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第8部 晴れた空の下手を繋いで…
第14話 祭りと宿とお風呂と
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「これが船…海…初めて見ました…すごい何処を見ても水ですね…」
「はい!ロックスさんこれ転移石のブレスレット!船と宿屋に行けるから、使う時は魔力を込めればいいからね!」
「船にもロックスさんの部屋用意しましたから、使って下さい。宿に戻っても良いですからね」
「は、はい!」
「じゃ、ロックスちゃんの部屋の案内は俺達がするよ。ベルンちゃんはクラークラック達にミルクあげてね」
「はい!」
「シアはどうする?ベルン君達と遊ぶか?」
「うん!」
手続きと土地の購入を終わらせた、千歳やラジカ、ジラ、ロックスも戻り、船から見える海の景色にロックスがポカンと眺めていた、綴から部屋の準備がある事と舵と晴海が船の中を案内してくれるとの事なのでふわふわとした気持ちで付いて行く。
ベルンはモギを連れてクラークラック達と、大食堂に向かった。
『むなぁ』
「可愛いなー」
『うみゅ』
「ヒュール達も可愛いよー」
『………』
「モギ、お前らも可愛いぞ!」
クラークラック達を可愛いと言えばヒュールやモギ達もこっちも可愛いよとアピールをしてくるので、晴海やジラが褒めてご機嫌を取っていた。
「彼らの温泉?今療養中の人達に使っていいかい?」
『むなぁ』
「ありがとう」
千歳が折角だからと温泉を療養中にの人々に出しても良いか聞くとミルクを飲んでいるクラークラック達が、良いよと快く快諾してくれた。
「早速島船のお風呂に用意してくるから、一緒に来てくれるのかな?助かるよ」
数匹のクラークラックと共に懐記が島船に移動し、漸く落ち着いた。
「皆さん私はこれで今日は失礼します、明日は兄上やカラク殿達が来ますから」
「俺もまた明日来るから」
「今日はありがとうございます」
「ん…俺も、あの人とご飯…」
「グリ、スープと煮込み持ってけば」
「ありがと、懐記」
「魔神皇…魔聖石…」
「はい…」
懐記からスープの鍋と煮込みの鍋を貰い収納にしまい、千眼からカルナラー石を渡され魔力を注ぎ魔聖石に変化させた。
「神鋼も欲しい…」
「おっけ、カウン酒と飯と引き換えに貰っとくわ」
「ああ…」
千眼が懐記に神鋼も頼み会議室で早速ホテル造りを始めているようだ、本当に何か造るのが好きな魔王だなと改めて懐記は思った。
「俺も飯作りしよ、ほらお前は仲間の所へ行けば」
懐記の腕の中にいた小さなクラークラックは懐記の服に三つ指でしがみつき離れないので、分かったと伝えてパーカーのフードの中に入れておく。
「この中にいれば?ケンカはするなよ」
フードの中は広くおりがみの子達やヒヨコ達いて、小さいクラークラックを受け入れてくれた。
空間を魔法で広げているようで、おやつや果物や干し肉にミルクも出してくれる、転移等も出来る用なので好き勝手に出たり入ったりしていた。
『むなぁ』
小さなクラークラックに沢山の友達が出来て嬉しそうに果物を食べてご機嫌にしている、懐記はどうやら馴染んだようだと気配を感じた。
「ただいま…」
家に帰ったらただいま、出る時は行ってきますが挨拶だと懐記に教えて貰い特に返事は無いが言うようにしている、転移で使った魔法で生まれたヒヨコはパタパタ飛んでいく、懐記から預かっている合成獣はまだ孤児院の子供達と遊んでいて夜ご飯の時間辺りに帰って来るのがいつもの流れだ。
玄関で靴を脱ぎ居間に行くと奴隷商人の男がおりがみの子達とヒヨコ達に囲まれている光景が目に入るがそれも常だ、奴隷商人に何かあればすぐグローリーの耳に届く。
「そうご飯と…果物食べたの…」
ちゃぶ台の上には携帯ゲームに本や、パズル等が置かれ暇潰しにと色々舵や懐記から差し入れが並び千眼の眼鏡も渡されていた。
