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第4部 生きる世界に微笑んで 立ち止まったら空を見上げて編
16 お店は大忙し
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「ただいまー」
『おかえりなさいー』
畑に戻ってくると皆も食事を終わらせていたようでまったりと各々寛いでいる、焚火を囲い丸太のイスに座ってスマホを弄ったり、茶を飲んだり、話しをしたりとそういう姿はどこの世界も変わらないなと詠斗達は思った。
「詠斗さん、改めてきょ、今日からよろしくおねにゃいします!」
バルタルがカイネと一緒に詠斗達の前に来ると、頭を下げるが噛んでしまい顔を真っ赤にして俯いてしまった。
「チグリスが連れて来た…仕事をクビになったっていうヤツか?俺は大河だよろしく」
「は、はい。宮廷料理人だったんですが…朝クビになって追い出された所をチグリスさんに拾って貰って…まさかドラゴンでしかも背に乗せて貰って…」
「すごい経験しましたね!僕は率と言います!よろしくお願いします」
「料理人…若いのにすごいですね。僕は綴といいます。よろしくお願いしますね」
「俺は、ジラだ!」
「は、はい!バルタルと言います。よろしくお願いします」
「バルタル君は俺達と同じ所で寝泊まりでいいんだよね?明日お店も手伝ってくれるって」
「そうか…貴族屋敷の方のフードコート任せるか…」
「良いですね!」
「え、え?フード…?」
「細かい話は明日!さ、休もう!俺、お風呂行くー」
詠斗、大河、率、綴、ジラはお風呂に向かい、他のドラゴン達は各々の家へと戻り、千眼がナイルとチグリス、カイネとバルタルやきゅう達を連れて先にテントに戻って行く。
「ふぅ…気持ち良かったー」
「アルケールさんすごい飲んでましたね」
「冷蔵庫に補充したがまたすぐ無くなるな」
「気持ちの良い飲みっぷりでしたね」
「俺は、牛乳の方が旨いと思うがなー」
一風呂浴びた詠斗達がテントに戻ってくると、チグリス、カイネとバルタルとハル達はすでに布団の中で寝ていて、図書スペースでナイデル、ナイル、千眼、きゅう達が読書をしていた。
「俺も読もう」
「茶を飲むか…?」
「ああ、貰う」
「俺にも牛乳入れた茶をくれ、俺も読もうっと」
「わかった…」
ジラはファッション誌を千眼から貰った眼鏡を掛けてソファの上で寛ぎながら眺めている、大河はカフェ特集の雑誌や個人の雑貨屋特集の雑誌(大河母趣味)を見て屋敷の改装の案を考えていた。
「僕らも寝ますね」
「おやすみなさーい」
『おやすみ』
それぞれの今日がゆっくり終わっていく、毎日が忙しくけれど楽しくて仕方がない…。
「おはようございます、今日は大河さんとチグリス以外の他の皆さんはお店に行きましたよ。朝ごはん出来てます」
「ああ、おはよう。ラインで既に客が結構並んでいるらしい…早めに店開けるようだ…食って向かうか」
「ん…」
「詠斗さん達が今日はめだまやき?にしてくれました、それとパンに腸詰を挟んだものとサラダと果物です。バルタルさんは手際がとても良くていつもと味が違いますね。昨日のドーナツもバルタルさんが沢山作ってくれたんですよーおかげで皆沢山食べられてよろこんでいました」
「あ、ドーナツ忘れてたな…ん…このスープ美味いな」
「大河…俺ドーナツ20個食った…美味い…また食う」
「食べ過ぎじゃないのか、それ」
「………そのスープは昨日来た料理人が作った…」
「確かにいつもの味と違うが…ドーナツ…」
「………主……」
「もしかして…これは昨日の」
そっと千眼が自分の収納からドーナツを1つ大河に渡す、葛藤の末の苦渋の選択をしたようだった。
「ありがとう…こういう時は…」
大河が貰ったドーナツをしげしげと眺める、家で揚げるような素朴なきつね色の丸いドーナツ…それを半分にして千眼に渡そうとするとチグリスもナイルも物欲しそうに見ていたので、4等分してそれぞれに渡した。
「いいんですか?大河さん、私たち昨日食べたのに…」
「ありがと」
「嬉しい」
「いいんだよ、こういうのは皆で食べればもっと美味い」
ドーナツを一口で放り込む、懐かしい味…いつでも食べれるからと特に思い入れもないがこうして異世界で食べる皆で食べたドーナツの味をきっと大河はいつまでも忘れないだろう。
「ああ、美味いな…」
「お昼ご飯用意するので、後で取りに来て下さい」
朝食を食べ終えチグリスと大河は、ナイルと千眼に見送られて店へ移動する。
「はい、追加のパティ40個ー」
「こっちはパン焼きあがりましたー」
「はい、ありがとうございました。次2名様どうぞー」
「ポップコーン2皿こちらで食べるなら、1,000ログですー」
「食べ終わった皿とコップはこっちー」
「パティ3種類10個ずつくれー」
「はぁーい」
チグリスと大河が店に着くと目まぐるしい速さで皆が動いて接客をしている、チグリスも大河も急いで手を洗い消毒を行い手伝いに入った。
「パンの列が長いな、今いるお客で閉店の看板を出すか。綴さん受付頼む」
「はい」
「今日はパンはこちらで完売です」
まだ並ぼうとした客を止め列の最後尾に看板を立てる、まだパティはあるのとポップコーンの方に客が流れていく。
「大河さーん、パティも今並んでいるお客様で終わりです。看板お願いしまーす」
「ああ、分かったー。パティもここで完売です」
「ええ、今日もおしまいなの?」
「すみません、すぐに売り切れてしまうのねーパンも…私足が悪いから…中々早く来れなくて…」
杖を突いた老婆がちらりと困った顔をして大河の顔を見上げる、要は融通しろという事か…大河は内心溜息をつくが億尾にも出さずニコリと笑った。
「すみません、始めたばかりの店でして…しばらくすれば客足も落ち着くと思います。その時にお立ち寄りください。まだポップコーンはありますからよければそちらを…」
遠回しに混雑している今は来店を見送ってくれと伝える、老婆は頬を染めながらそれならまた来るわとポップコーンの列に移った。
「今日の分の野菜はこれで終わりだ」
「分かりました!ジラさん看板出してきます」
「了解ー、はい塩味ね。持って帰るなら800ログよーお次は塩と香辛料1つずつに次はハーフ&ハーフねーちょいお持ちを」
ジラが接客と会計を行い、チグリスが出来たポップコーンに味を付けケースに入れていく。
「よし、これで終わり…」
看板を立てて、美味しそうに食べている客の顔をぐるりとカイネが見回す、流れる汗を拭った。
「みんなー今日もお疲れさまでした。これ食べてゆっくりしてねー」
『お疲れさまでしたー』
外の片づけをし完売の為閉店と看板を出して2階で皆で果実水を飲みながら、ナイルと千眼が作ってくれた昼食を皆で食べならのミーティングを始めた。
「もっと量を出したいんだけどねー、今日入ってくれたバルタルさん、すごいわね手際も良くて…」
「こっちもそう、すごく捗ったわ」
「ポップコーンは今くらいでちょうどいいですね」
「い、いえ…料理好きなのでお役に立てて良かったです」
バルタルが照れて下を向く、確かに2日前よりも今日の方が商品が出るのが早かった。
「パンの方は何に時間がかかる?パティの方も」
「そうねぇ、あらこの肉串美味しいわぁ。粉を混ぜる工程かしら後捏ねるのが…」
「こっちはも皮を作るのに粉を混ぜて生地を作る所かなー、後100…ううん200個は出したいわ!」
「大きく出たなーナティ」
「分かった、その辺は考えておく。で、明日は?」
『やります!』
「皆さんすごいやる気ですね」
「無理しないで下さいね」
『はい!』
「俺はこの後所用が合って出るが、カイネとバルタルは?」
「明日の仕込みのお手伝いをします」
「お、俺も手伝いを…」
「じゃ、また終わったら連絡してね」
「さ!詠斗さん、大河さん、綴さん、チグリスさん行きましょうか!」
状態異常無効の威力…疲れ知らずな自分達、それに物欲が絡むと元気が更に漲るのだろう…。
という訳で次回、率君チーズ爆買い王になる、始まります。
『おかえりなさいー』
畑に戻ってくると皆も食事を終わらせていたようでまったりと各々寛いでいる、焚火を囲い丸太のイスに座ってスマホを弄ったり、茶を飲んだり、話しをしたりとそういう姿はどこの世界も変わらないなと詠斗達は思った。
「詠斗さん、改めてきょ、今日からよろしくおねにゃいします!」
バルタルがカイネと一緒に詠斗達の前に来ると、頭を下げるが噛んでしまい顔を真っ赤にして俯いてしまった。
「チグリスが連れて来た…仕事をクビになったっていうヤツか?俺は大河だよろしく」
「は、はい。宮廷料理人だったんですが…朝クビになって追い出された所をチグリスさんに拾って貰って…まさかドラゴンでしかも背に乗せて貰って…」
「すごい経験しましたね!僕は率と言います!よろしくお願いします」
「料理人…若いのにすごいですね。僕は綴といいます。よろしくお願いしますね」
「俺は、ジラだ!」
「は、はい!バルタルと言います。よろしくお願いします」
「バルタル君は俺達と同じ所で寝泊まりでいいんだよね?明日お店も手伝ってくれるって」
「そうか…貴族屋敷の方のフードコート任せるか…」
「良いですね!」
「え、え?フード…?」
「細かい話は明日!さ、休もう!俺、お風呂行くー」
詠斗、大河、率、綴、ジラはお風呂に向かい、他のドラゴン達は各々の家へと戻り、千眼がナイルとチグリス、カイネとバルタルやきゅう達を連れて先にテントに戻って行く。
「ふぅ…気持ち良かったー」
「アルケールさんすごい飲んでましたね」
「冷蔵庫に補充したがまたすぐ無くなるな」
「気持ちの良い飲みっぷりでしたね」
「俺は、牛乳の方が旨いと思うがなー」
一風呂浴びた詠斗達がテントに戻ってくると、チグリス、カイネとバルタルとハル達はすでに布団の中で寝ていて、図書スペースでナイデル、ナイル、千眼、きゅう達が読書をしていた。
「俺も読もう」
「茶を飲むか…?」
「ああ、貰う」
「俺にも牛乳入れた茶をくれ、俺も読もうっと」
「わかった…」
ジラはファッション誌を千眼から貰った眼鏡を掛けてソファの上で寛ぎながら眺めている、大河はカフェ特集の雑誌や個人の雑貨屋特集の雑誌(大河母趣味)を見て屋敷の改装の案を考えていた。
「僕らも寝ますね」
「おやすみなさーい」
『おやすみ』
それぞれの今日がゆっくり終わっていく、毎日が忙しくけれど楽しくて仕方がない…。
「おはようございます、今日は大河さんとチグリス以外の他の皆さんはお店に行きましたよ。朝ごはん出来てます」
「ああ、おはよう。ラインで既に客が結構並んでいるらしい…早めに店開けるようだ…食って向かうか」
「ん…」
「詠斗さん達が今日はめだまやき?にしてくれました、それとパンに腸詰を挟んだものとサラダと果物です。バルタルさんは手際がとても良くていつもと味が違いますね。昨日のドーナツもバルタルさんが沢山作ってくれたんですよーおかげで皆沢山食べられてよろこんでいました」
「あ、ドーナツ忘れてたな…ん…このスープ美味いな」
「大河…俺ドーナツ20個食った…美味い…また食う」
「食べ過ぎじゃないのか、それ」
「………そのスープは昨日来た料理人が作った…」
「確かにいつもの味と違うが…ドーナツ…」
「………主……」
「もしかして…これは昨日の」
そっと千眼が自分の収納からドーナツを1つ大河に渡す、葛藤の末の苦渋の選択をしたようだった。
「ありがとう…こういう時は…」
大河が貰ったドーナツをしげしげと眺める、家で揚げるような素朴なきつね色の丸いドーナツ…それを半分にして千眼に渡そうとするとチグリスもナイルも物欲しそうに見ていたので、4等分してそれぞれに渡した。
「いいんですか?大河さん、私たち昨日食べたのに…」
「ありがと」
「嬉しい」
「いいんだよ、こういうのは皆で食べればもっと美味い」
ドーナツを一口で放り込む、懐かしい味…いつでも食べれるからと特に思い入れもないがこうして異世界で食べる皆で食べたドーナツの味をきっと大河はいつまでも忘れないだろう。
「ああ、美味いな…」
「お昼ご飯用意するので、後で取りに来て下さい」
朝食を食べ終えチグリスと大河は、ナイルと千眼に見送られて店へ移動する。
「はい、追加のパティ40個ー」
「こっちはパン焼きあがりましたー」
「はい、ありがとうございました。次2名様どうぞー」
「ポップコーン2皿こちらで食べるなら、1,000ログですー」
「食べ終わった皿とコップはこっちー」
「パティ3種類10個ずつくれー」
「はぁーい」
チグリスと大河が店に着くと目まぐるしい速さで皆が動いて接客をしている、チグリスも大河も急いで手を洗い消毒を行い手伝いに入った。
「パンの列が長いな、今いるお客で閉店の看板を出すか。綴さん受付頼む」
「はい」
「今日はパンはこちらで完売です」
まだ並ぼうとした客を止め列の最後尾に看板を立てる、まだパティはあるのとポップコーンの方に客が流れていく。
「大河さーん、パティも今並んでいるお客様で終わりです。看板お願いしまーす」
「ああ、分かったー。パティもここで完売です」
「ええ、今日もおしまいなの?」
「すみません、すぐに売り切れてしまうのねーパンも…私足が悪いから…中々早く来れなくて…」
杖を突いた老婆がちらりと困った顔をして大河の顔を見上げる、要は融通しろという事か…大河は内心溜息をつくが億尾にも出さずニコリと笑った。
「すみません、始めたばかりの店でして…しばらくすれば客足も落ち着くと思います。その時にお立ち寄りください。まだポップコーンはありますからよければそちらを…」
遠回しに混雑している今は来店を見送ってくれと伝える、老婆は頬を染めながらそれならまた来るわとポップコーンの列に移った。
「今日の分の野菜はこれで終わりだ」
「分かりました!ジラさん看板出してきます」
「了解ー、はい塩味ね。持って帰るなら800ログよーお次は塩と香辛料1つずつに次はハーフ&ハーフねーちょいお持ちを」
ジラが接客と会計を行い、チグリスが出来たポップコーンに味を付けケースに入れていく。
「よし、これで終わり…」
看板を立てて、美味しそうに食べている客の顔をぐるりとカイネが見回す、流れる汗を拭った。
「みんなー今日もお疲れさまでした。これ食べてゆっくりしてねー」
『お疲れさまでしたー』
外の片づけをし完売の為閉店と看板を出して2階で皆で果実水を飲みながら、ナイルと千眼が作ってくれた昼食を皆で食べならのミーティングを始めた。
「もっと量を出したいんだけどねー、今日入ってくれたバルタルさん、すごいわね手際も良くて…」
「こっちもそう、すごく捗ったわ」
「ポップコーンは今くらいでちょうどいいですね」
「い、いえ…料理好きなのでお役に立てて良かったです」
バルタルが照れて下を向く、確かに2日前よりも今日の方が商品が出るのが早かった。
「パンの方は何に時間がかかる?パティの方も」
「そうねぇ、あらこの肉串美味しいわぁ。粉を混ぜる工程かしら後捏ねるのが…」
「こっちはも皮を作るのに粉を混ぜて生地を作る所かなー、後100…ううん200個は出したいわ!」
「大きく出たなーナティ」
「分かった、その辺は考えておく。で、明日は?」
『やります!』
「皆さんすごいやる気ですね」
「無理しないで下さいね」
『はい!』
「俺はこの後所用が合って出るが、カイネとバルタルは?」
「明日の仕込みのお手伝いをします」
「お、俺も手伝いを…」
「じゃ、また終わったら連絡してね」
「さ!詠斗さん、大河さん、綴さん、チグリスさん行きましょうか!」
状態異常無効の威力…疲れ知らずな自分達、それに物欲が絡むと元気が更に漲るのだろう…。
という訳で次回、率君チーズ爆買い王になる、始まります。
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