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第09部 魔王たちの産声 歪
STAGE.4-19 追加物資と戦力到着
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「野菜用意して来ました!」
「沢山収穫できました」
「可愛いマンドランドちゃん達が手伝ってくれたよ」
「ん、こっちもオッケ。ラピスっち行きたいお化け野菜小さくして」
「仕方ない」
野菜の収穫を終えたトイ達も戻り野菜が入った時間停止収納袋を懐記が受け取り、ラピスが行きたがっているお化け野菜達3体をマンドランド位の大きさにしてやった。
「こっちの袋はこここ野菜が入っているから、後チーズとミルクとレシピ。じゃ、よろしく。神様ズ準備オッケ」
「怪我しないように気をつけて下さい」
「みんなによろしくね」
「頑張って」
懐記がマンドランド達にせっかくだからと時間停止収納袋を各々に贈り、トゥナー、舵、ベルンが挨拶して神々に転移して貰った。
「じゃ、トゥナっち今日はここ貸し切りで飯ね」
「はい、嬉しいです」
詠斗達にラインをし皆で店に戻る、トイ達も手伝うとの事で野菜を使ったメニューを懐記が思案していた。
『次から次へとなのね~忌々しいのねぇ』
南の毒の森エリア、東の方角を向いてギラギラと吐き捨てる存在、周囲の魔物達は震え上がり怯え木の陰に隠れてしまう。
『あいつは何をやっているのね~自分の領域を簡単にはなれるなんて~ダメダメなのね~さっさと来るといいのねぇ~潰してぺしゃんこにしてダンジョンの肥料にでもしてやるのね~』
間延びした可愛いらしい声とは裏腹に言っている事は結構エグい、闘争心剥き出しで侵入者達の到着を待つ。
『私は護る…例え魔人たる者達の長であっても私は負けないのね~ん』
ギラギラ光るピンクの輝く瞳を閉じて、静かに座して待つ。
迫力も無ければ可愛いらしい姿だが、一切の隙も無く異常な魔力を放ち威風堂々とした佇まいだった…。
「?強い…?」
社内で唐揚げ丼の支度を行うグローリーが南の方角に目を向ける、何得体の知れない存在が此方関心と殺気を向けている。
『あいつだ』
「南の…」
『強いからな』
「出来れば争わずに進みたい…」
『あいつは俺の様に食い物や環境で感情を動かさないからな』
「うん」
だらだらと食堂で過ごしていたチキもヒヨコを頭に乗せたままグローリーの肩に乗り耳元で囁く、グローリーは進むしかないと考えていると…。
『懐記様達より物資と戦力が届きます、皆様食堂へお越し下さい』
車内放送が流れ皆食堂に集まると、空間からマンドランド4体とお化け野菜3体が現れテーブルに転がった。
「おいおい、本気か?どうなっている?お前らは異界人は」
「懐記さん何をしたら彼らが来るんですか?」
「これは…すごいですね、素材が欲しい」
『きゅ!』『ぱしゃ』
『あーコイツら俺も知ってる』
『ぐるぅ』
デュスノア、ラジカ、蒐集家、きゅう、ふー、チキ、ベーダードート達が驚き、グローリー達は首を傾げた。
「コイツら可愛いじゃん」
「いや、お前ら強いな」
イデアが可愛いと褒め、ジラがただならぬ気配にマンドランド達を伺うとマンドランド達とお化け野菜達がジラに抱き着いた。
「お、どうした?可愛いなーお前ら強いけどな」
「同じ位の強さならこっちの方が綺麗だと言ってますね」
「面食い?舵と一緒?」
「俺と同じ位の強さの奴がいるのか?」
ジラに抱き着いたマンドランド達の言葉をラジカが伝えればイザラが首を傾げる、なんだかよく分からないがどうやら懐かれたらしいジラも満更でも無さそうだった。
「毒草食べたいらしいです、私と行きますか?マンドランドさんから葉を化け野菜さんからは手形が欲しいですね」
「こちらもです、手帳の目録にあります」
「へぇ、じゃ俺もまた行こう。気に入ったぞ」
『きゅ!』『ぱしゃ』
「チキ達行く?」
『行かない。おい、タータイルクッガ。おやつ置いてけ』
『きゅ』『ぱしゃ』
きゅうが出る前にチキに言われて収納から、千歳から貰った椿庵の親子サブレを1つ取り出して渡した。
『なんだこれ?美味いのか?』
『きゅ!』
『う、うめぇ!わ、もう無いぞ!』
「千歳さんからか、異界のお菓子だ」
『うま、もっとくれ!』
「これ、うまいよな」
「おいしい」
「毒ダンジョンから魔人を救出出来たら千歳さんに頼んで1人1缶贈る」
『ほんとう!?』
包装を剥がしあっという間に食べ終わったチキ、イザラ、イデアに大河が伝えれば食い付いた。
『よし、俺に任せろ!』
「ああ、頼む。お前達にもやるからな」
ベーダードート達にも大河が伝え、ジラ達は車を停めて貰い外へ、グローリーが収納袋を確認し追加の野菜や果物を出してやる。
「大きい…懐記ありがと」
「マンドランド達の作物か、今夜が楽しみだ」
魔物達も山と積まれた野菜と果物に感激し、嬉しそうに食べていく、大きな野菜も食べこだえがあるようで嬉しそうに噛み砕いて食べていた。
『きゅ!』『ぱしゃ』『はぐはぐ』『もぐもく』
「この辺り一面何も残らなさそうだ」
「彼らには苦味と酸味のあるサラダ程度でしょうね」
きゅう達もものすごい勢いで食べ進めマンドランド達は木迄食べている、ゴーレム達もつまみ食いしながらせっせと採集していた。
「よく、食うなー」
「もう少ししたら戻りましょう」
「そうします」
蒐集家も風魔法で採取、ラジカも土等も持ち帰る。
ジラはひたすら気持ち言い位に消えていく草や木を眺め関心を寄せ、観劇してその光景を楽しんでいた…。
「これなんていう魔物?」
「ヌ、ヌンドという硬い皮の魔物ですね、この森の奥に生息しています。解体しますね」
「ん」
「少し離れていて下さい」
マンドランド達が狩って来たヌンドという巨体の硬い皮に覆われた魔物を風魔法で浮かせ解体用のナイフを2本腕輪にしていた物を出現させ4,5回ナイフを通せば皮と骨と肉に分かれ、ゴーレム達が拍手を贈りヒヨコやおりがみの子達が受け止めてくれた。
「すごいじゃん」
「い、いやぁそんな事はないですけど」
「綺麗に解体するすねー」
「あ、ありがとうございます」
「この肉は何が一番うまい?」
「煮込みや香草で包んで焼くのが美味しいですね、臭みがちょっとある肉なので」
「へぇ、香草焼き食べてみたいわ」
「分かりました」
「マンドランドとお化け野菜達が狩りに行って来るそうなんで俺も行ってくるっす」
「んー」
「僕も彼らと狩りしてみたいですけどね…」
「行ってみれば?煮込みとかはやっとくし」
「え、でも…」
「ラウラスっち、マンドラっ、お化け野菜っち達、トゥナっちも連れて行って」
「俺はいいすよ」
『………』
何処か羨ましそうにしているトゥナーに懐記がラウラス達を呼び止めれば、しばし思案して頷いてくれたのでぱあとトゥナーの口元が綻び嬉しそうにラウラス達に着いて行った…。
数分後森の奥から魔物達の悲鳴が聞こえ、戻ったラウラスが「もう魔物狩り尽くしたす、もういないす。マンドランドとお化け野菜が狩り出来なく無くって怒ってるっす」「ごめんなさぃ…嬉しくて張り切って…」とういう遣り取りを後ほど見る事となる…。
