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第7部 異世界帰りの魔王様はチートで無双したりしなかったり~サラリーマンの1から始める異世界ビジネスプラン~
STAGE.2-9 薬草ダンジョンにいこか
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「うわ、何これ…」
「おりがみ」
「おりがみ?動くのか?」
ライガルが入浴を終わらせたタイミングでティスも起き出し朝食の準備を終えた食卓に座る……が周辺をグローリーが作った作品達がびょんぴょん跳ねたり飛んだり歩いたりと縦横無尽に動き回る、それを気にせずグローリーが懐記に従って朝食の準備を行う。
「これ、いつまで動くんだろ。孤児院とかみんなのところ連れていっていい?」
「大体数時間位ですが…なんとも言えませんね、私の屋敷にも連れて行って良いですか?」
「ま、お前はこっちで面倒見るから好きなだけ作れば?なんか面白い」
「?うん…楽しい…です…沢山作りたい」
「おりがみは沢山あるし、晴海っちの札で作ったらおもしろそー。じゃ朝飯くお」
『いただきます』
「…おいしい」
「……俺、お前の飯食い続けたら皇国の飯無理かも…チグリスのやつ毎日こんな飯食ってんの?あいつ…」
「……そうですね、皇国の食事は大味と言いますか、食材の味を活かすものですから」
「んー、ラウラスっちも同じこと言ってたわ。別に飯くいたきゃ畑来て食ってけば?いつも大量に作るから余るし、全部チグっちに行くし」
綺麗に焼けた出汁巻き玉子、湯気立つ野菜をたっぷり入れた味噌汁、ふっくらとした白飯と畑で採れた野菜の浅漬けにギュロリ貝の酒蒸しを懐記とグローリーは箸で食べ、ティスとグローリーも懐記に箸の使い方を教わりながらフォークとスプーンで食べている。
その間もおりがみの作品たちは自由に過ごす、懐記たちの身体によじ登ったりテーブルの食器の間を走ったり、髪の毛に潜り込んだりと賑やかに遊んでいる。
「こいつら、元気すぎない?」
「いいんじゃない」
「どのくらい動き続けるか確認してみましょうか」
「ん、じゃ食器片づけるわ。そしたら薬草ダンジョンに行くか、みんなにラインしとこ」
「手伝う…」
「ん」
朝食を全員綺麗に平らげ食器の片づけを行っている間何故か、おりがみの作品たちも手伝おうとしていた、いや無理だろうと紙だし濡れるし手も無いしでも好きにやらせていると器用に紙の身体を使い食器を運びテーブルを布巾で拭き何なら皿まで拭いてくれるが手伝ってくれた作品は敗れても濡れても歪にもならない、手伝ってくれたので礼を懐記が言うと皆跳ねているので全員懐記が連れて帰る事にした。
「なあ、グリこいつら懐記に取られた。俺のも折って」
「私にも是非」
「こいつら連れて行きたいんだけど、俺の収納に入らないんだけどー」
「?来て…」
グローリーが首を傾げショルダーバッグの収納袋を開ければダーと1つ残らず入っていく、どうやらおりがみの作品達は運んで欲しいらしい、片づけが完了し準備が出来たので薬草ダンジョンに向かう事にした。
「ここが薬草ダンジョンね、じゃ行くか」
「あんまり情報ないけどな」
「火に弱いダンジョンなのですぐに終わるかと」
「案内…します」
街の外れの鬱蒼とした湿った林の奥の洞窟、立て看板に『薬草ダンジョン』と入る際の注意事項を読まずさっさと中に入る、第1階層には冒険者達が火魔法で草系の魔物たちと戦っている、冒険者達がいる階層は面倒だとさっさと奥の階段で下へと向かう。
第2階層にも若干の冒険者の姿があったので、湿った風と土の匂いを感じながらこの階層ボス部屋の扉の前誰も並んだりしている訳でも戦闘中でもないのでさっさと扉を開けて中に入る。
「はいおしまい」
ボスが何かも分からないうちにティスが火魔法で燃やしアイテムの薬草をドロップさせて、さっさと懐記がアイテム回収してサクサク進む。
第3階層には誰もいない、魔物も気配がするがライガルとティスのお陰か襲ってこない。
「ジラっちから薬草採ってこいってラインきたんだけどー」
「この辺り燃やしますか、それで一気にアイテム回収をしましょう」
「それは良いけど、グリ。お前魔法他に何使えるの?」
「?まほう?使えません」
『は?』
「…?」
グローリーが首を傾げる、ティスとライガルの声が被る、懐記は顔を上げダンジョンにも空があるんだなーと思っていた。
「魔法使えないです」
「……魔法の使い方を知らないとういう事でしょうか?」
「じゃ、教えてみれば。グリは何属性使えるんだろうなーエグそうだけどー懐記ーカルナラー石ある?」
「ん、これー?」
「そうそう、デカいちょっと割るか」
