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第6部 移動は常にマイホームと共に 渡る世間は家さえあればなんとかなる
13 神鋼
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「説明を…何故お前が此処にいる?」
「陛下…」
「へいかーぱぱはカタンに会いに来てくれたのー」
「カタン久しぶりだな…魔力が安定しているようだな」
「うんーカタン頑張った」
「そうか…其処でお前の父は固まっているな。では先ず挨拶を余は龍皇国《エシュタル》の皇帝二ジェルガ・ラオス・バーミルガー・ハゼウォンだ。異界からの救世主よ」
「僕は成澤 率と言います。あと二ジェルガ様、そのカラクさんはカタンくんに本当に会いたくて、お仕事している所から勝手に来ているのは良くないですがその許して貰えると…」
「ふ…余も勝手に此処へ来た。救世主たる異界人からの命は聞かねばならないな。神々からも良しなにせよと神託があるが、何時まで経っても子離れ出来ぬな、なあ、カラクよ?」
カラクがびくりと身体を震わせる、チグリスが一歩前へ出る。
「用が済んだなら国へ戻れ…カラクが連れて戻れば良い」
「連れぬな相も変わらず、チグリスよ」
「チグリスさんそんな事言わずに、あ、お茶でも如何です?折角なので他の日本から来た人たちにも会いますか?」
「良いのか?率殿」
「はい!後率で良いですよ!」
「げ…」
「皇帝とお茶ねぇ」
「率さん達はこう物怖じしないというか」
「怖い物知らずだよな」
ジラとラジカが頷く、チグリスは心底嫌そうにしている、カラクは顔を青褪め、カタンとベルンは首を傾げた。
「へぇ、皇帝」
「特別に救世主達にはニジェと呼ぶ事を認めよう…」
「そう、じゃ、ニジェっちもラーメン食べてく?もう茹でるだけだし」
「異界の食事興味はあるな、頂くか」
「はいよ、神様ズに供えたら出すわ」
詠斗達も戻り一通り挨拶を終え、ナイル達は心底居心地悪そうにしているが、ニジェルガは存在感たっぷりにテーブルに座っていた。
「よし、葉物も茹でて切ったし。準備オッケーだよー」
寸胴の鍋にたっぷり沸かしたお湯、丼には生麺に付属された醤油スープを入れいつでもラーメンが出来る状態となった。
「よし、風魔法でお湯を注ぐのは詠斗っち、俺が茹でた麺を丼に入れるのは大河っち、チャーシューは率っち、煮卵は綴っち、野菜は晴海っち。んじゃスタート」
『おー』
詠斗が鍋からお湯を出し丼に注ぎ一斉に風魔法で混ぜていく、たいが湯切りした麺をすぐさまいれていく、その後をトッピングの率、綴、晴海が続き完成して神々に供えれば待ってましたと謂わんばかりに13名分消えた。
「俺たちも食べるか」
『まってました!』
「くぅー、ラーメン!うまい」
「もう、2度と食べれないとおもってました!」
「チャーシューと煮卵美味しいですね」
「こんなおいしいラーメン生まれて初めて食べたよ!」
詠斗、率、綴、晴海が感動し大河は無言で啜る、チグリスはそうそうに食べてお代わりをしナイル、千眼、ジラ、ラジカニアも箸で啜って食べている。
「これが異界の食事か…美味だな。ナイル余にもそのはしというものの使い方を」
「承知しました陛下」
上品にフォークで食べていたニジェルガがナイルに橋の使い方を教わる、ラーメンを食べ終えたナイルは隣で教えすぐマスターしおかわりを貰う。
「うむ、この食べ方の方がより美味だ」
音を立てておかわりをしまた無言で食べる、暫くこの時間が続きようやく皆の腹が落ち着いた。
「おいしー」
「うまかった!」
「おいしかったです」
カタンやカラクやベルンも食べ終わり、皆で冷たい水を飲みものの数分で食事の時間が終わった。
「神様ズからお礼がきたな。ラインに説明が来ている」
懐記が出したスマホにニジェルガが興味を持つ、せっかくだしと大河が千眼に蝶を入れて貰いスマホを渡し使い方を説明する。
「面白いなこれで話しや言葉を送れるのか…ではこれとラーメンの返礼にこれを」
「きれいー」
黄金色の美しい鱗を晴海が受け取り陽に透かしてキラキラ光るのを喜ぶが、詠斗達以外の周囲が騒然となった。
「陛下…」
「晴海さんすごい物を頂きましたね」
「余の鱗だ」
「へぇ、綺麗なもんだな」
「すごい物をありがとう!これ転移札あげるよ!1枚1往復!無くなったらまたあげる!」
「これは、すごい物を…」
ニジェルガが受け取る、懐記宛に神様からラインのメッセージと共に目の前に白いレンガの様な石が現れた。
「なんだ?へぇー『大きさも自由に変えられ好きな形にもなるし増やせる便利な逸品 超高層建物も建造可能かもしれない 使い方は貴方達次第!名付けて神鋼(カミノハガネ)』確かに便利だな高層の賭博場が出来るわ」
「神々も便利な物を作ったな」
「これなら、上の方に《ガルディア》の皆の家が造れるね!」
「あー、それ採用早速作ってみるわ」
「カラク行くぞ、また来る」
「は、はい。カタン、ベルンまた明日もくるからなー」
『はーい』
ニジェルガが去り際ちらりとニアと千眼魔王の方に視線を向けるが、何も言わずカラクを連れ龍皇国へと戻って行った。
「今度龍皇国にも行ってみたいね」
「その時は私が案内します、ダンジョンもありますし遺跡も見応えありますから」
