5 / 45
第5話 時短になってよかったな
しおりを挟む
詳しく聞いてみると、ロベイルはやはり【盗賊】の天職持ちだった。
それで一時期は名のある盗賊団に身を置いていたらしいが、どうやらかなり過激な集団だったようでついていけなくなり、逃げるように脱退。
以降は【盗賊】のスキルを活かし、盗みやスリといったちんけな犯罪行為をしつつ、その日暮らしをしているという。
「さっきの戦いをみて確信した! 兄貴は間違いなくひとかどの男になれる人間だぜ! 世界最高の盗賊も夢じゃねぇ!」
「言っておくが、俺の天職は【盗賊】じゃないぞ。無職だ」
「え? いやいやいや、無職があんなふうに簡単にシャドウウルフを倒せるわけねぇって!」
どうやらロベイルは、俺のことを同じ天職持ちと勘違いしているようだ。
無職だと説明しても、まったく信じてもらえない。
「お願いだ! 俺を弟子にしてくれ! って、兄貴!?」
俺は一瞬の隙を突いて逃げ出したのだ。
〈逃げ足〉によって大幅上昇した敏捷値を活かし、ボスを倒したことで出現した脱出用の階段を一気に駆け上げっていく。
「ゲーム未登場のキャラを連れ歩けるのは魅力的だが、さすがにデメリットが大きいからな。一生ついていくとか重すぎるし」
仲間キャラが一緒にいると安全性は増すが、その分、経験値が分割されてレベルが上がりにくくなるのだ。
脆弱な無職のステータスをできるだけ早く上げたい俺にとって、仲間の存在はむしろ邪魔になってしまう。
ゲーム時代の知識にないため、あの男が危険人物であるというリスクもある。
そもそも犯罪者だし。
祠から出た俺は、そこであることを思い出す。
「そうだ。ゲームと同じ世界なら、マップが見れるんじゃないか?」
そう思って試してみると、案の定ゲーム時代と同じマップが目の前に出現した。
グラワルのマップは、最初すべて黒く塗り潰されていて、行った場所が開いていくシステムになっている。
「それと同じようだな」
俺が生まれ育った都市と、その北にいるこの森。
そこだけが地図として表示されている。
「地理もゲームとまったく同じと考えてよさそうだ。となると、次に向かうべきは」
当然、実家に戻る気などない。
戻ったら今度こそ殺されかねないし。
アルベール侯爵領を出た俺は、このセントルア王国でも最大規模の都市、ロンダルを目指した。
途中、ゲーム時代でも初期に重宝した移動用の動物「ウミュー」を発見し、手懐けた。
見た目はダチョウに近く、鳥のように思えるが、実はトカゲの魔物である。
足がかなり速く、体力もあるため、徒歩よりはるかに速く進むことが可能だ。
しかしそんなウミューを利用しても、ロンダルまで丸三日もかかってしまった。
「地理もまったく同じと思っていたが、明らかにゲーム時代よりも広くなっているな。もしかしてゲームはあれでも色々と省略されてたのか?」
ゲーム時代のマップでさえ、北海道に匹敵すると言われていた広さで、端から端まで移動するだけでも一苦労だった。
加えてゲームでは移動時間をスキップすることができたのだが、現実となったこの世界では、さすがにそんな便利なシステムはない。
まぁ時間がかかってしまったのは、途中で別の祠に寄り道をしたというのもあるが。
新たに手に入れたのは次のアビリティだ。
―――――――――
【アビリティ】〈弓の極意〉
―――――――――
本来は【弓士】などが入手できるアビリティである。
この祠でレベルは18まで上がり、アビリティポイントも増えたため、アビリティに振ってスキルを習得しておく。
まずは〈盗みの極意〉の方からだ。
―――――――――
【アビリティ】〈盗みの極意+4〉→〈盗みの極意+5〉
【アビリティポイント】8→3
―――――――――
――〈気配隠蔽〉を習得しました。
―――――――――
〈気配隠蔽〉自分の気配を隠蔽する。不意打ちが成功しやすくなる。持続時間5分。クールタイム1分。
―――――――――
〈忍び足〉の上位版といってもいいスキルで、使用中はたとえ正面から敵に視認されたとしても見つかりにくい。
〈忍び足〉が時間制限なしだったのに対して、持続時間が5分と短く、しかも再使用するまで1分のクールタイムが必要だが、戦闘中のみならず逃走時にも有効で可能な限り早く習得しておきたいスキルだった。
続いて〈弓の極意〉にもポイントを使用しておく。
―――――――――
【アビリティ】〈弓の極意〉→〈弓の極意+2〉
【アビリティポイント】3→0
