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第8部 晴れた空の下手を繋いで…
第20話 ナイルのお料理教室withグリファミリー
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「グローリーさん、イザラさんにウォルゾガさん、お手伝いありがとうございます」
「ん、料理好き…」
「俺も色々作りたいし、幅広げたいから助かる」
「クッキー作って良い?」
「うん?おとたん!」
「うーぱぱー」
「はい、イザラさん。もちろん良いですよ、他のドラゴン達も楽しみにしてますから。バルタルさんからまたクッキーの型沢山貰ったんです、今日は飴も入れましょう、綺麗ですよ」
「はい、先生」
「ふふ、先生だなんで恥ずかしいですね」
最近龍皇国で綺麗になったと評判のナイルがイザラに微笑む、率とナイルと千華が率のスキル雑貨屋で発売される美容品を片っ端から試しているからだ。
本日は魔人の子供達もベビーカーに乗せ見学させる事にし、ゴーレムやヒヨコやおりがみの子達に、元合成獣のピンクウサギ(他は配達の仕事)が遊び相手をしている。
『よろしくお願いしまーす』
皇城の会議室を料理教室の場所に変え、千眼とカルが造った巨大冷蔵庫に各キッチンスペースに用意された三つ口コンロにオーブンレンジ、トースターと講師卓の背後には壁一面のモニターが備え付けられ、手元が大画面で見れるようにし、率から購入した燻製器も設置していた。
「よろしくお願いします、本日は揚げない唐揚げと揚げない魚のフライ。燻製は木の実と干し肉とチーズとデザートはステンドグラスクッキーです。燻製器は試食後に販売もしますが、後日カジノタワーでチーズ工房と燻製工房が開店しそちらで販売も行います」
全員テトラ達が作ったエプロンと三角巾を身に付け、衛生面に気を付けて料理を始めた。
「唐揚げは下ごしらえか…」
「魚のフライ…魚ダンジョンか海か」
「海なら最近船が」
揚げない唐揚げと揚げない魚フライ、油も潤沢ではないので少なくとも出来る揚げ物を懐記から教わり、燻製も程好く出来上がって来ている。
カタンの祖父のカクラや、テトラの兄のテルドにカルの弟のカナン達も習いに来ている、現在皇国で最も注目されている物の1つだった。
「出来たての揚げ物を食べて下さい、飲み物はこちらから好き物を選んで下さいね」
グローリー、イザラ、ウォルゾガがアシスタントを行い飲み物を注ぐ、モギのミルクと果実水、蜂蜜の茶と普通の茶、カノリのジュースが並びグローリーとイザラが注いでくれる、ミルクとカノリのジュースが人気だった。
「お腹の子も喜んでいるよ」
「私の伴侶も前回ここで教えて貰ったハンバーグとハンバーガーとても喜んでくれてよく作ってくれと言われます」
「俺んとこもだよ、その前の煮込みも美味かったし」
ラファラルや他のドラゴン達も食べながら口々に話しに花が咲く、グローリーが燻製が出来たと燻製器から出してしばらく冷ます、ウォルゾガとイザラはクッキーの粉等の準備を行い、子供達は昼寝をしていた。
「では、クッキー作りをしましょう。作り方は前回と同じです。厚めなは型を抜いた後に小さい型で抜くか、小さい型の型で抜いて下さい、画面に見本を出しますね。型を増やしたので好きな型をどうぞ、ドラゴンの型が人気なので沢山用意しました。販売も後程しますね」
画面にナイルがタブレットで操作すると見本に作ったステンドグラスクッキーが映され、わぁと歓声が上がった。
「飴の色は今回は無色と赤しか無いですが、前回飴の作り方は教えましたが水と砂糖を煮ている間に濃い目の果汁を入れたら多少は色づきますから」
『はーい』
「可愛いなー実物見るの楽しみだな」
「味もおいしい」
グローリーやイザラ、ウォルゾガもナイルに教えられ材料を捏ねいく、それぞれ用意された粉を混ぜて捏ねていく、バターは無いし卵も皇国でも高級品なので砂糖と油と蜂蜜等で作る、なきゃないでその場にある物で代用すればいいというのが懐記だ。
「なんか面白いな」
ウォルゾガが材料を捏ね、出来た生地を棒で伸ばしていく。
「ドラゴンの型と星の型が人気なんですよー」
「カッコいいな、凝ってる」
「後はきゅうとヒヨコ…馬のは頼んだ」
「へぇ、家でも作ろうな」
「うん…」
イザラが無愛想だが嬉しそうに言う、グローリーはドラゴンの形に星型を抜くのに集中していた。
わいわいと賑やかな声が響く、楽しい時間がゆっくりと過ぎていった。
「うん、工房もいい感じだ」
「ああ…」