「いいね、落ち着いたら行こうか」
「はい」
後片付けをし皆で風呂に向かう、中々濃い1日を過ごし風呂が沁みた夜だった。
「陛下…」
「へいかーぱぱはカタンに会いに来てくれたのー」
「カタン久しぶりだな…魔力が安定しているようだな」
「うんーカタン頑張った」
「そうか…其処でお前の父は固まっているな。では先ず挨拶を余は龍皇国《エシュタル》の皇帝二ジェルガ・ラオス・バーミルガー・ハゼウォンだ。異界からの救世主よ」
「僕は成澤 率と言います。あと二ジェルガ様、そのカラクさんはカタンくんに本当に会いたくて、お仕事している所から勝手に来ているのは良くないですがその許して貰えると…」
「ふ…余も勝手に此処へ来た。救世主たる異界人からの命は聞かねばならないな。神々からも良しなにせよと神託があるが、何時まで経っても子離れ出来ぬな、なあ、カラクよ?」
カラクがびくりと身体を震わせる、チグリスが一歩前へ出る。
「用が済んだなら国へ戻れ…カラクが連れて戻れば良い」
「連れぬな相も変わらず、チグリスよ」
「チグリスさんそんな事言わずに、あ、お茶でも如何です?折角なので他の日本から来た人たちにも会いますか?」
「良いのか?率殿」
「はい!後率で良いですよ!」
「げ…」
「皇帝とお茶ねぇ」
「率さん達はこう物怖じしないというか」
「怖い物知らずだよな」
ジラとラジカが頷く、チグリスは心底嫌そうにしている、カラクは顔を青褪め、カタンとベルンは首を傾げた。
「へぇ、皇帝」
「特別に救世主達にはニジェと呼ぶ事を認めよう…」
「そう、じゃ、ニジェっちもラーメン食べてく?もう茹でるだけだし」
「異界の食事興味はあるな、頂くか」
「はいよ、神様ズに供えたら出すわ」
詠斗達も戻り一通り挨拶を終え、ナイル達は心底居心地悪そうにしているが、ニジェルガは存在感たっぷりにテーブルに座っていた。
「よし、葉物も茹でて切ったし。準備オッケーだよー」
寸胴の鍋にたっぷり沸かしたお湯、丼には生麺に付属された醤油スープを入れいつでもラーメンが出来る状態となった。
「よし、風魔法でお湯を注ぐのは詠斗っち、俺が茹でた麺を丼に入れるのは大河っち、チャーシューは率っち、煮卵は綴っち、野菜は晴海っち。んじゃスタート」
『おー』
詠斗が鍋からお湯を出し丼に注ぎ一斉に風魔法で混ぜていく、たいが湯切りした麺をすぐさまいれていく、その後をトッピングの率、綴、晴海が続き完成して神々に供えれば待ってましたと謂わんばかりに13名分消えた。
「俺たちも食べるか」
『まってました!』
「くぅー、ラーメン!うまい」
「もう、2度と食べれないとおもってました!」
「チャーシューと煮卵美味しいですね」
「こんなおいしいラーメン生まれて初めて食べたよ!」
詠斗、率、綴、晴海が感動し大河は無言で啜る、チグリスはそうそうに食べてお代わりをしナイル、千眼、ジラ、ラジカニアも箸で啜って食べている。
「これが異界の食事か…美味だな。ナイル余にもそのはしというものの使い方を」
「承知しました陛下」
上品にフォークで食べていたニジェルガがナイルに橋の使い方を教わる、ラーメンを食べ終えたナイルは隣で教えすぐマスターしおかわりを貰う。
「うむ、この食べ方の方がより美味だ」
音を立てておかわりをしまた無言で食べる、暫くこの時間が続きようやく皆の腹が落ち着いた。
「おいしー」
「うまかった!」
「おいしかったです」
カタンやカラクやベルンも食べ終わり、皆で冷たい水を飲みものの数分で食事の時間が終わった。
「神様ズからお礼がきたな。ラインに説明が来ている」
懐記が出したスマホにニジェルガが興味を持つ、せっかくだしと大河が千眼に蝶を入れて貰いスマホを渡し使い方を説明する。
「面白いなこれで話しや言葉を送れるのか…ではこれとラーメンの返礼にこれを」
「きれいー」
黄金色の美しい鱗を晴海が受け取り陽に透かしてキラキラ光るのを喜ぶが、詠斗達以外の周囲が騒然となった。
「陛下…」
「晴海さんすごい物を頂きましたね」
「余の鱗だ」
「へぇ、綺麗なもんだな」
「すごい物をありがとう!これ転移札あげるよ!1枚1往復!無くなったらまたあげる!」
「これは、すごい物を…」
ニジェルガが受け取る、懐記宛に神様からラインのメッセージと共に目の前に白いレンガの様な石が現れた。
「なんだ?へぇー『大きさも自由に変えられ好きな形にもなるし増やせる便利な逸品 超高層建物も建造可能かもしれない 使い方は貴方達次第!名付けて神鋼(カミノハガネ)』確かに便利だな高層の賭博場が出来るわ」
「神々も便利な物を作ったな」
「これなら、上の方に《ガルディア》の皆の家が造れるね!」
「あー、それ採用早速作ってみるわ」
「カラク行くぞ、また来る」
「は、はい。カタン、ベルンまた明日もくるからなー」
『はーい』
ニジェルガが去り際ちらりとニアと千眼魔王の方に視線を向けるが、何も言わずカラクを連れ龍皇国へと戻って行った。
「今度龍皇国にも行ってみたいね」
「その時は私が案内します、ダンジョンもありますし遺跡も見応えありますから」
「いいね、落ち着いたら行こうか」
「はい」
後片付けをし皆で風呂に向かう、中々濃い1日を過ごし風呂が沁みた夜だった。
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