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第09部 魔王たちの産声 歪
STAGE.4-25 え?なんで?
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「やり…過ぎた…ごめん」
氷獄魔法を発動させグローリーすら半身が凍てつき、ヒヨコ達も寒そうにガタガタ震えているので収納ポーチに入れようと開ければゴーレムが2体飛び出して来た。
「あ…」
ゴーレムが出てきた事に驚きはしないが、ピンクの子ゾウから言われた1人でとう約束が破ってしまうのかもと思ったが後で謝ろうとゴーレム達にここにいるように伝え魔人の元へ足を向けた所に液体が降り注ぎその場から飛び退いた。
「まだ…」
今度は控えていた液体状のスライムが液体を飛ばす、3体共に氷漬けにしたつもりが足の生えた蛇も氷っておらずスライムにグローリーが向かい今度は灼熱魔法を発動しようとし、氷漬けになった筈の百足が背後に迫り咄嗟に3体から距離を置いた。
「なぜ…」
注意深く3体を見つめながら、百足とスライムが飛ばしてくる液体を避ける、何かおかしい…いやダンジョンなのだからおかしいのは異常ではない。
「うくっ…」
そうこうしている内足をはやした蛇がもうスピードでグローリーに突進しグローリーが避けきれずぶつかり後退る、どうやら様子見は終了し向こうも本腰を入れるつもりのようだ。
「あ…今みえた…」
右側がぶつかり右眼を閉じてたまたま左眼だけで魔物達を見れば、核の様な物が視えた。
「キリングの眼…」
左眼に指を這わせる、左眼があると視える…しかしちゃんと視るには右眼が邪魔だ、左眼が邪魔じゃなくて良かった、左眼だったら躊躇ったから…。
『おとたん!』
『はぱー』
「エクト…セレネ…」
背後のゴーレムからグローリーの家族の声が聴こえる、出発前にエクトとセレネが弄っていたゴーレム達の収納袋からゲーターダイルラフテスの剣が2振出現しグローリーの目前に掲げられた。
『おとたん!』
『はぱー』
「2人ともありがとう」
迷いはない躊躇らわずグローリーは右眼に指を添え、食い込ませ、そして抉った…。
『魔神の本気なのね~』
「エクトとセレネは昼寝か?」
「そうなの、2人ともぐっすり」
グローリー宅の居間でおやつ作りから戻った2人はゴーレムやヒヨコ達、おりがみの子達やネスが作ったぬいぐるみに囲まれ昼寝をしていた。
「おとたん!」
「はぱー」
「ふふ、寝言言ってる」
「グリに会いたいよな、もうじきだぞ!」
ウォルゾガが2人の頭を撫でている、エクトとセレネが互いに手を繋ぎ笑いながら夢の中へと誘われた…。
『魔人…子供だろうがなんだろうが魔人は魔人なのね~ん』
夢の中でピンクの子ゾウが2人の前に突如出現する、2人は夢の中でグローリーが1人で戦っているのゴーレムの眼を通して視ているだけだった。
助けたいという気持ちはあるが、自分達には視るのが精一杯だった。
そんな中出現した魔王、いつもの2人なら可愛い動物に飛びつくだろうが、奥底から伝わる底知れない魔力と気配に2人はたじろいだ。
「うー」
「ううー!」
『中々聡い魔人なのね~私と取引するのね~そうすれば父親の元へ連れて行くのね~』
『………や!』
エクトとセレネは互いに手を繋ぎ首を振る、ピンクの子ゾウは微かに本当に微かに笑って消え…2人は視える父親に手を伸ばし声を上げた。
「おとたん!」
「ぱぱー」
「うぅぅううぅくぅう!!」
厭な音と共にグローリーが右目を抉り出す、流石に辛いしキツイし痛みもある…がこれでボス3体の核が視える、右眼だったものは床に放り捨て右眼は閉ざしたままゲーターダイルラフテスの剣二振りを握り再度ボス3体に挑む。
『おとたん!!』
『ぱぱ!』
「待っていてね2人共すぐに終わるから!」
グローリーは駆ける核さえ視えれば後は破壊すれば済む話しだ、凍獄魔法と炎熱魔法を発動させ剣に纏わせ百足の棘を凍らせ外殻事剣で貫き核まで凍結させ瞬時に飛び退き次のスライムへと向かう、その間に右目が再生しようとするのでスライムが飛ばす毒液を右側に浴びて再生を遅らせた。
