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第3部 歩く路は笑顔で 余裕を持って進んでいこう
21 それぞれ
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「おはよう、早いね。まだ寝てて良かったのに」
「いえ、充分休ませて貰ったので手伝わせて下さい」
カイネが起きると詠斗と率、千眼とナイルは起きて食事の準備を始めていた。
昨日は布団まで貰いすぐに寝てしまったが、身体はすこぶる元気で調子良い。
「ならサラダでも用意して貰おうかな、そこにミニトマトと野菜があるから適当に切って皿に盛って欲しいな」
「はい」
テントの中に風呂場で教えて貰った水道があるのでハンドソープを付けて手や顔を洗い、サラダの準備を始める。
「ん…おはよう」
「大河さんおはようございます」
「カイネ、早いな」
「はい!お世話になるんでこのくらいさせて下さい」
「そうか、なら店で担当して貰うポップコーンの作り方を教える。詠斗くん、釜戸1つ借りるぞ」
「どうぞー」
きゅう達も皿を運び手伝いに勤しむ、千眼はスープと芋を煮て、ナイルは魚や貝を串焼きにし、率は肉とキノコを炒めていた。
「まず、いるのはこの野菜の粒を絞るようにして実を取っ手行く」
「はい」
トウモロコシモドキの実を絞って器に落としていく、すんなり取れるので結構面白い、きゅうが寄って来て実を取った芯を食べたがっているので大河もカイネもあげるどボリボリ音を立てて食べている、きゅうの風魔法で浮いているふーには細かくしたトウモロコシモドキをガラス鉢に入れると突っついて食べている。
「温めたフライパンに油を敷き熱くなったら粒をこの位…掬って入れて蓋をする…」
「ポンポン音がします!」
「ああ、これで音がしなくなれば…」
「うわぁー実が白い物に変わりました!魔法みたいですね!」
「そうか、料理だぞ?できそうか?」
「はい!これなら僕も出来ます」
「そうか、ならこの担当はカイネだ。味は今の所は2種類、塩と香辛料の味だ。あ、ケースがいるな…塩を振り掛けて皿に置けば終わりだ。もう少し量を減らして1皿500ログだ。食べてみろ…」
「ん!サクサクして美味しい!これで500ログは安いです!」
「充分利益は取れる、少し作業をするから…詠斗くんカルの所に行ってくる。すぐ戻るが先に食べていてくれ」
「はい、行ってらっしゃいー」
「大河さん、カルにこれを食べるの忘れているかも知れないので…」
「そっか、ならこれもー」
「スープと飲み物…」
「トレイに乗せるか」
トレイの上はパンや果物や肉等で目一杯になる、ついでにカルの所で食べてくると言うと更に追加を貰いカルの家に転移魔法で移動した。
カルの家はドラゴン達のテントの家の奥の片隅にある、一目でカルとテトラの家は分かる、テトラの家のテントは白ではなく、カラフルな布地で作られているからだ、カフとナフの糸から作られたテントの外側は柔らかい色合いで見ていると和む、カルの家は外に鉱物や変わった石が並びに表札代わりになっている為すぐ分かる。
「カル、おはよう。作って欲しい物があるついでに飯を食おう」
「お、おはよ。大河殿」
テントの入り口の布を捲ると奥でもぞりとカルが動く、中は魔力で広くなる仕組みの為外より広いが、所狭しと鉱物や宝石や石や道具などが置かれていた。
「寝てたか?」
「いや、ガラス瓶作ってた。水道出来てる、後小さい冷蔵庫…」
「ありがとう、頼んでいる俺が言うのも何だが寝た方がいいと思う、飯食いながら作って欲しい物が…飯、床で良いか」
「ん…ドラゴン別に寝なくても平気、寝るのが好きで寝てるだけ…俺は寝るより作るの好き」
カルの側まで行き、空いている床に座り食事の載ったトレイを直置きした。
「そうか、それならこちらは助かる。ほら食おう、頂きます」