「風早、稼働してみてくれ。牛乳は俺のスキルのコンビニから神様達に頼んで支払いした分毎日工房にいく様に頼んだから」
『はい、では両方とも稼働させます。燻製については希望したゴーレム達に補佐を頼んでいます』
「みんな無理せずにな」
『それと廃棄ゴーレムの廃棄場所の購入手続きが済ました』
「そうか、じゃ土埋めて買い取り場所と修復場を作るか」
「ゆき…手伝う」
「ああ、ありがとう千眼さん。風早また後で様子見に来るからな」
『承知しました』
崇幸が千眼を連れて、ゴーレムの廃棄場所に転移した。
「ただの大穴だよなーこうして見ると」
「……浄化をした方が良い…」
「そうだな、綺麗にして建てよう」
ゴーレムの廃棄場所の穴を崇幸と千眼が見下ろす、真っ暗な深い深い穴や周辺に浄化魔法を掛けて土魔法で土を生成し穴を塞ぐが大量の土を入れて暫く待っていると漸く土が見えてくる、やっと穴が塞がり小休憩にしようと崇幸がシートを引くと千眼がお茶と燻製木の実とチーズクッキーを収納から出して広げた。
「千眼さん、コンビニにどら焼出たからどうぞ。クッキーもうまいな」
「…ありがとう…」
「こっちこそ、いつも付き合ってくれて。助かる」
クッキーを摘まみながら崇幸がニッカと笑う、千眼もどら焼を食べながら薄く微笑む。
「楽しいから…」
「俺も楽しいよ…」
風が流れる、穏やかな優しい風だった…。
「砂糖ちょうだいー」
「ポップコーンおしまいでーす」
「燻製も完売です」
「肉串終わり~」
「アイスも終わりましたー」
「そろそろ屋台おわりまーす」
「射的もこの列で終わりでーす」
ホテルの外で屋台が次々完売し閉店となる、客足が落ち着き片付け作業を始めつつ他の屋台の手伝いをしたりと世話しない、大河、千歳、舵がフォローしつつ並んでいた客達を捌いて屋台が終了した。
「もう少し仕入れに行くか」
「そうだね、僕とチグリス君と良ければイシュターさん仕入れに商業エリア行きませんか?ジラさんも」
「手伝おう」
「お、行く行く」
「行く…おにぎり」
「じゃ、大河ちゃん俺と後は…あ、詠斗ちゃん達戻って来たわ」
「おかえり、昼飯食ったら《クイトナ》に仕入れに行くが行くか?」
「あ、行くー」
「俺もー」
「僕も行きます」
「僕は明日の仕込みの手伝いに、懐記さんの所に行きますね」
昼食後仕入れに行こうと、千歳、舵、チグリス、ジラ、イシュターで商業エリアへ、大河、詠斗、率、晴海で《クイトナ》で向かう事にした。
「ん、料理好き…」
「俺も色々作りたいし、幅広げたいから助かる」
「クッキー作って良い?」
「うん?おとたん!」
「うーぱぱー」
「はい、イザラさん。もちろん良いですよ、他のドラゴン達も楽しみにしてますから。バルタルさんからまたクッキーの型沢山貰ったんです、今日は飴も入れましょう、綺麗ですよ」
「はい、先生」
「ふふ、先生だなんで恥ずかしいですね」
最近龍皇国で綺麗になったと評判のナイルがイザラに微笑む、率とナイルと千華が率のスキル雑貨屋で発売される美容品を片っ端から試しているからだ。
本日は魔人の子供達もベビーカーに乗せ見学させる事にし、ゴーレムやヒヨコやおりがみの子達に、元合成獣のピンクウサギ(他は配達の仕事)が遊び相手をしている。
『よろしくお願いしまーす』
皇城の会議室を料理教室の場所に変え、千眼とカルが造った巨大冷蔵庫に各キッチンスペースに用意された三つ口コンロにオーブンレンジ、トースターと講師卓の背後には壁一面のモニターが備え付けられ、手元が大画面で見れるようにし、率から購入した燻製器も設置していた。
「よろしくお願いします、本日は揚げない唐揚げと揚げない魚のフライ。燻製は木の実と干し肉とチーズとデザートはステンドグラスクッキーです。燻製器は試食後に販売もしますが、後日カジノタワーでチーズ工房と燻製工房が開店しそちらで販売も行います」
全員テトラ達が作ったエプロンと三角巾を身に付け、衛生面に気を付けて料理を始めた。
「唐揚げは下ごしらえか…」
「魚のフライ…魚ダンジョンか海か」
「海なら最近船が」
揚げない唐揚げと揚げない魚フライ、油も潤沢ではないので少なくとも出来る揚げ物を懐記から教わり、燻製も程好く出来上がって来ている。
カタンの祖父のカクラや、テトラの兄のテルドにカルの弟のカナン達も習いに来ている、現在皇国で最も注目されている物の1つだった。
「出来たての揚げ物を食べて下さい、飲み物はこちらから好き物を選んで下さいね」
グローリー、イザラ、ウォルゾガがアシスタントを行い飲み物を注ぐ、モギのミルクと果実水、蜂蜜の茶と普通の茶、カノリのジュースが並びグローリーとイザラが注いでくれる、ミルクとカノリのジュースが人気だった。
「お腹の子も喜んでいるよ」
「私の伴侶も前回ここで教えて貰ったハンバーグとハンバーガーとても喜んでくれてよく作ってくれと言われます」
「俺んとこもだよ、その前の煮込みも美味かったし」
ラファラルや他のドラゴン達も食べながら口々に話しに花が咲く、グローリーが燻製が出来たと燻製器から出してしばらく冷ます、ウォルゾガとイザラはクッキーの粉等の準備を行い、子供達は昼寝をしていた。
「では、クッキー作りをしましょう。作り方は前回と同じです。厚めなは型を抜いた後に小さい型で抜くか、小さい型の型で抜いて下さい、画面に見本を出しますね。型を増やしたので好きな型をどうぞ、ドラゴンの型が人気なので沢山用意しました。販売も後程しますね」
画面にナイルがタブレットで操作すると見本に作ったステンドグラスクッキーが映され、わぁと歓声が上がった。
「飴の色は今回は無色と赤しか無いですが、前回飴の作り方は教えましたが水と砂糖を煮ている間に濃い目の果汁を入れたら多少は色づきますから」
『はーい』
「可愛いなー実物見るの楽しみだな」
「味もおいしい」
グローリーやイザラ、ウォルゾガもナイルに教えられ材料を捏ねいく、それぞれ用意された粉を混ぜて捏ねていく、バターは無いし卵も皇国でも高級品なので砂糖と油と蜂蜜等で作る、なきゃないでその場にある物で代用すればいいというのが懐記だ。
「なんか面白いな」
ウォルゾガが材料を捏ね、出来た生地を棒で伸ばしていく。
「ドラゴンの型と星の型が人気なんですよー」
「カッコいいな、凝ってる」
「後はきゅうとヒヨコ…馬のは頼んだ」
「へぇ、家でも作ろうな」
「うん…」
イザラが無愛想だが嬉しそうに言う、グローリーはドラゴンの形に星型を抜くのに集中していた。
わいわいと賑やかな声が響く、楽しい時間がゆっくりと過ぎていった。
「うん、工房もいい感じだ」
「ああ…」
「風早、稼働してみてくれ。牛乳は俺のスキルのコンビニから神様達に頼んで支払いした分毎日工房にいく様に頼んだから」
『はい、では両方とも稼働させます。燻製については希望したゴーレム達に補佐を頼んでいます』
「みんな無理せずにな」
『それと廃棄ゴーレムの廃棄場所の購入手続きが済ました』
「そうか、じゃ土埋めて買い取り場所と修復場を作るか」
「ゆき…手伝う」
「ああ、ありがとう千眼さん。風早また後で様子見に来るからな」
『承知しました』
崇幸が千眼を連れて、ゴーレムの廃棄場所に転移した。
「ただの大穴だよなーこうして見ると」
「……浄化をした方が良い…」
「そうだな、綺麗にして建てよう」
ゴーレムの廃棄場所の穴を崇幸と千眼が見下ろす、真っ暗な深い深い穴や周辺に浄化魔法を掛けて土魔法で土を生成し穴を塞ぐが大量の土を入れて暫く待っていると漸く土が見えてくる、やっと穴が塞がり小休憩にしようと崇幸がシートを引くと千眼がお茶と燻製木の実とチーズクッキーを収納から出して広げた。
「千眼さん、コンビニにどら焼出たからどうぞ。クッキーもうまいな」
「…ありがとう…」
「こっちこそ、いつも付き合ってくれて。助かる」
クッキーを摘まみながら崇幸がニッカと笑う、千眼もどら焼を食べながら薄く微笑む。
「楽しいから…」
「俺も楽しいよ…」
風が流れる、穏やかな優しい風だった…。
「砂糖ちょうだいー」
「ポップコーンおしまいでーす」
「燻製も完売です」
「肉串終わり~」
「アイスも終わりましたー」
「そろそろ屋台おわりまーす」
「射的もこの列で終わりでーす」
ホテルの外で屋台が次々完売し閉店となる、客足が落ち着き片付け作業を始めつつ他の屋台の手伝いをしたりと世話しない、大河、千歳、舵がフォローしつつ並んでいた客達を捌いて屋台が終了した。
「もう少し仕入れに行くか」
「そうだね、僕とチグリス君と良ければイシュターさん仕入れに商業エリア行きませんか?ジラさんも」
「手伝おう」
「お、行く行く」
「行く…おにぎり」
「じゃ、大河ちゃん俺と後は…あ、詠斗ちゃん達戻って来たわ」
「おかえり、昼飯食ったら《クイトナ》に仕入れに行くが行くか?」
「あ、行くー」
「俺もー」
「僕も行きます」
「僕は明日の仕込みの手伝いに、懐記さんの所に行きますね」
昼食後仕入れに行こうと、千歳、舵、チグリス、ジラ、イシュターで商業エリアへ、大河、詠斗、率、晴海で《クイトナ》で向かう事にした。
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