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第一部 不毛の大地開拓 頑張ろう編
25 住人が増えたらまずは買い物を
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「おはよう」
次に目が覚めたら詠斗が先に起きて、丸太に食事を載せている所だった。
「おはようございます」
「飯食う?」
「はい」
敷布からのっそりと起き上がる、用意された丸太の椅子に座り2人で食事を始めた。
「この干し芋すごく美味しいです!甘くて表面は硬いけど中は柔らかくて…はぁ…」
ナイルがうっとりとした表情で、干し芋の美味しさに浸っている。
「今日も買い物行った時に寄って、今度は買おう。あ…ナイルさんどうする?」
「私は…まだ人が怖いので…」
すみませんと小声で謝るナイルに嫌な1つせず、笑ってそっかと言ってくれる詠斗にナイルも笑みを受かべる。
「私は、森で食べ物の採取や畑の様子を見て待ってます」
「いいの?嬉しいなぁ、ありがとう。帰って来たら魚捕りに行こう!」
「はい、楽しみにしています!」
今日の予定を立てながら、芋をマヨネーズや塩で食べ果物や貰った焼き菓子を食べてまったりと食事の時間を過ごす。
「じゃあ、行ってくる!お腹減ったらそれ食べてね」
「はい、行ってらっしゃい」
《不毛の地》にナイルを転移魔法で送り、富士山のイラストのエコバッグの中に葉で包んだ芋やキノコ等を入れた物を渡しておく。
誰かが帰りを待っているのって良いなと思いながら、またテントの中に戻りそこから外に出る。
「あ…そうだ神様達からお皿戻って来た感かな」
外に出ると冒険者は誰もいなく、みんな仕事なのだろうかと思いながらステータスをチェックする。
アイテム表示に神々に供えた時のお皿が戻っている…の良かったが、またアイテムが増えている。
神々からの贈り物 なべ:自動洗浄付き どんな焦げも一瞬で綺麗にピカピカ お玉:なべといっしょに使ってね 自動でかき混ぜてくれる優れ物 と表示に詠斗がガッツポーズをする。
「っし、神様達ありがとう!今日は芋の煮物!後は…」
善行ポイント
7,900pt+2100pt(人々への技術の伝授 《不毛の地》での畑造り 《不毛の地》最初の住人を祝して)
現在交換可能
魔法
水魔法(水弾:50pt)
火魔法(火矢:50pt) 風魔法(竜巻:60pt)
スキル
深眼(遠い場所も見えるようになる:600pt)
神々はちゃんと見ている事、知っていてくれる事それが嬉しい…沢山作って供えようと心に決め、まずは芋を売っていた所へ向かう。
「こんにちはー」
「お、兄ちゃん、買った芋は美味かったかい?」
「はい、友達と食べたらとても美味しかったのでまた買いに来ました」
「そいつぁ嬉しいな」
「あの干し芋、友達が気に入って。良ければ売ってくれませんか?」
「あはは、気に入ってくれたか!でもあんまり量はないからなぁ」
豪快に笑い全種類5kgずつを収納袋に入れて貰い、葉に包んだ干し芋は今回もオマケしてくれたので、また来ますと伝え店を後にする。
「こんにちはー」
「おら、塩はどうだった?」
「友達と芋に付けて食べたら美味しくて、他にも色々見にきました」
「まあ、嬉しいわ。お茶を飲んでいって」
香辛料の店に行き、また違う味蜂蜜の味がするハーブティをご馳走になりながら、塩2種類の他に辛めの香辛料と酸味がある香辛料を購入し、オマケに焼き菓子を多めに貰う。
「お友達と食べて」
「ありがとうございます!」
花蜜を売っている店の場所を聞き、また来ますと伝え店を後にする。
「えーとこの辺りかな…」
教えられた道を進むとどうやらこの辺りは、飲食の屋台が多く人が屋台の前で立ち食いしている姿が見える。
「この匂い…」
目の前から漂う匂い、テーブルにパンが並ぶ店を発見する。
「わ、パン!」
日本で売られている様な物ではなく、丸くて詠斗の顔位ある大きなパンやフランスパンの様に長い物、捻っているパンと種類は少ない。
「いらっしゃい」
そばかすの赤毛の女の子が愛想よく出迎えてくれる、店番なのだろうかお客が来て嬉しそうだ。
「うちのパンおいしいよ!」
「ここのパン全部2個ずつ貰えるかい?」
「はい!」
ぱぁと明るい笑顔で葉っぱで編んだ袋の様な物に入れてくれる、こちらも笑顔になるような元気な少女だった。
「また来てね!」
手を振り見送ってくれるのを振り返す、2軒隣は加工した肉屋らしく、腸詰めや塊の肉屋等ぶらさっていた。
「お、ソーセージ!」
「うちの腸詰めはトタラナ1だよ!」
お腹の出た中年男性が出迎えてくれる、味の違う腸詰めを全て3人前購入し、サラミの様な物も1本味見させて貰い購入、干し肉も購入した。
「お兄さん、商人かい?頑張りな!」
バンと肩を叩かれ腸詰めのオマケを沢山して貰い、奥の蜂蜜屋に向かう。
「こんにちは、ゆっくり見ていって」
「こんにちは」
狭い露店に瓶に詰められた琥珀色の蜜が品良く並ぶ、キラキラしていて綺麗だった。
「わぁ」
「お茶をどうぞ」
褐色の肌に金色の髪の端整な顔立ちの青年から、花の香りのするお茶を頂く。
「はあ、良い香り」
「このお茶は隣の路地のお茶屋から買って、うちの蜜をいれたんです、美味しいでしょう?」
「はい!とても」
ナイルにも飲んでもらおう、後で買いに行く事にしてまずは花蜜を選ぶ。
「この赤みがある色をしている蜂蜜は、シャシャという実が成る花の蜜蜂です、深い花の香りとコクがあります。こちらの黄色が鮮やかなのは暖かい地域の花から集めた物です、これは果物の様な甘味がありパンに合います…」
心地よい声に耳を傾け試食もさせてもらい、全種100,000ログ分買い込んでいた。
ガラスの容器分も入りこの値段になるとの事、次回買うときに容器を持ってくると半分の値段になると教えてくれた。
「また来て下さい、これはオマケです」
10万円分も買い込んだ詠斗に驚く事もなく、水瓶を小さくした瓶にはいった水飴を付けてくれる。
「ありがとうございます」
ペコリと頭を下げて見送られ、お茶の店に向かう。
「色々な香りがする…」
「おや、いらっしゃい。見ない顔だね」
「最近この村に来ました」
「そうかい、そうかい。今茶を用意するからのんどっておくれ」
奥から腰のまがった老婆がゆっくりと出てくる、そこの椅子に座っているよう言われ、座って周囲を見渡す。
様々な茶葉が木箱に置かれ、奥には沢山の小さな引き戸が付いた棚があり、干した果物や焼き菓子の様な物まである。
日本のお茶屋の様な雰囲気で面白い。
「さあさ、お茶を淹れたよ。果物の皮を乾燥させたお茶さ。子供は皆好きな味さ、お飲み」
「ありがとうございます、頂きます」
木のお猪口のような容器に薄茶色のお茶、優しい味わいで老婆の人の良さが伝わってくる。
それからしばらく老婆と会話を交わし、幾つかの茶葉と干した果物と焼き菓子を沢山買い込み、お茶の入れ方を教えて貰い茶器も購入した。
「お茶はあまり淹れ方は気にしなくていい、温度が大事さ。これはお友達とお食べ、またおいで。待ってるよ」
老婆が焼き菓子を更におまけしてくれ手を振り見送ってくれる、ナイルもここなら怖がらずに来てくれるかもしれない、誘ってみようと思いながら、布屋に向かった。
「人が沢山いる…」
布屋の前には人が沢山いてとても賑やかなだった、小さい子供や年配の女性など年齢が様々だった。
「あ、お兄さん!ちょっとアンタお兄さん来たわよ」
お客(?)に囲まれていたキャサナと夫が、詠斗に気づいてくれる。
「お兄さんが教えてくれた巾着!結構売れているわよ」
「パッチワークもご覧の通り教えてくれって」
「わあ、すごい。あ、友達がきてるんでまた敷布と掛布を下さい」
「はいよ!」
奥から敷布と掛布を運んで来てくれる、枕はないか尋ねるとそもそもこの辺りには枕の習慣がないらしい。
「まくらぁ?頭の下に置くのかい?どれ兄さんの欲しい物だろ、俺が作ってやる。どんなのか教えてくれ」
他のお客は巾着袋の作り方をキャサナから聞いたり、各自でパッチワークを作ったりしているので、旦那さんの手が空いているので枕の説明をする。
「なるほど、布の中に綿なんかの柔らかい物ね…よし俺にあてがある、3日後に来てくれ」
敷布と掛布を半額にしてくれ、見送ってくれるとまたお客に囲まれ忙しく働いている。
「こんにちはー」
「あら、お兄さん来てくれたの」
おばちゃんの店に今度は立ち寄ると小さい子供は達が5、6人いて皆熱心に髪紐を編んでいた。
「急に注文が沢山入ったなら孫達にも手伝って貰っているのよー」
子供達は熱心に、小さい穴が空いた板に紐を置き木の小さな杭を穴に嵌め動かない様に固定して髪紐を編んでいる。
これなら、自分も出来そうだと一応ナイルの分も購入を決める。
「おばちゃん、俺も友達と髪紐編むから紐と道具売ってくれますか?」
「そう?なら紐代だけで構わないよ。はい道具、紐は束になっているのを好きなの選んで」
「ありがとう」
赤や緑や青好きな色の束を12束程選んで会計を行う、とても安い。
「髪紐が売れたら、この子らにお小遣いを渡せるわ。ありがとうね」
ニコニコ顔のおばあちゃん本当に嬉しそうだ、店を後にし最後に向かうのは…。
「商業ギルドに行こう、ショルダーバッグどんな感じかな…」
次に目が覚めたら詠斗が先に起きて、丸太に食事を載せている所だった。
「おはようございます」
「飯食う?」
「はい」
敷布からのっそりと起き上がる、用意された丸太の椅子に座り2人で食事を始めた。
「この干し芋すごく美味しいです!甘くて表面は硬いけど中は柔らかくて…はぁ…」
ナイルがうっとりとした表情で、干し芋の美味しさに浸っている。
「今日も買い物行った時に寄って、今度は買おう。あ…ナイルさんどうする?」
「私は…まだ人が怖いので…」
すみませんと小声で謝るナイルに嫌な1つせず、笑ってそっかと言ってくれる詠斗にナイルも笑みを受かべる。
「私は、森で食べ物の採取や畑の様子を見て待ってます」
「いいの?嬉しいなぁ、ありがとう。帰って来たら魚捕りに行こう!」
「はい、楽しみにしています!」
今日の予定を立てながら、芋をマヨネーズや塩で食べ果物や貰った焼き菓子を食べてまったりと食事の時間を過ごす。
「じゃあ、行ってくる!お腹減ったらそれ食べてね」
「はい、行ってらっしゃい」
《不毛の地》にナイルを転移魔法で送り、富士山のイラストのエコバッグの中に葉で包んだ芋やキノコ等を入れた物を渡しておく。
誰かが帰りを待っているのって良いなと思いながら、またテントの中に戻りそこから外に出る。
「あ…そうだ神様達からお皿戻って来た感かな」
外に出ると冒険者は誰もいなく、みんな仕事なのだろうかと思いながらステータスをチェックする。
アイテム表示に神々に供えた時のお皿が戻っている…の良かったが、またアイテムが増えている。
神々からの贈り物 なべ:自動洗浄付き どんな焦げも一瞬で綺麗にピカピカ お玉:なべといっしょに使ってね 自動でかき混ぜてくれる優れ物 と表示に詠斗がガッツポーズをする。
「っし、神様達ありがとう!今日は芋の煮物!後は…」
善行ポイント
7,900pt+2100pt(人々への技術の伝授 《不毛の地》での畑造り 《不毛の地》最初の住人を祝して)
現在交換可能
魔法
水魔法(水弾:50pt)
火魔法(火矢:50pt) 風魔法(竜巻:60pt)
スキル
深眼(遠い場所も見えるようになる:600pt)
神々はちゃんと見ている事、知っていてくれる事それが嬉しい…沢山作って供えようと心に決め、まずは芋を売っていた所へ向かう。
「こんにちはー」
「お、兄ちゃん、買った芋は美味かったかい?」
「はい、友達と食べたらとても美味しかったのでまた買いに来ました」
「そいつぁ嬉しいな」
「あの干し芋、友達が気に入って。良ければ売ってくれませんか?」
「あはは、気に入ってくれたか!でもあんまり量はないからなぁ」
豪快に笑い全種類5kgずつを収納袋に入れて貰い、葉に包んだ干し芋は今回もオマケしてくれたので、また来ますと伝え店を後にする。
「こんにちはー」
「おら、塩はどうだった?」
「友達と芋に付けて食べたら美味しくて、他にも色々見にきました」
「まあ、嬉しいわ。お茶を飲んでいって」
香辛料の店に行き、また違う味蜂蜜の味がするハーブティをご馳走になりながら、塩2種類の他に辛めの香辛料と酸味がある香辛料を購入し、オマケに焼き菓子を多めに貰う。
「お友達と食べて」
「ありがとうございます!」
花蜜を売っている店の場所を聞き、また来ますと伝え店を後にする。
「えーとこの辺りかな…」
教えられた道を進むとどうやらこの辺りは、飲食の屋台が多く人が屋台の前で立ち食いしている姿が見える。
「この匂い…」
目の前から漂う匂い、テーブルにパンが並ぶ店を発見する。
「わ、パン!」
日本で売られている様な物ではなく、丸くて詠斗の顔位ある大きなパンやフランスパンの様に長い物、捻っているパンと種類は少ない。
「いらっしゃい」
そばかすの赤毛の女の子が愛想よく出迎えてくれる、店番なのだろうかお客が来て嬉しそうだ。
「うちのパンおいしいよ!」
「ここのパン全部2個ずつ貰えるかい?」
「はい!」
ぱぁと明るい笑顔で葉っぱで編んだ袋の様な物に入れてくれる、こちらも笑顔になるような元気な少女だった。
「また来てね!」
手を振り見送ってくれるのを振り返す、2軒隣は加工した肉屋らしく、腸詰めや塊の肉屋等ぶらさっていた。
「お、ソーセージ!」
「うちの腸詰めはトタラナ1だよ!」
お腹の出た中年男性が出迎えてくれる、味の違う腸詰めを全て3人前購入し、サラミの様な物も1本味見させて貰い購入、干し肉も購入した。
「お兄さん、商人かい?頑張りな!」
バンと肩を叩かれ腸詰めのオマケを沢山して貰い、奥の蜂蜜屋に向かう。
「こんにちは、ゆっくり見ていって」
「こんにちは」
狭い露店に瓶に詰められた琥珀色の蜜が品良く並ぶ、キラキラしていて綺麗だった。
「わぁ」
「お茶をどうぞ」
褐色の肌に金色の髪の端整な顔立ちの青年から、花の香りのするお茶を頂く。
「はあ、良い香り」
「このお茶は隣の路地のお茶屋から買って、うちの蜜をいれたんです、美味しいでしょう?」
「はい!とても」
ナイルにも飲んでもらおう、後で買いに行く事にしてまずは花蜜を選ぶ。
「この赤みがある色をしている蜂蜜は、シャシャという実が成る花の蜜蜂です、深い花の香りとコクがあります。こちらの黄色が鮮やかなのは暖かい地域の花から集めた物です、これは果物の様な甘味がありパンに合います…」
心地よい声に耳を傾け試食もさせてもらい、全種100,000ログ分買い込んでいた。