「いただきます。何を作ればいい?」
「出来たポップコーンをストック出来る透明な箱だ。保温機能があって上に灯りが付くやつ、縦に扉が開いて…大きさはこの位…」
サンドイッチを食べながら大河が手で高さを指定すると、カルが頷く。
「分かった、今日の午後には出来る」
「本当か?助かる」
「ん、瓶と水道と冷蔵庫持って行って…」
「ああ、分かった」
「この、パン美味しい…スープも…今で肉とか魚焼いて食べるだけ…婚礼の時のご飯も美味しかった…だからそういうの作るのに使って貰えるの…嬉しい…」
「ああ、そうだな。みんなに伝えておく」
「ん…」
静かな食事の時間、鉱物や宝石が様々な輝きを放つ中で取る食事は不思議だった、居心地が悪いという訳ではないが見られている気がした…。
「え?カルがそんな事を言ってたんですか?」
「珍しい…」
カルとの食事を終え戻ってくると、テトラ、ラドゥ、オリガ、タッセルもいてみんなで食後のお茶を飲んでいた。
「俺も今度カルと食べよう、みんなの部屋にも行きたいな」
「いつでも来いよ!」
「好きな時に来て下さい」
「酒のもうぜ、肉も」
ラドゥ、オリガ、タッセルが詠斗を歓迎してくれる、近々お邪魔しよう。
「モグラちゃん達、今日は畑仕事するからーあ、詠斗くん!俺これ作りたいんだけど、長達が作ってたの見て作れるかなっていいかな?」
「何をつく…プール?」
図書スペースから雑誌を取り出しラドゥが持って開いたページは、見開きの若い男女が夜のプールではしゃいでいる場面、所謂ナイトプールというやつだった。
「なんか、すらいだーとか流れるヤツっての?とか」
「いいよ、でも広く作るなら少し離れた場所にしてね」
「やった!オリガ、タッセル行こうぜ!モグラちゃん達のプールも作ってやるから、畑仕事終わった来いよー」
『もぐ!』『もぐ』『もぐぅ』『ぴい』『きゅう』『ぱしゃ』
分かったと返事を返しているようだ、さっそく3人が畑に向かい場所と広さをどうするか決めるようだった。
きゅう達も畑に向かい、詠斗達も店に向かうことにした。
「いえ、充分休ませて貰ったので手伝わせて下さい」
カイネが起きると詠斗と率、千眼とナイルは起きて食事の準備を始めていた。
昨日は布団まで貰いすぐに寝てしまったが、身体はすこぶる元気で調子良い。
「ならサラダでも用意して貰おうかな、そこにミニトマトと野菜があるから適当に切って皿に盛って欲しいな」
「はい」
テントの中に風呂場で教えて貰った水道があるのでハンドソープを付けて手や顔を洗い、サラダの準備を始める。
「ん…おはよう」
「大河さんおはようございます」
「カイネ、早いな」
「はい!お世話になるんでこのくらいさせて下さい」
「そうか、なら店で担当して貰うポップコーンの作り方を教える。詠斗くん、釜戸1つ借りるぞ」
「どうぞー」
きゅう達も皿を運び手伝いに勤しむ、千眼はスープと芋を煮て、ナイルは魚や貝を串焼きにし、率は肉とキノコを炒めていた。
「まず、いるのはこの野菜の粒を絞るようにして実を取っ手行く」
「はい」
トウモロコシモドキの実を絞って器に落としていく、すんなり取れるので結構面白い、きゅうが寄って来て実を取った芯を食べたがっているので大河もカイネもあげるどボリボリ音を立てて食べている、きゅうの風魔法で浮いているふーには細かくしたトウモロコシモドキをガラス鉢に入れると突っついて食べている。
「温めたフライパンに油を敷き熱くなったら粒をこの位…掬って入れて蓋をする…」
「ポンポン音がします!」
「ああ、これで音がしなくなれば…」
「うわぁー実が白い物に変わりました!魔法みたいですね!」
「そうか、料理だぞ?できそうか?」
「はい!これなら僕も出来ます」
「そうか、ならこの担当はカイネだ。味は今の所は2種類、塩と香辛料の味だ。あ、ケースがいるな…塩を振り掛けて皿に置けば終わりだ。もう少し量を減らして1皿500ログだ。食べてみろ…」
