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第6部 移動は常にマイホームと共に 渡る世間は家さえあればなんとかなる
16 《天空ダンジョン》
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『《天空ダンジョン》に行く前に雷雲の巣があります、チグリスと私で結果を張って突破しますね』
「ちょっと待ち、俺それ斬ってみるわ」
一方《天空ダンジョン》チーム、ナイルの背に乗った千眼、綴、ジラとチグリス。
雲を抜けた先に薄い青空、またその上に雲というか薄い灰色の幕がゆっくりと動いている、それが《アタラクシア》が生み出した幕かと綴は見上げジラは雷雲を斬るのを楽しみにしていた。
『分かりました』
「こんな空の上に来れてすごいですね」
「ああ…私も初めて来た…」
「雷雲斬るの楽しみだなー」
「綴おにぎり」
「はい、おかかですよ。お茶も飲んで下さい」
「ん…」
懐記から貰った水筒から温かいほうじ茶を綴が注いでチグリスに渡す、とてもこの世界でも屈指のダンジョンに挑む雰囲気には見えない。
『見えました!』
「ナイルギリギリまで近づけ、そしたら聖剣で斬りさ…」
ジラが立ち上がり肉眼で捉えた雷雲の巣は巨大な灰色の渦巻く雲、その先には何度も光ら落ちまた生まれる雷が見える。
「動画…」
「おい、魔剣のなりかけ!呼んでないぞー、俺は双剣使いじゃないからなー。…ふーん、頑張るから使ってくれ?じゃ、がんばれ。千眼、俺がカッコ良く雷斬るとこ撮っといて」
「了解…」
「綴…」
「はい、次はチャーシューおにぎりですよ。お茶も飲んで、おにぎりは喉詰まりやすいですから。千眼さん後で僕にも動画送って下さい」
「…了解」
「ナイル飛んで斬るから落ちたら拾って」
『了解!』
剣をし構え重さを感じさせない跳躍で飛び聖剣で縦に斬撃を繰り出し魔剣で横にも斬撃を出し、灰色の雲が十字に裂かれ向こう側の空中に浮く島が見えた。
「お見事!」
『では進みます』
「おー」
ふわりとナイルの背中に降り立ち綴がパチパチと拍手を送る、ナイルが進めば魔剣に生えた3つの目玉がギョロギョロ動き出して雲を吸収し始めた。
「何吸いこんでんだか」
ジラが呆れるも好きなようにさせている、一欠片も残さず雲を吸い込んだ魔剣は満足したらしくまだブレスレットに聖剣と共に戻った。
『降りますよ』
空中に浮かぶ天空ダンジョンの入り口にナイルが降り立ち人型に戻り、目の前の巨大な岩に空いた入り口を見上げる。
「《天空ダンジョン》は階層はない…この中に広大な土地が広がり扉を抜けた先がボスの部屋だ…倒せば次のエリアへの扉が開く…最終ボスの扉を最初に開けた者に適合した武器がボスを倒せば手に入る…」
「最後にこの《天空ダンジョン》長様達です途中仲間が負傷したので最終ボス前に撤退しています」
「私の目的は金になるドロップ品の回収…さっさと戻って小豆飯を炊く…行こう…」
「はいよー」
「中はチグリスの背に乗って行きます、上からなら広範囲で一気に魔物を仕留められますから。チグリスの方がブレスが広範囲で威力も高いですから」
「ん…」
チグリスがドラゴンの姿になり皆を乗せてダンジョンを飛ぶ、果たして彼らを満足させられるダンジョンなのだろうか…。
「羽の生えた巨大な芋虫…ちょっと大きいですね。小さければ可愛い気もします」
「そうかぁ?」
『うるさい…』
綴が最初のエリアをチグリスの背中から見下ろすと羽を生やしたクリーム色の芋虫がギチギチ音を立てて蠢いていた、チグリスが煩いと思ったようでブレスで焼いて消し炭にし、ドロップしたアイテムを綴が自動回収で収納に入れてエリアボスの扉の前に早々に着いた。
鉄のような素材の扉を押すと簡単に開く、薄暗いボス部屋の奥から白く濁った目の巨大な芋虫が…チグリスのブレスで消し炭になりました。
「綴…肉」
「はい、肉串です。早いですねー」
