117 / 867
第5部 ここで生きていく 晴れた日は海を見て編
8 仕入れで爆買い 誰とはいいませんが…
しおりを挟む
「おはようございます」
「ん…」
「おはよう」
「詠斗さん達は朝食を食べて孤児院の方へ行ってますよ。率さんが向こうで待っていますから」
「ん…」
「今日の朝飯は胃に良さそうだな」
「今日はバルタルさんが用意してくれました。野菜たっぷりミルクスープと果物たっぷりのサラダと腸詰と芋の煮物です」
「美味いな。色どりも良い」
起きて車から出た大河とチグリスが朝食にありつく、スープの野菜は柔らかく煮物も美味しいサラダはマヨネーズに果物を摺り下ろしバルタルがアレンジした物だった。
「カタンとベルンさんも行ってますから」
「大丈夫か?」
「父様や長様達から絶対離れないようにという条件で行ってます…カタンにも困ったものです。ベルンさんと一緒がいいと大泣きして…」
「どこかの誰かと同じ…」
「チグリス?今何か?」
「おかわり…」
殻になった木の椀をナイルに渡す、ミルクスープを注ぎチグリスに渡し、大河はこういう時は何も言わない方が良いと腸詰を噛み飲み込んだ。
「美味かった」
「ん…」
「今日は卵を調べた後はドーナツを作りますから取りに来てくださいね」
「いつも助かるナイル」
「はい、いってらっしゃい」
「では、行きましょう!チグリスさん!」
「ん…」
孤児院でチグリスと合流し転移魔法で《クイナト》の商業ギルドっを訪れた率とチグリス、早速ユナイドに迎えられ案内された倉庫でツンドーラの買い取りを行う。
「状態もいいですね、葉も綺麗です。1本100,000ログ。20本で2,000,000ログで如何ですか?」
「はい!ありがとうございます!」
「是非、《トタラナ》にもお売り下さい。ツンドーラは中々入手が面倒な物ですので」
「分かりました、これ僕からです。チーズとモギのミルクと果物と…後は…ラージュさんにもよければ…」
「これはこれは…承知しました。必ず陛下にも届けましょう…《コウトル》の件は後ほど情報を大河さんのラインに送っておきますので」
「お願いします!」
2,000,000ログ半分を口座に一部をショルダーバッグに、残りは収納に入れてユナイドと別れ、《クイナト》の市場を散策と買い物に回っていく。
「率…肉」
「あ、美味しそう!すみません10本…20本下さい!」
「はいよ!おじょ…兄さんかい1本オマケな!商人かい?がんばりな」
「ありがとうございます」
1本ずつ食べ、肉の煮込みの屋台も見つけ食べ、パン屋も見つけ買い込み、香辛料屋で全種類を瓶で買い、お茶屋ではおススメのオリジナルブレンドの茶葉を大量に買い込み、小麦粉や砂糖の露店も見つけ買い込み…全てオマケを付けて貰ってまだまだ率の買い込みは続くが…。
布屋街で掛け布と敷き布を様々な露店で買い占めない程度に買い込み、服なども子供用の物も複数買い込んでいった。
「チグリスさん、チーズ買いにいきません?」
「…行く」
とういうわけで、《ヤナシャ》に向かう事にした…すでに本日《クイナト》の買い物で1,000,000ログ超えております…。
「土地は用意した、家丸ごと皆を運ぶことも出来る。仕事も用意出来る。どうだろうか?」
「先生!大河さん達は信頼出来る方達です!仕事を失った俺に良くしてくれました!先生、俺は皆を…」
「カイネ…分かりました。このご恩はいつ返せるかわかりませんが…お世話に…ですがこの孤児院は《コウトル》の領主様から補助を受けて運営しています…」
「僅かな…だろう?」
「はい…」
「そこは気にしなくて構わない。今日中には移動したい、そのつもりでいてほしい」
「あ、あの、こんなお願い本当はする立場ではないのですが…」
「何でも言って下さい、力になります」
院長の老いた手に綴が手を乗せる、涙が自然と零れ肩が震えた。
「実は最近、親が亡くなり2人で暮らしていた兄弟の行方が分からなくなっているんです…ここはもうこれ以上子供も受け入れられず、食事などの支援はしていたのですが…姿を見かけず…連れて行けるならば…こんな厚かましいお願いですが…どうか」