「これで、暫くは視える…キリングありがとう」
そのまま炎熱魔法を纏う剣でスライムを表面の猛毒の液体を蒸発させ核を貫き、最期の足を生やした蛇のような魔物を見据え…。
「あぁーんあーん…」
「え?」
後ろを振り返ればゴーレムの側に裸の赤ん坊が泣いている、もう流石のグローリーの左目も点になってしまった。
「あかちゃん?」
「まだやってんのか…?」
「何故赤子が?」
バイクで此処まで突っ込んで来たデュスノアと蒐集家がヘルメットを外し、状況の確認を行おうとした所、グローリーが倒した筈の百足とスライムが復活していた。
「核を破壊したのに?」
「どうやら3体同時に破壊しなければ駄目なボスのようですね」
「お前その眼」
「邪魔だから取った…」
「ああ、あの赤子は貴方の眼から産まれてますね」
「つくづく規格外な存在だなお前」
「……」
泣いている赤ん坊にゴーレム達が収納から出した布を巻いて抱いてあやしている、デュスノアはグローリーのやり方に呆れ蒐集家は冷静に突然出現した赤ん坊を冷静に観察した。
「3体同時なら3人いますし、やりますか」
「ボスのドロップ品は俺のだ」
「中身次第ですね」
「核は分かる…」
『おとたん』
『ぱぱー』
「……ゴーレムの遠隔操作ですか、つくづく魔人の性能には驚かされますね。あの液体は私が貰います。核の場所を教えて下さい」
「魔王と魔人じゃどちらがイカれているのか知りたいところだ、俺はあの足が多いのを貰う」
「液体の核は身体の中心から左、足が多いのは背中の中心部硬い」
赤ん坊を抱っこするゴーレム達からエクトとセレネの声の出所を確認し蒐集家が呆れ返りながらも剣を握り蔦にも剣を持たせ構え飛ぶ、デュスノアがゲーターダイルラフテスの剣を構え先に走り出した。
「こっちの核…足に1つずつ…」
グローりの黄金の眼で見つめ、迅雷魔法を剣に奔らせ駆けて行った。
『あの魔人の子供達は予定外だけどね~必要なのは魔王の眼なのね~目を抉っただけで赤子が産まれるなんて魔王の私から見ても異常なのね~」
氷獄魔法を発動させグローリーすら半身が凍てつき、ヒヨコ達も寒そうにガタガタ震えているので収納ポーチに入れようと開ければゴーレムが2体飛び出して来た。
「あ…」
ゴーレムが出てきた事に驚きはしないが、ピンクの子ゾウから言われた1人でとう約束が破ってしまうのかもと思ったが後で謝ろうとゴーレム達にここにいるように伝え魔人の元へ足を向けた所に液体が降り注ぎその場から飛び退いた。
「まだ…」
今度は控えていた液体状のスライムが液体を飛ばす、3体共に氷漬けにしたつもりが足の生えた蛇も氷っておらずスライムにグローリーが向かい今度は灼熱魔法を発動しようとし、氷漬けになった筈の百足が背後に迫り咄嗟に3体から距離を置いた。
「なぜ…」
注意深く3体を見つめながら、百足とスライムが飛ばしてくる液体を避ける、何かおかしい…いやダンジョンなのだからおかしいのは異常ではない。
「うくっ…」
そうこうしている内足をはやした蛇がもうスピードでグローリーに突進しグローリーが避けきれずぶつかり後退る、どうやら様子見は終了し向こうも本腰を入れるつもりのようだ。
「あ…今みえた…」
右側がぶつかり右眼を閉じてたまたま左眼だけで魔物達を見れば、核の様な物が視えた。
「キリングの眼…」
左眼に指を這わせる、左眼があると視える…しかしちゃんと視るには右眼が邪魔だ、左眼が邪魔じゃなくて良かった、左眼だったら躊躇ったから…。
『おとたん!』
『はぱー』
「エクト…セレネ…」
背後のゴーレムからグローリーの家族の声が聴こえる、出発前にエクトとセレネが弄っていたゴーレム達の収納袋からゲーターダイルラフテスの剣が2振出現しグローリーの目前に掲げられた。
『おとたん!』
『はぱー』
「2人ともありがとう」
迷いはない躊躇らわずグローリーは右眼に指を添え、食い込ませ、そして抉った…。
『魔神の本気なのね~』
「エクトとセレネは昼寝か?」