「沢山収穫できました」
「可愛いマンドランドちゃん達が手伝ってくれたよ」
「ん、こっちもオッケ。ラピスっち行きたいお化け野菜小さくして」
「仕方ない」
野菜の収穫を終えたトイ達も戻り野菜が入った時間停止収納袋を懐記が受け取り、ラピスが行きたがっているお化け野菜達3体をマンドランド位の大きさにしてやった。
「こっちの袋はこここ野菜が入っているから、後チーズとミルクとレシピ。じゃ、よろしく。神様ズ準備オッケ」
「怪我しないように気をつけて下さい」
「みんなによろしくね」
「頑張って」
懐記がマンドランド達にせっかくだからと時間停止収納袋を各々に贈り、トゥナー、舵、ベルンが挨拶して神々に転移して貰った。
「じゃ、トゥナっち今日はここ貸し切りで飯ね」
「はい、嬉しいです」
詠斗達にラインをし皆で店に戻る、トイ達も手伝うとの事で野菜を使ったメニューを懐記が思案していた。
『次から次へとなのね~忌々しいのねぇ』
南の毒の森エリア、東の方角を向いてギラギラと吐き捨てる存在、周囲の魔物達は震え上がり怯え木の陰に隠れてしまう。
『あいつは何をやっているのね~自分の領域を簡単にはなれるなんて~ダメダメなのね~さっさと来るといいのねぇ~潰してぺしゃんこにしてダンジョンの肥料にでもしてやるのね~』
間延びした可愛いらしい声とは裏腹に言っている事は結構エグい、闘争心剥き出しで侵入者達の到着を待つ。
『私は護る…例え魔人たる者達の長であっても私は負けないのね~ん』
ギラギラ光るピンクの輝く瞳を閉じて、静かに座して待つ。
迫力も無ければ可愛いらしい姿だが、一切の隙も無く異常な魔力を放ち威風堂々とした佇まいだった…。
「?強い…?」
社内で唐揚げ丼の支度を行うグローリーが南の方角に目を向ける、何得体の知れない存在が此方関心と殺気を向けている。
『あいつだ』
「南の…」
『強いからな』
「出来れば争わずに進みたい…」
『あいつは俺の様に食い物や環境で感情を動かさないからな』
「うん」
だらだらと食堂で過ごしていたチキもヒヨコを頭に乗せたままグローリーの肩に乗り耳元で囁く、グローリーは進むしかないと考えていると…。
『懐記様達より物資と戦力が届きます、皆様食堂へお越し下さい』
車内放送が流れ皆食堂に集まると、空間からマンドランド4体とお化け野菜3体が現れテーブルに転がった。
「おいおい、本気か?どうなっている?お前らは異界人は」
「懐記さん何をしたら彼らが来るんですか?」
「これは…すごいですね、素材が欲しい」
『きゅ!』『ぱしゃ』
『あーコイツら俺も知ってる』
『ぐるぅ』
デュスノア、ラジカ、蒐集家、きゅう、ふー、チキ、ベーダードート達が驚き、グローリー達は首を傾げた。
「コイツら可愛いじゃん」
「いや、お前ら強いな」
イデアが可愛いと褒め、ジラがただならぬ気配にマンドランド達を伺うとマンドランド達とお化け野菜達がジラに抱き着いた。
「お、どうした?可愛いなーお前ら強いけどな」
「同じ位の強さならこっちの方が綺麗だと言ってますね」
「面食い?舵と一緒?」
「俺と同じ位の強さの奴がいるのか?」
ジラに抱き着いたマンドランド達の言葉をラジカが伝えればイザラが首を傾げる、なんだかよく分からないがどうやら懐かれたらしいジラも満更でも無さそうだった。
「毒草食べたいらしいです、私と行きますか?マンドランドさんから葉を化け野菜さんからは手形が欲しいですね」
