あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

文字の大きさ
上 下
61 / 867
第3部 歩く路は笑顔で 余裕を持って進んでいこう

2 ようこそ

しおりを挟む
「ん、次の日本人が来るなら布団がいるな。ここに住む、来るは別にして…」

モグラ達と畑仕事をしている大河がふと思い付く、寝床は大事だと思うからこそ畑仕事もミニトマトやダイコンも植え一段落ついた所で、また村へ買い出しをかって出ることにした。

「ついでにトウモロコシみたいなヤツも買ってくるか、後商業ギルドに寄ってショルダーバッグがあれば…ドワーフの差し入れもするか」

「俺も行く…」

「ああ」

「大河さん、買い物に行ってくれるんですか?なら塩が…」

「買ってくる」

「お茶がない…」

「そうだな、場所はチグリスが分かるか」

「ん…」

「大河さん、蜂蜜もお願いします。詠斗さんジャムはどうします?」

「ああ、果物も見繕ってくる」

「そうだね、せっかくだからパンケーキに色どりがもっと欲しいよね。チグリスが沢山焼いてくれて、タワーみたいになってるし。果物もお願いします…それとお茶屋に行くならおばあさんにこれを…」

「上手く出来てるな、分かった渡しておく」

チグリスがパンケーキを焼くのに嵌ったらしく、ひたすら焼き続け塔のような迫力があるウェディングケーキが完成した。

詠斗から渡されたのはガラスのティーカップとソーサーの2客とティーポット、鉱物ダンジョンのドロップ品で作った物は見かけより頑丈で火にも強い芸術的一品だった、それを受け取り収納に入れ転移魔法で商業ギルドに向かった。



「どうも」

「大河さん、ズィーガー様は今所用で出ておりまして」

「今日はショルダーバッグを1つ売って欲しくて来た、在庫は…」

「そうでしたか!なら是非見て頂きたい物が…こちらへ」

商業ギルドで迎えてくれたのは少し目の下の隈が薄くなったゴーテンに案内され1階の奥の部屋に通されると、どうやら縫製をする部屋のようで広間のような一室に長い机に、老若男女問わず様々な人々が等間隔に座り手縫いで作業を行っていた。