「ん!サクサクして美味しい!これで500ログは安いです!」
「充分利益は取れる、少し作業をするから…詠斗くんカルの所に行ってくる。すぐ戻るが先に食べていてくれ」
「はい、行ってらっしゃいー」
「大河さん、カルにこれを食べるの忘れているかも知れないので…」
「そっか、ならこれもー」
「スープと飲み物…」
「トレイに乗せるか」
トレイの上はパンや果物や肉等で目一杯になる、ついでにカルの所で食べてくると言うと更に追加を貰いカルの家に転移魔法で移動した。
カルの家はドラゴン達のテントの家の奥の片隅にある、一目でカルとテトラの家は分かる、テトラの家のテントは白ではなく、カラフルな布地で作られているからだ、カフとナフの糸から作られたテントの外側は柔らかい色合いで見ていると和む、カルの家は外に鉱物や変わった石が並びに表札代わりになっている為すぐ分かる。
「カル、おはよう。作って欲しい物があるついでに飯を食おう」
「お、おはよ。大河殿」
テントの入り口の布を捲ると奥でもぞりとカルが動く、中は魔力で広くなる仕組みの為外より広いが、所狭しと鉱物や宝石や石や道具などが置かれていた。
「寝てたか?」
「いや、ガラス瓶作ってた。水道出来てる、後小さい冷蔵庫…」
「ありがとう、頼んでいる俺が言うのも何だが寝た方がいいと思う、飯食いながら作って欲しい物が…飯、床で良いか」
「ん…ドラゴン別に寝なくても平気、寝るのが好きで寝てるだけ…俺は寝るより作るの好き」
カルの側まで行き、空いている床に座り食事の載ったトレイを直置きした。
「そうか、それならこちらは助かる。ほら食おう、頂きます」
「いただきます。何を作ればいい?」
「出来たポップコーンをストック出来る透明な箱だ。保温機能があって上に灯りが付くやつ、縦に扉が開いて…大きさはこの位…」
サンドイッチを食べながら大河が手で高さを指定すると、カルが頷く。
「分かった、今日の午後には出来る」
「本当か?助かる」
「ん、瓶と水道と冷蔵庫持って行って…」
「ああ、分かった」
「この、パン美味しい…スープも…今で肉とか魚焼いて食べるだけ…婚礼の時のご飯も美味しかった…だからそういうの作るのに使って貰えるの…嬉しい…」
「ああ、そうだな。みんなに伝えておく」
「ん…」
静かな食事の時間、鉱物や宝石が様々な輝きを放つ中で取る食事は不思議だった、居心地が悪いという訳ではないが見られている気がした…。
「え?カルがそんな事を言ってたんですか?」
「珍しい…」
カルとの食事を終え戻ってくると、テトラ、ラドゥ、オリガ、タッセルもいてみんなで食後のお茶を飲んでいた。
「俺も今度カルと食べよう、みんなの部屋にも行きたいな」
「いつでも来いよ!」
「好きな時に来て下さい」
「酒のもうぜ、肉も」
ラドゥ、オリガ、タッセルが詠斗を歓迎してくれる、近々お邪魔しよう。
「モグラちゃん達、今日は畑仕事するからーあ、詠斗くん!俺これ作りたいんだけど、長達が作ってたの見て作れるかなっていいかな?」
「何をつく…プール?」
図書スペースから雑誌を取り出しラドゥが持って開いたページは、見開きの若い男女が夜のプールではしゃいでいる場面、所謂ナイトプールというやつだった。
「なんか、すらいだーとか流れるヤツっての?とか」
「いいよ、でも広く作るなら少し離れた場所にしてね」
「やった!オリガ、タッセル行こうぜ!モグラちゃん達のプールも作ってやるから、畑仕事終わった来いよー」
『もぐ!』『もぐ』『もぐぅ』『ぴい』『きゅう』『ぱしゃ』
分かったと返事を返しているようだ、さっそく3人が畑に向かい場所と広さをどうするか決めるようだった。
きゅう達も畑に向かい、詠斗達も店に向かうことにした。
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