収納から詠斗から貰ったカルナラー石を出しティスに投げると地面に置いて足で踏んで砕く(※滅茶苦茶硬い)ライガルが適当な欠片を拾いグローリーに渡す。
「魔力…力を注ぐイメージをして下さい」
「?はい…」
「げ…」
「なんか石変わった?」
グローリーがライガルから言われた通りに力を注げば石が変質する、黒と白の渦巻きの滑らかな光沢の石が出来上がった。
「見た事のない鉱物に変わりましたね…魔聖石?」
「やばいんじゃね…まあ、今更か」
「?」
「綺麗じゃん、面白い渦巻き柄」
「もっとつくる…」
懐記が褒めたのが嬉しかったのか、砕いたカルナラー石を全て魔聖石に変えて懐記達に渡した。
「では次は魔法ですね、私の手元を見て下さい。まずは簡単に火魔法から火を指先に灯すイメージでこの大きさならそこまで魔力の消耗もありませんし」
といって指先の火を一息掛けて風に乗せれば周辺に隠れていた草魔物達を焼き尽くす、すぐさま火は消えアイテムがドロップし懐記が回収する。
「こう?」
『なんで火の鳥?』
ライガルに倣い指先に火を出すイメージを浮かべると何故か火を纏うカラス程の大きさの鳥が生まれる、流石に3人の口が揃う。
「どうすれば良いですか?」
「ああ、ま、一周させとけば」
「回って…」
ティスが折角出した物だしと言えば、グローリーが鳥に周辺を回るように命令というかお願いをすれば、鳥は飛び立ちダンジョンのこの階層のすべての魔物を1匹残らず焼き尽くす、怯え隠れていた魔物達の悲鳴が響き阿鼻叫喚の光景が広がった。
「燃費良い魔法じゃん」
「魔王以上じゃないですか?」
「教えない方が良かったんじゃね」
焼野原と化した大地からアイテムを回収し、グローリーの元へと鳥が戻ってくる、グローリーは首を傾げ鳥も首を傾げる。
「どうする?」
「この階層を焼野原にしてもまだ余りある魔力ですか…魔聖石に入れておきますか」
「分かりました…入って」
命令し魔聖石を出すと鳥がすんなり入っていく、鳥が入った石は懐記に渡した。
「おりがみのお礼」
「さんきゅ」
「俺も欲しいわ、出して」
「うん…」
ティスがねだると先ほどより大きい火の鳥が指から生まれ魔聖石に入れ、ライガルの分も生み出して渡した。
「私にもくれるのですか?」
「うん、みんないっしょ」
「ありがとうございます、大事にしますね」
「うん…」
グローリーが満足そうにしている……これは序の口に過ぎない、何故かアイテムをゲットする筈のダンジョンで驚異の宝精製ダンジョンと化す事が決定した…。
「おりがみ」
「おりがみ?動くのか?」
ライガルが入浴を終わらせたタイミングでティスも起き出し朝食の準備を終えた食卓に座る……が周辺をグローリーが作った作品達がびょんぴょん跳ねたり飛んだり歩いたりと縦横無尽に動き回る、それを気にせずグローリーが懐記に従って朝食の準備を行う。
「これ、いつまで動くんだろ。孤児院とかみんなのところ連れていっていい?」
「大体数時間位ですが…なんとも言えませんね、私の屋敷にも連れて行って良いですか?」
「ま、お前はこっちで面倒見るから好きなだけ作れば?なんか面白い」
「?うん…楽しい…です…沢山作りたい」
「おりがみは沢山あるし、晴海っちの札で作ったらおもしろそー。じゃ朝飯くお」
『いただきます』
「…おいしい」
「……俺、お前の飯食い続けたら皇国の飯無理かも…チグリスのやつ毎日こんな飯食ってんの?あいつ…」
「……そうですね、皇国の食事は大味と言いますか、食材の味を活かすものですから」
「んー、ラウラスっちも同じこと言ってたわ。別に飯くいたきゃ畑来て食ってけば?いつも大量に作るから余るし、全部チグっちに行くし」
綺麗に焼けた出汁巻き玉子、湯気立つ野菜をたっぷり入れた味噌汁、ふっくらとした白飯と畑で採れた野菜の浅漬けにギュロリ貝の酒蒸しを懐記とグローリーは箸で食べ、ティスとグローリーも懐記に箸の使い方を教わりながらフォークとスプーンで食べている。
その間もおりがみの作品たちは自由に過ごす、懐記たちの身体によじ登ったりテーブルの食器の間を走ったり、髪の毛に潜り込んだりと賑やかに遊んでいる。
「こいつら、元気すぎない?」
「いいんじゃない」
「どのくらい動き続けるか確認してみましょうか」
「ん、じゃ食器片づけるわ。そしたら薬草ダンジョンに行くか、みんなにラインしとこ」
「手伝う…」
「ん」
朝食を全員綺麗に平らげ食器の片づけを行っている間何故か、おりがみの作品たちも手伝おうとしていた、いや無理だろうと紙だし濡れるし手も無いしでも好きにやらせていると器用に紙の身体を使い食器を運びテーブルを布巾で拭き何なら皿まで拭いてくれるが手伝ってくれた作品は敗れても濡れても歪にもならない、手伝ってくれたので礼を懐記が言うと皆跳ねているので全員懐記が連れて帰る事にした。
