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第4部 生きる世界に微笑んで 立ち止まったら空を見上げて編
14 王様の食事は美味いか不味いか
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「ここが城の厨房…」
綺麗とは言いづらいが、汚くもないという石造りの広い厨房には料理人達が偉そうに指示を出し腹が出た中年の指示に従い動いていた、ラージュの姿を確認するとすぐにニヤリと笑みを浮かべすり寄って来た。
「これはこれは陛下、お待ちしておりました。本来ならここは神聖なる我々宮廷料理人の領域。本日は特別に…存分にご覧下さい。しかし魔法冷蔵庫は…」
「うむ、分かっておる料理長ガナよ、邪魔をするぞ。客人達よ存分に見ていくが良い」
新鮮で瑞々しい野菜、良く熟れた果実、棚に置かれた様々な香辛料と湯気立つ竈、食事の匂いが漂う。
「この果物は…」
「それはここから南方の国《カッセナ》の特産品パルマですね、そのままだと固いのでサラダや料理に使います」
緑色の皮の小さいバナナのような物が房になって吊る下げられ、気になった詠斗にユナイドが説明てくれた。
「詠斗さん、これって…」
「これは余が好きでな、この状態から徐々に熟れていき黄色くなれば甘い果物になる。この色の時はソースに使われるとうまいな」
「やっぱり、《カッセナ》…」
「俺も気になるな、好物だし」
「僕も好きですよ」
詠斗、大河、率、3人でパルマを眺めていると、率から驚きの声が上がる!
「これ、もしかしてチーズですか!?」
『え、チーズ!?』
3人が駆け寄って見たのは、黄色いホールの紛うことなきチーズだった。
「うわ、チーズ!本物!」
「あったのか…」
「しかもチェダーチーズ…美味しいですよね」
「なんだ、これが好きなのか?お前達、売っている所知っているぞー」
「ほ、本当ですか!ジラさん!明日!お店終わったらいきましょう!」
「いいぞー」
「そんなに好きか?余はそこまでではないが、ガナ…」
「…承知致しました」
料理長ガナに一瞬ギロと睨まれるが、そんな事よりもチーズが気になる率達だった。
「ユナイドさん!後で買い取りお願いします!明日のチーズのお金!」
「はい、後でギルドで買い取りしましょう」
「晩餐等で他国の貴賓を招いた際にこれが出る位だ」
薄く切られたそれを各々味わう、風味は薄くチーズとしては物足りないがされどチーズ、久方ぶりの率がゆっくり味わった。
『………』
美味しい美味しくない以前にチーズの味があまりしない、何か色々足りないそんな味だった。
「ありがとうございました」
「では、次は図書館ですね。参りましょう」
「イスラ、外で待機していろ…」
「…」
扉を開けたイラスを図書館の外に立たせ6人で中に入る、薄暗いが魔石の灯りが室内を照らしていた。
「大河、これを…図書館の鍵だ。好き時に来れば良い」
「いいのか?」
「ああ、来る時はラインで連絡をくれ。それと…今度旨いチーズ料理ご馳走してくれ」
「任せて下さい!ラージュさん!」
ニヤリと笑い合う大河とラージュ、率が拳を握って気合いを入れる。
「あのチーズ、味薄かったですね」
「そうなんですよーでも久しぶりのチーズ嬉しかったー」
「俺が食ったのはもっと味濃かったな。明日分かるさ」
「奥が禁書だ、禁書と呼ばれる書物には魔法文字…所謂暗号で書かれている。俺は読めん」
「…そうか、無理に読む必要もない。今度ゆっくり邪魔をさせて貰う」
と言いつつ、読めるスキルを付けて貰うか千眼になんとかして貰おうと思っている大河だった。
「すごい数の本…」
「大半は歴史書を様々な人物、様々な角度で書いた物ばかりです」
「それはそれで面白いからな」
「魔法具は今管理部総出で素材採集で不在だ、次の機会に来てくれ戻って来たら連絡する。では、俺は夜市の時間まで執務を行うので失礼する。大河達はここにいるか?」
「俺はここにいさせて貰う」
「僕は買取りを…」
「僕も買取りして貰いたい物があるので」
「俺は一旦畑へ、新しい人も気になるから…」
「では、後でな。仕事が片付いたらラインすればいいか?」
『はい』
「本の匂い…悪くない。200年前辺りをまず探るか…千眼に聞いてもきっと俺達に心配掛けたくないから言わないだろう…まずは千華の魔王の事と封印についてか…」
広く高い本棚の年代別200年前辺りの棚、作者と更に細かい年代に分かれて並び見易くなっていた。