―――――――――
――〈命中上昇Ⅰ〉を習得しました。
――〈超集中〉を習得しました。
―――――――――
〈命中上昇Ⅰ〉命中率を常時20%上昇させる。
〈超集中〉一時的に極限まで集中し、時間が引き伸ばされるような感覚を得る。持続時間30秒。クールタイム30秒。
―――――――――
〈命中上昇Ⅰ〉は、矢だけでなく、投擲や剣での攻撃、さらには魔法など、あらゆる攻撃に効果を及ぼすため、地味に役立つスキルだ。
そして〈超集中〉は本来、弓で矢を放つときに使うものなのだが、実はこれがあらゆる場面で役に立つ。
今後の戦いに必須といっても過言ではなく、ぜひ早めに習得しておきたいスキルだった。
「ふう、ようやく見えてきたな」
前方に巨大な城壁を確認し、俺は疲労交じりの息を吐く。
都市ロンダル。
実はこの国の王都よりも人口が多くて、非常に栄えている街だ。
その理由は都市のすぐ近くにダンジョンがあるためで、ダンジョン産のアイテムなどを求めて商人が集まり、大きな発展を遂げた――というのが、ゲームでの設定だった。
恐らく現実化したこの世界でも同様だろう。
「ゲームで見たままの街並みではあるが、明らかにそれ以上の広さがあるな。だが主要な建物の位置は変わっていない……となれば、こっちの方にアレがあるはず」
俺が真っ先に足を運んだのは、この国最大の冒険者ギルドだった。
ダンジョンがあるのだから、当然ながら冒険者も集まってくる。
グラワルでは必ずしも冒険者にならなくてもゲームを進めていくことが可能なのだが、なっていた方が色んな面で便利だった。
冒険者になるデメリットも特にないので、縛りプレイを志すのでなければ、あえてならない意味はない。
見覚えのある建物内に足を踏み入れた俺は、迷うことなく真っ直ぐ窓口へと向かう。
そこにいた受付嬢を見て、思わず「あっ」という声を出してしまった。
「……何か用?」
こちらに気づいて、ぶっきら棒な声で聞いてくる受付嬢。
なんとも不愛想なその態度も、まさにゲームの頃そのままだ。
都市ロンダルの受付嬢、エミリー。
めちゃくちゃ美人なのだが、受付嬢とは思えない態度の悪さから、プレイヤーたちの間で話題になっていたNPCである。
特に、一部の特殊な性癖のプレイヤーたちから大人気だった。
時短勤務なのか、受付嬢なのに窓口にいること自体が非常にレアで、「エミリーたんに罵られたい」と熱望するプレイヤーたちは、彼女が窓口に現れる瞬間をひたすら待ち続けたという。
そんな彼女にいきなり、しかも現実と化したこの世界で出会えるなんて、正直かなり運がいい。
「用がないなら帰ったら? ここ、子供が来るところじゃないし、仕事の邪魔なんだけど?」
「おおお、すごい」
その辛辣な物言いに、つい感動してしまう。
「いや、実は冒険者登録したくてな」
「……」
俺が要件を伝えると、エミリーは無言で一枚の紙をカウンター越しに寄こした。
これに名前や天職などを記入しろ、ということらしい。
ちなみに冒険者には誰でもなることが可能だ。
特に最低ランクのFランクの冒険者証では、何の身分証明にもならないので、窓口で登録を行うだけでいい。
「は? 無職? しかもレベル18……?」
必要事項を記入して渡すと、一瞬驚いたように目を丸くした。
この街に辿り着く途中で、何度かレベルアップしたのである。
「……ま、どうでもいいけど」
面倒なのか、エミリーはそれだけ言って、すぐに登録作業を済ませてくれた。
冒険者の証となる冒険者カードが発行され、渡される。
冒険者のシステムなどについての詳しい説明は一切なかった。
他の受付嬢なら必ず説明があるはずなのだが、さすがはエミリーである。
「ゲーム時代と同じだろうし、むしろ時短になってよかったな」
それで一時期は名のある盗賊団に身を置いていたらしいが、どうやらかなり過激な集団だったようでついていけなくなり、逃げるように脱退。
以降は【盗賊】のスキルを活かし、盗みやスリといったちんけな犯罪行為をしつつ、その日暮らしをしているという。
「さっきの戦いをみて確信した! 兄貴は間違いなくひとかどの男になれる人間だぜ! 世界最高の盗賊も夢じゃねぇ!」
「言っておくが、俺の天職は【盗賊】じゃないぞ。無職だ」
「え? いやいやいや、無職があんなふうに簡単にシャドウウルフを倒せるわけねぇって!」
どうやらロベイルは、俺のことを同じ天職持ちと勘違いしているようだ。
無職だと説明しても、まったく信じてもらえない。
