44 / 175
第二膜 異世界ダンジョンハーレム編
四十四射目「狂気、そして魔法は解けた」
しおりを挟む
「うどん!?な、なるほど??」
「【天ぷらうどん】って…また食べ物なの??」
浅尾さんと新崎さんが、困惑したような声を上げる。
「俺の背中にいる女の子は、リリィさんと言います!
彼女は、妹を探すために、俺に協力してくれた仲間です!!」
「リリィ…さん??」
「か、可愛いっ!!」
二人は、やっとリリィさんの存在に気づいたようで、驚いた声を上げる。
「どうも、あたしの名前はリリィです。
行宗さん、自己紹介は後にして下さい。
もう時間がありません、すぐに脱出します。
ですが…行宗さん、一つ約束をして下さい。
もう一度ここにきて、あたしの妹探しを手伝うと。」
「当たり前です。そういう約束ですから!!」
不安そうに俺をみるリリィさんに、俺は間髪入れずに答える。
当たり前だ。
俺が、二人を助けられたのは、リリィさんのお陰なのだ。
俺の仲間が、全員見つかったからといって、
リリィさんを見捨てるようなことはしない。
「お人よしですね…。良かったです。あたしは行宗くんを信じます。」
リリィさんは俺を信じると言った。
そして俺は、天井を見上げた。
闇に包まれて、肉眼では何も見えない。
だが俺には見える。上へと続く、長い穴。
俺達の来た道、脱出経路だ。
「リリィさん!真上です!!」
「了解です!!お友達の二人は、じっとしていて下さい!! 【土板】!!」
リリィさんが魔法を唱えると、
新崎さんと浅尾さんの足元に、土造りの足場が作られた。
なるほど、これで二人は、俺の動きについて来れる。
「ふぅ……はぁ、さぁ……いきますよ……!」
リリィさんの荒い息が、俺の首筋を温める。
背中から、リリィさんの汗が染み込んでくる。
複数の魔法を同時に使うのは、負荷も大きいのだろう。
リリィさんに無理をさせている、急がなければ…。
俺は、うどんを薙ぎ払いながら、天井の穴を目指した。
は??
俺は……信じられない光景を目撃した。
集まっていく、すべて集まっていく………
この空間に存在する、74個の「生物の気配」が、一ヶ所に集まり出したのだ。
まるで、俺達の出口を塞ぐように……
「リリィさんっ!!「生物の気配」が全て、一か所に、穴の出口に集まっていきます!!どういう事ですか??」
意味が分からなかった。
一か所に、「生物の気配」を集めるなど、モンスターの策としては悪手に思える。
何故ならば、リリィさんの妹を見つけやすくなるからだ。
「え??集まっていくって……。まさかっ!!」
リリィさんは、驚いた声を上げた。
「急いで下さい行宗さん!!このままじゃ逃げられなくなります!!」
リリィさんは、焦った声で叫んだ。
俺には意味が分からない。だが、言われた通りに加速した。
そうして、「生物の気配」の集合地帯に辿り着いた。
俺はやっと、その意味が分かった。
沢山の「生物の気配」が、一斉に俺達に襲いかかってきたのだ。
ゴォォォ!!
裸のおっさん。装備を着た戦士。
賢者の目で見ると分かる、彼らは洗脳状態にいる。
全方位から襲いかかってくる。人間の集団。
俺は剣を振ろうとするが、その手は途中で止まる。
俺が斬ろうとしているのは、うどんとは違う。生きている人間だ。
斬れる訳がない……
「斬って下さいっ!!行宗さん!!」
リリィさんの叫びを聞いて、俺は考えるのを止めた。
ズバァァァ!!!
俺は、新崎さんや浅尾さんを守るために。目の前の命を斬った。
返り血がつく、生暖かい。
切り口の断面からは、骨や内臓が……
あぁ、もう見たくない……
「なっ!!何してるんですか馬鹿ッ!!ユリィに当たったらどうするんですかっ!!」
俺の後ろで、リリィさんが泣き叫んだ。
そして、俺の後頭部が、思い切りぶん殴られる。
痛い……
「ちゃんと、前の人だけ殺して下さい!!その後ろには、あたしの妹がいるかもしれないんですよ!!?
思いっきり剣を振るなんて!バカなんですかっ!?」
「ご、ごめんなさいっ!!」
俺はリリィさんに怒鳴られて、反射的に謝った。
そうか、ちゃんと確認してから、斬らないといけないのか…。
リリィさんの妹である、ユリィさんを殺さないようにしなければ…
あぁ…面倒くさいなぁ……
「オェェ!!……ゴホォォ………」
俺は眩暈がして、胃の中のものを吐き出してしまった。
狂ってる、こんなの……こんなのっ……
俺はもう、戦いたくない。
だが兵士たちの攻撃は、止まることがない……
だから俺は、戦わなければいけない。
大切な人を守るために……
涙と血しぶきで、前が見えない……
「は、急いでくださいっ行宗さん!!もう賢者の時間が切れます!!」
「黙っててくださいっ!!分かってますよっ!!でも、妹さんに気遣いながらなんて、脱出よりも先に時間切れが来ますっ!!
もう一か八か!!ユリィが通り道にいない事に懸けて、皆殺しでこじ開けるしかっ!!」
「ふざけないで下さい!!絶対ダメです!!
あなたが妹を危険に晒す真似をするなら!!あたしはあなたを殺しますよ!!
簡単です。魔法を解除するだけですから!!」
「はぁっ!?ふざけてんのはお前だろっ!!くそっくそっ!!くそぉっ!!」
ズバァァ!!ズバァァ!!
俺は、発狂しながら、ただただ人を斬り続ける。
最悪だ…気持ち悪い……気持ち悪い……
俺は、なんの為にこんな事を……
「わ、私はどうすればいい??行宗くんっ」
「とりあえず、前に進めばいいの??私も手伝うからっ!!」
新崎さんと浅尾さんが、恐怖に震えた声だった。
二人とも、服は着替え終わっていた。
しかし残念だ、せっかくの可愛い服が、血まみれに染まっている。
あぁ……くそっ……新崎さんに、こんな顔をさせたくない…
新崎さんに、怖い思いをさせたくない…
ドガァァン!!
浅尾さんが、近寄ってくる男の頭を蹴り飛ばした。
ああ、やめてくれ……浅尾さんには人を殺して欲しくないのだ……
人殺しの業を背負うのは、俺だけでいいのに……
視界が暗くなる……身体が重くなる……
戦え、戦えと己を鼓舞しても、
手に力が入らない、足が固まって動かない……
俺はもう、戦えない……
「何してるんですか!!行宗さん!!手が止まってますっ!!急いで下さいっ!!」
俺はリリィさんに、耳元で怒鳴られた。
うるせぇよ…クソガキ…じゃあ、テメェがやってみろよ……
あぁ…もうヤダ…疲れた……
もう、全てどうでもいい……
あ……
賢者タイムが終わった……
「いやぁぁぁ!!」
「まってっ!!」
次の瞬間、俺達は人込みの中、触手の中へと飲み込まれる。
リリィさんは、俺の背中から剥がされて、離れ離れにされてしまった。
リリィさんの魔法が切れた。
【空気球】が離散した。
俺は水中に放り出される。
息が出来ない、肺の中に水が飛び込み、むせ返ってしまう。
【火球】も消えた。
視界は真っ暗になる。
賢者の目も消えていて、何も見えない。
俺はもう、賢者ではない……
飲み込まれる、飲み込まれる…どこまでも飲み込まれる……
苦しい…痛い……辛い……
ああ、ゲームオーバーだ……
「【天ぷらうどん】って…また食べ物なの??」
浅尾さんと新崎さんが、困惑したような声を上げる。
「俺の背中にいる女の子は、リリィさんと言います!
