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第09部 魔王たちの産声 歪
STAGE.4-7 ダンジョンドライブ
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「すっげー!これ雑誌で見た車だ!カッコいい!!」
「すごい、早く乗ろう」
「これがそっちの世界の乗り物なのか?」
「ああ」
「崇幸さん達が1から造ったものですね」
「そうだぞ、説明するから乗ってくれ」
黒く輝く4WDの車を目にしてイデアが目を輝かせる、イザラも興奮しているようで早く乗ろうと急かす。
「中は広いからなー」
中は10人乗れるシート、奥は扉があり魔力で開くと2段ベッドが5台、奥の通路の先にはシャワーと風呂と洗面台にトイレがあり魔石で自動浄化されるようになっている。
ベッドルームの奥の左の扉を開けるとキッチン、電子レンジと冷蔵庫に食器類や調理器具が並び食堂も併設されていた。
ベッドルームの右側の部屋は扉が10個あり、それぞれの4畳程の個室になっていた。
「この中は魔力で自由に変えられるからな、空間を広くするのは千歳君がしてくれるから今日使ってみて直したい所は後で教えてくれ」
「すげー走る家じゃん!」
「はは、そうだな!」
「崇幸…俺もこれ動かしたい」
「俺も!造りたい!サーキットの車もさ!俺造る!
「ああ、毒ダンジョン終わったら教えるよ」
イザラとイデアが崇幸に頼めば、崇幸が2人の頭を撫でて頷いた。
「大河!早く動かして!」
イデアが急かす、大河は苦笑いを浮かべて運転席に乗り込んだ。
「前座ってもいい?」
「イザラと順番にな」
「分かった」
『では皆さま宜しくお願いします、車を走らせながら私の昨日について説明します』
『はーい』
『索敵、走行中のアイテム回収、撮影、雑用は私がおこないますので皆さんは存分に闘いに専念して下さい。車の屋根もそのまま飛び出し可能の開閉式です。後、2分程で会敵します』
「うっし、俺出るわ」
「出る…」
ジラとグローリーが早速動く、フードからゴーレムも飛び出しやる気満々の2人に対して……個室に閉じ籠り何かをしている蒐集家、タブレットとスマホ片手に食堂でお茶を飲みながら仕事をしているラジカ、車の運転に夢中なイザラとイデア、2段ベッドで寝ているデュスノア…各自自由に過ごしていた。
「倒したぞー」
「うん…」
「アイテム回収したからな」
『間も無く次の魔物と会敵します』
「イデア、イザラー」
「はい」
「はーい」
屋根が開き瞬時に戦闘が終わり、次はイデアとイザラが呼ばれ屋根から飛び出して行く。
「1回倒した敵ばっかりだから楽勝だな」
ジラが運転席の後ろに座りグローリーはイザラ達に同行し、ダンジョンの景色が流れていく、明るい陽の元木々が並びジラはその景色を眺めた。
『間も無くこの階層のボスとグローリー様達が会敵します』
「グリ、そのままやるか?」
『うん…2人に倒して貰う』
大河はハンズフリーでスマホ越しに問いかけ、グローリーからの返事が聞こえる、電波も良好で声もはっきりと聞こえる。
ワイヤレスイヤホンも千眼が制作した激しい戦闘でも落ちない仕様で、連携が取りやすい。
「次の階層はゴーレム達も出すか」
「お、いいな」
『おわり!』
『アイテム回収…肉だ』
スマホ越しにイザラとイデアの声、どうやら肉ダンジョンのボスだったらしくはしゃいでいた。