「なあ、グリこいつら懐記に取られた。俺のも折って」
「私にも是非」
「こいつら連れて行きたいんだけど、俺の収納に入らないんだけどー」
「?来て…」
グローリーが首を傾げショルダーバッグの収納袋を開ければダーと1つ残らず入っていく、どうやらおりがみの作品達は運んで欲しいらしい、片づけが完了し準備が出来たので薬草ダンジョンに向かう事にした。
「ここが薬草ダンジョンね、じゃ行くか」
「あんまり情報ないけどな」
「火に弱いダンジョンなのですぐに終わるかと」
「案内…します」
街の外れの鬱蒼とした湿った林の奥の洞窟、立て看板に『薬草ダンジョン』と入る際の注意事項を読まずさっさと中に入る、第1階層には冒険者達が火魔法で草系の魔物たちと戦っている、冒険者達がいる階層は面倒だとさっさと奥の階段で下へと向かう。
第2階層にも若干の冒険者の姿があったので、湿った風と土の匂いを感じながらこの階層ボス部屋の扉の前誰も並んだりしている訳でも戦闘中でもないのでさっさと扉を開けて中に入る。
「はいおしまい」
ボスが何かも分からないうちにティスが火魔法で燃やしアイテムの薬草をドロップさせて、さっさと懐記がアイテム回収してサクサク進む。
第3階層には誰もいない、魔物も気配がするがライガルとティスのお陰か襲ってこない。
「ジラっちから薬草採ってこいってラインきたんだけどー」
「この辺り燃やしますか、それで一気にアイテム回収をしましょう」
「それは良いけど、グリ。お前魔法他に何使えるの?」
「?まほう?使えません」
『は?』
「…?」
グローリーが首を傾げる、ティスとライガルの声が被る、懐記は顔を上げダンジョンにも空があるんだなーと思っていた。
「魔法使えないです」
「……魔法の使い方を知らないとういう事でしょうか?」
「じゃ、教えてみれば。グリは何属性使えるんだろうなーエグそうだけどー懐記ーカルナラー石ある?」
「ん、これー?」
「そうそう、デカいちょっと割るか」
収納から詠斗から貰ったカルナラー石を出しティスに投げると地面に置いて足で踏んで砕く(※滅茶苦茶硬い)ライガルが適当な欠片を拾いグローリーに渡す。
「魔力…力を注ぐイメージをして下さい」
「?はい…」
「げ…」
「なんか石変わった?」
グローリーがライガルから言われた通りに力を注げば石が変質する、黒と白の渦巻きの滑らかな光沢の石が出来上がった。
「見た事のない鉱物に変わりましたね…魔聖石?」
「やばいんじゃね…まあ、今更か」
「?」
「綺麗じゃん、面白い渦巻き柄」
「もっとつくる…」
懐記が褒めたのが嬉しかったのか、砕いたカルナラー石を全て魔聖石に変えて懐記達に渡した。
「では次は魔法ですね、私の手元を見て下さい。まずは簡単に火魔法から火を指先に灯すイメージでこの大きさならそこまで魔力の消耗もありませんし」
といって指先の火を一息掛けて風に乗せれば周辺に隠れていた草魔物達を焼き尽くす、すぐさま火は消えアイテムがドロップし懐記が回収する。
「こう?」
『なんで火の鳥?』
ライガルに倣い指先に火を出すイメージを浮かべると何故か火を纏うカラス程の大きさの鳥が生まれる、流石に3人の口が揃う。
「どうすれば良いですか?」
「ああ、ま、一周させとけば」
「回って…」
ティスが折角出した物だしと言えば、グローリーが鳥に周辺を回るように命令というかお願いをすれば、鳥は飛び立ちダンジョンのこの階層のすべての魔物を1匹残らず焼き尽くす、怯え隠れていた魔物達の悲鳴が響き阿鼻叫喚の光景が広がった。
「燃費良い魔法じゃん」
「魔王以上じゃないですか?」
「教えない方が良かったんじゃね」
焼野原と化した大地からアイテムを回収し、グローリーの元へと鳥が戻ってくる、グローリーは首を傾げ鳥も首を傾げる。
「どうする?」
「この階層を焼野原にしてもまだ余りある魔力ですか…魔聖石に入れておきますか」
「分かりました…入って」
命令し魔聖石を出すと鳥がすんなり入っていく、鳥が入った石は懐記に渡した。
「おりがみのお礼」
「さんきゅ」
「俺も欲しいわ、出して」
「うん…」
ティスがねだると先ほどより大きい火の鳥が指から生まれ魔聖石に入れ、ライガルの分も生み出して渡した。
「私にもくれるのですか?」
「うん、みんないっしょ」
「ありがとうございます、大事にしますね」
「うん…」
グローリーが満足そうにしている……これは序の口に過ぎない、何故かアイテムをゲットする筈のダンジョンで驚異の宝精製ダンジョンと化す事が決定した…。
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