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第7部 異世界帰りの魔王様はチートで無双したりしなかったり~サラリーマンの1から始める異世界ビジネスプラン~
第2幕 第5話 カーナビ???
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「おはよう…」
「おはようございます」
「おはよー」
昨夜皆で車の確認とここと車内の空間を千歳によって繋げたまでは覚えている…詠斗は辛うじてテントに戻り寝てしまいすっかり朝になっていた。
懐記、千眼、ラジカが起きて朝食の準備が出来ていた、冷たいミルクを貰い小豆粥に錦糸卵を乗せた物、ギョロリを柔らかくなるまで煮込み片栗粉でとろみを付けた物に野菜の煮込みといった胃に優しいメニューだった。
「はあ、身体に染み渡る」
「ついでにモギのミルク寒天も作った、ゼラチンがあったから」
「うそ!家庭科の授業で作ったよ!俺大好き」
起きて来た晴海と率、綴、ジラ、ニアが起きて来て晴海の目が輝く、タッパに入ったミルク寒天の中にはたっぷりの果物、懐記が格子切りして出してくれる。
「沢山作ったから食えよ」
「わあ、いただきます!」
「懐かしいですね」
「僕は初めて食べます、頂きます」
「何これ!うま!何これ!」
ジラが一口食べて感動する、クレープに引き続きラインで欲しいとおねだりが来たので用意し供えれば、昨日の分も合わせて神鋼が2つ現れた。
「はあ、美味しい。《ガルディア》に行ってくるよ」
「僕も行きます」
「僕はカタン君達の様子を見て千歳さんと《ドリクト》へ向かいます」
「僕はお店へ」
「俺も行くー」
「私は詠斗さんとご一緒します」
詠斗とニアとラジカは《ガルディア》へ綴はカタン達の元へナイルと一緒に、率とジラは店へ、晴海はテトラの所で依り代作り、懐記とラウラスは食事作りをしつつカジノの調整という感じになった。
「《ドリクト》には皆で行きたいな、スタート地点だからね」
「大河っち達に伝えとく、いってらー」
懐記とラウラスに見送られ一同各所へ向かう、因みに大河、千歳、チグリスは未だに起きる気配はなかった…。
「ミルク寒天…懐かしいな」
「うん、美味しいね」
「おかわり…」
起きて来た大河、千歳、チグリスが朝食を食べつつゆったりとした朝を過ごす、昨日やるべき事をして後は出発するだけだ。
「ベルン君が森や草原があればモギ達を放して食事をさせたいと言ってました」
「良いと思う、休憩にもなるしね」
「珍しい草花や果物もあったら採取しましょうか」
「気分転換にいいな」
カタン達の所から戻ったナイルから言われ、車で休憩を挟み進む事となるこの選択が、後にとんでもない出会いに繋がっていく。
「よし、《ドリクト》に向かおうか」
「昼飯出来たら俺も行くわ」
「車にこことの空間を繋げているのでいつでもこれますし、夜は戻りますから」
「行ってくる」
「ん…」
『いってらっしゃい』
懐記達に見送られ転移魔法を使い景色が揺らぐ、《ドリクト》へと瞬間的に移動した。
「森の中だな、《不毛の地》の森とはまた違う雰囲気の場所だ」
「さっそく車を出すね」
「着いた!」
「森だー」
詠斗や晴海達も合流して賑やかに車の前に集まる、年期の入った何の変哲もない軽自動車だが綴の大事な相棒だった。
「中は広くして運転席と助手席とその後ろの座席以降はフラットシートにしてありますから景色を楽しむドライブですね」
「《ベストレア山脈》迄のマップは神々が用意したらしい、中か?」
「乗りましょう」
「わ、ひろーい!」
「俺綴の後ろー」
「私は千歳さんの後ろで」
「他の皆はフラットだ」
わいわいと皆で乗り込み、綴が運転席助手席に千歳が座りシートベルトを着けると前のモニターから起動し点の目と丸みを帯びた口のマークの様な顔をが映し出された。