おりがみの子達から彼がどのように過ごしていたか簡単に報告を受け風呂へ向かった、温泉には入ったが家でも風呂には必ず入りたい、既に風呂の準備は出来ていたので服を脱げばヒヨコとおりがみの子達が回収して洗ってくれる。
この間に奴隷商人の食事が用意され、今日は懐記から貰ったスープと煮込みが出されるだろうそれをこの時間に食べる、彼はグローリー達がいる所で何かを食べたりもしない、食べなければヒヨコやおりがみの子達が食べるまで彼を囲んでいるので仕方なく食べていると報告を受けている。
髪と身体を洗い湯船に浸かれば身体がすごく軽くなる、キリングといた時は水魔法で身体を洗い石鹸等なくしなやかな植物の蔦等で身体を洗い、臭い消し草を身体に擦り付けていた。
率から貰ったシャンプーやトリートメントに石鹸で身体を洗っている時がグローリーの1日の終わりのささやかな楽しみの1つだった。
「食べた…」
「グリ、来た来た。飯いくぞ」
「ゴーシュパパ…行く」
服を着たタイミングでゴーシュが迎えにくる、ゴーシュの店の前で皆と夜ご飯を食べるのが何時もの流れだ、帰ってくる頃には奴隷商人は寝ているか振りをしているのでゴーシュも自分の部屋で寝ている、同じ空間にいるだけで喋りもしない奇妙な同居人だ。
別にグローリーは気にしないが、おりがみの子達やヒヨコが本やゲームをやり終わったと報告されるので懐記達にまた暇潰しの道具を貰おうかと思う位には気に掛けている存在だった。
12位の情報等を話さない限り此処からは出さないとニジェルガからは言われている、出たければ話せば良いそれだけだ。
「魚焼くよ…」
「お、焼こ焼こう」
魚ダンジョンのドロップ品で魚を焼いて…また深い海の生物も狩りに行こう、グローリーはショルダーバッグを肩に掛けてゴーシュの店へと向かった。
「祭り!いいね!買った土地で屋台やろう!」
「ミルク屋にポップコーン屋にアイス屋!肉串屋も」
「射的…」
「カルメ焼き…わたあめとかやりたいけど機械がなー」
「出来る…」
「本当!?」
「後、かき氷屋!」
『さんせーい』
「では、その辺りで」
「魚の塩焼きもやりたいな」
「いいねー」
《アタラクシア号》の会議室、《ズィーガー商会》は何を購入するか大分白熱し、ついさっき会議が終わり入れ替わりで明日くると告げ各々の国に戻って行った。
「あ、しまった!工房に行ってない!」
「明日俺が案内しますよ」
「助かるよ、ロックス」
崇幸が本来の目的を急に思い出しロックスが案内を買って出てくれる、ラジカがモニターにタブレットから文字を打ち込み表示させ、行う屋台が決まって行く。
『皆様、先程クラークラック様達の温泉に入られた療養中の皆様が全員回復されました。是非働かせて欲しいと言ってます』
「なら、明日は休んで明後日から頼むと伝えてくれ」
『承知しました』
風早からの放送で全員の回復を喜ぶ詠斗達、大河が風早に言付けをたのんだ。
「あ、水飴やろうよ。レグとアゲイルさんの式の時に出したやつ!」
「あれ良いですね!」
「屋台は僕に任せて下さい」
「俺も手伝おう」
「では、屋台はこれでいきましょう。屋台は綴さんと大河さんに」
「じゃ、仕込みは俺ー」
「僕も手伝います!」
「俺も」
「勿論俺もす」
「てば、仕込みは懐記さん、率さん、晴海さん、ラウラスさん主体で」
「仕入れは俺がやるよー」
「俺も…」
「俺も行こうかな」
「では、仕入れ詠斗さん、チグリスさん、舵さんで」
「俺は明日工房見たら、ホテル造りだ!」
「僕もホテル造りにしようかな、豪華なホテルにしたいね」
『マスター綴、ホテルは是非私に管理させて下さい』
「風早、働き過ぎじゃないですか?」
『楽しいので』
「風早が良いならお願いします」
『はい』
ラジカが役割を立候補した順に決めていく、夜も大分更け詠斗、率、晴海、ロックスが眠そうになっていたのでお開きとなった。