「車に戻れ、そのまま次の階層に向かう」
大河が3人の姿を確認、扉が開き3人を回収して次への階層へと向かった。
「あ、あの…」
「おやつ食べよ!その服似合ってるね」
「何が好き?僕はシアです!」
「今日は皆で作ったパンケーキとジャムだよ!」
「おいしいよー」
一方こちらは孤児院、店が終わり教室での授業も終わり丁度おやつの時間に身体を洗い新しい服等を貰ったエニューが合流した。
孤児院のテーブルに並ぶおやつとジュース、ニアやベルン達や子供達がニコニコしながらエニューに勧める。
『いただきまーす』
「おいしい…」
エニューもペコリと頭を下げてフォークでパンケーキを食べる、美味しさにパアッと顔が明るくなった。
「モギのミルク入りだから美味しいよー」
「ねー」
「エニューくんは今日どこで寝る?こっち?今日はお話し会があるよー」
「ナイデル先生が読んでくれるのー」
「え、えと…」
「お話し会終わったら俺達の家はどうかなー?」
子供達とベルンが口々に言う、パンケーキを食べていたラピスがちらとエニューを見るが何も言わない。
「えと、ここでみんなと…」
もじもじして伝えるエニューに皆の顔が綻ぶ、エニューの側でゴーレムとヒヨコが日向ぼっこをしていた…。
「やあ、大河君運転変わるよ」
「お願いします」
「僕もダンジョン攻略楽しむよ」
現在51階層、もう折り返しは越え後は各ダンジョンの強化されたラスボスだけの階層だけとなった。
「次は誰いくー?」
「デュスノア、蒐集家お前らが行け」
「はい」
「いいだろう」
ジラがデュスノアと蒐集家に声を掛け、屋根から掛けていく。
51階層は鉱物ダンジョンのラスボスラガングラン…様々な鉱物で出来た狼の鉱物ダンジョンにいるよりも遥かに大きい…そしてそれが3体出現した。
「このゲータライフラフテスの剣よりは脆いだろうな、来たぞ」
「はい、終わりです」
蒐集家は蔦にゲータライフラフテスの剣を握らせ中距離から真っ二つにし、デュスノアは上に飛びそのまま剣を叩きつけ粉々してしまう、残りの一体は魔法発動前にデュスノアが雷撃で内側から破壊した。
「なかなかのドロップ品ですね、2つどうぞ」
「流石神々のダンジョンだ」
ドロップ品は3つの宝石、2つをデュスノアもう1つを蒐集家が蒐集し車に戻り次の階層へと上がった。
「すごい、早く乗ろう」
「これがそっちの世界の乗り物なのか?」
「ああ」
「崇幸さん達が1から造ったものですね」
「そうだぞ、説明するから乗ってくれ」
黒く輝く4WDの車を目にしてイデアが目を輝かせる、イザラも興奮しているようで早く乗ろうと急かす。
「中は広いからなー」
中は10人乗れるシート、奥は扉があり魔力で開くと2段ベッドが5台、奥の通路の先にはシャワーと風呂と洗面台にトイレがあり魔石で自動浄化されるようになっている。
ベッドルームの奥の左の扉を開けるとキッチン、電子レンジと冷蔵庫に食器類や調理器具が並び食堂も併設されていた。
ベッドルームの右側の部屋は扉が10個あり、それぞれの4畳程の個室になっていた。
「この中は魔力で自由に変えられるからな、空間を広くするのは千歳君がしてくれるから今日使ってみて直したい所は後で教えてくれ」
「すげー走る家じゃん!」
「はは、そうだな!」
「崇幸…俺もこれ動かしたい」
「俺も!造りたい!サーキットの車もさ!俺造る!