か細い身体…熱もまだ引いてはいない状態で他者を思いやる気持ちに、周囲は胸を締め付けられた。
「うむ、必ずその兄弟もご婦人の元へ連れてこよう!まずは休む事だ」
「そうですね、まず先生がしっかり元気にならなければ、子供達も不安でしょう」
「は、はい」
「その子供達の名前と特徴は?」
「は、はい、兄はトラス弟はトテスと言います。兄弟は暗めの茶色の髪と緑の瞳、弟のトテスは生まれつき足が少し悪く速く走れません」
子供達の相手をしていたアルケールやナイデルが力強く院長を励ます、大河は即座に千眼にラインを行う、嫌な予感がしるがおそらく当たってしまうだろう…。
「このチーズを下さい、後あちらのも…。お酒もいいですね!買います」
引き続き《ヤナシャ》で買い物中の綴、店を周りチーズの味比べや雑貨の購入を行い、ベルンが家を借りてい大家の家の付近までいくと何やら揉めているようだった。
「おい、なんだこのミルクは不味いぞ!」
「いつものミルクはどうした?」
「しかも値上げだなんて!」
「ち、ちが…」
「こんなミルクじゃもうアンタの所から買わん!」
「ま、待ってくれ!」
率はその光景を見てベルンに土地家屋を貸していた大家さんもモギのミルクを売っていたのかーモギはデリケートな生き物で、少しのストレスでも味が劣化するといわれているから大変だなー位にしか思わず、まだまだチーズを買い漁っていった。
「こんな筈では…」
大家は頭を抱えた、ベルンから安くモギのミルクを買い飲食店や加工して売る店に高い値段で売り付けていたのだ。
あたかも自分のモギのミルクかのように、それで尚まだ子供であるベルンから家賃までむしり取ろうとしたのだ、ベルンが出ていき誰も住んでいない土地を持て余し、顧客かはそっぽを向かれた大家のミルク…それも、これもベルンがいなくなったからだと呪詛を吐く。
その後大家が心を入れ換え真っ当に商売をするのか、それとも呪詛を撒き散らし続けるのかは誰も分からない…。
「ん…」
「おはよう」
「詠斗さん達は朝食を食べて孤児院の方へ行ってますよ。率さんが向こうで待っていますから」
「ん…」
「今日の朝飯は胃に良さそうだな」
「今日はバルタルさんが用意してくれました。野菜たっぷりミルクスープと果物たっぷりのサラダと腸詰と芋の煮物です」
「美味いな。色どりも良い」
起きて車から出た大河とチグリスが朝食にありつく、スープの野菜は柔らかく煮物も美味しいサラダはマヨネーズに果物を摺り下ろしバルタルがアレンジした物だった。
「カタンとベルンさんも行ってますから」
「大丈夫か?」
「父様や長様達から絶対離れないようにという条件で行ってます…カタンにも困ったものです。ベルンさんと一緒がいいと大泣きして…」
「どこかの誰かと同じ…」
「チグリス?今何か?」
「おかわり…」
殻になった木の椀をナイルに渡す、ミルクスープを注ぎチグリスに渡し、大河はこういう時は何も言わない方が良いと腸詰を噛み飲み込んだ。
「美味かった」
「ん…」
「今日は卵を調べた後はドーナツを作りますから取りに来てくださいね」
「いつも助かるナイル」
「はい、いってらっしゃい」
「では、行きましょう!チグリスさん!」
「ん…」
孤児院でチグリスと合流し転移魔法で《クイナト》の商業ギルドっを訪れた率とチグリス、早速ユナイドに迎えられ案内された倉庫でツンドーラの買い取りを行う。
「状態もいいですね、葉も綺麗です。1本100,000ログ。20本で2,000,000ログで如何ですか?」
「はい!ありがとうございます!」
「是非、《トタラナ》にもお売り下さい。ツンドーラは中々入手が面倒な物ですので」
「分かりました、これ僕からです。チーズとモギのミルクと果物と…後は…ラージュさんにもよければ…」
「これはこれは…承知しました。必ず陛下にも届けましょう…《コウトル》の件は後ほど情報を大河さんのラインに送っておきますので」
「お願いします!」
2,000,000ログ半分を口座に一部をショルダーバッグに、残りは収納に入れてユナイドと別れ、《クイナト》の市場を散策と買い物に回っていく。
「率…肉」
「あ、美味しそう!すみません10本…20本下さい!」
「はいよ!おじょ…兄さんかい1本オマケな!商人かい?がんばりな」
「ありがとうございます」
1本ずつ食べ、肉の煮込みの屋台も見つけ食べ、パン屋も見つけ買い込み、香辛料屋で全種類を瓶で買い、お茶屋ではおススメのオリジナルブレンドの茶葉を大量に買い込み、小麦粉や砂糖の露店も見つけ買い込み…全てオマケを付けて貰ってまだまだ率の買い込みは続くが…。
布屋街で掛け布と敷き布を様々な露店で買い占めない程度に買い込み、服なども子供用の物も複数買い込んでいった。
「チグリスさん、チーズ買いにいきません?」
「…行く」
とういうわけで、《ヤナシャ》に向かう事にした…すでに本日《クイナト》の買い物で1,000,000ログ超えております…。
「土地は用意した、家丸ごと皆を運ぶことも出来る。仕事も用意出来る。どうだろうか?」
「先生!大河さん達は信頼出来る方達です!仕事を失った俺に良くしてくれました!先生、俺は皆を…」
「カイネ…分かりました。このご恩はいつ返せるかわかりませんが…お世話に…ですがこの孤児院は《コウトル》の領主様から補助を受けて運営しています…」
「僅かな…だろう?」
「はい…」
「そこは気にしなくて構わない。今日中には移動したい、そのつもりでいてほしい」
「あ、あの、こんなお願い本当はする立場ではないのですが…」
「何でも言って下さい、力になります」
院長の老いた手に綴が手を乗せる、涙が自然と零れ肩が震えた。
「実は最近、親が亡くなり2人で暮らしていた兄弟の行方が分からなくなっているんです…ここはもうこれ以上子供も受け入れられず、食事などの支援はしていたのですが…姿を見かけず…連れて行けるならば…こんな厚かましいお願いですが…どうか」
か細い身体…熱もまだ引いてはいない状態で他者を思いやる気持ちに、周囲は胸を締め付けられた。
「うむ、必ずその兄弟もご婦人の元へ連れてこよう!まずは休む事だ」
「そうですね、まず先生がしっかり元気にならなければ、子供達も不安でしょう」
「は、はい」
「その子供達の名前と特徴は?」
「は、はい、兄はトラス弟はトテスと言います。兄弟は暗めの茶色の髪と緑の瞳、弟のトテスは生まれつき足が少し悪く速く走れません」
子供達の相手をしていたアルケールやナイデルが力強く院長を励ます、大河は即座に千眼にラインを行う、嫌な予感がしるがおそらく当たってしまうだろう…。
「このチーズを下さい、後あちらのも…。お酒もいいですね!買います」
引き続き《ヤナシャ》で買い物中の綴、店を周りチーズの味比べや雑貨の購入を行い、ベルンが家を借りてい大家の家の付近までいくと何やら揉めているようだった。
「おい、なんだこのミルクは不味いぞ!」
「いつものミルクはどうした?」
「しかも値上げだなんて!」
「ち、ちが…」
「こんなミルクじゃもうアンタの所から買わん!」
「ま、待ってくれ!」
率はその光景を見てベルンに土地家屋を貸していた大家さんもモギのミルクを売っていたのかーモギはデリケートな生き物で、少しのストレスでも味が劣化するといわれているから大変だなー位にしか思わず、まだまだチーズを買い漁っていった。
「こんな筈では…」
大家は頭を抱えた、ベルンから安くモギのミルクを買い飲食店や加工して売る店に高い値段で売り付けていたのだ。
あたかも自分のモギのミルクかのように、それで尚まだ子供であるベルンから家賃までむしり取ろうとしたのだ、ベルンが出ていき誰も住んでいない土地を持て余し、顧客かはそっぽを向かれた大家のミルク…それも、これもベルンがいなくなったからだと呪詛を吐く。
その後大家が心を入れ換え真っ当に商売をするのか、それとも呪詛を撒き散らし続けるのかは誰も分からない…。
18
お気に入りに追加
355
あなたにおすすめの小説
黒の創造召喚師
幾威空
ファンタジー
※2021/04/12 お気に入り登録数5,000を達成しました!ありがとうございます!
※2021/02/28 続編の連載を開始しました。
■あらすじ■
佐伯継那(さえき つぐな)16歳。彼は偶然とも奇跡的ともいえる確率と原因により死亡してしまう。しかも、神様の「手違い」によって。
そんな継那は神様から転生の権利を得、地球とは異なる異世界で第二の人生を歩む。神様からの「お詫び」にもらった(というよりぶんどった)「創造召喚魔法」というオリジナルでユニーク過ぎる魔法を引っ提げて。

無能な勇者はいらないと辺境へ追放されたのでチートアイテム【ミストルティン】を使って辺境をゆるりと開拓しようと思います
長尾 隆生
ファンタジー
仕事帰りに怪しげな占い師に『この先不幸に見舞われるが、これを持っていれば幸せになれる』と、小枝を500円で押し売りされた直後、異世界へ召喚されてしまうリュウジ。
しかし勇者として召喚されたのに、彼にはチート能力も何もないことが鑑定によって判明する。
途端に手のひらを返され『無能勇者』というレッテルを貼られずさんな扱いを受けた上に、一方的にリュウジは凶悪な魔物が住む地へ追放されてしまう。
しかしリュウジは知る。あの胡散臭い占い師に押し売りされた小枝が【ミストルティン】という様々なアイテムを吸収し、その力を自由自在に振るうことが可能で、更に経験を積めばレベルアップしてさらなる強力な能力を手に入れることが出来るチートアイテムだったことに。
「ミストルティン。アブソープション!」
『了解しましたマスター。レベルアップして新しいスキルを覚えました』
「やった! これでまた便利になるな」
これはワンコインで押し売りされた小枝を手に異世界へ突然召喚され無能とレッテルを貼られた男が幸せを掴む物語。
~ワンコインで買った万能アイテムで幸せな人生を目指します~
異世界ソロ暮らし 田舎の家ごと山奥に転生したので、自由気ままなスローライフ始めました。
長尾 隆生
ファンタジー
【書籍情報】書籍3巻発売中ですのでよろしくお願いします。
女神様の手違いにより現世の輪廻転生から外され異世界に転生させられた田中拓海。
お詫びに貰った生産型スキル『緑の手』と『野菜の種』で異世界スローライフを目指したが、お腹が空いて、なにげなく食べた『種』の力によって女神様も予想しなかった力を知らずに手に入れてしまう。
のんびりスローライフを目指していた拓海だったが、『その地には居るはずがない魔物』に襲われた少女を助けた事でその計画の歯車は狂っていく。
ドワーフ、エルフ、獣人、人間族……そして竜族。
拓海は立ちはだかるその壁を拳一つでぶち壊し、理想のスローライフを目指すのだった。
中二心溢れる剣と魔法の世界で、徒手空拳のみで戦う男の成り上がりファンタジー開幕。
旧題:チートの種~知らない間に異世界最強になってスローライフ~
手乗りドラゴンと行く異世界ゆるり旅 落ちこぼれ公爵令息ともふもふ竜の絆の物語
さとう
ファンタジー
旧題:手乗りドラゴンと行く追放公爵令息の冒険譚
〇書籍化決定しました!!
竜使い一族であるドラグネイズ公爵家に生まれたレクス。彼は生まれながらにして前世の記憶を持ち、両親や兄、妹にも隠して生きてきた。
十六歳になったある日、妹と共に『竜誕の儀』という一族の秘伝儀式を受け、天から『ドラゴン』を授かるのだが……レクスが授かったドラゴンは、真っ白でフワフワした手乗りサイズの小さなドラゴン。
特に何かできるわけでもない。ただ小さくて可愛いだけのドラゴン。一族の恥と言われ、レクスはついに実家から追放されてしまう。
レクスは少しだけ悲しんだが……偶然出会った『婚約破棄され実家を追放された少女』と気が合い、共に世界を旅することに。
手乗りドラゴンに前世で飼っていた犬と同じ『ムサシ』と名付け、二人と一匹で広い世界を冒険する!

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

異世界へ五人の落ち人~聖女候補とされてしまいます~
かずきりり
ファンタジー
望んで異世界へと来たわけではない。
望んで召喚などしたわけでもない。
ただ、落ちただけ。
異世界から落ちて来た落ち人。
それは人知を超えた神力を体内に宿し、神からの「贈り人」とされる。
望まれていないけれど、偶々手に入る力を国は欲する。
だからこそ、より強い力を持つ者に聖女という称号を渡すわけだけれど……
中に男が混じっている!?
帰りたいと、それだけを望む者も居る。
護衛騎士という名の監視もつけられて……
でも、私はもう大切な人は作らない。
どうせ、無くしてしまうのだから。
異世界に落ちた五人。
五人が五人共、色々な思わくもあり……
だけれど、私はただ流れに流され……

異世界召喚?やっと社畜から抜け出せる!
アルテミス
ファンタジー
第13回ファンタジー大賞に応募しました。応援してもらえると嬉しいです。
->最終選考まで残ったようですが、奨励賞止まりだったようです。応援ありがとうございました!
ーーーー
ヤンキーが勇者として召喚された。
社畜歴十五年のベテラン社畜の俺は、世界に巻き込まれてしまう。
巻き込まれたので女神様の加護はないし、チートもらった訳でもない。幸い召喚の担当をした公爵様が俺の生活の面倒を見てくれるらしいけどね。
そんな俺が異世界で女神様と崇められている”下級神”より上位の"創造神"から加護を与えられる話。
ほのぼのライフを目指してます。
設定も決めずに書き始めたのでブレブレです。気楽〜に読んでください。
6/20-22HOT1位、ファンタジー1位頂きました。有難うございます。
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる