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第011部 イレギュラー過ぎる召喚は神々も知らない内に/500年の孤独と独夜と独りと到達に至る導 回顧録
第07話 エッジからのお願い/はぁ………イヤだな
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【第07話 エッジからのお願い】
「ユナイドからの連絡だ………あ、ああ、数は?…多いな。ロックスと《島船》とカジノタワーで確認しておく、少し待ってくれ」
「どうかしたのかい?」
「《エットナ》のキャラバンの人数が連絡を受けた時より多く、《エットナ》だけでは受け入れきれないようだ。ホテルと《島船》を解放するか」
「なら、《エットナ》と空間を繋げようか。僕も立ち会うよ」
「私も行きましょう」
「じゃ、俺も」
会議室で大河のスマホにユナイドから連絡が入り、千歳、ラジカ、ジラを伴い《エットナ》へ向かう。
「お店の準備はこんな感じかな?あ、大河さんからラインがて来てる。店の場所の確認もしたいから合流しようか」
あらかた孤児院での準備も終え、おやつにスモアを食べていた詠斗、綴や燈火や晴海に手伝いに来たイザラとイデアとスモアに大興奮中のチキ、詠斗がスマホを確認し《エットナ》へ転移した。
「大河さんーみんなー」
「ああ、詠斗さん達もありがとうございます、最初は200名と聞いていたのですが500名になりまして…」
「随分増えたね」
「ええ、難民達と旅の途中で会い、共に行動をしていると。《エットナ》はせまい街ですからテント等を広げる場所もなくて…」
「問題ないな、ロックスも《島船》も受け入れる」
「あ、ありがとうございます。こちらがこの商隊の長とその側近の方々です。難民のまとめ役の方も」
「おーアンタらが引き受けてくれるのか!すまねぇ。俺はゾイ、キャラバンの長だ!」
「申し訳ない、世話になります。私はアメイ」
「良いですよ、俺は詠斗です」
元気の良い男と疲れている男、ゾイとアメイをエッジから紹介され難民は栄養不足や体調不良者やケガ人もいるので《島船》へ、商隊は《ホウラク》のホテルへと連れて行く事にし明日からの大規模な市場の準備をして貰う事にした。
「アメイさん、辛い話しでしょうが何故難民に?」
「ええ、私達が暮らしていた場所はここから歩いて10日程掛かる何も無い農村でした。村の領主様が突然税を今までの倍納めろと命令があり…」
「払えないと」
「はい、払えない場合は1家族に対し1人差し出せと言われ」
「逃げて正解だな」
「はい…家族を差し出す位なら皆村を出ると、そこでゾイさん達に会いこうしてここまで来れました」
「俺たちは放浪の民だからな、元は難民の集まり!200、300増えてもかわまん!」
快活に笑うゾイにアメイは疲れた笑みを浮かべる、侠気のある男に千歳達も好感を抱いた。
「アメイさん達はまずは此方へ、ゾイさん達は」
「市場の準備だ!」
「承知しました。夜に迎えにきます」
「僕達も場所を見に行きましょう」
「任せて下さい!良いところ用意しました!」
大河、千歳、ラジカは《島船》に難民達を連れ、綴達は張り切っているエッジに案内されて付いて行った。
【第07話 はぁ………イヤだな】
「あ…………」
最近では一番大きく出た声、草の採取をしていれば枝に服を引っ掛けて破れてしまった、小さい破れでシャツだとしても痛手だ。
「……………」
衣食住…こうしてみれば改めて服は大事だ、腕時計は朝8時を指す、イヤだな…と思いながら浄化魔法を掛けて…売れる草を手に持ち近くの町に転移した。
町の入り口には門番というか受付のような人がいる、それを暫し観察しどうやって中に入るの確認する。