千眼と崇幸と千歳はそのままホテル造りの開始、千華と舵は島船の様子を見に行き、後は各々この後の流れを確認し眠りに就いた。
「はい!ロックスさんこれ転移石のブレスレット!船と宿屋に行けるから、使う時は魔力を込めればいいからね!」
「船にもロックスさんの部屋用意しましたから、使って下さい。宿に戻っても良いですからね」
「は、はい!」
「じゃ、ロックスちゃんの部屋の案内は俺達がするよ。ベルンちゃんはクラークラック達にミルクあげてね」
「はい!」
「シアはどうする?ベルン君達と遊ぶか?」
「うん!」
手続きと土地の購入を終わらせた、千歳やラジカ、ジラ、ロックスも戻り、船から見える海の景色にロックスがポカンと眺めていた、綴から部屋の準備がある事と舵と晴海が船の中を案内してくれるとの事なのでふわふわとした気持ちで付いて行く。
ベルンはモギを連れてクラークラック達と、大食堂に向かった。
『むなぁ』
「可愛いなー」
『うみゅ』
「ヒュール達も可愛いよー」
『………』
「モギ、お前らも可愛いぞ!」
クラークラック達を可愛いと言えばヒュールやモギ達もこっちも可愛いよとアピールをしてくるので、晴海やジラが褒めてご機嫌を取っていた。
「彼らの温泉?今療養中の人達に使っていいかい?」
『むなぁ』
「ありがとう」
千歳が折角だからと温泉を療養中にの人々に出しても良いか聞くとミルクを飲んでいるクラークラック達が、良いよと快く快諾してくれた。
「早速島船のお風呂に用意してくるから、一緒に来てくれるのかな?助かるよ」
数匹のクラークラックと共に懐記が島船に移動し、漸く落ち着いた。
「皆さん私はこれで今日は失礼します、明日は兄上やカラク殿達が来ますから」
「俺もまた明日来るから」
「今日はありがとうございます」
「ん…俺も、あの人とご飯…」
「グリ、スープと煮込み持ってけば」
「ありがと、懐記」
「魔神皇…魔聖石…」
「はい…」
懐記からスープの鍋と煮込みの鍋を貰い収納にしまい、千眼からカルナラー石を渡され魔力を注ぎ魔聖石に変化させた。
「神鋼も欲しい…」
「おっけ、カウン酒と飯と引き換えに貰っとくわ」
「ああ…」
千眼が懐記に神鋼も頼み会議室で早速ホテル造りを始めているようだ、本当に何か造るのが好きな魔王だなと改めて懐記は思った。
「俺も飯作りしよ、ほらお前は仲間の所へ行けば」
懐記の腕の中にいた小さなクラークラックは懐記の服に三つ指でしがみつき離れないので、分かったと伝えてパーカーのフードの中に入れておく。
「この中にいれば?ケンカはするなよ」
フードの中は広くおりがみの子達やヒヨコ達いて、小さいクラークラックを受け入れてくれた。
空間を魔法で広げているようで、おやつや果物や干し肉にミルクも出してくれる、転移等も出来る用なので好き勝手に出たり入ったりしていた。
『むなぁ』
小さなクラークラックに沢山の友達が出来て嬉しそうに果物を食べてご機嫌にしている、懐記はどうやら馴染んだようだと気配を感じた。
「ただいま…」
家に帰ったらただいま、出る時は行ってきますが挨拶だと懐記に教えて貰い特に返事は無いが言うようにしている、転移で使った魔法で生まれたヒヨコはパタパタ飛んでいく、懐記から預かっている合成獣はまだ孤児院の子供達と遊んでいて夜ご飯の時間辺りに帰って来るのがいつもの流れだ。
玄関で靴を脱ぎ居間に行くと奴隷商人の男がおりがみの子達とヒヨコ達に囲まれている光景が目に入るがそれも常だ、奴隷商人に何かあればすぐグローリーの耳に届く。
「そうご飯と…果物食べたの…」
ちゃぶ台の上には携帯ゲームに本や、パズル等が置かれ暇潰しにと色々舵や懐記から差し入れが並び千眼の眼鏡も渡されていた。
おりがみの子達から彼がどのように過ごしていたか簡単に報告を受け風呂へ向かった、温泉には入ったが家でも風呂には必ず入りたい、既に風呂の準備は出来ていたので服を脱げばヒヨコとおりがみの子達が回収して洗ってくれる。
この間に奴隷商人の食事が用意され、今日は懐記から貰ったスープと煮込みが出されるだろうそれをこの時間に食べる、彼はグローリー達がいる所で何かを食べたりもしない、食べなければヒヨコやおりがみの子達が食べるまで彼を囲んでいるので仕方なく食べていると報告を受けている。
髪と身体を洗い湯船に浸かれば身体がすごく軽くなる、キリングといた時は水魔法で身体を洗い石鹸等なくしなやかな植物の蔦等で身体を洗い、臭い消し草を身体に擦り付けていた。
率から貰ったシャンプーやトリートメントに石鹸で身体を洗っている時がグローリーの1日の終わりのささやかな楽しみの1つだった。
「食べた…」
「グリ、来た来た。飯いくぞ」
「ゴーシュパパ…行く」
服を着たタイミングでゴーシュが迎えにくる、ゴーシュの店の前で皆と夜ご飯を食べるのが何時もの流れだ、帰ってくる頃には奴隷商人は寝ているか振りをしているのでゴーシュも自分の部屋で寝ている、同じ空間にいるだけで喋りもしない奇妙な同居人だ。
別にグローリーは気にしないが、おりがみの子達やヒヨコが本やゲームをやり終わったと報告されるので懐記達にまた暇潰しの道具を貰おうかと思う位には気に掛けている存在だった。
12位の情報等を話さない限り此処からは出さないとニジェルガからは言われている、出たければ話せば良いそれだけだ。
「魚焼くよ…」
「お、焼こ焼こう」
魚ダンジョンのドロップ品で魚を焼いて…また深い海の生物も狩りに行こう、グローリーはショルダーバッグを肩に掛けてゴーシュの店へと向かった。
「祭り!いいね!買った土地で屋台やろう!」
「ミルク屋にポップコーン屋にアイス屋!肉串屋も」
「射的…」
「カルメ焼き…わたあめとかやりたいけど機械がなー」
「出来る…」
「本当!?」
「後、かき氷屋!」
『さんせーい』
「では、その辺りで」
「魚の塩焼きもやりたいな」
「いいねー」
《アタラクシア号》の会議室、《ズィーガー商会》は何を購入するか大分白熱し、ついさっき会議が終わり入れ替わりで明日くると告げ各々の国に戻って行った。
「あ、しまった!工房に行ってない!」
「明日俺が案内しますよ」
「助かるよ、ロックス」
崇幸が本来の目的を急に思い出しロックスが案内を買って出てくれる、ラジカがモニターにタブレットから文字を打ち込み表示させ、行う屋台が決まって行く。
『皆様、先程クラークラック様達の温泉に入られた療養中の皆様が全員回復されました。是非働かせて欲しいと言ってます』
「なら、明日は休んで明後日から頼むと伝えてくれ」
『承知しました』
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「あ、水飴やろうよ。レグとアゲイルさんの式の時に出したやつ!」
「あれ良いですね!」
「屋台は僕に任せて下さい」
「俺も手伝おう」
「では、屋台はこれでいきましょう。屋台は綴さんと大河さんに」
「じゃ、仕込みは俺ー」
「僕も手伝います!」
「俺も」
「勿論俺もす」
「てば、仕込みは懐記さん、率さん、晴海さん、ラウラスさん主体で」
「仕入れは俺がやるよー」
「俺も…」
「俺も行こうかな」
「では、仕入れ詠斗さん、チグリスさん、舵さんで」
「俺は明日工房見たら、ホテル造りだ!」
「僕もホテル造りにしようかな、豪華なホテルにしたいね」
『マスター綴、ホテルは是非私に管理させて下さい』
「風早、働き過ぎじゃないですか?」
『楽しいので』
「風早が良いならお願いします」
『はい』
ラジカが役割を立候補した順に決めていく、夜も大分更け詠斗、率、晴海、ロックスが眠そうになっていたのでお開きとなった。
千眼と崇幸と千歳はそのままホテル造りの開始、千華と舵は島船の様子を見に行き、後は各々この後の流れを確認し眠りに就いた。
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