「そうなの、2人ともぐっすり」
グローリー宅の居間でおやつ作りから戻った2人はゴーレムやヒヨコ達、おりがみの子達やネスが作ったぬいぐるみに囲まれ昼寝をしていた。
「おとたん!」
「はぱー」
「ふふ、寝言言ってる」
「グリに会いたいよな、もうじきだぞ!」
ウォルゾガが2人の頭を撫でている、エクトとセレネが互いに手を繋ぎ笑いながら夢の中へと誘われた…。
『魔人…子供だろうがなんだろうが魔人は魔人なのね~ん』
夢の中でピンクの子ゾウが2人の前に突如出現する、2人は夢の中でグローリーが1人で戦っているのゴーレムの眼を通して視ているだけだった。
助けたいという気持ちはあるが、自分達には視るのが精一杯だった。
そんな中出現した魔王、いつもの2人なら可愛い動物に飛びつくだろうが、奥底から伝わる底知れない魔力と気配に2人はたじろいだ。
「うー」
「ううー!」
『中々聡い魔人なのね~私と取引するのね~そうすれば父親の元へ連れて行くのね~』
『………や!』
エクトとセレネは互いに手を繋ぎ首を振る、ピンクの子ゾウは微かに本当に微かに笑って消え…2人は視える父親に手を伸ばし声を上げた。
「おとたん!」
「ぱぱー」
「うぅぅううぅくぅう!!」
厭な音と共にグローリーが右目を抉り出す、流石に辛いしキツイし痛みもある…がこれでボス3体の核が視える、右眼だったものは床に放り捨て右眼は閉ざしたままゲーターダイルラフテスの剣二振りを握り再度ボス3体に挑む。
『おとたん!!』
『ぱぱ!』
「待っていてね2人共すぐに終わるから!」
グローリーは駆ける核さえ視えれば後は破壊すれば済む話しだ、凍獄魔法と炎熱魔法を発動させ剣に纏わせ百足の棘を凍らせ外殻事剣で貫き核まで凍結させ瞬時に飛び退き次のスライムへと向かう、その間に右目が再生しようとするのでスライムが飛ばす毒液を右側に浴びて再生を遅らせた。
「これで、暫くは視える…キリングありがとう」
そのまま炎熱魔法を纏う剣でスライムを表面の猛毒の液体を蒸発させ核を貫き、最期の足を生やした蛇のような魔物を見据え…。
「あぁーんあーん…」
「え?」
後ろを振り返ればゴーレムの側に裸の赤ん坊が泣いている、もう流石のグローリーの左目も点になってしまった。
「あかちゃん?」
「まだやってんのか…?」
「何故赤子が?」
バイクで此処まで突っ込んで来たデュスノアと蒐集家がヘルメットを外し、状況の確認を行おうとした所、グローリーが倒した筈の百足とスライムが復活していた。
「核を破壊したのに?」
「どうやら3体同時に破壊しなければ駄目なボスのようですね」
「お前その眼」
「邪魔だから取った…」
「ああ、あの赤子は貴方の眼から産まれてますね」
「つくづく規格外な存在だなお前」
「……」
泣いている赤ん坊にゴーレム達が収納から出した布を巻いて抱いてあやしている、デュスノアはグローリーのやり方に呆れ蒐集家は冷静に突然出現した赤ん坊を冷静に観察した。
「3体同時なら3人いますし、やりますか」
「ボスのドロップ品は俺のだ」
「中身次第ですね」
「核は分かる…」
『おとたん』
『ぱぱー』
「……ゴーレムの遠隔操作ですか、つくづく魔人の性能には驚かされますね。あの液体は私が貰います。核の場所を教えて下さい」
「魔王と魔人じゃどちらがイカれているのか知りたいところだ、俺はあの足が多いのを貰う」
「液体の核は身体の中心から左、足が多いのは背中の中心部硬い」
赤ん坊を抱っこするゴーレム達からエクトとセレネの声の出所を確認し蒐集家が呆れ返りながらも剣を握り蔦にも剣を持たせ構え飛ぶ、デュスノアがゲーターダイルラフテスの剣を構え先に走り出した。
「こっちの核…足に1つずつ…」
グローりの黄金の眼で見つめ、迅雷魔法を剣に奔らせ駆けて行った。
『あの魔人の子供達は予定外だけどね~必要なのは魔王の眼なのね~目を抉っただけで赤子が産まれるなんて魔王の私から見ても異常なのね~」
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