「この辺りを読むか…」
大河が手に取ったのは『デイル暦123年史 ワゥリー著』抜き出すと、誇りもでない古く黄ばんではいるが差程劣化もない、魔石と魔力が循環し維持されているのがよく分かる。
今はデイル歴224年、静かにパラとページを捲る音だけが聞こえた。
「転移魔法…助かりました。千眼殿は?」
「もう、帰りました」
商業ギルドに戻りいつもの応接間で、鉱物ダンジョンの査定を早速始めたユナイドが尋ねる。
「そうですか、時々ラインはするんですがまたお会いしたいですね」
「伝えておきます」
「はい、お願いします。今回は予算を潤沢に用意していますのでここに置かれた鉱物全て550,000,000ログで如何ですか?」
机に置かれた輝く鉱物達全て合わせて5億越えで目が点である、率と綴互いに顔を見合わせ互いに頷く。
「その金額でお願いします」
「かしこまりました、分配はどうします?」
「僕のそうですね…ジラさんの分もあるので3頭分して…100,000,000ログは『アウトランダーズ商会』の口座に、1,000,000はコインで貰い後は僕の口座へ」
「僕も同じにして下さい、ジラさんのお金は全てジラさんの口座へお願いします」
「承知しました、少々お待ちください」
「金銭感覚可笑しくなりそうです…」
「僕もですよーつい最近までお金なんかあまりもてなかったんですから」
「すごい…あとでまた神様達に日本の施設へ送金して貰います」
「神様達に感謝ですね」
「本当に…」
「お待たせしました。使いやすく崩しておきました。今夜の夜市楽しんで下さいね」
ノックされコインをトレイに載せたユナイドが戻って来る、細かくしてくれたコインを巾着袋と収納に各々しまった。
「ユナイドさん、他におススメのダンジョンとかありますか?」
「そうですね…、ここから離れていますが《シーライズ》という海の国の海ダンジョンはどうですか?真珠や貝、魚等がドロップしますよ。転移魔法を使えばあっという間ですね。階層は全部で6階層海の魔物が数多出現しますが…皆さんなら簡単に攻略で出来ますよ。比較的攻略しやすいダンジョンで攻略者も沢山います」
「海ですか、良いですね」
「今度行ってみます」
「ええ、買い取り頑張らせて貰います」
「はい、ありがとうございます」
「ありがとうございました」
「またいつでもいらして下さい」
『はい!』
商業ギルドを後にし、大河のいる図書館へ転移した。
「ただいまー」
『おかえりなさいー』
「わ、ドーナツだ!」
「バルタルさんのおかげで綺麗に出来ましたー」
「もう沢山揚げてますけど、出来た端から消えていきます」
「おかえり…ドーナツ美味しい…」
「あ、チグ兄!それで10個め食べ過ぎだぞ!」
「うま…牛乳と合う…」
「詠斗!チョコ美味いぞ!」
「この干した果物を入れた物が美味いぞ!我は酒と食うぞ!」
『きゅう!』『もぐ!』『もぐぅ!』『もぉぐ』『ぴぃ』『ぱしゃ』
皆勢ぞろいでドーナツを作り揚げ食べている、詠斗も早速食べてみたが揚げ立ては兎に角美味しかった。
「ラージュさんやユナイドさんにあげたいから、ちょっと多めに欲しいんだけど…あ、えと電話で話したバルタルさん…?」
「あ、はい…バルタルと申します…チグリスさんに誘っていただき…本当に良いんですか?住む所まで…」
おどおどとした様子でドーナツを揚げていたバルタルが詠斗の前へ出る、ナイルも特に気にしていないようなのでニコと笑って頷く。
「もちろん、ようこそ!《不毛の地》へ!詠斗って言います!」
「ありがとうございます、よろしくお願いします…城の料理人をクビになってしまって…途方に暮れていたので…あの一生懸命頑張ります!」
「うん!仕事の詳い話はまた後で大河さんから聞いて貰うとして…料理人という事は…」
「バルタルさん、明日一緒に店で働いてくれるそうです」
「え、いいの?」
「は、はい!料理大好きなので、是非…」
「じゃ、テトラに制服頼んで…」
「りょーかい!ドーナツ食べたら作るよーもう1個ちょーだい。予備の皆の制服もできてるーあとで取りきてよん」
「ありがとう!テトラ!」
「バルタルさん、すごい手際良くて作るのも早いんですよ」
「い、いえ、この本のお陰です…すごいですこの本」
カイネの言葉にバルタルが照れるが詠斗に挨拶した後は、揚げる作業に戻り次々生地を入れては揚げていく。
「はい、詠斗さん。10個ずつ包みました、何も入ってないの干し果物を入れた物半分ずつ入ってます」
「ありがとう、ナイルさん!チグリスは来る?」
「ドーナツ食べる…」
「…そっか。お土産買ってくるね」
「ん…」
「では、行ってきまーす!」
『行ってらっしゃーい』
綺麗とは言いづらいが、汚くもないという石造りの広い厨房には料理人達が偉そうに指示を出し腹が出た中年の指示に従い動いていた、ラージュの姿を確認するとすぐにニヤリと笑みを浮かべすり寄って来た。
「これはこれは陛下、お待ちしておりました。本来ならここは神聖なる我々宮廷料理人の領域。本日は特別に…存分にご覧下さい。しかし魔法冷蔵庫は…」
「うむ、分かっておる料理長ガナよ、邪魔をするぞ。客人達よ存分に見ていくが良い」
新鮮で瑞々しい野菜、良く熟れた果実、棚に置かれた様々な香辛料と湯気立つ竈、食事の匂いが漂う。
「この果物は…」
「それはここから南方の国《カッセナ》の特産品パルマですね、そのままだと固いのでサラダや料理に使います」
緑色の皮の小さいバナナのような物が房になって吊る下げられ、気になった詠斗にユナイドが説明てくれた。
「詠斗さん、これって…」
「これは余が好きでな、この状態から徐々に熟れていき黄色くなれば甘い果物になる。この色の時はソースに使われるとうまいな」
「やっぱり、《カッセナ》…」
「俺も気になるな、好物だし」
「僕も好きですよ」
詠斗、大河、率、3人でパルマを眺めていると、率から驚きの声が上がる!
「これ、もしかしてチーズですか!?」
『え、チーズ!?』
3人が駆け寄って見たのは、黄色いホールの紛うことなきチーズだった。
「うわ、チーズ!本物!」
「あったのか…」
「しかもチェダーチーズ…美味しいですよね」
「なんだ、これが好きなのか?お前達、売っている所知っているぞー」
「ほ、本当ですか!ジラさん!明日!お店終わったらいきましょう!」
「いいぞー」
「そんなに好きか?余はそこまでではないが、ガナ…」
「…承知致しました」
料理長ガナに一瞬ギロと睨まれるが、そんな事よりもチーズが気になる率達だった。
「ユナイドさん!後で買い取りお願いします!明日のチーズのお金!」
「はい、後でギルドで買い取りしましょう」
「晩餐等で他国の貴賓を招いた際にこれが出る位だ」
薄く切られたそれを各々味わう、風味は薄くチーズとしては物足りないがされどチーズ、久方ぶりの率がゆっくり味わった。
『………』
美味しい美味しくない以前にチーズの味があまりしない、何か色々足りないそんな味だった。
「ありがとうございました」
「では、次は図書館ですね。参りましょう」
「イスラ、外で待機していろ…」
「…」
扉を開けたイラスを図書館の外に立たせ6人で中に入る、薄暗いが魔石の灯りが室内を照らしていた。
「大河、これを…図書館の鍵だ。好き時に来れば良い」
「いいのか?」
「ああ、来る時はラインで連絡をくれ。それと…今度旨いチーズ料理ご馳走してくれ」
「任せて下さい!ラージュさん!」
ニヤリと笑い合う大河とラージュ、率が拳を握って気合いを入れる。
「あのチーズ、味薄かったですね」
「そうなんですよーでも久しぶりのチーズ嬉しかったー」
「俺が食ったのはもっと味濃かったな。明日分かるさ」
「奥が禁書だ、禁書と呼ばれる書物には魔法文字…所謂暗号で書かれている。俺は読めん」
「…そうか、無理に読む必要もない。今度ゆっくり邪魔をさせて貰う」
と言いつつ、読めるスキルを付けて貰うか千眼になんとかして貰おうと思っている大河だった。
「すごい数の本…」
「大半は歴史書を様々な人物、様々な角度で書いた物ばかりです」
「それはそれで面白いからな」
「魔法具は今管理部総出で素材採集で不在だ、次の機会に来てくれ戻って来たら連絡する。では、俺は夜市の時間まで執務を行うので失礼する。大河達はここにいるか?」
「俺はここにいさせて貰う」
「僕は買取りを…」
「僕も買取りして貰いたい物があるので」
「俺は一旦畑へ、新しい人も気になるから…」
「では、後でな。仕事が片付いたらラインすればいいか?」
『はい』
「本の匂い…悪くない。200年前辺りをまず探るか…千眼に聞いてもきっと俺達に心配掛けたくないから言わないだろう…まずは千華の魔王の事と封印についてか…」
広く高い本棚の年代別200年前辺りの棚、作者と更に細かい年代に分かれて並び見易くなっていた。
「この辺りを読むか…」
大河が手に取ったのは『デイル暦123年史 ワゥリー著』抜き出すと、誇りもでない古く黄ばんではいるが差程劣化もない、魔石と魔力が循環し維持されているのがよく分かる。
今はデイル歴224年、静かにパラとページを捲る音だけが聞こえた。
「転移魔法…助かりました。千眼殿は?」
「もう、帰りました」
商業ギルドに戻りいつもの応接間で、鉱物ダンジョンの査定を早速始めたユナイドが尋ねる。
「そうですか、時々ラインはするんですがまたお会いしたいですね」
「伝えておきます」
「はい、お願いします。今回は予算を潤沢に用意していますのでここに置かれた鉱物全て550,000,000ログで如何ですか?」
机に置かれた輝く鉱物達全て合わせて5億越えで目が点である、率と綴互いに顔を見合わせ互いに頷く。
「その金額でお願いします」
「かしこまりました、分配はどうします?」
「僕のそうですね…ジラさんの分もあるので3頭分して…100,000,000ログは『アウトランダーズ商会』の口座に、1,000,000はコインで貰い後は僕の口座へ」
「僕も同じにして下さい、ジラさんのお金は全てジラさんの口座へお願いします」
「承知しました、少々お待ちください」
「金銭感覚可笑しくなりそうです…」
「僕もですよーつい最近までお金なんかあまりもてなかったんですから」
「すごい…あとでまた神様達に日本の施設へ送金して貰います」
「神様達に感謝ですね」
「本当に…」
「お待たせしました。使いやすく崩しておきました。今夜の夜市楽しんで下さいね」
ノックされコインをトレイに載せたユナイドが戻って来る、細かくしてくれたコインを巾着袋と収納に各々しまった。
「ユナイドさん、他におススメのダンジョンとかありますか?」
「そうですね…、ここから離れていますが《シーライズ》という海の国の海ダンジョンはどうですか?真珠や貝、魚等がドロップしますよ。転移魔法を使えばあっという間ですね。階層は全部で6階層海の魔物が数多出現しますが…皆さんなら簡単に攻略で出来ますよ。比較的攻略しやすいダンジョンで攻略者も沢山います」
「海ですか、良いですね」
「今度行ってみます」
「ええ、買い取り頑張らせて貰います」
「はい、ありがとうございます」
「ありがとうございました」
「またいつでもいらして下さい」
『はい!』
商業ギルドを後にし、大河のいる図書館へ転移した。
「ただいまー」
『おかえりなさいー』
「わ、ドーナツだ!」
「バルタルさんのおかげで綺麗に出来ましたー」
「もう沢山揚げてますけど、出来た端から消えていきます」
「おかえり…ドーナツ美味しい…」
「あ、チグ兄!それで10個め食べ過ぎだぞ!」
「うま…牛乳と合う…」
「詠斗!チョコ美味いぞ!」
「この干した果物を入れた物が美味いぞ!我は酒と食うぞ!」
『きゅう!』『もぐ!』『もぐぅ!』『もぉぐ』『ぴぃ』『ぱしゃ』
皆勢ぞろいでドーナツを作り揚げ食べている、詠斗も早速食べてみたが揚げ立ては兎に角美味しかった。
「ラージュさんやユナイドさんにあげたいから、ちょっと多めに欲しいんだけど…あ、えと電話で話したバルタルさん…?」
「あ、はい…バルタルと申します…チグリスさんに誘っていただき…本当に良いんですか?住む所まで…」
おどおどとした様子でドーナツを揚げていたバルタルが詠斗の前へ出る、ナイルも特に気にしていないようなのでニコと笑って頷く。
「もちろん、ようこそ!《不毛の地》へ!詠斗って言います!」
「ありがとうございます、よろしくお願いします…城の料理人をクビになってしまって…途方に暮れていたので…あの一生懸命頑張ります!」
「うん!仕事の詳い話はまた後で大河さんから聞いて貰うとして…料理人という事は…」
「バルタルさん、明日一緒に店で働いてくれるそうです」
「え、いいの?」
「は、はい!料理大好きなので、是非…」
「じゃ、テトラに制服頼んで…」
「りょーかい!ドーナツ食べたら作るよーもう1個ちょーだい。予備の皆の制服もできてるーあとで取りきてよん」
「ありがとう!テトラ!」
「バルタルさん、すごい手際良くて作るのも早いんですよ」
「い、いえ、この本のお陰です…すごいですこの本」
カイネの言葉にバルタルが照れるが詠斗に挨拶した後は、揚げる作業に戻り次々生地を入れては揚げていく。
「はい、詠斗さん。10個ずつ包みました、何も入ってないの干し果物を入れた物半分ずつ入ってます」
「ありがとう、ナイルさん!チグリスは来る?」
「ドーナツ食べる…」
「…そっか。お土産買ってくるね」
「ん…」
「では、行ってきまーす!」
『行ってらっしゃーい』
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