彼女は、妹を探すために、俺に協力してくれた仲間です!!」
「リリィ…さん??」
「か、可愛いっ!!」
二人は、やっとリリィさんの存在に気づいたようで、驚いた声を上げる。
「どうも、あたしの名前はリリィです。
行宗さん、自己紹介は後にして下さい。
もう時間がありません、すぐに脱出します。
ですが…行宗さん、一つ約束をして下さい。
もう一度ここにきて、あたしの妹探しを手伝うと。」
「当たり前です。そういう約束ですから!!」
不安そうに俺をみるリリィさんに、俺は間髪入れずに答える。
当たり前だ。
俺が、二人を助けられたのは、リリィさんのお陰なのだ。
俺の仲間が、全員見つかったからといって、
リリィさんを見捨てるようなことはしない。
「お人よしですね…。良かったです。あたしは行宗くんを信じます。」
リリィさんは俺を信じると言った。
そして俺は、天井を見上げた。
闇に包まれて、肉眼では何も見えない。
だが俺には見える。上へと続く、長い穴。
俺達の来た道、脱出経路だ。
「リリィさん!真上です!!」
「了解です!!お友達の二人は、じっとしていて下さい!! 【土板】!!」
リリィさんが魔法を唱えると、
新崎さんと浅尾さんの足元に、土造りの足場が作られた。
なるほど、これで二人は、俺の動きについて来れる。
「ふぅ……はぁ、さぁ……いきますよ……!」
リリィさんの荒い息が、俺の首筋を温める。
背中から、リリィさんの汗が染み込んでくる。
複数の魔法を同時に使うのは、負荷も大きいのだろう。
リリィさんに無理をさせている、急がなければ…。
俺は、うどんを薙ぎ払いながら、天井の穴を目指した。
は??
俺は……信じられない光景を目撃した。
集まっていく、すべて集まっていく………
この空間に存在する、74個の「生物の気配」が、一ヶ所に集まり出したのだ。
まるで、俺達の出口を塞ぐように……
「リリィさんっ!!「生物の気配」が全て、一か所に、穴の出口に集まっていきます!!どういう事ですか??」
意味が分からなかった。
一か所に、「生物の気配」を集めるなど、モンスターの策としては悪手に思える。
何故ならば、リリィさんの妹を見つけやすくなるからだ。
「え??集まっていくって……。まさかっ!!」
リリィさんは、驚いた声を上げた。
「急いで下さい行宗さん!!このままじゃ逃げられなくなります!!」
リリィさんは、焦った声で叫んだ。
俺には意味が分からない。だが、言われた通りに加速した。
そうして、「生物の気配」の集合地帯に辿り着いた。
俺はやっと、その意味が分かった。
沢山の「生物の気配」が、一斉に俺達に襲いかかってきたのだ。
ゴォォォ!!
裸のおっさん。装備を着た戦士。
賢者の目で見ると分かる、彼らは洗脳状態にいる。
全方位から襲いかかってくる。人間の集団。
俺は剣を振ろうとするが、その手は途中で止まる。
俺が斬ろうとしているのは、うどんとは違う。生きている人間だ。
斬れる訳がない……
「斬って下さいっ!!行宗さん!!」
リリィさんの叫びを聞いて、俺は考えるのを止めた。
ズバァァァ!!!
俺は、新崎さんや浅尾さんを守るために。目の前の命を斬った。
返り血がつく、生暖かい。
切り口の断面からは、骨や内臓が……
あぁ、もう見たくない……
「なっ!!何してるんですか馬鹿ッ!!ユリィに当たったらどうするんですかっ!!」
俺の後ろで、リリィさんが泣き叫んだ。
そして、俺の後頭部が、思い切りぶん殴られる。
痛い……
「ちゃんと、前の人だけ殺して下さい!!その後ろには、あたしの妹がいるかもしれないんですよ!!?