「こちらで、エコバッグとショルダーバッグの制作を行っております。それでこちらがロゴが入った物です」

少し奥の方で作業を行っている3名の男女が真剣にカバンの縫製を行っていた、そこの台の上に置いてあった上質な皮で出来たショルダーバッグをゴーテンから受け取る。

「うん、皮の質感も良い。ロゴも控えめだが主張しているし、内側の布もしっかりしている。幾らだ?」

じっくり眺めこげ茶色の皮と見た目よりも重さを感じない質感、表右下のZuのロゴが自己主張しないデザインが良かった。

「こちらは試作ですのでどうぞ…」

「いや、今回は払わせて貰う」

「そうですか、25,000ログです。使えば使うほど味が出る頑丈に仕上げした」

「手を掛けたにしては安いな、もう少し高くしてもいいんじゃないか?後これは詠斗くんからの差し入れだから食べてみてくれ」

コインを出しゴーテンに手渡した後に収納袋から氷の塊を出す、果物を絡めたフルーツ水飴だった。

「こ、これは美しいですね…」

作業を行っていた人々の手も止まりその綺麗さに見入っていた、人数的には足りないので切った果物と水飴と棒は置いていく。

「大河食べたい」

「これは差し入れだから、果物な。数が少なかったから氷の穴に果物、棒、水飴を流して少し置いて固めて食べてみてくれ」

「ん」

「いいのですか?氷は貴重ですよ?」

「ああ、氷も使い終わったら適当に処分してくれ…後、蜂蜜飴も…口に入れて舐めて溶かしてみてくれ。これは数足りそうだな。また来る」

フルーツ水飴のの隣に葉に包んだ蜂蜜飴も置いて、次は布屋に向かった。

大河達が去ったあと群がったのは言うまでもないが、フルーツ水飴と蜂蜜飴の上手さに皆驚きその噂が広まり暫く《トタラナ》から水飴と蜂蜜が消えたのはまた別の話し…。



「よお、きてくれたのか!今日も店は忙しいぞ!」

「みたいだな、敷き布と掛け布を1組売って欲しい」

布屋の周りは針仕事をする老若男女が多く、皆椅子を持って来たり茣蓙を敷いて各々自由に巾着袋を作っていた。

「よければ1つ売って欲しい」

「なんだよ!水臭いな!ほら俺が作ったヤツ!」

布屋の主人から渡されたのは淡い水色の巾着袋だった、大河が金銭の代わりに蜂蜜飴を葉に包んだ物を1つ主人に渡した。

「詠斗くんからの差し入れだ」

「お、すまんな。ほら敷き布と掛け布だ。また来てくれよ!」

「ああ」

手を振って見送られる商売は順調のようだお茶屋に向かって歩き出す、キャサナがその後戻ってきて蜂蜜飴を食べた2人がその後蜂蜜屋に向かったのは言うまでもない。



「ここがお茶屋か?茶葉のいい匂いがするな」

「ん、大河お菓子」

「ほら、パン」

「おや、いらっしゃい。お茶飲んどっておくれ。そっちは少し前に来てくれたお客さんね。あの可愛い男の子と」

「ん…」

お茶を店前にお婆さんが運び木で出来た簡素な椅子に座り周辺を見渡す、木枠の中に種類毎並べられた茶葉と木の香りはとても心地良いものだった。

「お茶いくつか多めに見繕って欲しい、後これその男の子…から火にも強いし割れにくいので…」

「あらぁ、こんな綺麗な茶器見た事ないよ!」

ガラスの透明な茶器とティーカップにうっとりと見とれている、その眼差しは子供のようにキラキラしていた。

「こんなすごいもの貰っていいのかい!?」

「どうぞ、このお茶も美味いな」

「ん…菓子も美味い」

パンのような物に木の実を沢山入れて焼いた菓子をチグリスが頬張る、お婆さんはずっと色々な角度からティーポットやティーカップを眺めている、のどかな光景に大河は目を細めた。



「ここが…《不毛》の…」

「あ、もしかして…日本から召喚された方ですか?」

《神の庭》で見た大地は寒々としていたが目の前は畑や人がいて温かみがある雰囲気が伝わる、こちらに気づいた1人が駆け寄って笑顔で話しかけて来てくれた。

「俺は時永 詠斗って言います。神様達からここ《不毛の地》を貰って絶賛開拓中です!」

笑顔が可愛らしい目のぱっちりとしたアイドルみたいな外見の率と同年代位だろうか、笑顔の眩しい青年だった。

「僕は成澤 率といいます。さっき召喚されて神様達から説明受けてここに来ました、よろしくお願いいます」

「はい!よろしくお願いします。そうだ、今もう1人の日本人の人は買い出しに行ってるんですが。今ここで作業しているメンバー呼びますね。みんなー来て来て」

良い人そうで良かった…ほっとしていると呼ばれてこちらにやって来たのは、ゆっくりとした足取りのカメと3匹のモグラ(ダグ●リオ?)白い小さなウサギと詠斗と同じ位の深い藍色の髪と瞳にパーカージーンズという、違和感がありそうで無さそうなこちらも可愛らしい青年が華やかな笑顔で迎えてくれる、そして最後の1人が…息を思わず呑んでしまう美人だった(ジーンズにしゃちくのTシャツが軽く霞む)雪の様な白い肌、星が瞬く黒い瞳と夜色の髪、率と同じ位の身長だったが顔の小ささとスタイルの良さが圧倒的に違う、彼(?)は人ではないそれだけは率にも分かる。