町人じゃなければ入町料1,000ログが必要のようだ、所持金は全てコインに変わっている、1ログ1円といった所だ。
町の入り口を観察してかれこれ1時間、まあ何かあれば転移で逃げればいい(便利)と進んだ。
「どうも、この町は初めてかな?」
「はい…」
「では、1,000ログ頂くよ。…薬草を売りに来たのかい?冒険者ギルドならこの先の奥さ、商業ギルドは左の先ね。どちらで売っても…金額は同じさ」
「ありがとうございます…」
木の椅子に座った中年の腹が出た男性が愛想よく迎え、ポケットから1,000ログコインを出せば右手に持っていた草をみて指を指して場所をおしえくれたので頭を下げて中に入った。
まあ、冒険者ギルドより商業ギルドが良いか、ファンタジーのイメージ的に冒険者は荒くれ者が多そうだ、草を売る、服を買う…………あわよくば塩は…買えないか。
「……………」
字が読める日本語として読めるのが有難い、様々な人が入れ替わり立ち代わり出たり入ったりと世話しない、もう帰りたいが木造の1階建ての古い建物に入れば受付が幾つかあり依頼、買い取り、販売とあるので買い取りの受け付けに向かった。
「買い取り…お願いします」
「はあい、全部で1,000ログです」
気だるそうな受付の若い女性、10代後半だろうか出した草をちらりと見て金額を伝える、草だしそんな物かと頷き町に入った時に払った同じコイン1枚を受け取った。
「どうもーまた来てねー」
「………」
「あんちゃん、運がないねーありゃ商業ギルドのマスターの娘さんでやりたい放題さ。あんたの持って来た薬草だって本当はもっといい値段するよ。娘さんがいない時に来るか冒険者ギルドに行ってみたらいい」
外に出れば老人が話し掛けてくる、黙って聞いて頷いて礼を伝えた。
悩んで来たのだ、流石に1,000円なのは悲しいので、人気のない所で収納から同じ草を同じ量出して冒険者ギルドへ向かった。
「買い取りお願いします」
「はい、冒険者証はお持ちですか?」
「……ないです」
「分かりました、ではこちらへ買い取りの品をどうぞ」
「お願いします」
冒険者ギルドは閑散としていて、時間帯のせいかは分からないが受付は2か所しかなく空いている方へ向かえば30代手前の女性が穏やかに対応してくれた。
「綺麗な状態ですね、痛みもないので5,000ログでどうでしょうか?」
「……はい、お願いします」
驚いた5倍も値段が違う、所持金が6,000円になった…買い物が出来るとほっとする。
「よければあそこの常時依頼も見て下さい、薬草採取などもあります。ランクの低い依頼ならば冒険者でなくても受ける事が可能ですので」
「ありがとうございます」
折角だからと受付嬢に頭を下げて紙が貼っている掲示板へと向かえば、小さい子供や老人等も見ている、成程お小遣い程度や雑用的なものは冒険者でなくても出来るという事なのだろう。
出来る出来ない…ではなく人と接するのが極端に少ない物ならやってもいいのかもしれない『薬草採取:状態により減額あり』『荷物運び:距離重さにより報酬変動』『農家の収穫の手伝い:出来高』等日払いのバイトのような物が多い。子供達は収穫、老人は薬草といった感じだった。
また薬草を持って来ようかと買い物に向かう、6,000ログあれば何が買えるのか楽しみだった。
【第07話 エッジからのお願い】
「準備はこんなものんでいいか!」
『うん!』
孤児院の子供達は特別にたまごダンジョンで長く収穫出来るようにして貰い、小さい子は《エットナ》で準備を崇幸達と行っていた。
エッジが用意してくれたのは町の外れだが広く沢山の人が並べるような広場だ、この街で1番広い場所だった。
もうじき夕方になる位の時間に荷車や屋台の準備が整い、孤児院へと子供達は戻っていく。
盗まれたりしないように簡易的な柵を立てて、今夜は難民の様子を聞いて熱い風呂に浸かり一杯だけ酒を吞もうかと…つまみは干物で千眼と一緒にと思いながら崇幸は畑へと戻った…。
「ユナイドからの連絡だ………あ、ああ、数は?…多いな。ロックスと《島船》とカジノタワーで確認しておく、少し待ってくれ」
「どうかしたのかい?」
「《エットナ》のキャラバンの人数が連絡を受けた時より多く、《エットナ》だけでは受け入れきれないようだ。ホテルと《島船》を解放するか」
「なら、《エットナ》と空間を繋げようか。僕も立ち会うよ」
「私も行きましょう」
「じゃ、俺も」
会議室で大河のスマホにユナイドから連絡が入り、千歳、ラジカ、ジラを伴い《エットナ》へ向かう。
「お店の準備はこんな感じかな?あ、大河さんからラインがて来てる。店の場所の確認もしたいから合流しようか」
あらかた孤児院での準備も終え、おやつにスモアを食べていた詠斗、綴や燈火や晴海に手伝いに来たイザラとイデアとスモアに大興奮中のチキ、詠斗がスマホを確認し《エットナ》へ転移した。
「大河さんーみんなー」
「ああ、詠斗さん達もありがとうございます、最初は200名と聞いていたのですが500名になりまして…」
「随分増えたね」
「ええ、難民達と旅の途中で会い、共に行動をしていると。《エットナ》はせまい街ですからテント等を広げる場所もなくて…」
「問題ないな、ロックスも《島船》も受け入れる」
「あ、ありがとうございます。こちらがこの商隊の長とその側近の方々です。難民のまとめ役の方も」
「おーアンタらが引き受けてくれるのか!すまねぇ。俺はゾイ、キャラバンの長だ!」
「申し訳ない、世話になります。私はアメイ」
「良いですよ、俺は詠斗です」
元気の良い男と疲れている男、ゾイとアメイをエッジから紹介され難民は栄養不足や体調不良者やケガ人もいるので《島船》へ、商隊は《ホウラク》のホテルへと連れて行く事にし明日からの大規模な市場の準備をして貰う事にした。
「アメイさん、辛い話しでしょうが何故難民に?」
「ええ、私達が暮らしていた場所はここから歩いて10日程掛かる何も無い農村でした。村の領主様が突然税を今までの倍納めろと命令があり…」
「払えないと」
「はい、払えない場合は1家族に対し1人差し出せと言われ」
「逃げて正解だな」
「はい…家族を差し出す位なら皆村を出ると、そこでゾイさん達に会いこうしてここまで来れました」
「俺たちは放浪の民だからな、元は難民の集まり!200、300増えてもかわまん!」
快活に笑うゾイにアメイは疲れた笑みを浮かべる、侠気のある男に千歳達も好感を抱いた。
「アメイさん達はまずは此方へ、ゾイさん達は」
「市場の準備だ!」
「承知しました。夜に迎えにきます」
「僕達も場所を見に行きましょう」
「任せて下さい!良いところ用意しました!」
大河、千歳、ラジカは《島船》に難民達を連れ、綴達は張り切っているエッジに案内されて付いて行った。
【第07話 はぁ………イヤだな】
「あ…………」
最近では一番大きく出た声、草の採取をしていれば枝に服を引っ掛けて破れてしまった、小さい破れでシャツだとしても痛手だ。
「……………」
衣食住…こうしてみれば改めて服は大事だ、腕時計は朝8時を指す、イヤだな…と思いながら浄化魔法を掛けて…売れる草を手に持ち近くの町に転移した。
町の入り口には門番というか受付のような人がいる、それを暫し観察しどうやって中に入るの確認する。
町人じゃなければ入町料1,000ログが必要のようだ、所持金は全てコインに変わっている、1ログ1円といった所だ。
町の入り口を観察してかれこれ1時間、まあ何かあれば転移で逃げればいい(便利)と進んだ。
「どうも、この町は初めてかな?」
「はい…」
「では、1,000ログ頂くよ。…薬草を売りに来たのかい?冒険者ギルドならこの先の奥さ、商業ギルドは左の先ね。どちらで売っても…金額は同じさ」
「ありがとうございます…」
木の椅子に座った中年の腹が出た男性が愛想よく迎え、ポケットから1,000ログコインを出せば右手に持っていた草をみて指を指して場所をおしえくれたので頭を下げて中に入った。
まあ、冒険者ギルドより商業ギルドが良いか、ファンタジーのイメージ的に冒険者は荒くれ者が多そうだ、草を売る、服を買う…………あわよくば塩は…買えないか。
「……………」
字が読める日本語として読めるのが有難い、様々な人が入れ替わり立ち代わり出たり入ったりと世話しない、もう帰りたいが木造の1階建ての古い建物に入れば受付が幾つかあり依頼、買い取り、販売とあるので買い取りの受け付けに向かった。
「買い取り…お願いします」
「はあい、全部で1,000ログです」
気だるそうな受付の若い女性、10代後半だろうか出した草をちらりと見て金額を伝える、草だしそんな物かと頷き町に入った時に払った同じコイン1枚を受け取った。
「どうもーまた来てねー」
「………」
「あんちゃん、運がないねーありゃ商業ギルドのマスターの娘さんでやりたい放題さ。あんたの持って来た薬草だって本当はもっといい値段するよ。娘さんがいない時に来るか冒険者ギルドに行ってみたらいい」
外に出れば老人が話し掛けてくる、黙って聞いて頷いて礼を伝えた。
悩んで来たのだ、流石に1,000円なのは悲しいので、人気のない所で収納から同じ草を同じ量出して冒険者ギルドへ向かった。
「買い取りお願いします」
「はい、冒険者証はお持ちですか?」
「……ないです」
「分かりました、ではこちらへ買い取りの品をどうぞ」
「お願いします」
冒険者ギルドは閑散としていて、時間帯のせいかは分からないが受付は2か所しかなく空いている方へ向かえば30代手前の女性が穏やかに対応してくれた。
「綺麗な状態ですね、痛みもないので5,000ログでどうでしょうか?」
「……はい、お願いします」
驚いた5倍も値段が違う、所持金が6,000円になった…買い物が出来るとほっとする。
「よければあそこの常時依頼も見て下さい、薬草採取などもあります。ランクの低い依頼ならば冒険者でなくても受ける事が可能ですので」
「ありがとうございます」
折角だからと受付嬢に頭を下げて紙が貼っている掲示板へと向かえば、小さい子供や老人等も見ている、成程お小遣い程度や雑用的なものは冒険者でなくても出来るという事なのだろう。
出来る出来ない…ではなく人と接するのが極端に少ない物ならやってもいいのかもしれない『薬草採取:状態により減額あり』『荷物運び:距離重さにより報酬変動』『農家の収穫の手伝い:出来高』等日払いのバイトのような物が多い。子供達は収穫、老人は薬草といった感じだった。
また薬草を持って来ようかと買い物に向かう、6,000ログあれば何が買えるのか楽しみだった。
【第07話 エッジからのお願い】
「準備はこんなものんでいいか!」
『うん!』
孤児院の子供達は特別にたまごダンジョンで長く収穫出来るようにして貰い、小さい子は《エットナ》で準備を崇幸達と行っていた。
エッジが用意してくれたのは町の外れだが広く沢山の人が並べるような広場だ、この街で1番広い場所だった。
もうじき夕方になる位の時間に荷車や屋台の準備が整い、孤児院へと子供達は戻っていく。
盗まれたりしないように簡易的な柵を立てて、今夜は難民の様子を聞いて熱い風呂に浸かり一杯だけ酒を吞もうかと…つまみは干物で千眼と一緒にと思いながら崇幸は畑へと戻った…。
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