「ああ、毒ダンジョン終わったら教えるよ」
イザラとイデアが崇幸に頼めば、崇幸が2人の頭を撫でて頷いた。
「大河!早く動かして!」
イデアが急かす、大河は苦笑いを浮かべて運転席に乗り込んだ。
「前座ってもいい?」
「イザラと順番にな」
「分かった」
『では皆さま宜しくお願いします、車を走らせながら私の昨日について説明します』
『はーい』
『索敵、走行中のアイテム回収、撮影、雑用は私がおこないますので皆さんは存分に闘いに専念して下さい。車の屋根もそのまま飛び出し可能の開閉式です。後、2分程で会敵します』
「うっし、俺出るわ」
「出る…」
ジラとグローリーが早速動く、フードからゴーレムも飛び出しやる気満々の2人に対して……個室に閉じ籠り何かをしている蒐集家、タブレットとスマホ片手に食堂でお茶を飲みながら仕事をしているラジカ、車の運転に夢中なイザラとイデア、2段ベッドで寝ているデュスノア…各自自由に過ごしていた。
「倒したぞー」
「うん…」
「アイテム回収したからな」
『間も無く次の魔物と会敵します』
「イデア、イザラー」
「はい」
「はーい」
屋根が開き瞬時に戦闘が終わり、次はイデアとイザラが呼ばれ屋根から飛び出して行く。
「1回倒した敵ばっかりだから楽勝だな」
ジラが運転席の後ろに座りグローリーはイザラ達に同行し、ダンジョンの景色が流れていく、明るい陽の元木々が並びジラはその景色を眺めた。
『間も無くこの階層のボスとグローリー様達が会敵します』
「グリ、そのままやるか?」
『うん…2人に倒して貰う』
大河はハンズフリーでスマホ越しに問いかけ、グローリーからの返事が聞こえる、電波も良好で声もはっきりと聞こえる。
ワイヤレスイヤホンも千眼が制作した激しい戦闘でも落ちない仕様で、連携が取りやすい。
「次の階層はゴーレム達も出すか」
「お、いいな」
『おわり!』
『アイテム回収…肉だ』
スマホ越しにイザラとイデアの声、どうやら肉ダンジョンのボスだったらしくはしゃいでいた。
「車に戻れ、そのまま次の階層に向かう」
大河が3人の姿を確認、扉が開き3人を回収して次への階層へと向かった。
「あ、あの…」
「おやつ食べよ!その服似合ってるね」
「何が好き?僕はシアです!」
「今日は皆で作ったパンケーキとジャムだよ!」
「おいしいよー」
一方こちらは孤児院、店が終わり教室での授業も終わり丁度おやつの時間に身体を洗い新しい服等を貰ったエニューが合流した。
孤児院のテーブルに並ぶおやつとジュース、ニアやベルン達や子供達がニコニコしながらエニューに勧める。
『いただきまーす』
「おいしい…」
エニューもペコリと頭を下げてフォークでパンケーキを食べる、美味しさにパアッと顔が明るくなった。
「モギのミルク入りだから美味しいよー」
「ねー」
「エニューくんは今日どこで寝る?こっち?今日はお話し会があるよー」
「ナイデル先生が読んでくれるのー」
「え、えと…」
「お話し会終わったら俺達の家はどうかなー?」
子供達とベルンが口々に言う、パンケーキを食べていたラピスがちらとエニューを見るが何も言わない。
「えと、ここでみんなと…」
もじもじして伝えるエニューに皆の顔が綻ぶ、エニューの側でゴーレムとヒヨコが日向ぼっこをしていた…。
「やあ、大河君運転変わるよ」
「お願いします」
「僕もダンジョン攻略楽しむよ」
現在51階層、もう折り返しは越え後は各ダンジョンの強化されたラスボスだけの階層だけとなった。
「次は誰いくー?」
「デュスノア、蒐集家お前らが行け」
「はい」
「いいだろう」
ジラがデュスノアと蒐集家に声を掛け、屋根から掛けていく。
51階層は鉱物ダンジョンのラスボスラガングラン…様々な鉱物で出来た狼の鉱物ダンジョンにいるよりも遥かに大きい…そしてそれが3体出現した。
「このゲータライフラフテスの剣よりは脆いだろうな、来たぞ」
「はい、終わりです」
蒐集家は蔦にゲータライフラフテスの剣を握らせ中距離から真っ二つにし、デュスノアは上に飛びそのまま剣を叩きつけ粉々してしまう、残りの一体は魔法発動前にデュスノアが雷撃で内側から破壊した。
「なかなかのドロップ品ですね、2つどうぞ」
「流石神々のダンジョンだ」
ドロップ品は3つの宝石、2つをデュスノアもう1つを蒐集家が蒐集し車に戻り次の階層へと上がった。
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