「初めましてナイルと言います、ドラゴンです。よろしくお願いします」

「私は序列第2位千眼魔王…千眼と呼んで欲しい」

「こっちのカメがきゅう、ウサギはウィン、淡いピンクの紐を首に付けているのがお兄ちゃんのハル、蒼い紐えお付けているのが2番目お兄ちゃんのナツ、赤と黄色の紐を付けているのが末っ子のアキです」

魔王とドラゴン…ファンタジー確かに2人とも人外めいた容貌をしている…それともこの世界の人々が容姿が皆端麗たのだろうか…気になる…『もぐ!』『もぐぅ』『もぐっ』『ぴぃ』『きゅ!』とモグラ達もそれぞれ挨拶をしてくれているようで可愛い、癒される…色々な事は後々考えていこう。

「成澤 率と言います、率と呼んでください。よろしくお願いします」

「よろしくお願いします」

「よろしく…」

「じゃあ、お茶にしようか一息つきながら話をしましょう」

「私が淹れよう」

「千眼さんこのティーポットとカップ使って」

「ああ」

お茶会の準備を始める、嬉しそうに笑う詠斗とぎこちないが笑顔を浮かべる率の為にいつもより丁寧にお茶を淹れようと千眼は思った…。



「あら、いらっしゃい」

「塩と…変わった香辛料があればそれを…」

「分かったわ、お茶を出すから少し待っていて」

「大河…飴…」

「ほら」

お茶屋から出た後次に訪れた香辛料の店女性店主が笑顔で出迎えてくれる、ショルダーカバンに入れた飴をチグリスに渡す、所狭しと並ぶ香辛料の匂いは不快感はなくどれも互いに邪魔をせず品良く並んでいた。

「どうぞ、これとかどうかしら?酸っぱいけど料理の邪魔はしないし、お肉の料理に混ぜるといつもと違う味わいになるわ」

木のカップのお茶を渡され、黄色い皮と塩を混ぜて物と黄色い皮を擦り下ろしたものを小さい匙で試食させて貰うと、レモンのような酸味と柑橘系の香りがし美味しいかったので今ある在庫と、塩を多めに購入する。

「また来てね。あの男の子も連れて来てくれると嬉しいわ」

「どうも、この飴良ければ…その子が作った…口に入れて舐めて食べてみてくれ」

葉に包んだ蜂蜜飴を渡すと顔を綻ばせ笑顔で見送ってくれる、チグリスにも1つ渡すと目を細めて舐めている。



「こんにちは、大河さん!」

「どうも、また水飴と蜂蜜が欲しい」

「はい、ありますよー!詠斗さんと大河さんに教えてもらった水飴と蜂蜜飴のレシピを伝達魔石で教えたところすぐに作り始めているそうで10日後には蜂蜜飴をこちらに運んで貰えるそうで、うちで売る事ができます」

蜂蜜屋のクローダーがニコニコしている、伝達魔石は1つの魔石を2つに分け魔力を注ぐともう1つの石に声が届く代物だが、距離があればある程魔力を消費するという魔力が少ない者には扱い辛いがクローダーはその心配がないらしい。

「それは良かった」

「こちらに水飴と…蜂蜜はどのくらい要ります?」

「一番大きい容器で5個、水飴は2樽頼む」

「それでは、水飴1樽300,000を卸値なので250,000ログを2樽と蜂蜜は1瓶この大きさで200,000ログを5個で良いですか?」

「ああ」

琥珀色のとろりとした色の4Lサイズ程の瓶を収納に入れる、大河は隠すのが面倒になったのでそまま掌を品物の前に出して収納するが、特にクローダーは何も言わなかった。

「また来てください。次はもっと蜂蜜と水飴を持って来るように言ってので、変わった蜂蜜なども用意して待ってます」

「ああ、分かったまた寄らせて貰う」

「はい」

クローダーに見送られ次はドワーフに任せた店へ向かう、まだ半日も経っていないが差し入れ位はしてやろうという気持ちで向かった。



「お、兄ちゃんきたか!今日もパティ持ってってくれよ!」

「盛況だな、トウモロ…前に買った粒が沢山付いた野菜が沢山欲しい」

「お、それなら沢山あるぞ!裏に積んでるから好きなだけ持っていってくれ!金はいいから!」

昨日よりも列が長くなったナット達の店の裏手で、トウモロコシモドキ(仮)が店の壁と同じ位の高さに積まれていたのでそれを貰い、パティも20個程くれたので30,000ログを置いて店を後にする。

