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第010部 魔人達に捧げる禍つ謳
第06話 ハンモック
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「崇幸…少し休もう…」
「そうだな」
「お父さんー」
「お、おはようございます」
「おはようございます」
「シア、エニュー、ヒビカおはよう、朝飯食ったか?」
『はい』
「座ればいい…ジュースを出そう」
『ぱーい』
カジノタワーの会議室で千眼と休んでいれば、シア、エニュー、ヒビカが訪れ千眼が追加でジュースを出す。
「3人共、今日は仕事も教室も休みだろう?どうしたんだ?」
「お買いものー」
「ゆ、ユインさんおいわいだから」
「みんなで贈り物をします」
どうやらベルンや舵達が準備をし、この3名でプレゼントを買いに来たらしい。
「そうか、何かいいのあったか?」
崇幸が顔を見合わせれば互いに困った顔をする、どうやらお眼鏡の物が無かったらしい。
「なるほどねー」
「使えるのがいいの」
「便利なのがいいですー」
「楽しいのがいいです」
「なるほど、そうだな。お、ハンモックはどうだ?気持ちいいし楽しいぞ」
『はんもっく?』
「ちょうどいい、舵にも手伝わせて…晴海君達も呼ぼう。公園に置いたら楽しいぞ」
「崇幸…服を作るドラゴンの所に行けばいい」
「そうだな!よしラインしよう」
崇幸がうきうきとスマホを取り出し、子供達3人は首を傾げ千眼は飲み終わった茶を片付けた。
「テスカさんこのねいる、可愛いですね」
「でしょ、意外とそこまで難しくないよ」
「カヌイさんすごく綺麗に出来てますよ、みんなもう少しネイル上手に出来たらお店始めようね」
商業エリアの奥の率達の店、率、カヌイにテスカ、エピシュも加わり4名と識も加わり賑やかな店造りも完成間際となっていた。
「みなさーん、上の階の壁終わりましたー」
「すごいよ!」
アシューとサウが降りて来て早速皆で上の完成した壁面の絵を見に行く、アシューもサウも塗料まみれだが満足感に溢れた表情をしていた。
「わあ、綺麗!」
「花が可愛い」
「素敵ですね」
「こんな沢山の絵の具が使われた壁画初めて見ました、この扉も細工が凝っていますね」
4名が花が咲く絵の壁を見て喜ぶ、アシューとサウも嬉しそうだ。
「2人共!おやつ食べよ!爪もやらせてね!後で絵の具とか道具も増えたから渡すね」
最近率は同年代や下に敬語を使わなくなった、明るい笑顔で友人とも呼べる存在も出来て日々を楽しく過ごしている…。
「これが弁当ってやつか!」
「これはいいすよ!」
「売れます」
「ん、いんじゃない。やる?」
『やる!』
「分かりました、まずは皆さん飲食店で研修を受けてからですね、《ガルディア》のニアさんの店、《トイタナ》の店、《ホウラク》のレストランと焼き肉屋」
「ラウンジも追加しといて」
「はい」
ホテルの食堂で懐記の指導の元、いくつか葉に包んだ片手で食べられるホットドッグと蒸かした芋に野菜を炒めた物、なるべく汁気の無い物を中心とし500ログ程で出せる物を用意し盗賊団達がやると声を挙げ、ラジカが研修にと振り分けを行った。
「パンも店で焼いて欲しいからパン作り中心でー」
「はい、では皆さん暫くこのシフトでお店を回って下さい、明日からお願いします。転移札はこれを使って下さい、無くなったら追加します」
「ん、店が出来たら千歳っちに頼んで空間繋ぐから暫くそれで」
『おう!』
「弁当1個ずつ持ってって下さいす、お疲れ様す」
ラウラスが作った弁当をダーグ達に渡して、各自自由に過ごし始めた。
「じゃ、弁当屋の建物でもやろ」
「懐記さん…」
「ん、ニアっち珍しいじゃん、こっちまでどうしたん?」
「崇幸さんと懐記さんに頼まれたゴーレムが出来たので渡しに、サンキュ。綺麗じゃん、ニアっち今日仕事や休みっしょ?」
「はい、この後《ガルディア》の畑でマンドランドさんやお化け野菜さん達と収穫と野菜を植えます」
「そ、弁当あるから持ってって食べたら感想聞かせて」
「べんとう?」
「外で仕事の合間に食べたりする、持ち運びが楽な食べやすい飯」
「分かりました、皆さんと食べます」
「んー」
ニアが白が多めな黒混じりのゴーレムと黒が多めな白混じりのゴーレム2体を懐記に渡し、弁当を10個渡して《ガルディア》に戻って行く、最近ニアが畑の世話をするとマンドランドやお化け野菜や、毒の森にいた魔物達やクラークラックや動物達が喜ぶようでニアも嬉しくいようで詠斗やトイにアドバイスを貰いながら農作業を行っている。
「じゃ、弁当屋作るわ」
「はい」
ラジカが魔鉄や魔聖石に神鋼を並べ、簡単に懐記が図案を書き建物造りを始めた。
「これがハンモックだ、スタンドタイプのと4人位が寝れるのを幾つかく作るぞー」
『はーい』
「ハンモックか、あこがれだよね」
「俺1回乗ってみたかったんだ!」
「気持ちよさそ」
「早くつくろーぜ」
崇幸達とシア達にベルン達、晴海達がテトラ達を呼んで(大人数だからカジノタワーの大会議室に集まり)崇幸がモニターを使いハンモックの説明を行い、テトラがカフとナフに丈夫な綱を出して貰いネスが丈夫な色とりどりの布を沢山出してくれ皆で選ぶ事にした。
「あ、神様達が丈夫な糸とどんな糸でも楽に縫える糸くれたーこれ使おう」
『はーい』
晴海が神々からラインで連絡を貰い晴海の収納から糸と針を出して、慣れない子供たちにはテトラとネスとフルーフとリプと崇幸が付き添い縫っていく。
「ユインちゃん、喜んでくれるかな」
舵が《島船》から戻り、トイとニトとお留守番をし現在はベルとカルンと赤ん坊と昼寝をしているユインを思い笑った。
「喜ぶよ!面白いし楽しい!気持ちいいから」
「だね」
「流石は神々の糸と針縫いやすいね~」
「はい!すいすいいきますね」
「すげーな、固い部分も柔らかく進むぜ」
「は、はいあっという間に縫っちゃえますー」
「針と糸はテトラさん達にあげるね、いつもありがとう」
「こちらこそ!」
テトラ達も神々からの贈り物に感激し、晴海の言葉に感動した。
せっかくだからと色々な大きさで色々作り、あっという間に時間は過ぎて行った……。
「あーまだつかねーのかよ」
「んーまだじゃない」
『ああーんああーん』
「あーうるせえ!」
「みんなーもう少しでパパ達に会えるよー」
『ああーんああーん』
「くそ、こんだけ魔人いんのに転移出来るやついねーのかよー」
「収納持ちの子がいるだけましーでしょ」
『ああーんああーん』
「ああーもう」
「ご飯にしないとダメだねー」
「はあ」
「この辺でやすも、キノコとか…あー川が近くにあるから魚採って来る」
「仕方ねー、火とか準備しとくぞ」
「はーい」
ゴロゴロ大きな荷車を引く少年とその隣で赤ん坊を抱いている少年、2人とも顔には疲労が浮かんでいた。
それもその筈、荷車の中には赤ん坊から幼児12名が泣いたり声を出したり小突き合ったりして騒がしい挙げ句に動く分、荷車を引く少年の負担も思い。
赤ん坊を抱いていた少年は荷車に赤ん坊を置いて、道の脇が森になっているので迷わず進んでいく。
「お、毒があるけど食えるな」
木の下に荷車を止めれば、カサカサと蛇に足を生やした生物のような毒虫をナイフで仕留め荷車の中の子供たちに任せば勝手に捌いてくれる、うるさいが役立つ。
「あーう」
「ん?お、キノコと果物かでかした」
「んー」
「あっちには木の実か、風魔法で残らずこっち持って来い。殻を取ってくれ」
「あい」
「ん!」
「奧に…悪くねーな。喜べ今夜は肉だ。お前も運がねーな」
『グルル』
奧から出て来たのは餓えた巨大な白黒の豚、腹が減り過ぎて何を自分が襲おうとしているのかわからないのだろう、腹がそこそこ満たされていれば決して襲おうとは思わない、危険な存在…少年達も腹は減るのだ、挑む魔物は固い鎧の様な皮膚を持つ…勝負は圧倒的に少年達の方が不利だ…見た目はだが勝負は一瞬、少年は動きもしないとが魔物はグラりとその巨体を横に倒しピクピクと泡を吹いている。
「また誰だやったの?やるならやるって言え。ほら解体しろ串焼きにするから火やるぞー」
『あーい』
4名の幼児がんしょと荷車から転がり、トコトコ白黒豚の側で風魔法と火魔法を使いこなし瞬く間に解体していく。
「あ、いいの来たね。やっぱり気配遮断に隠蔽は色々勝手がいいよねぇーこれも僕の才能だよねぇ」
「あーはいはい、魚とキノコ出せ」
「もうーみんなーお願い」
『あいー』
「もう、お塩とかないねー」
「味なんかなくてもいいだろ、魔人なんか食わなくても……」
「いいんだけどね」
小さい魔人の子供たちがせっせと解体していく姿、魚の鱗も食べる姿を見ればなるべく食べさせたい。
「さ、肉と魚焼こうよ」
「だな」
魔人と言えど幼い子供達だ、うるさいしケンカするし泣くしで…だが出逢い拾ったなら責任と義務は果たす。
「できたよ、ほら食べな」
「食え、俺はまだキノコとか探しとくから」
少年達は小さい子供達優先に食べさせていく、水と僅かな時間の休息があればいい…目的地はおそらくもう見えていた…。
「そうだな」
「お父さんー」
「お、おはようございます」
「おはようございます」
「シア、エニュー、ヒビカおはよう、朝飯食ったか?」
『はい』
「座ればいい…ジュースを出そう」
『ぱーい』
カジノタワーの会議室で千眼と休んでいれば、シア、エニュー、ヒビカが訪れ千眼が追加でジュースを出す。
「3人共、今日は仕事も教室も休みだろう?どうしたんだ?」
「お買いものー」
「ゆ、ユインさんおいわいだから」
「みんなで贈り物をします」
どうやらベルンや舵達が準備をし、この3名でプレゼントを買いに来たらしい。
「そうか、何かいいのあったか?」
崇幸が顔を見合わせれば互いに困った顔をする、どうやらお眼鏡の物が無かったらしい。
「なるほどねー」
「使えるのがいいの」
「便利なのがいいですー」
「楽しいのがいいです」
「なるほど、そうだな。お、ハンモックはどうだ?気持ちいいし楽しいぞ」
『はんもっく?』
「ちょうどいい、舵にも手伝わせて…晴海君達も呼ぼう。公園に置いたら楽しいぞ」
「崇幸…服を作るドラゴンの所に行けばいい」
「そうだな!よしラインしよう」
崇幸がうきうきとスマホを取り出し、子供達3人は首を傾げ千眼は飲み終わった茶を片付けた。
「テスカさんこのねいる、可愛いですね」
「でしょ、意外とそこまで難しくないよ」
「カヌイさんすごく綺麗に出来てますよ、みんなもう少しネイル上手に出来たらお店始めようね」
商業エリアの奥の率達の店、率、カヌイにテスカ、エピシュも加わり4名と識も加わり賑やかな店造りも完成間際となっていた。
「みなさーん、上の階の壁終わりましたー」
「すごいよ!」
アシューとサウが降りて来て早速皆で上の完成した壁面の絵を見に行く、アシューもサウも塗料まみれだが満足感に溢れた表情をしていた。
「わあ、綺麗!」
「花が可愛い」
「素敵ですね」
「こんな沢山の絵の具が使われた壁画初めて見ました、この扉も細工が凝っていますね」
4名が花が咲く絵の壁を見て喜ぶ、アシューとサウも嬉しそうだ。
「2人共!おやつ食べよ!爪もやらせてね!後で絵の具とか道具も増えたから渡すね」
最近率は同年代や下に敬語を使わなくなった、明るい笑顔で友人とも呼べる存在も出来て日々を楽しく過ごしている…。
「これが弁当ってやつか!」
「これはいいすよ!」
「売れます」
「ん、いんじゃない。やる?」
『やる!』
「分かりました、まずは皆さん飲食店で研修を受けてからですね、《ガルディア》のニアさんの店、《トイタナ》の店、《ホウラク》のレストランと焼き肉屋」
「ラウンジも追加しといて」
「はい」
ホテルの食堂で懐記の指導の元、いくつか葉に包んだ片手で食べられるホットドッグと蒸かした芋に野菜を炒めた物、なるべく汁気の無い物を中心とし500ログ程で出せる物を用意し盗賊団達がやると声を挙げ、ラジカが研修にと振り分けを行った。
「パンも店で焼いて欲しいからパン作り中心でー」
「はい、では皆さん暫くこのシフトでお店を回って下さい、明日からお願いします。転移札はこれを使って下さい、無くなったら追加します」
「ん、店が出来たら千歳っちに頼んで空間繋ぐから暫くそれで」
『おう!』
「弁当1個ずつ持ってって下さいす、お疲れ様す」
ラウラスが作った弁当をダーグ達に渡して、各自自由に過ごし始めた。
「じゃ、弁当屋の建物でもやろ」
「懐記さん…」
「ん、ニアっち珍しいじゃん、こっちまでどうしたん?」
「崇幸さんと懐記さんに頼まれたゴーレムが出来たので渡しに、サンキュ。綺麗じゃん、ニアっち今日仕事や休みっしょ?」
「はい、この後《ガルディア》の畑でマンドランドさんやお化け野菜さん達と収穫と野菜を植えます」
「そ、弁当あるから持ってって食べたら感想聞かせて」
「べんとう?」
「外で仕事の合間に食べたりする、持ち運びが楽な食べやすい飯」
「分かりました、皆さんと食べます」
「んー」
ニアが白が多めな黒混じりのゴーレムと黒が多めな白混じりのゴーレム2体を懐記に渡し、弁当を10個渡して《ガルディア》に戻って行く、最近ニアが畑の世話をするとマンドランドやお化け野菜や、毒の森にいた魔物達やクラークラックや動物達が喜ぶようでニアも嬉しくいようで詠斗やトイにアドバイスを貰いながら農作業を行っている。
「じゃ、弁当屋作るわ」
「はい」
ラジカが魔鉄や魔聖石に神鋼を並べ、簡単に懐記が図案を書き建物造りを始めた。
「これがハンモックだ、スタンドタイプのと4人位が寝れるのを幾つかく作るぞー」
『はーい』
「ハンモックか、あこがれだよね」
「俺1回乗ってみたかったんだ!」
「気持ちよさそ」
「早くつくろーぜ」
崇幸達とシア達にベルン達、晴海達がテトラ達を呼んで(大人数だからカジノタワーの大会議室に集まり)崇幸がモニターを使いハンモックの説明を行い、テトラがカフとナフに丈夫な綱を出して貰いネスが丈夫な色とりどりの布を沢山出してくれ皆で選ぶ事にした。
「あ、神様達が丈夫な糸とどんな糸でも楽に縫える糸くれたーこれ使おう」
『はーい』
晴海が神々からラインで連絡を貰い晴海の収納から糸と針を出して、慣れない子供たちにはテトラとネスとフルーフとリプと崇幸が付き添い縫っていく。
「ユインちゃん、喜んでくれるかな」