ブレスを出して人型に戻り綴から肉を貰う、部屋の中央には小さい木の宝箱が鎮座し開けると試験管のような細身なビンがあり透明な液体が入れられ鑑定してみる、ドロップ品:お疲れさまです 病を治せる回復薬※一部の病を除く。
「病が治せる回復薬だそうです!すごいですね」
「これは…綴達に…」
「いいんですか?」
ビンを綴に渡し頷く、綴も頷き返して宝箱も収納にしまい再びチグリスの背に乗って次のエリアを進んだ。
「次は…羽の生えた豚?」
羽の生えた豚のような魔物が地上からチグリス達を威嚇する、どうやら羽が小さすぎて飛べないのかチグリス達が怖くて襲ってこないのかどちらにせよチグリスのブレスで消し炭になりアイテムを回収していく。
エリアボスは巨大な羽を生やした飛ぶ豚だったが、格好の的となり千眼の蝶の群れに腹を貫かれ宝箱を落として消えた。
「次は綺麗な大きな宝石かな?これはきっと高く売れますね!」
掌大の淡く輝く石、千眼が宝箱毎自分の収納にしまう。
「羊羮…」
「ああ…」
チグリスが羊羮を千眼から貰い、再び乗って次のエリアに向かう。
「なんだか、羽生やしとけばよしみたいな感じかー」
「今度は、羽の生えた牛?」
灰色の羽を生やした牛が今度は飛んで、こちらに向かってくるがやはりチグリスのブレスで何体かは消し炭になるも避けて果敢に挑む魔物もいる。
「お、いいね!」
「では僕も」
ジラと綴が立ち上がり、襲ってくる牛の魔物をまた勝手に出てきた魔剣と聖剣と真っ二つにして聖剣と魔剣の効果で僅かな時間浮遊可能となりまた背に戻っては跳躍し斬る作業を続けた。
綴は縛鎖魔法を発動鎖で魔物の牛達を絡め取り、そのまま絞め殺していった。
「アイテム回収して…」
「よし、全滅。エリアボスだ」
チグリスはエリアボスの所で人型に戻り、綴から魚のおにぎりと果物を貰う。
扉を開ければ3頭の羽を生やした巨大な牛の魔物、早々にナイルが氷魔物で一体を氷漬けにし、千眼が蝶で動きを封じジラが切り倒し、綴の縛鎖魔法でもう一体の動きを封じてチグリスの火と風魔法で焼き殺して終了、宝箱が3つ中を開けると袋が3つ、鑑定すると ドロップ品:おめでとうございます 時間停止大容量の収納袋です。
「わ!時間停止大容量の収納袋だそうです!便利ですね、千眼さん良ければ僕に売ってくれませんか?孤児院や店や《ガルディア》で使おかと」
「…綴…皆で取った物…使えばいい」
「そうそう、俺は持ってるし」
「私もありますから」
「ん…肉」
「はい、肉サンドです。皆さんありがとうございます!」
綴が収納袋をしまい、再びチグリスの背に乗り次のエリアへと向かった。
「次は羽が生えた骨の生物?僕の星夜魔法を使って見ても良いですか?」
「はい、もちろん」
「ああ…」
「面白そー」
チグリスの背から立ち上がり星夜魔法を発動させた、天井にゆらゆらと夜空が広がっていくそして星が流れ星のように次々と地面に落ちて骨の魔物達を消失させていった。
『………』
「あっ、も、もう止まって下さい!」
全員、魔法を発動させた本人も唖然としてしまう大量殺戮兵器、綴の言葉な星が降り注ぐのを止めて夜空が消えていった。
「すごいなー」
「はぁ、知らない魔法は使うタイミングを考えます。アイテム回収してと、ボスの所へ行きましょう!」
気を取り直してボス部屋を開ければ、羽の生えた骨の魔物が5体ナイルとチグリスのブレスで一瞬で消し炭にして草々に決着を着ければドロップ品は銀色に輝く鎧だった。
「なんか重そうな鎧だな」
「でも高く売れそうですね」
「この鎧は質が良いものですよ」
宙に浮く鎧、ジラは興味無さそうにしていたが手にしていた聖剣の魔石が煌めき勝手に鎧を取り込んでブレスレットに戻る、後を追うかのように魔剣もブレスレットに戻る、聖剣のブレスレットのデザインに銀色の盾の飾りが追加された。
「あっ、勝手に!」
「この聖剣はここのエリアのドロップ品なので恐らく呼んだのでしょう、次のエリアで長様達が撤退したんですが、私達なら簡単に攻略出来ますが進みます?」
「千眼さん、どうします?」
「帰る…小豆飯…」
「飯…帰る」
「俺も風呂入ってミルク飲むわ」