思いっきり剣を振るなんて!バカなんですかっ!?」
「ご、ごめんなさいっ!!」
俺はリリィさんに怒鳴られて、反射的に謝った。
そうか、ちゃんと確認してから、斬らないといけないのか…。
リリィさんの妹である、ユリィさんを殺さないようにしなければ…
あぁ…面倒くさいなぁ……
「オェェ!!……ゴホォォ………」
俺は眩暈がして、胃の中のものを吐き出してしまった。
狂ってる、こんなの……こんなのっ……
俺はもう、戦いたくない。
だが兵士たちの攻撃は、止まることがない……
だから俺は、戦わなければいけない。
大切な人を守るために……
涙と血しぶきで、前が見えない……
「は、急いでくださいっ行宗さん!!もう賢者の時間が切れます!!」
「黙っててくださいっ!!分かってますよっ!!でも、妹さんに気遣いながらなんて、脱出よりも先に時間切れが来ますっ!!
もう一か八か!!ユリィが通り道にいない事に懸けて、皆殺しでこじ開けるしかっ!!」
「ふざけないで下さい!!絶対ダメです!!
あなたが妹を危険に晒す真似をするなら!!あたしはあなたを殺しますよ!!
簡単です。魔法を解除するだけですから!!」
「はぁっ!?ふざけてんのはお前だろっ!!くそっくそっ!!くそぉっ!!」
ズバァァ!!ズバァァ!!
俺は、発狂しながら、ただただ人を斬り続ける。
最悪だ…気持ち悪い……気持ち悪い……
俺は、なんの為にこんな事を……
「わ、私はどうすればいい??行宗くんっ」
「とりあえず、前に進めばいいの??私も手伝うからっ!!」
新崎さんと浅尾さんが、恐怖に震えた声だった。
二人とも、服は着替え終わっていた。
しかし残念だ、せっかくの可愛い服が、血まみれに染まっている。
あぁ……くそっ……新崎さんに、こんな顔をさせたくない…
新崎さんに、怖い思いをさせたくない…
ドガァァン!!
浅尾さんが、近寄ってくる男の頭を蹴り飛ばした。
ああ、やめてくれ……浅尾さんには人を殺して欲しくないのだ……
人殺しの業を背負うのは、俺だけでいいのに……
視界が暗くなる……身体が重くなる……
戦え、戦えと己を鼓舞しても、
手に力が入らない、足が固まって動かない……
俺はもう、戦えない……
「何してるんですか!!行宗さん!!手が止まってますっ!!急いで下さいっ!!」
俺はリリィさんに、耳元で怒鳴られた。
うるせぇよ…クソガキ…じゃあ、テメェがやってみろよ……
あぁ…もうヤダ…疲れた……
もう、全てどうでもいい……
あ……
賢者タイムが終わった……
「いやぁぁぁ!!」
「まってっ!!」
次の瞬間、俺達は人込みの中、触手の中へと飲み込まれる。
リリィさんは、俺の背中から剥がされて、離れ離れにされてしまった。
リリィさんの魔法が切れた。
【空気球】が離散した。
俺は水中に放り出される。
息が出来ない、肺の中に水が飛び込み、むせ返ってしまう。
【火球】も消えた。
視界は真っ暗になる。
賢者の目も消えていて、何も見えない。
俺はもう、賢者ではない……
飲み込まれる、飲み込まれる…どこまでも飲み込まれる……
苦しい…痛い……辛い……
ああ、ゲームオーバーだ……
2
お気に入りに追加
51
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
男女比がおかしい世界に来たのでVtuberになろうかと思う
月乃糸
大衆娯楽
男女比が1:720という世界に転生主人公、都道幸一改め天野大知。 男に生まれたという事で悠々自適な生活を送ろうとしていたが、ふとVtuberを思い出しVtuberになろうと考えだす。 ブラコンの姉妹に囲まれながら楽しく活動!
僕が美少女になったせいで幼馴染が百合に目覚めた
楠富 つかさ
恋愛
ある朝、目覚めたら女の子になっていた主人公と主人公に恋をしていたが、女の子になって主人公を見て百合に目覚めたヒロインのドタバタした日常。
この作品はハーメルン様でも掲載しています。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。
選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。
あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。
鈴木のハーレム生活が始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる