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第09部 魔王たちの産声 歪
STAGE.4-FINAL おかえりとただいまと逢いたかった
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「毒ダンジョンにいた魔人…大分毒に侵食されていますね、解毒薬は飲ませてみますが」
蒐集家と大河が個室に入り寝かせている魔人を調べる、蒐集家を見張るようにラジカに頼まれ大河が魔人を調べる蒐集家を少し離れた場所で見ていた。
収納空間から薬草ダンジョンのドロップ品の解毒薬の瓶を開け口に含み、口移しで魔人に飲ませる、ひんやりとした体温の通っていないような身体、口腔内も冷たく舌で歯列を少しこじ開け解毒薬を流し込む反射的な嚥下はするので生きてはいるが毒に侵食され過ぎていて血液までにも毒が廻っている…面白い、解毒薬全てを口移しで飲ませ部屋を出る。
「これで目覚めなければ血液を調べたいですね、目覚めるまで私が預かります」
「グリに確認する、お前に渡すのは不安だ。俺がつく」
「どうぞ、ご勝手に」
「そうさせて貰う」
蒐集家が大河の決定に不満を言う事も無い、皆がいる食堂に行き状態を話した。
「分かった…よろしくお願いします、おれもイザラ達と家に戻ってカーテスパパたちに頼んだら此処に来ます」
「ご勝手に血は少し貰いますね」
「はい…お願いします」
『私もそっちに行くのね~ん』
「ただの興味本位の延長です、浄化が終わりこの森を出ればカジノタワーで彼の状態を看ていくつもりですが」
『かまわないのね~』
「良いでしょう、番外個体魔王にも興味があります」
『私も貴方に興味あるのね~』
「それは光栄です」
『……ふうんなのね』
「おいそこの腹が真っ黒コンビそろそろ転移可能区域だと、大河も1度は戻るぞ顔は出せ…あーいや皆にこっち来てもらうか」
「……そうして貰う」
「大河…ありがとうすぐ来るから…」
「来るなら明日にしろ、家族と過ごせ」
「……うん」
ジラが視線を交わし互いに思考を読み取ろうとするピンク子ゾウと蒐集家に呆れ、大河にも1度戻るようには言うが…不穏を感じて考え直し、グローリーは大河に頭を下げて転移可能区域へと踏み入れた。
「では、戻りましょう。話しをしてきますね」
「ああ、頼む」
「じゃ、後でな」
「ああ」
挨拶を交わしグローリー達とチキろ動物達は1度皇国へ、デュスノアはカジノタワーの自室へ、ラジカとジラはきゅうとふー達は詠斗達の元へと転移で戻り残ったのは大河、収集家と大河とピンクの子ゾウと眠っている魔人のゴーレムとヒヨコとおりがみの子達だけとなった。
「静かだな…本でも読むか…」
「私は部屋で作業します」
『私は魔人の所にいるのね~』
「ああ…読むか…」
ゴーレム達がいそいそとお茶の支度をし、大河は収納からランダムに出した本を手に取るザラザラと質の悪い紙、雑にまとめられたのは《アタラクシア》の本、大河は静かにページを捲り始めた…。
「おかえりなさい!みんな…」
「よく…かえ…」
皇国のグローりー宅、ゴーシュもティスも居間で出迎えてくれたがカーテスとウォルゾガの表情も明るく…一転してグローリーに詰め寄った。
「ケガをしたの?」
「おい、お前がか?」
「うん…少し無茶した…」
「おとたん!」
「ぱぱー」
「ただいま…ありがとう…」
グローリーが微かに笑うので2人共祖以上は言うのは止め、トタトタ歩いてくるエクトとセレネが足に抱き着いてきたのでしゃがんで2人を抱き締めた。
「話し聞かせてくれよ、グリ。その赤ん坊も…魔王の事にそっちのヤバい魔物達の事も」
「うん、話したい事沢山ある」
「そうだな、茶でも淹れるか…お前らも入れよ」
玄関口でこっちを伺うベータードート達、ウォルゾガとカーテスの気配に怯えているようだがちょいちょいとウォルゾガが手招きすればカーテスがタオルを渡し足等を拭いて上がって行く。
『おやつ!おやつ!』
「なんだこの魔王」
「チキ…おやつさっき食べた、ダメ」
『っチ』
「じゃ、夜まで我慢我慢。ほら座って話し聞かせてくれ。魔人は救出出来たのか?」
「出来たぞ!親父が頑張った!」
「良かったじゃんグリ」
「うん…話し沢山する」
ほんの少し離れただけでも恋しかった家族、帰るべき場所、大事で大切な場所だった…。
「風早、今からこれを妖精国へ送る。結界を弱めてくれ」
『承知しました、お食事は?』
「肉と飯で、後は任せる。後は酒だ」
『承知しました、何を用意しますか?』
「なんでもいい」
『承知しました』
カジノタワーのデュスノアの自室、ソファーに座りテーブルにドロップ品の転移鏡を置き風早に頼めば目の前から転移鏡が消え、代わりにカノリ酒のボトルとグラス、更に燻製チーズと燻製肉が盛られたものが現れる、気が利く事だと感心し酒を呑む。
「ああ、そういえば《追放の妖精王》が此方にいる事を伝えてないな。まあいいだろう」
優雅に足を組み薄く微笑を浮かべ酒に映る自分の姿を目にし、暫くは退屈しないだろうと酒を口にした…。
「えーそれじゃグリさんが救出した魔人はまだ目が覚めてないんだ」
「早く回復するといいですね」
「大河君が残るとはね…番外個体魔王…明日僕も会いにいこうか、話によると大河君達と今いる方が危険だね」
「俺、グローリーさんの家に行ってみてもいいかな?赤ちゃんやチキに会いたい」
「僕も行きたいです」
「じゃ、俺も行くわ」
「俺は明日千歳ちゃんと大河ちゃんの所に行くよ、崇幸兄と千ちゃんと華ちゃんも行こう」
「ああ…」
「ええ、是非会いたいですね」
「じゃ、俺は明日イザラとイデアにご褒美を渡しに行くか」
ラジカとジラときゅうとふーが戻り事の顛末を詠斗達に話して、大河に明日会いに行く面子とグローリーの家に行く面子で分かれる事にしラジカとジラを労った。
「今日は久しぶりに畑ご飯!ナイルさん達が準備しているよ!」
「お風呂に行って、行きましょう。イシュターさんやラウラスさんも今お肉焼いてくれてますよ」
「そりゃあ、楽しみだな。今夜はイシュターとラウンジにでも行くか」
「久しぶりで良いですね」
ジラもラジカも帰って来た感じがして心地良い、今日はゆっくり千歳と話しをしながら過ごそうかとラジカは思った…。
「逢いたかったよ、ラジカ」
「ええ、私もです。千歳」
千歳が隣に並いラジカが千歳を横目で見てニコリと笑う、今夜は会話を楽しみながら酒でも飲もうかと思いながら畑へと皆で転移した…。
STAGE.4 END
オマケ
『ゴーシュ様が来ます』
「ゴーシュが?どうしたんだ」
『げ…なのね~』
「ん?知り合いか?」
『私…ちょっと出るのね~ん』
車内で緑茶を飲みながら本を読んでいると風早からの放送に大河が顔を上げ、食堂の片隅にいたピンク子ゾウが嫌そうな声を出し立ち上がって外に出ようとすると…時すでに遅し、ゴーシュが転移で車内に現れピンク子ゾウの前に塞がる。
「お前は本当に薄情」
『ゴーシュ…』
「久しぶりだなコォン」
「知り合いか?ゴーシュ」
「ああ…俺の大事な存在…逢いたかった」
ゴーシュがピンクの子ゾウ…コォンを見下ろし行く手を阻む、コォンは気まずそうに眼を逸らした。
「……なら、良かったな会えて…俺は部屋にいるから落ち着いたら飯でも食うか」
「助かる、大河」
「ああ」
大河はゴーシュの徒ならぬ雰囲気に巻き込まれるの面倒だと早々に自室に引き上げ、ゴーレム達もついて行った。
「……何があった?」
『何もないのね~ん』
「グリから魔人の事は聞いた」
『ならそれが全てなのね~』
「お前は俺に逢いたくなかったのか?あれからお前が忘れられずずっとお前にまた逢える日を…旅もした…でもお前は何処にもいなかった…約束覚えているよな?」
『忘れてないのね~ん』
ゴーシュが今にでも泣き出しそうな顔をしてコォンの前足の脇に手を入れ抱えて抱き締める、コォンは何も言わずされるがまま大人しくしていた。
「もう、俺から離れないでくれ…側にしてくれ永久に…」
『それが…ゴーシュの願いなのね~』
「ああ…片時もお前を忘れた事はない…愛している…」
『…………』
「…ふ…お前は本当に薄情なやつだよ…」
ゴーシュがコォンの身体に顔を埋めるゴーシュは幸せそうに微笑む、コォンはゴーシュの心臓の音を聞きながら何も言わず目を閉じた……。
蒐集家と大河が個室に入り寝かせている魔人を調べる、蒐集家を見張るようにラジカに頼まれ大河が魔人を調べる蒐集家を少し離れた場所で見ていた。
収納空間から薬草ダンジョンのドロップ品の解毒薬の瓶を開け口に含み、口移しで魔人に飲ませる、ひんやりとした体温の通っていないような身体、口腔内も冷たく舌で歯列を少しこじ開け解毒薬を流し込む反射的な嚥下はするので生きてはいるが毒に侵食され過ぎていて血液までにも毒が廻っている…面白い、解毒薬全てを口移しで飲ませ部屋を出る。
「これで目覚めなければ血液を調べたいですね、目覚めるまで私が預かります」
「グリに確認する、お前に渡すのは不安だ。俺がつく」
「どうぞ、ご勝手に」
「そうさせて貰う」
蒐集家が大河の決定に不満を言う事も無い、皆がいる食堂に行き状態を話した。
「分かった…よろしくお願いします、おれもイザラ達と家に戻ってカーテスパパたちに頼んだら此処に来ます」
「ご勝手に血は少し貰いますね」
「はい…お願いします」
『私もそっちに行くのね~ん』
「ただの興味本位の延長です、浄化が終わりこの森を出ればカジノタワーで彼の状態を看ていくつもりですが」
『かまわないのね~』
「良いでしょう、番外個体魔王にも興味があります」
『私も貴方に興味あるのね~』
「それは光栄です」
『……ふうんなのね』
「おいそこの腹が真っ黒コンビそろそろ転移可能区域だと、大河も1度は戻るぞ顔は出せ…あーいや皆にこっち来てもらうか」
「……そうして貰う」
「大河…ありがとうすぐ来るから…」
「来るなら明日にしろ、家族と過ごせ」
「……うん」
ジラが視線を交わし互いに思考を読み取ろうとするピンク子ゾウと蒐集家に呆れ、大河にも1度戻るようには言うが…不穏を感じて考え直し、グローリーは大河に頭を下げて転移可能区域へと踏み入れた。
「では、戻りましょう。話しをしてきますね」
「ああ、頼む」
「じゃ、後でな」
「ああ」
挨拶を交わしグローリー達とチキろ動物達は1度皇国へ、デュスノアはカジノタワーの自室へ、ラジカとジラはきゅうとふー達は詠斗達の元へと転移で戻り残ったのは大河、収集家と大河とピンクの子ゾウと眠っている魔人のゴーレムとヒヨコとおりがみの子達だけとなった。
「静かだな…本でも読むか…」
「私は部屋で作業します」
『私は魔人の所にいるのね~』
「ああ…読むか…」
ゴーレム達がいそいそとお茶の支度をし、大河は収納からランダムに出した本を手に取るザラザラと質の悪い紙、雑にまとめられたのは《アタラクシア》の本、大河は静かにページを捲り始めた…。
「おかえりなさい!みんな…」
「よく…かえ…」
皇国のグローりー宅、ゴーシュもティスも居間で出迎えてくれたがカーテスとウォルゾガの表情も明るく…一転してグローリーに詰め寄った。
「ケガをしたの?」
「おい、お前がか?」
「うん…少し無茶した…」
「おとたん!」
「ぱぱー」
「ただいま…ありがとう…」
グローリーが微かに笑うので2人共祖以上は言うのは止め、トタトタ歩いてくるエクトとセレネが足に抱き着いてきたのでしゃがんで2人を抱き締めた。
「話し聞かせてくれよ、グリ。その赤ん坊も…魔王の事にそっちのヤバい魔物達の事も」
「うん、話したい事沢山ある」
「そうだな、茶でも淹れるか…お前らも入れよ」
玄関口でこっちを伺うベータードート達、ウォルゾガとカーテスの気配に怯えているようだがちょいちょいとウォルゾガが手招きすればカーテスがタオルを渡し足等を拭いて上がって行く。
『おやつ!おやつ!』
「なんだこの魔王」
「チキ…おやつさっき食べた、ダメ」
『っチ』
「じゃ、夜まで我慢我慢。ほら座って話し聞かせてくれ。魔人は救出出来たのか?」
「出来たぞ!親父が頑張った!」
「良かったじゃんグリ」
「うん…話し沢山する」
ほんの少し離れただけでも恋しかった家族、帰るべき場所、大事で大切な場所だった…。
「風早、今からこれを妖精国へ送る。結界を弱めてくれ」
『承知しました、お食事は?』
「肉と飯で、後は任せる。後は酒だ」
『承知しました、何を用意しますか?』
「なんでもいい」
『承知しました』
カジノタワーのデュスノアの自室、ソファーに座りテーブルにドロップ品の転移鏡を置き風早に頼めば目の前から転移鏡が消え、代わりにカノリ酒のボトルとグラス、更に燻製チーズと燻製肉が盛られたものが現れる、気が利く事だと感心し酒を呑む。
「ああ、そういえば《追放の妖精王》が此方にいる事を伝えてないな。まあいいだろう」
優雅に足を組み薄く微笑を浮かべ酒に映る自分の姿を目にし、暫くは退屈しないだろうと酒を口にした…。
「えーそれじゃグリさんが救出した魔人はまだ目が覚めてないんだ」
「早く回復するといいですね」
「大河君が残るとはね…番外個体魔王…明日僕も会いにいこうか、話によると大河君達と今いる方が危険だね」
「俺、グローリーさんの家に行ってみてもいいかな?赤ちゃんやチキに会いたい」
「僕も行きたいです」
「じゃ、俺も行くわ」
「俺は明日千歳ちゃんと大河ちゃんの所に行くよ、崇幸兄と千ちゃんと華ちゃんも行こう」
「ああ…」
「ええ、是非会いたいですね」
「じゃ、俺は明日イザラとイデアにご褒美を渡しに行くか」
ラジカとジラときゅうとふーが戻り事の顛末を詠斗達に話して、大河に明日会いに行く面子とグローリーの家に行く面子で分かれる事にしラジカとジラを労った。
「今日は久しぶりに畑ご飯!ナイルさん達が準備しているよ!」
「お風呂に行って、行きましょう。イシュターさんやラウラスさんも今お肉焼いてくれてますよ」
「そりゃあ、楽しみだな。今夜はイシュターとラウンジにでも行くか」
「久しぶりで良いですね」
ジラもラジカも帰って来た感じがして心地良い、今日はゆっくり千歳と話しをしながら過ごそうかとラジカは思った…。
「逢いたかったよ、ラジカ」
「ええ、私もです。千歳」
千歳が隣に並いラジカが千歳を横目で見てニコリと笑う、今夜は会話を楽しみながら酒でも飲もうかと思いながら畑へと皆で転移した…。
STAGE.4 END
オマケ
『ゴーシュ様が来ます』
「ゴーシュが?どうしたんだ」
『げ…なのね~』
「ん?知り合いか?」
『私…ちょっと出るのね~ん』
車内で緑茶を飲みながら本を読んでいると風早からの放送に大河が顔を上げ、食堂の片隅にいたピンク子ゾウが嫌そうな声を出し立ち上がって外に出ようとすると…時すでに遅し、ゴーシュが転移で車内に現れピンク子ゾウの前に塞がる。
「お前は本当に薄情」
『ゴーシュ…』
「久しぶりだなコォン」
「知り合いか?ゴーシュ」
「ああ…俺の大事な存在…逢いたかった」
ゴーシュがピンクの子ゾウ…コォンを見下ろし行く手を阻む、コォンは気まずそうに眼を逸らした。
「……なら、良かったな会えて…俺は部屋にいるから落ち着いたら飯でも食うか」
「助かる、大河」
「ああ」
大河はゴーシュの徒ならぬ雰囲気に巻き込まれるの面倒だと早々に自室に引き上げ、ゴーレム達もついて行った。
「……何があった?」
『何もないのね~ん』
「グリから魔人の事は聞いた」
『ならそれが全てなのね~』
「お前は俺に逢いたくなかったのか?あれからお前が忘れられずずっとお前にまた逢える日を…旅もした…でもお前は何処にもいなかった…約束覚えているよな?」
『忘れてないのね~ん』
ゴーシュが今にでも泣き出しそうな顔をしてコォンの前足の脇に手を入れ抱えて抱き締める、コォンは何も言わずされるがまま大人しくしていた。
「もう、俺から離れないでくれ…側にしてくれ永久に…」
『それが…ゴーシュの願いなのね~』
「ああ…片時もお前を忘れた事はない…愛している…」
『…………』
「…ふ…お前は本当に薄情なやつだよ…」
ゴーシュがコォンの身体に顔を埋めるゴーシュは幸せそうに微笑む、コォンはゴーシュの心臓の音を聞きながら何も言わず目を閉じた……。
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