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第二膜 異世界ダンジョンハーレム編
三十五射目「そして金髪少女と出会う」
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「ううん……ふぁぁ……ママ……」
俺が泣き疲れて、その場に蹲っていると、
傍で可愛い声がした。
顔を上げて見てみると、俺がうどんの中から連れ出した白い服の女の子であった。
(生きていたのか……白服の子…新崎さんと浅尾さんが、生きていたら良かったのに……)
俺はそんな非道いことを考えてしまう。
歳は、小学校高学年くらいだろうか。
金髪ツインテールの、あなどけない顔の女の子である。
水に濡れた白い服が、幼いカラダの透けさせて、とてもシコリティが高い。
別に、俺は別に、現実ではロリコンという訳ではないのだが…ないのだが…
二次元だけは別である。
俺の推し、メスガキ系VTuber【白菊ともか】ちゃんだ。
アニメ顔の強気な女の子は、俺の性癖にどストライクだ。
目の前の金髪少女は、ともかちゃんのルックスに似たものを感じる。
アニメ顔というか、童顔で可愛らしいのだ。
まあ、新崎さんの可愛さには遠く及ばないがな……
夢のような時間は…もう終わってしまった…
もっと早く、新崎さんと仲良くなっていたかったな…
「うん?…んん……ふぁあ……」
俺が動けないでいると、目の前の女の子はゆっくりと起き上がった。
そして座り込んだまま、ゴシゴシと濡れた目を擦る。
その女の子の手には、黒い腕輪がついていた。
「起きたか…おはよう…」
俺は彼女に、掠れた声で挨拶をした。
どんな時でも、挨拶は大切だ…
挨拶とはコミュニケーションの第一歩だ。
もしかしたら、この女の子は、俺の知らない事を知っているかもしれない。
例えば、現実世界に帰る方法とか、離れ離れになったクラスメイトと再会する方法とか。
死んだかもしれない友達を、生き返らせる方法とか…
まあ、この女の子がとんでもなく悪いヤツの可能性もある。
俺はつい昨日、仮面男ギャベルとシルヴァ様に騙されたばかりだ。
でも、俺はこの女の子を頼るしかない。それだけは確かだ。
「んん、おはよ…」
女の子は、眠そうな目で俺に挨拶を返してきた。
返事してくれた!!
やっぱりこの子はいい子だ!
「おはよう!大丈夫!?元気??」
俺は嬉しくなって、大声で彼女を呼んだ。
女の子はビクリと驚いて俺を見て、そしてさらに驚いた顔をした。
そして、身体をブルブルと震わせたと思ったら……
俺に向かって飛びかかってきた。
「いやぁぁぁ!!変態っ!!」
ドゴホォォォッ!!
「ぐはぁぁぁぁ!!?」
俺の股間に、容赦のない蹴りを入れた。
玉袋がぐにゃりと歪み、全身に激痛が駆け巡る。
「このド変態がっ!!毒か??魔法か!?お前の汚らわしい愚息で、寝ているあたしに何かしたのか!?あたしが誰だか知っての狼藉か!?」
ドゴッ!!ドゴッ!!ドゴォォ!!
金髪ツインテ少女は、その童顔に似つかわしくないドスの効いた怒号で、俺の股間に蹴り続ける。
ぜ、前言撤回……やっぱコイツ…悪い奴だわ……
俺が泣き疲れて、その場に蹲っていると、
傍で可愛い声がした。
顔を上げて見てみると、俺がうどんの中から連れ出した白い服の女の子であった。
(生きていたのか……白服の子…新崎さんと浅尾さんが、生きていたら良かったのに……)
俺はそんな非道いことを考えてしまう。
歳は、小学校高学年くらいだろうか。
金髪ツインテールの、あなどけない顔の女の子である。
水に濡れた白い服が、幼いカラダの透けさせて、とてもシコリティが高い。
別に、俺は別に、現実ではロリコンという訳ではないのだが…ないのだが…
二次元だけは別である。
俺の推し、メスガキ系VTuber【白菊ともか】ちゃんだ。
アニメ顔の強気な女の子は、俺の性癖にどストライクだ。
目の前の金髪少女は、ともかちゃんのルックスに似たものを感じる。
アニメ顔というか、童顔で可愛らしいのだ。
まあ、新崎さんの可愛さには遠く及ばないがな……
夢のような時間は…もう終わってしまった…
もっと早く、新崎さんと仲良くなっていたかったな…
「うん?…んん……ふぁあ……」
俺が動けないでいると、目の前の女の子はゆっくりと起き上がった。
そして座り込んだまま、ゴシゴシと濡れた目を擦る。
その女の子の手には、黒い腕輪がついていた。
「起きたか…おはよう…」
俺は彼女に、掠れた声で挨拶をした。
どんな時でも、挨拶は大切だ…
挨拶とはコミュニケーションの第一歩だ。
もしかしたら、この女の子は、俺の知らない事を知っているかもしれない。
例えば、現実世界に帰る方法とか、離れ離れになったクラスメイトと再会する方法とか。
死んだかもしれない友達を、生き返らせる方法とか…
まあ、この女の子がとんでもなく悪いヤツの可能性もある。
俺はつい昨日、仮面男ギャベルとシルヴァ様に騙されたばかりだ。
でも、俺はこの女の子を頼るしかない。それだけは確かだ。
「んん、おはよ…」
女の子は、眠そうな目で俺に挨拶を返してきた。
返事してくれた!!
やっぱりこの子はいい子だ!
「おはよう!大丈夫!?元気??」
俺は嬉しくなって、大声で彼女を呼んだ。
女の子はビクリと驚いて俺を見て、そしてさらに驚いた顔をした。
そして、身体をブルブルと震わせたと思ったら……
俺に向かって飛びかかってきた。
「いやぁぁぁ!!変態っ!!」
ドゴホォォォッ!!
「ぐはぁぁぁぁ!!?」
俺の股間に、容赦のない蹴りを入れた。
玉袋がぐにゃりと歪み、全身に激痛が駆け巡る。
「このド変態がっ!!毒か??魔法か!?お前の汚らわしい愚息で、寝ているあたしに何かしたのか!?あたしが誰だか知っての狼藉か!?」
ドゴッ!!ドゴッ!!ドゴォォ!!
金髪ツインテ少女は、その童顔に似つかわしくないドスの効いた怒号で、俺の股間に蹴り続ける。
ぜ、前言撤回……やっぱコイツ…悪い奴だわ……
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