あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

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第3部 歩く路は笑顔で 余裕を持って進んでいこう

22 只今開店準備中

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「ん?」
「何だか表が騒がしいですね」
店の裏手に転移した、詠斗、大河、率、チグリス、テトラ、カイネが表に回ると人だかりが出来ていて、ドワーフ達やキッキの家族やナット達が対応に追われていた。
「あ、オーナー達!」
「どうしたんだこの人だかり?」
「どうしたもこうしたもなかろうじゃ、店を見てみんながあつまっちきちょる」
ドリィーガンが答える、大河達は首を傾げてこの状況についてけていないのでナットが教えてくれた。
「こんなすごい店初めて見ましたよ!こんなにガラスを使った店、王都ににもないんじゃないですか!」
「確かにそうです、俺も昨日空腹でしっかり店をみれなかったんですが、これはかなり贅沢な店ですよ」
ナットの言葉にカイネも頷く、周囲の人々は一体何の店だ何を売るんだ、こんな店初めて見たとガヤガヤしていた。
「良い宣伝にはなったな、ここは食べ物を売る店だ。まだ開店していない。また来てくれ」
大河の言葉に去る人もいれば、何を売るんだとしきりに聞いて来る人、ガラスを売って欲しいと言う人、まだまだ人は減らないが今日は何も売るつもりもないので、従業員の皆を中に招く。
「うわあーすごいきれいー」
「こんなきれいな店が私たちの…」
「お兄ちゃん!私夢見ているのかな!」
「夢かも…俺の頬を引っ張って……いて…夢じゃない」
「じゃあ、一昨日と違う部分の説明と、最後はレジの説明。で、こっちが今日からここで働くポップコーン担当の…」
「カイネです!よろしくお願いします」
『ぽっぷこーん?』
「それは後でにしてまずは…洗濯機と倉庫の説明するよー。いったん裏口から外に出てー」
何故かドワーフの皆も付いて来て外に出る、流石に裏口には見物人はいない、裏口すぐそばに設置している黒い箱…洗濯機と乾燥機と水道の説明、それに洗剤の使い方と石鹸ハンドソープの説明も率と詠斗が行った。
『………』
「分からない所ある?」
「説明は分かり易かったです…」
「すごい便利!」
「こんなもんみちょことない…」
「なら、次は倉庫だ…」
従業員一同目が点である、店舗の外観といい洗濯機や水道、石鹸や洗剤見た事もないもので溢れている店…何もかも驚きだらけだが、それ以上にやる気も漲ってくる。
「倉庫は常に一定の温度を保ち、主に砂糖、小麦粉、油を保管する。使う際はここから使ってくれ、それとここの鍵はテント方式にしてみた。1人ずつ入口の魔石に魔力を注いで欲しいそれで、開閉が可能だ」
「お、大河殿こっちが店の予備の鍵じゃも」
「ああ、ありがとう。じゃみんなに1つずつ配るから無くさないように」
ドリィーガンから鍵を受け取り皆に渡していく、絶対に無くさないようにしようと心に皆決めた。
「次は2階だ…」

「まず1階にもあるがこの黒い大きな箱は冷蔵庫いうものだ、これは魔力はもう必要ない中は冷えているから冷やしたい物を入れれば時期に冷える仕組みだ、後はこの上は冷凍庫物を凍らせられる、氷なんかもすぐに出来る」
『氷!?』
「た、大河どのわしらにもこのれいぞーこを作ってくれぇ!!」
ドワーフ達が一斉に大河達の足に縋りつく、きっと冷えた酒が飲みたいのだろう食いつきがすごい。
「これ、普通に売ると高いぞ」
「今回の改装代冷蔵庫でよいぞい!」
『おう!お願いします!』
「どうします?大河さん」
「ここまで言うなら頼んでおく」
『ありがとう!!!ございます!!!』
「お金よりも冷蔵庫…」
率が呟くというよりも引いている、この熱量…中々話が進まない。
「次はレンジだ、これも1階に同じ物がある。この箱の扉を開けて中に温めたい物か冷やしたい物を入れ、扉を閉める。赤い魔石は温める、青い魔石は冷やす。隣の小さい石を1回押すと1分だ。質問はあるか?」
「これなら冷めても温かいパティになる…」
「パンとかも冷たい物が温かくなる…」
「すごーい!魔法だーすごーい」
「質問は大丈夫みたいだね。なら次は制服だよー」
「ボクの番だね、みんなこれに着替えてー」
テトラが前に出てショルダーバッグの収納袋から人数分の制服、優しい色合いのグリーンの帽子、スカーフ、エプロン、清潔な白のシャツ、インナーのTシャツ、黒いズボンに革の靴をテーブルに出す。
「ささ、着替えて着替えて!」
それぞれ更衣室に別れ着替えてもらう、荷物はロッカーに置くように頼んで大河達は休憩室の椅子に座る。
ドワーフ達にはビールで釣って外の見物客が入って来ないようにして貰った。
「カルに冷蔵庫をラインで頼んだら、ポップコーンの保温ケースが完成したらい。取りに言ってくる」
「分かりました」
転移を大河が行い、着替えを待っていると皆すんなり着替えて戻って来ると表情が引き締まったように感じる。
「うんうん、いい感じ!動いてみて、どうちょっと飛んでみて、きつい所とか大きい所はない?」
テトラがみんなの着心地を確かめていく、特に問題は無さそうだった。
「かわいいふく、嬉しいありがとう!お兄ちゃん!」
「すごい!着心地がいいわ!それにかわいい!」
「こんな、上等な服着たことない!」
「俺も!」
「よかった!予備にもう一式用意するからね」
「3日に一回の割合で洗濯して下さい、乾燥機ですぐ乾きますから」
「あ、あの普段来ている服とかも洗っちゃ駄目ですか?」
おずおずといった感じでキッキ達の母親が手を挙げる、家族が多い分服を洗うのも大変だろう。
「もちろん、いいですよ。でもここで働いてくれる皆さんへの手当てだと思って下さい、他の人の服とかは持ち込まないように」
『分かりました』
「着替え終わったのか?良いんじゃないか」
裏口から戻って来た大河も合流し、カイネにポップコーンを
作って貰い皆で試食しながら、今後の業務について話し合う。

「う、うまい!」
「俺達が作った野菜がこんな美味くなるなんて!」
「いくらでも食べられそう!」
「おいしいー」
「サクサク!」
カイネが作り皿に山のように盛ったポップコーンが瞬く間に消えていく、お茶に氷を入れて冷たくした物はポップコーンに良く合う。
「カイネには外でポップコーン売って貰う、扉の隣のショーケースにはパティと焼き菓子を並べて売る、パンは店内の棚に値札を置いて値段が分かるようにする。レジはこの後教える」
「その場で食べたいお客さんは外に椅子とテーブルを置くからそこで食べて貰ってね」
「わかりました!」
「店が変わるだけで、売るものは変わらないし!俺は明日からでも売るぞ!」
ナットが力強く拳を握る、皆も頷きやる気は充分なようだ。
「明日から始めるのは構わない。まず給料だが向こう90日は家賃と仕入代はこちらは貰わない、90日後に売り上げと人件費や経費等を鑑みて決める、それと労働は5日働いて2日休みを取ってくれ、皆で合わせて貰って取っても良い、別々に取って貰っても構わない、7日を基準に2日以上休みを取ってくれ。俺達も最初は手伝うが落ち着いたら好きにやって貰いたい。売り上げの分配はレジを教える時に言う。連絡手段はこの道具を使って文字を送るか通話して必要な材料を仕入れて欲しい場合の時はこれを使って教えてくれ。閉店中は店に置けばいい。使い方は今からレジと合わせて教えるから、率くん」
「はい、では皆さん下に行きましょう」
見たことも聞いた事もない道具に興味は尽きないが、まずは円滑に仕事をする為に真剣に耳を傾けた。

「レジの操作はこのパネルを教えますね、まずこの板の横の突起を押します。画面が光ったら商品名と金額が…今は入ってないですがあります、パティの金額は200ログでしたよね。ならその金額を登録…このパティはナットさんのお店の商品なので色分けを青にしますか?」
「お、おう?は、はい」
「では色分けして金額も入れて、1個欲しいなら1回押すと隣に個数と金額が出ます。沢山購入ならここを長押しすると個数が入力出来ます」
「レジの時間短縮で金額のバラ付きを店毎に少なくした方が良いと思います、200ログ300ログ500ログ位にした方がスムーズだね」
「なるほど…、うちのパンは大体300ログか400ログだからそこの辺りのパンを中心に用意すれば…」
セギと兄のギセが話し合う、他の焼き菓子屋も金額のバラ付きを減らすようにするようだ。
「それで、ここに合計金額が出るので。預かり金て所にお客様から預かった金額を入力すると…お釣りの金額が分かります」
『ほぉーーー』
「それで一日の金額が分かるようにするには、ここのメニュー画面を押して売り上げが表示されます。店毎と総売り上げと最初にお釣りの設定で入れた金額です。売り上げを抜いてこのリセットボタンを押せば、明日はまたこの最初の金額から始められます」
『ほぉぉーーーー』
「基本は暗算でも良いが、複数の店舗が入っているからこの方式にした。この最初の釣銭はこちらで用意する、話し合いをしてそれで給料を割り当ててくれたらいい。ショーケース、ポップコーンの場所計3台用意する。基本この店は閉店後ここに金を置いていて貰っても大丈夫だ。経費などの別に保管が必要な金は金庫を用意する、商業ギルドに預けてもいいがそれは追々決めてくれ。それと1日の販売は無理なく用意出来る範囲で、売り切れたら店仕舞いにして欲しい。無理に追加で作る必要はない、それで身体を壊したら元も子もないからな」
『はい!』
「後はこちらの通信機器ですね、レジの隣に置いときますね。基本はこの横の突起を押して画面を明るくすると、メッセージ機能でここを押して伝言を入れて、このボタンを押すと伝言が相手に送信されます、後このボタンを押してください、僕たちの名前があるので押すと…僕たちが持っている通信機器に繋がります。これナットさん持っていて下さい」
「お、おお」
「耳に当てて下さい、もしもし率です」
「おお、ここからリツさんの声が聞こえる!」
「わぁすごい!」
「説明はこんな感じだね」
「それで、明日からすぐに客を相手にというのも大変だから、明日は俺達が招待する客相手に練習してみて欲しいんです!」
「そっちも招待したい客がいれば呼んでくれ、通常よりも安い値段やオマケなど付けて貰いたい、その分の金額はこちらで補填はする」
「看板とかも用意しますね」
「わ、分かりました!その方がいいですね!練習にもなるし…このレジの…」
「明日やってみて問題点があればそこを解消して店を始めていけばいいよ」
『はい!よろしくお願いします』
「俺達は招待客に声を掛けてくるから、明日は昼前から店を開けてみようと思う」
「わ、分かりました。俺らは明日の仕込みがしたいから残ります」
「俺達も!」
「そうか、だが夜になる前には帰ってくれ。それと…各々の店で13人分のパンや菓子、パティを別に作って欲しい」
「ああ、そうですね!!必要必要」
「大事ですね、皆さんお願いします」
神々の分も確保しておかなければ、一応商売繁盛を願い供えておきたい。
「大河さん達、俺も残って皆さんのお手伝いをしたい思います」
カイネが張り切っているにので、止めはしないが無茶はしないで欲しいと思う。
「分かった、カイネ。終わったら迎えに行くからラインして」
「はい!」
「俺は商業ギルドに行ってくる」
「俺はキャサナさんや蜂蜜屋さんの所に」
「僕もご一緒してもいいですか?
「もちろん!」
「俺は大河と行く…」
「ボクは帰るよ予備の制服とか作りたいから、詠斗くん送ってー」
「いいよ」
それぞれの予定が決まったので散り散りに行動を開始する、ドワーフ達にビールを渡し見物人の対応に礼を言う。
「なあに、この酒の為なら安いもんじゃ!!」
「明日招待客だけに販売するから来てくれ」
「もちろんじゃぞ!みんな明日も来るぞー」
『おー!!』とビールを荷車に乗せて意気揚々と帰っていく姿を見送り、ドワーフ達が上手くやってくれたのか今はこちらを見るだけで人だかりなどは出来ていない、気になるようだが出来ていない物は無い。
大河はチグリスと共に商業ギルドへ、詠斗、率、テトラは一旦畑へと戻った。
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