「大河…」

「ほら1つな」

チグリスにパティを1つ渡す揚げ立てだが、素手で掴み1口で放り込んで食べてしまった。



「おうう、兄ちゃん!さっきぶり」

店の前に1人ドワーフ(誰が誰か区別がつかない)が玄関を修繕している、他は中で作業をしているようでカンカンコンコン音が至る所から聞こえる。

「入るぞ…」

「きちょったか」

「作業早いな」

「ドワーフじゃもん、こんなもんじゃ」

一階はキッチンスペースが広がり、壁なども木と石と魔石で頑丈に仕上げている、キッチンスペースも掃除や水捌け良くするため平らな石造りにし、キッチン側の出入り口を大きくするように頼んだが正にその通りになっている。

「それよか、窓はこのままでよいんじゃが?」

「ああ、ガラスはこっちで用意する」

「そかそか、しかしおもしろいのー入口の隣にしょーけぇす?を作ってそこでも売るなんぞ」

「それは完成したら便利性がわかる。ほら差し入れだ庭で食っていいから、ほらビールも初日だからサービス」

『おおおぉおおおお!!!』

2階にいたドワーフ達もドスドス(階段壊れないのか?丈夫らしくびくともしない)降りてきてさっそく庭で鉄板(持って来てたのか)で火起こしをし差し入れた肉ダンジョンの肉の塊を手際よく切って差し入れたビール20本をさっそく水を飲む勢いで飲んでいる。

「俺達は行くから、明日も頼む」

「食ってかんのかい」

「用があるからな」

「そかそか、しっかり仕事するんぞ!」

「頼んだ、戻るか」

「ん…」

ドワーフ達がわいわいと楽しんでいるのを見て、BBQコーナーもいいなと思いながら人気のいない場所で転移魔法を使い畑に戻った。

しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

黒の創造召喚師

幾威空
ファンタジー
※2021/04/12 お気に入り登録数5,000を達成しました!ありがとうございます! ※2021/02/28 続編の連載を開始しました。 ■あらすじ■ 佐伯継那(さえき つぐな)16歳。彼は偶然とも奇跡的ともいえる確率と原因により死亡してしまう。しかも、神様の「手違い」によって。 そんな継那は神様から転生の権利を得、地球とは異なる異世界で第二の人生を歩む。神様からの「お詫び」にもらった(というよりぶんどった)「創造召喚魔法」というオリジナルでユニーク過ぎる魔法を引っ提げて。

無能な勇者はいらないと辺境へ追放されたのでチートアイテム【ミストルティン】を使って辺境をゆるりと開拓しようと思います

長尾 隆生
ファンタジー
仕事帰りに怪しげな占い師に『この先不幸に見舞われるが、これを持っていれば幸せになれる』と、小枝を500円で押し売りされた直後、異世界へ召喚されてしまうリュウジ。 しかし勇者として召喚されたのに、彼にはチート能力も何もないことが鑑定によって判明する。 途端に手のひらを返され『無能勇者』というレッテルを貼られずさんな扱いを受けた上に、一方的にリュウジは凶悪な魔物が住む地へ追放されてしまう。 しかしリュウジは知る。あの胡散臭い占い師に押し売りされた小枝が【ミストルティン】という様々なアイテムを吸収し、その力を自由自在に振るうことが可能で、更に経験を積めばレベルアップしてさらなる強力な能力を手に入れることが出来るチートアイテムだったことに。 「ミストルティン。アブソープション!」 『了解しましたマスター。レベルアップして新しいスキルを覚えました』 「やった! これでまた便利になるな」   これはワンコインで押し売りされた小枝を手に異世界へ突然召喚され無能とレッテルを貼られた男が幸せを掴む物語。 ~ワンコインで買った万能アイテムで幸せな人生を目指します~