「そうですね、餃子のお手伝いがありますから」
「また来ましょう、では転移しますね」
景色が揺らぎ《天空ダンジョン》を後にする、実際3時間程で半分以上来てしまった脅威的なスピードである。
「ちょっと待ち、俺それ斬ってみるわ」
一方《天空ダンジョン》チーム、ナイルの背に乗った千眼、綴、ジラとチグリス。
雲を抜けた先に薄い青空、またその上に雲というか薄い灰色の幕がゆっくりと動いている、それが《アタラクシア》が生み出した幕かと綴は見上げジラは雷雲を斬るのを楽しみにしていた。
『分かりました』
「こんな空の上に来れてすごいですね」
「ああ…私も初めて来た…」
「雷雲斬るの楽しみだなー」
「綴おにぎり」
「はい、おかかですよ。お茶も飲んで下さい」
「ん…」
懐記から貰った水筒から温かいほうじ茶を綴が注いでチグリスに渡す、とてもこの世界でも屈指のダンジョンに挑む雰囲気には見えない。
『見えました!』
「ナイルギリギリまで近づけ、そしたら聖剣で斬りさ…」
ジラが立ち上がり肉眼で捉えた雷雲の巣は巨大な灰色の渦巻く雲、その先には何度も光ら落ちまた生まれる雷が見える。
「動画…」
「おい、魔剣のなりかけ!呼んでないぞー、俺は双剣使いじゃないからなー。…ふーん、頑張るから使ってくれ?じゃ、がんばれ。千眼、俺がカッコ良く雷斬るとこ撮っといて」
「了解…」
「綴…」
「はい、次はチャーシューおにぎりですよ。お茶も飲んで、おにぎりは喉詰まりやすいですから。千眼さん後で僕にも動画送って下さい」
「…了解」
「ナイル飛んで斬るから落ちたら拾って」
『了解!』
剣をし構え重さを感じさせない跳躍で飛び聖剣で縦に斬撃を繰り出し魔剣で横にも斬撃を出し、灰色の雲が十字に裂かれ向こう側の空中に浮く島が見えた。
「お見事!」
『では進みます』
「おー」
ふわりとナイルの背中に降り立ち綴がパチパチと拍手を送る、ナイルが進めば魔剣に生えた3つの目玉がギョロギョロ動き出して雲を吸収し始めた。
「何吸いこんでんだか」
ジラが呆れるも好きなようにさせている、一欠片も残さず雲を吸い込んだ魔剣は満足したらしくまだブレスレットに聖剣と共に戻った。
『降りますよ』
空中に浮かぶ天空ダンジョンの入り口にナイルが降り立ち人型に戻り、目の前の巨大な岩に空いた入り口を見上げる。
「《天空ダンジョン》は階層はない…この中に広大な土地が広がり扉を抜けた先がボスの部屋だ…倒せば次のエリアへの扉が開く…最終ボスの扉を最初に開けた者に適合した武器がボスを倒せば手に入る…」
「最後にこの《天空ダンジョン》長様達です途中仲間が負傷したので最終ボス前に撤退しています」
「私の目的は金になるドロップ品の回収…さっさと戻って小豆飯を炊く…行こう…」
「はいよー」
「中はチグリスの背に乗って行きます、上からなら広範囲で一気に魔物を仕留められますから。チグリスの方がブレスが広範囲で威力も高いですから」
「ん…」
チグリスがドラゴンの姿になり皆を乗せてダンジョンを飛ぶ、果たして彼らを満足させられるダンジョンなのだろうか…。
「羽の生えた巨大な芋虫…ちょっと大きいですね。小さければ可愛い気もします」
「そうかぁ?」
『うるさい…』
綴が最初のエリアをチグリスの背中から見下ろすと羽を生やしたクリーム色の芋虫がギチギチ音を立てて蠢いていた、チグリスが煩いと思ったようでブレスで焼いて消し炭にし、ドロップしたアイテムを綴が自動回収で収納に入れてエリアボスの扉の前に早々に着いた。
鉄のような素材の扉を押すと簡単に開く、薄暗いボス部屋の奥から白く濁った目の巨大な芋虫が…チグリスのブレスで消し炭になりました。
「綴…肉」
「はい、肉串です。早いですねー」
ブレスを出して人型に戻り綴から肉を貰う、部屋の中央には小さい木の宝箱が鎮座し開けると試験管のような細身なビンがあり透明な液体が入れられ鑑定してみる、ドロップ品:お疲れさまです 病を治せる回復薬※一部の病を除く。
「病が治せる回復薬だそうです!すごいですね」
「これは…綴達に…」
「いいんですか?」
ビンを綴に渡し頷く、綴も頷き返して宝箱も収納にしまい再びチグリスの背に乗って次のエリアを進んだ。
「次は…羽の生えた豚?」
羽の生えた豚のような魔物が地上からチグリス達を威嚇する、どうやら羽が小さすぎて飛べないのかチグリス達が怖くて襲ってこないのかどちらにせよチグリスのブレスで消し炭になりアイテムを回収していく。
エリアボスは巨大な羽を生やした飛ぶ豚だったが、格好の的となり千眼の蝶の群れに腹を貫かれ宝箱を落として消えた。
「次は綺麗な大きな宝石かな?これはきっと高く売れますね!」
掌大の淡く輝く石、千眼が宝箱毎自分の収納にしまう。
「羊羮…」
「ああ…」
チグリスが羊羮を千眼から貰い、再び乗って次のエリアに向かう。
「なんだか、羽生やしとけばよしみたいな感じかー」
「今度は、羽の生えた牛?」
灰色の羽を生やした牛が今度は飛んで、こちらに向かってくるがやはりチグリスのブレスで何体かは消し炭になるも避けて果敢に挑む魔物もいる。
「お、いいね!」
「では僕も」
ジラと綴が立ち上がり、襲ってくる牛の魔物をまた勝手に出てきた魔剣と聖剣と真っ二つにして聖剣と魔剣の効果で僅かな時間浮遊可能となりまた背に戻っては跳躍し斬る作業を続けた。
綴は縛鎖魔法を発動鎖で魔物の牛達を絡め取り、そのまま絞め殺していった。
「アイテム回収して…」
「よし、全滅。エリアボスだ」
チグリスはエリアボスの所で人型に戻り、綴から魚のおにぎりと果物を貰う。
扉を開ければ3頭の羽を生やした巨大な牛の魔物、早々にナイルが氷魔物で一体を氷漬けにし、千眼が蝶で動きを封じジラが切り倒し、綴の縛鎖魔法でもう一体の動きを封じてチグリスの火と風魔法で焼き殺して終了、宝箱が3つ中を開けると袋が3つ、鑑定すると ドロップ品:おめでとうございます 時間停止大容量の収納袋です。
「わ!時間停止大容量の収納袋だそうです!便利ですね、千眼さん良ければ僕に売ってくれませんか?孤児院や店や《ガルディア》で使おかと」
「…綴…皆で取った物…使えばいい」
「そうそう、俺は持ってるし」
「私もありますから」
「ん…肉」
「はい、肉サンドです。皆さんありがとうございます!」
綴が収納袋をしまい、再びチグリスの背に乗り次のエリアへと向かった。
「次は羽が生えた骨の生物?僕の星夜魔法を使って見ても良いですか?」
「はい、もちろん」
「ああ…」
「面白そー」
チグリスの背から立ち上がり星夜魔法を発動させた、天井にゆらゆらと夜空が広がっていくそして星が流れ星のように次々と地面に落ちて骨の魔物達を消失させていった。
『………』
「あっ、も、もう止まって下さい!」
全員、魔法を発動させた本人も唖然としてしまう大量殺戮兵器、綴の言葉な星が降り注ぐのを止めて夜空が消えていった。
「すごいなー」
「はぁ、知らない魔法は使うタイミングを考えます。アイテム回収してと、ボスの所へ行きましょう!」
気を取り直してボス部屋を開ければ、羽の生えた骨の魔物が5体ナイルとチグリスのブレスで一瞬で消し炭にして草々に決着を着ければドロップ品は銀色に輝く鎧だった。
「なんか重そうな鎧だな」
「でも高く売れそうですね」
「この鎧は質が良いものですよ」
宙に浮く鎧、ジラは興味無さそうにしていたが手にしていた聖剣の魔石が煌めき勝手に鎧を取り込んでブレスレットに戻る、後を追うかのように魔剣もブレスレットに戻る、聖剣のブレスレットのデザインに銀色の盾の飾りが追加された。
「あっ、勝手に!」
「この聖剣はここのエリアのドロップ品なので恐らく呼んだのでしょう、次のエリアで長様達が撤退したんですが、私達なら簡単に攻略出来ますが進みます?」
「千眼さん、どうします?」
「帰る…小豆飯…」
「飯…帰る」
「俺も風呂入ってミルク飲むわ」
「そうですね、餃子のお手伝いがありますから」
「また来ましょう、では転移しますね」
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