が通っている温もりを感じた。
【第012話 今日は休み】
今日はナイフとハサミを研ぎ野菜を木に植えて、袋を作り後はのんびりすると決めている、まず岩を粘土にして長方形の形に整え砥石にし水を桶に張ってナイフを研ぎ始めた。
ショリショリ…ちゃぷ……ショリショリ…ちゃぷ…1時間程テレビの見よう見まねで研いでいく、濁っていたナイフが輝きを取り戻した、よし良い感じだ。
次はハサミを研ぐ錆びていて開くのも一苦労だ、開いた状態で刃を研ぐ…ショリショリ……ちゃぷ…ショリショリ…ショリショリ…ちゃぷ……ショリショリ……………。
約1時間よく切れそうなハサミに生まれ変わり、満足感に満たされた。
「よし…次…野菜…」
外に出てサホンの葉の木のとなりに色んな野菜が成る木を作ろと早速木魔法を発動し野菜を全て吸収させれば野菜が次から次へと成っていった。
「わあ、すごい…」
子どもの様にはしゃぐ(顔は無表情)、全て風魔法で落としてついでにサホンの葉も取り満足して部屋に入る。
次は袋だこれはざっくり布を良く切れるようになったハサミで切り縫い合わせ取っ手も作り、チクチク縫っていく。
『そこむずかしいよねーこうしたらいいよ』
小学校の家庭科の時間、隣の席の友人……から裁縫を教えて貰った事を思い出す、彼は何て名前だったか思い出せないが彼のお陰で縫うのが好きになったし、祖母に編み物やレース縫いも教えて貰いたまに縫っていた。
「……………またやろうかな」
道具があるか分からないがまた始めてみようか、チクチクと縫っていれば気がつけばもう辺りは暗い。
出来上がり明日はどうしようか、蜂蜜の為にお金を貯めようかと思いながら食事の支度を行う。
「細かく…ナイフ…すごい…」
まな板がないので石で作り、野菜をとにかく細かく沢山刻んで肉を入れて煮る、塩…と香辛料で味付けし…高めだからすぐに使い切ってしまうのでまた買おうかと思いお茶の支度もする。
またランタンもどきの火は消えない、落ち着く和んだ…。
【第012話 ゴーレム体】
【すみません、俺達まで…】
【ご飯おいしいー】
【私もすみません】
【いやぁ、繋がって良かったです!】
【グラマスまだかかんのー?】
【……うま】
【あーもう少し、でもナビの目からみてんじゃない?】
【来た所でもて余す…】
『これがたまごかけごはん…』
『おいしいです…』
「おかわりたくさんありますから食べて下さいね」
「ファンタジーだわ」
「可愛いな」
テーブルに椅子も用意しナビ達と風早、識で食事をしている。
ご飯、味噌汁、卵に焼いた肉といったシンプルな食卓だが皆嬉しそうだ。
【ナビ、グラマスはやっぱりメシュレラ様の弟か兄だって?】
【ん、おそらく弟で間違いないって】
「魔人は親兄弟という概念はないのですが…」
「グローリーとイザラは神々からの指名のようなもんだしな」
「しかしあのメシュレラだろ?俺達だって顔はしらねーし」
その様子を眺めているヴィッセ、ヤハネと呼ばれたカイムに子供たちとクッキーを食べているグローリー。
「メシュレラ様ですよ、カイム。私も会った事はありませんが」
「最上位最強クラスと下位だった魔神皇が兄弟ねー」
【メシュレラ様は任務でややこしい所にいるから此処に来るにはマスターが必要なんだよ~ご飯おかわりー】
「メシュレラが此方にくりゃ話しは早いな」
「ま、弟?がいるからくるでしょ」
「色々気になる事はありますがね」
ゲーテがおかわりを頼みなんとも穏やか光景が広がる、ツーが魔人達を見ながらお茶を飲む。
【ここ魔人ばかりだよね、おれ達の孤児院も魔人の孤児院と普通の孤児院があるけど】
『え?』
【こっちは魔人多めの獣人もいる孤児院…】
『え?』
【こっちは最近いきなり3人も赤ちゃんきたよー元気元気】
『えぇ?』
【あー今依頼いくつか来た…】
【旦那達に振るか】
【3つはマスターじゃなきダメなやつだね】
【後1時間程で来られるっ…あーメシュレラの旦那連れて来るからもう少し掛かるな】
「魔人の子供たちに会いたい…」
【無理です、超長距離転移…神々でも出来ませんから。マスターが連れて行ってくれますよ】
【少し待っていて下さい~】
「……………駄目?」
【う…】
【無理です】
グローリーのおねだりに絆されそうになるナビ達、しかし無理な物は無理だ。
「グリ君、待て待て。お兄さんも来るから、な」
「………はい」
逸る気持ちのグローリーの肩に手を置き崇幸が笑もう、グローリーも納得して子供たちの所に戻った。
《アタラクシア》の何処か……
「………異界からの魔物……固いな、私の仕事か?これ外神の仕事だろ?あいつ何を…ああ、遊んでいるのか」
暗い髪と瞳の端整な容貌の青年と少年の間の外見をした者がぼやきながら、巨大な瘴気放つ生物を倒し傍らの飛ぶ銃に話し掛けているとパリパリと音と共に暗い目をした青年が1人現れた。
「外神か、ほら倒したぞ綺麗に」
「ありがとうございます、解体して食べてみます」
「………そうか」
「それと弟さんが見つかりました、超長距離……」
「本当か!?行くぞ!早く!早く」
「はい…」
倒した異界の魔物を収納にしまい、空間からいくつも飛ぶ銃が現れ何もない場所を撃ち抜き空間に宇宙の様な景色が出現し青年を暗い目をした青年…外神が抱き抱えた。
「離さないで下さい」
「分かっている………」
外神が抱えた青年はしっかりと外神の首に腕を回す、細すぎる肢体に体温を感じない外神の肉体…しっかりと離さないように身体を密着させた…。
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