異世界ソロ暮らし 田舎の家ごと山奥に転生したので、自由気ままなスローライフ始めました。

長尾 隆生
ファンタジー
【書籍情報】書籍3巻発売中ですのでよろしくお願いします。  女神様の手違いにより現世の輪廻転生から外され異世界に転生させられた田中拓海。  お詫びに貰った生産型スキル『緑の手』と『野菜の種』で異世界スローライフを目指したが、お腹が空いて、なにげなく食べた『種』の力によって女神様も予想しなかった力を知らずに手に入れてしまう。  のんびりスローライフを目指していた拓海だったが、『その地には居るはずがない魔物』に襲われた少女を助けた事でその計画の歯車は狂っていく。   ドワーフ、エルフ、獣人、人間族……そして竜族。  拓海は立ちはだかるその壁を拳一つでぶち壊し、理想のスローライフを目指すのだった。  中二心溢れる剣と魔法の世界で、徒手空拳のみで戦う男の成り上がりファンタジー開幕。 旧題:チートの種~知らない間に異世界最強になってスローライフ~

手乗りドラゴンと行く異世界ゆるり旅  落ちこぼれ公爵令息ともふもふ竜の絆の物語

さとう
ファンタジー
旧題:手乗りドラゴンと行く追放公爵令息の冒険譚 〇書籍化決定しました!! 竜使い一族であるドラグネイズ公爵家に生まれたレクス。彼は生まれながらにして前世の記憶を持ち、両親や兄、妹にも隠して生きてきた。 十六歳になったある日、妹と共に『竜誕の儀』という一族の秘伝儀式を受け、天から『ドラゴン』を授かるのだが……レクスが授かったドラゴンは、真っ白でフワフワした手乗りサイズの小さなドラゴン。 特に何かできるわけでもない。ただ小さくて可愛いだけのドラゴン。一族の恥と言われ、レクスはついに実家から追放されてしまう。 レクスは少しだけ悲しんだが……偶然出会った『婚約破棄され実家を追放された少女』と気が合い、共に世界を旅することに。 手乗りドラゴンに前世で飼っていた犬と同じ『ムサシ』と名付け、二人と一匹で広い世界を冒険する!

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生

野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。 普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。 そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。 そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。 そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。 うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。 いずれは王となるのも夢ではないかも!? ◇世界観的に命の価値は軽いです◇ カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

異世界召喚?やっと社畜から抜け出せる!

アルテミス
ファンタジー
第13回ファンタジー大賞に応募しました。応援してもらえると嬉しいです。 ->最終選考まで残ったようですが、奨励賞止まりだったようです。応援ありがとうございました! ーーーー ヤンキーが勇者として召喚された。 社畜歴十五年のベテラン社畜の俺は、世界に巻き込まれてしまう。 巻き込まれたので女神様の加護はないし、チートもらった訳でもない。幸い召喚の担当をした公爵様が俺の生活の面倒を見てくれるらしいけどね。 そんな俺が異世界で女神様と崇められている”下級神”より上位の"創造神"から加護を与えられる話。 ほのぼのライフを目指してます。 設定も決めずに書き始めたのでブレブレです。気楽〜に読んでください。 6/20-22HOT1位、ファンタジー1位頂きました。有難うございます。

はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~

さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。 キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。 弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。 偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。 二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。 現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。 はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!

『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる

農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」 そんな言葉から始まった異世界召喚。 呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!? そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう! このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。 勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定 私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。 ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。 他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。 なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

処理中です...