「こちらもです、手帳の目録にあります」
「へぇ、じゃ俺もまた行こう。気に入ったぞ」
『きゅ!』『ぱしゃ』
「チキ達行く?」
『行かない。おい、タータイルクッガ。おやつ置いてけ』
『きゅ』『ぱしゃ』
きゅうが出る前にチキに言われて収納から、千歳から貰った椿庵の親子サブレを1つ取り出して渡した。
『なんだこれ?美味いのか?』
『きゅ!』
『う、うめぇ!わ、もう無いぞ!』
「千歳さんからか、異界のお菓子だ」
『うま、もっとくれ!』
「これ、うまいよな」
「おいしい」
「毒ダンジョンから魔人を救出出来たら千歳さんに頼んで1人1缶贈る」
『ほんとう!?』
包装を剥がしあっという間に食べ終わったチキ、イザラ、イデアに大河が伝えれば食い付いた。
『よし、俺に任せろ!』
「ああ、頼む。お前達にもやるからな」
ベーダードート達にも大河が伝え、ジラ達は車を停めて貰い外へ、グローリーが収納袋を確認し追加の野菜や果物を出してやる。
「大きい…懐記ありがと」
「マンドランド達の作物か、今夜が楽しみだ」
魔物達も山と積まれた野菜と果物に感激し、嬉しそうに食べていく、大きな野菜も食べこだえがあるようで嬉しそうに噛み砕いて食べていた。
『きゅ!』『ぱしゃ』『はぐはぐ』『もぐもく』
「この辺り一面何も残らなさそうだ」
「彼らには苦味と酸味のあるサラダ程度でしょうね」
きゅう達もものすごい勢いで食べ進めマンドランド達は木迄食べている、ゴーレム達もつまみ食いしながらせっせと採集していた。
「よく、食うなー」
「もう少ししたら戻りましょう」
「そうします」
蒐集家も風魔法で採取、ラジカも土等も持ち帰る。
ジラはひたすら気持ち言い位に消えていく草や木を眺め関心を寄せ、観劇してその光景を楽しんでいた…。
「これなんていう魔物?」
「ヌ、ヌンドという硬い皮の魔物ですね、この森の奥に生息しています。解体しますね」
「ん」
「少し離れていて下さい」
マンドランド達が狩って来たヌンドという巨体の硬い皮に覆われた魔物を風魔法で浮かせ解体用のナイフを2本腕輪にしていた物を出現させ4,5回ナイフを通せば皮と骨と肉に分かれ、ゴーレム達が拍手を贈りヒヨコやおりがみの子達が受け止めてくれた。
「すごいじゃん」
「い、いやぁそんな事はないですけど」
「綺麗に解体するすねー」
「あ、ありがとうございます」
「この肉は何が一番うまい?」
「煮込みや香草で包んで焼くのが美味しいですね、臭みがちょっとある肉なので」
「へぇ、香草焼き食べてみたいわ」
「分かりました」
「マンドランドとお化け野菜達が狩りに行って来るそうなんで俺も行ってくるっす」
「んー」
「僕も彼らと狩りしてみたいですけどね…」
「行ってみれば?煮込みとかはやっとくし」
「え、でも…」
「ラウラスっち、マンドラっ、お化け野菜っち達、トゥナっちも連れて行って」
「俺はいいすよ」
『………』
何処か羨ましそうにしているトゥナーに懐記がラウラス達を呼び止めれば、しばし思案して頷いてくれたのでぱあとトゥナーの口元が綻び嬉しそうにラウラス達に着いて行った…。
数分後森の奥から魔物達の悲鳴が聞こえ、戻ったラウラスが「もう魔物狩り尽くしたす、もういないす。マンドランドとお化け野菜が狩り出来なく無くって怒ってるっす」「ごめんなさぃ…嬉しくて張り切って…」とういう遣り取りを後ほど見る事となる…。
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