『初めましてマスター綴、本日より貴方のナビをさせて頂きます』
「神様達が言っていた地図って…」
『はい、私の事です。皆様もどうぞよろしくお願い致します』
「綴君の声だね、よろしく」
『はい、魔王様』
「はは、魔王は13体いるから千歳で」
「なんだか、不思議な感じですね。他の人に運転して貰うのも可能ですか?」
『承知致しました千歳様。はい、可能です。早速ですが他に免許をお持ちの方々は免許証をモニター前翳して下さい、ドライバー登録します』
「ちゃんと繋がってんじゃん、免許証出せばいいの?」
綴も畑から繋いだ空間で訪れ、尻ポケットの財布から免許証を出して翳す、詠斗、大河、千歳も免許証を翳してドライバー登録を行った。
『皆様のドライバー登録完了致しました、登録した方は皆様運転可能です』
「《ベストレア山脈》までの道案内宜しくお願いしますね」
『承知致しました。ですが1日1人4時間までの運転、休憩等適宜挟み夜は休息とし、人目を避けての4日間の道程となります』
「ホワイト~」
「着いたら着いたでそこからが大変だ、安全で人目も避けるに越した事はないから4日で着くならありがたいな」
「そうだね、焦りは禁物だ」
詠斗がナビのスケジュールのホワイトさに感動する、社畜だった頃のシフトとは真反対の白さだ。
「それでは出発します、よろしくお願いします」
『マスター綴、良ければ名前を私に与えて下さい。神々からは貴方達の安全及び無事に《ベストレア山脈》まで辿り着くよう祈りと願いを込めて造られました。無事に皆様を送り届けます何かあれば名前を呼んで頂ければすぐに対応します』
「そうでね、少し考えさせて下さい。大事な相棒ですから良い名前を贈ります」
『承知致しました』
「では出発しましょう」
『モニターの矢印が私達です、この矢印の進行方向に進んで下さい。生物、環境に配慮し地面から少し浮く形で走行します。どうぞ良い旅路を』
「ありがとう」
ハンドルを握りアクセルを踏み込む、滑らかな滑り出しで出発した。
「おはようございます」
「おはよー」
昨夜皆で車の確認とここと車内の空間を千歳によって繋げたまでは覚えている…詠斗は辛うじてテントに戻り寝てしまいすっかり朝になっていた。
懐記、千眼、ラジカが起きて朝食の準備が出来ていた、冷たいミルクを貰い小豆粥に錦糸卵を乗せた物、ギョロリを柔らかくなるまで煮込み片栗粉でとろみを付けた物に野菜の煮込みといった胃に優しいメニューだった。
「はあ、身体に染み渡る」
「ついでにモギのミルク寒天も作った、ゼラチンがあったから」
「うそ!家庭科の授業で作ったよ!俺大好き」
起きて来た晴海と率、綴、ジラ、ニアが起きて来て晴海の目が輝く、タッパに入ったミルク寒天の中にはたっぷりの果物、懐記が格子切りして出してくれる。
「沢山作ったから食えよ」
「わあ、いただきます!」
「懐かしいですね」
「僕は初めて食べます、頂きます」
「何これ!うま!何これ!」
ジラが一口食べて感動する、クレープに引き続きラインで欲しいとおねだりが来たので用意し供えれば、昨日の分も合わせて神鋼が2つ現れた。
「はあ、美味しい。《ガルディア》に行ってくるよ」
「僕も行きます」
「僕はカタン君達の様子を見て千歳さんと《ドリクト》へ向かいます」
「僕はお店へ」
「俺も行くー」
「私は詠斗さんとご一緒します」
詠斗とニアとラジカは《ガルディア》へ綴はカタン達の元へナイルと一緒に、率とジラは店へ、晴海はテトラの所で依り代作り、懐記とラウラスは食事作りをしつつカジノの調整という感じになった。
「《ドリクト》には皆で行きたいな、スタート地点だからね」
「大河っち達に伝えとく、いってらー」
懐記とラウラスに見送られ一同各所へ向かう、因みに大河、千歳、チグリスは未だに起きる気配はなかった…。