ガラスの容器分も入りこの値段になるとの事、次回買うときに容器を持ってくると半分の値段になると教えてくれた。
「また来て下さい、これはオマケです」
10万円分も買い込んだ詠斗に驚く事もなく、水瓶を小さくした瓶にはいった水飴を付けてくれる。
「ありがとうございます」
ペコリと頭を下げて見送られ、お茶の店に向かう。
「色々な香りがする…」
「おや、いらっしゃい。見ない顔だね」
「最近この村に来ました」
「そうかい、そうかい。今茶を用意するからのんどっておくれ」
奥から腰のまがった老婆がゆっくりと出てくる、そこの椅子に座っているよう言われ、座って周囲を見渡す。
様々な茶葉が木箱に置かれ、奥には沢山の小さな引き戸が付いた棚があり、干した果物や焼き菓子の様な物まである。
日本のお茶屋の様な雰囲気で面白い。
「さあさ、お茶を淹れたよ。果物の皮を乾燥させたお茶さ。子供は皆好きな味さ、お飲み」
「ありがとうございます、頂きます」
木のお猪口のような容器に薄茶色のお茶、優しい味わいで老婆の人の良さが伝わってくる。
それからしばらく老婆と会話を交わし、幾つかの茶葉と干した果物と焼き菓子を沢山買い込み、お茶の入れ方を教えて貰い茶器も購入した。
「お茶はあまり淹れ方は気にしなくていい、温度が大事さ。これはお友達とお食べ、またおいで。待ってるよ」
老婆が焼き菓子を更におまけしてくれ手を振り見送ってくれる、ナイルもここなら怖がらずに来てくれるかもしれない、誘ってみようと思いながら、布屋に向かった。
「人が沢山いる…」
布屋の前には人が沢山いてとても賑やかなだった、小さい子供や年配の女性など年齢が様々だった。
「あ、お兄さん!ちょっとアンタお兄さん来たわよ」
お客(?)に囲まれていたキャサナと夫が、詠斗に気づいてくれる。
「お兄さんが教えてくれた巾着!結構売れているわよ」
「パッチワークもご覧の通り教えてくれって」
「わあ、すごい。あ、友達がきてるんでまた敷布と掛布を下さい」
「はいよ!」
奥から敷布と掛布を運んで来てくれる、枕はないか尋ねるとそもそもこの辺りには枕の習慣がないらしい。
「まくらぁ?頭の下に置くのかい?どれ兄さんの欲しい物だろ、俺が作ってやる。どんなのか教えてくれ」
他のお客は巾着袋の作り方をキャサナから聞いたり、各自でパッチワークを作ったりしているので、旦那さんの手が空いているので枕の説明をする。
「なるほど、布の中に綿なんかの柔らかい物ね…よし俺にあてがある、3日後に来てくれ」
敷布と掛布を半額にしてくれ、見送ってくれるとまたお客に囲まれ忙しく働いている。
「こんにちはー」
「あら、お兄さん来てくれたの」
おばちゃんの店に今度は立ち寄ると小さい子供は達が5、6人いて皆熱心に髪紐を編んでいた。
「急に注文が沢山入ったなら孫達にも手伝って貰っているのよー」
子供達は熱心に、小さい穴が空いた板に紐を置き木の小さな杭を穴に嵌め動かない様に固定して髪紐を編んでいる。
これなら、自分も出来そうだと一応ナイルの分も購入を決める。
「おばちゃん、俺も友達と髪紐編むから紐と道具売ってくれますか?」
「そう?なら紐代だけで構わないよ。はい道具、紐は束になっているのを好きなの選んで」
「ありがとう」
赤や緑や青好きな色の束を12束程選んで会計を行う、とても安い。
「髪紐が売れたら、この子らにお小遣いを渡せるわ。ありがとうね」
ニコニコ顔のおばあちゃん本当に嬉しそうだ、店を後にし最後に向かうのは…。
「商業ギルドに行こう、ショルダーバッグどんな感じかな…」
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