舵が《島船》から戻り、トイとニトとお留守番をし現在はベルとカルンと赤ん坊と昼寝をしているユインを思い笑った。
「喜ぶよ!面白いし楽しい!気持ちいいから」
「だね」
「流石は神々の糸と針縫いやすいね~」
「はい!すいすいいきますね」
「すげーな、固い部分も柔らかく進むぜ」
「は、はいあっという間に縫っちゃえますー」
「針と糸はテトラさん達にあげるね、いつもありがとう」
「こちらこそ!」
テトラ達も神々からの贈り物に感激し、晴海の言葉に感動した。
せっかくだからと色々な大きさで色々作り、あっという間に時間は過ぎて行った……。
「あーまだつかねーのかよ」
「んーまだじゃない」
『ああーんああーん』
「あーうるせえ!」
「みんなーもう少しでパパ達に会えるよー」
『ああーんああーん』
「くそ、こんだけ魔人いんのに転移出来るやついねーのかよー」
「収納持ちの子がいるだけましーでしょ」
『ああーんああーん』
「ああーもう」
「ご飯にしないとダメだねー」
「はあ」
「この辺でやすも、キノコとか…あー川が近くにあるから魚採って来る」
「仕方ねー、火とか準備しとくぞ」
「はーい」
ゴロゴロ大きな荷車を引く少年とその隣で赤ん坊を抱いている少年、2人とも顔には疲労が浮かんでいた。
それもその筈、荷車の中には赤ん坊から幼児12名が泣いたり声を出したり小突き合ったりして騒がしい挙げ句に動く分、荷車を引く少年の負担も思い。
赤ん坊を抱いていた少年は荷車に赤ん坊を置いて、道の脇が森になっているので迷わず進んでいく。
「お、毒があるけど食えるな」
木の下に荷車を止めれば、カサカサと蛇に足を生やした生物のような毒虫をナイフで仕留め荷車の中の子供たちに任せば勝手に捌いてくれる、うるさいが役立つ。
「あーう」
「ん?お、キノコと果物かでかした」
「んー」
「あっちには木の実か、風魔法で残らずこっち持って来い。殻を取ってくれ」
「あい」
「ん!」
「奧に…悪くねーな。喜べ今夜は肉だ。お前も運がねーな」
『グルル』
奧から出て来たのは餓えた巨大な白黒の豚、腹が減り過ぎて何を自分が襲おうとしているのかわからないのだろう、腹がそこそこ満たされていれば決して襲おうとは思わない、危険な存在…少年達も腹は減るのだ、挑む魔物は固い鎧の様な皮膚を持つ…勝負は圧倒的に少年達の方が不利だ…見た目はだが勝負は一瞬、少年は動きもしないとが魔物はグラりとその巨体を横に倒しピクピクと泡を吹いている。
「また誰だやったの?やるならやるって言え。ほら解体しろ串焼きにするから火やるぞー」
『あーい』
4名の幼児がんしょと荷車から転がり、トコトコ白黒豚の側で風魔法と火魔法を使いこなし瞬く間に解体していく。
「あ、いいの来たね。やっぱり気配遮断に隠蔽は色々勝手がいいよねぇーこれも僕の才能だよねぇ」
「あーはいはい、魚とキノコ出せ」
「もうーみんなーお願い」
『あいー』
「もう、お塩とかないねー」
「味なんかなくてもいいだろ、魔人なんか食わなくても……」
「いいんだけどね」
小さい魔人の子供たちがせっせと解体していく姿、魚の鱗も食べる姿を見ればなるべく食べさせたい。
「さ、肉と魚焼こうよ」
「だな」
魔人と言えど幼い子供達だ、うるさいしケンカするし泣くしで…だが出逢い拾ったなら責任と義務は果たす。
「できたよ、ほら食べな」
「食え、俺はまだキノコとか探しとくから」
少年達は小さい子供達優先に食べさせていく、水と僅かな時間の休息があればいい…目的地はおそらくもう見えていた…。
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