あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~

深楽朱夜

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第一部 不毛の大地開拓 頑張ろう編

22 耕す芋を植える

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「よし、はじめようか!」

エコバッグを収納にしまい、早速不毛の大地の土を耕してみることにする。

「生物がいないから、園芸ショップの土とか俺の土魔法の土を混ぜてみよう」

土魔法と風魔法で大地の干からびた土を興す、硬い土というか地面全てが岩のように思える。

「きついかな…、でもいけそう」

ボコボコと地面が動き土が動いていく、水を混ぜて少し柔らかくして広範囲を一気に興す。

一度容量を掴めば後は楽に進む、次は自分の土魔法(土生成:50pt)を交換し土を混ぜ込んでいく。

「お、なんか畑っぽい感じになってきたかも、よし次は園芸ショップで…」





園芸ショップ: 現在の所持金 3,302,300ログ (3,302,300円)



おいしいやさいが出来る土 2L 150ログ(150円)

種芋 2kg 500ログ(500円) 各種(メークイン 男爵 )

サツマイモの苗 10本 700ログ(700円)

良く育つ肥料 中粒 1kg 500ログ(500円) 

ショベル 鍬 各1,000ログ(1,000円)



※こちらは購入していただければ頂けるだけ種類が増え、使えば使う程質が向上します ご利用お待ちしております



「うわ、あんだけ使ったけど増えてる、それはそうか。商業ギルドにも預けているし。しかも芋!サツマイモも増えた!全部植えてみよう、で…おいしいやさいが出来る土まず2t買おう、肥料も10㎏と種芋は全部10kgずつ!」

気合を入れて大きな買い物を行う、農業は初期投資に大きな金額が動くものだ割り切って金を使っていく。

園芸ショップの土を混ぜ、更に追加で土を買い込み魔法でじっくり混ぜ込み馴染ませていく、疲れはないし楽しい芋は美味しい、嬉しい気持ちが溢れていく。

「よし!鑑定して…」

食物が植えられる状態になったかどうか確認の為、鑑定:畑 3種類の土の愛称が良く 優れた畑になった おめでとう 作物が良く育ちます 「いやったー!!」万歳のまま飛び跳ねて喜びの声を全身で上げる。

「早速種芋とサツマイモを植えていくぅー!魔法万歳!」

《不毛の地》の別に中心でもない場所で叫び、早速列毎に種芋を等間隔において肥料も蒔き、サツマイモの苗も少し離れた所に植えていく。

「よし!今日はこんな感じ!お、1時間位で終わった」

もう腕時計もいらないのかもしれない、時間に縛られない暮らしにも慣れていこう。

「湖に行って、魚つ…狩りだ!後芋を焼こう!キノコも採って、芋ばかりじゃバランス悪いから他の野菜も…」

転移魔法で森まで向かい歩いて森の中を採取しながら向かう、キノコが美味しい果物も美味しい森は素晴らしい…。



「さあ、今日も釣るぞー。骨も綺麗にしとこ、この時間で焼いたり、蒸したりしよう」

焚火を熾して神々から貰ったまな板とナイフを平たい岩の上に置き、買った芋を水の塊の中に放り風魔法で回して土などを洗い落とし、4等分し串に刺す葉に包む作業を行う。

「焚火1つじゃ足りないからもう1つ増やそう、鍋かフライパン…あっ油!があればなー」

1つ課題がクリア出来ればすぐ次にやりたい事欲しい事が出来てくる、忙しい仕事であり生活であり日本にいた時よりも息が遥かにしやすい。

「あーこういう作業本当に捗るなぁー、この包丁とナイフもすごい使いやすい!」

ナイフにもまな板にも汚れが付かない切りやすくまな板も滑らない、切っては刺し切っては包む全ての芋を次々地面に刺し、焚火の中に放り込んでついでにキノコの串も刺し焚火の周りに刺して、湖で漁を始める。

「ギョロリ以外もいないかなーまあ水魔法で色々揚げてみようか」

湖の中を水魔法で魚を宙に浮かせそのまま地面に置き、続けていくと湖の中で何かが引っかかるがそのまま強引に水中で風斬を使い切り離す。

「貝?ホタテっぽいけど…」

ぼと地面に落ちた真珠色のホタテに似た2枚貝を鑑定してみる 貝:中身を焼くと美味 殻は売れる 硬い 神々に供えると良い 稀に宝石が出る個体がある 売れると出る。

「神様達に供えるなら沢山捕ろう、貝かぁしかもホタテみたいなやつ。好きなんだよなぁー」

湖の中の岩にくっついているのだろうか、ひっかるような物があれば魔法で切り離して引き揚げていく。

「エビ…エビだぁ!?ウソ!本当!?伊勢海老みたいなヤツ!」

大きなエビが宙に浮かび地面に落ちる、鑑定で食べられるか確認する 甲殻類:茹でる 焼く 出汁が良く出る 殻は売れる 硬い 美味 神々に供えると… 高級品 言い淀む鑑定…気を使われている気がするが、鉈で首と胴体を切り離し収納にしまう。

「これの調理法はまた後で考えよう…1匹しか今ないから皆で楽しめる料理にしよう。ズィーガーさんの所にもっていったら綺麗に身を出してくれるかもしれないし、さて続き続き」

串を返したり包みの向きを変えたりしながら、漁も行う。

「っしこんなもんかな今日は、さあ始めるぞー!」

鉈でギョロリの頭を片端から切り落とし貝も拾い浄化魔法を掛け片端から一度収納に入れていく、まな板にギョロリを置き鱗を身体強化でまず全てのギョロリの鱗を剝いでいく。

「全部鱗を取ったら、内臓と骨を出す。効率よくいこう…」

鱗を風魔法で拾い、約20匹弱のギョロリの内臓を取り除き焼いていく、身から骨をとり浄化魔法を掛けてしまう作業を繰り返しやっと終わる。

「ふう、作業台が欲しいな。探してみよう。今日は芋が在るから刺身にして神様達に供えよう、最近魚と果物ばかりだったしなー。よし、次は貝かな…うーんやっぱりフライパンとか網と欲しいなあ。今日は刺身にしとこうかな…身大きいなー…地面に食べ物置くのも…あ、1本木を切り倒して加工してテーブルにしようかな…」

湖の周辺にある手ごろな木に目をつける1本は丸々はいらないが、台がないと不便でしかたない風斬でまず1本切り倒す。

「おお、迫力ある」

3m以上の木が地面に倒れる前に風魔法で受け止め静かに置く、幹だけを残し葉や枝は収納にしまう。

「幅もあるから丸太のテーブルを2つにして、椅子を…」

幅1m以上ある丸太を横にしてテーブルとする、椅子は丸太を4つに分割した内の1つを椅子代わりにしてみる。

「うん!良し!」

細かいことは気にしない格好がつけば良いのだ、そして再び調理に取り掛かる。
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