「ミルク寒天…懐かしいな」
「うん、美味しいね」
「おかわり…」
起きて来た大河、千歳、チグリスが朝食を食べつつゆったりとした朝を過ごす、昨日やるべき事をして後は出発するだけだ。
「ベルン君が森や草原があればモギ達を放して食事をさせたいと言ってました」
「良いと思う、休憩にもなるしね」
「珍しい草花や果物もあったら採取しましょうか」
「気分転換にいいな」
カタン達の所から戻ったナイルから言われ、車で休憩を挟み進む事となるこの選択が、後にとんでもない出会いに繋がっていく。
「よし、《ドリクト》に向かおうか」
「昼飯出来たら俺も行くわ」
「車にこことの空間を繋げているのでいつでもこれますし、夜は戻りますから」
「行ってくる」
「ん…」
『いってらっしゃい』
懐記達に見送られ転移魔法を使い景色が揺らぐ、《ドリクト》へと瞬間的に移動した。
「森の中だな、《不毛の地》の森とはまた違う雰囲気の場所だ」
「さっそく車を出すね」
「着いた!」
「森だー」
詠斗や晴海達も合流して賑やかに車の前に集まる、年期の入った何の変哲もない軽自動車だが綴の大事な相棒だった。
「中は広くして運転席と助手席とその後ろの座席以降はフラットシートにしてありますから景色を楽しむドライブですね」
「《ベストレア山脈》迄のマップは神々が用意したらしい、中か?」
「乗りましょう」
「わ、ひろーい!」
「俺綴の後ろー」
「私は千歳さんの後ろで」
「他の皆はフラットだ」
わいわいと皆で乗り込み、綴が運転席助手席に千歳が座りシートベルトを着けると前のモニターから起動し点の目と丸みを帯びた口のマークの様な顔をが映し出された。
『初めましてマスター綴、本日より貴方のナビをさせて頂きます』
「神様達が言っていた地図って…」
『はい、私の事です。皆様もどうぞよろしくお願い致します』
「綴君の声だね、よろしく」
『はい、魔王様』
「はは、魔王は13体いるから千歳で」
「なんだか、不思議な感じですね。他の人に運転して貰うのも可能ですか?」
『承知致しました千歳様。はい、可能です。早速ですが他に免許をお持ちの方々は免許証をモニター前翳して下さい、ドライバー登録します』
「ちゃんと繋がってんじゃん、免許証出せばいいの?」
綴も畑から繋いだ空間で訪れ、尻ポケットの財布から免許証を出して翳す、詠斗、大河、千歳も免許証を翳してドライバー登録を行った。
『皆様のドライバー登録完了致しました、登録した方は皆様運転可能です』
「《ベストレア山脈》までの道案内宜しくお願いしますね」
『承知致しました。ですが1日1人4時間までの運転、休憩等適宜挟み夜は休息とし、人目を避けての4日間の道程となります』
「ホワイト~」
「着いたら着いたでそこからが大変だ、安全で人目も避けるに越した事はないから4日で着くならありがたいな」
「そうだね、焦りは禁物だ」
詠斗がナビのスケジュールのホワイトさに感動する、社畜だった頃のシフトとは真反対の白さだ。
「それでは出発します、よろしくお願いします」
『マスター綴、良ければ名前を私に与えて下さい。神々からは貴方達の安全及び無事に《ベストレア山脈》まで辿り着くよう祈りと願いを込めて造られました。無事に皆様を送り届けます何かあれば名前を呼んで頂ければすぐに対応します』
「そうでね、少し考えさせて下さい。大事な相棒ですから良い名前を贈ります」
『承知致しました』
「では出発しましょう」
『モニターの矢印が私達です、この矢印の進行方向に進んで下さい。生物、環境に配慮し地面から少し浮く形で走行します。どうぞ良い旅路を』
「ありがとう」
ハンドルを握りアクセルを踏み込む、滑らかな滑り出しで出発した。
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