「お願いだ! 俺を弟子にしてくれ! って、兄貴!?」
俺は一瞬の隙を突いて逃げ出したのだ。
〈逃げ足〉によって大幅上昇した敏捷値を活かし、ボスを倒したことで出現した脱出用の階段を一気に駆け上げっていく。
「ゲーム未登場のキャラを連れ歩けるのは魅力的だが、さすがにデメリットが大きいからな。一生ついていくとか重すぎるし」
仲間キャラが一緒にいると安全性は増すが、その分、経験値が分割されてレベルが上がりにくくなるのだ。
脆弱な無職のステータスをできるだけ早く上げたい俺にとって、仲間の存在はむしろ邪魔になってしまう。
ゲーム時代の知識にないため、あの男が危険人物であるというリスクもある。
そもそも犯罪者だし。
祠から出た俺は、そこであることを思い出す。
「そうだ。ゲームと同じ世界なら、マップが見れるんじゃないか?」
そう思って試してみると、案の定ゲーム時代と同じマップが目の前に出現した。
グラワルのマップは、最初すべて黒く塗り潰されていて、行った場所が開いていくシステムになっている。
「それと同じようだな」
俺が生まれ育った都市と、その北にいるこの森。
そこだけが地図として表示されている。
「地理もゲームとまったく同じと考えてよさそうだ。となると、次に向かうべきは」
当然、実家に戻る気などない。
戻ったら今度こそ殺されかねないし。
アルベール侯爵領を出た俺は、このセントルア王国でも最大規模の都市、ロンダルを目指した。
途中、ゲーム時代でも初期に重宝した移動用の動物「ウミュー」を発見し、手懐けた。
見た目はダチョウに近く、鳥のように思えるが、実はトカゲの魔物である。
足がかなり速く、体力もあるため、徒歩よりはるかに速く進むことが可能だ。
しかしそんなウミューを利用しても、ロンダルまで丸三日もかかってしまった。
「地理もまったく同じと思っていたが、明らかにゲーム時代よりも広くなっているな。もしかしてゲームはあれでも色々と省略されてたのか?」
ゲーム時代のマップでさえ、北海道に匹敵すると言われていた広さで、端から端まで移動するだけでも一苦労だった。
加えてゲームでは移動時間をスキップすることができたのだが、現実となったこの世界では、さすがにそんな便利なシステムはない。
まぁ時間がかかってしまったのは、途中で別の祠に寄り道をしたというのもあるが。
新たに手に入れたのは次のアビリティだ。
―――――――――
【アビリティ】〈弓の極意〉
―――――――――
本来は【弓士】などが入手できるアビリティである。
この祠でレベルは18まで上がり、アビリティポイントも増えたため、アビリティに振ってスキルを習得しておく。
まずは〈盗みの極意〉の方からだ。
―――――――――
【アビリティ】〈盗みの極意+4〉→〈盗みの極意+5〉
【アビリティポイント】8→3
―――――――――
――〈気配隠蔽〉を習得しました。
―――――――――
〈気配隠蔽〉自分の気配を隠蔽する。不意打ちが成功しやすくなる。持続時間5分。クールタイム1分。
―――――――――
〈忍び足〉の上位版といってもいいスキルで、使用中はたとえ正面から敵に視認されたとしても見つかりにくい。
〈忍び足〉が時間制限なしだったのに対して、持続時間が5分と短く、しかも再使用するまで1分のクールタイムが必要だが、戦闘中のみならず逃走時にも有効で可能な限り早く習得しておきたいスキルだった。
続いて〈弓の極意〉にもポイントを使用しておく。
―――――――――
【アビリティ】〈弓の極意〉→〈弓の極意+2〉
【アビリティポイント】3→0
―――――――――
――〈命中上昇Ⅰ〉を習得しました。
――〈超集中〉を習得しました。
―――――――――
〈命中上昇Ⅰ〉命中率を常時20%上昇させる。
〈超集中〉一時的に極限まで集中し、時間が引き伸ばされるような感覚を得る。持続時間30秒。クールタイム30秒。
―――――――――
〈命中上昇Ⅰ〉は、矢だけでなく、投擲や剣での攻撃、さらには魔法など、あらゆる攻撃に効果を及ぼすため、地味に役立つスキルだ。
そして〈超集中〉は本来、弓で矢を放つときに使うものなのだが、実はこれがあらゆる場面で役に立つ。
今後の戦いに必須といっても過言ではなく、ぜひ早めに習得しておきたいスキルだった。
「ふう、ようやく見えてきたな」
前方に巨大な城壁を確認し、俺は疲労交じりの息を吐く。
都市ロンダル。
実はこの国の王都よりも人口が多くて、非常に栄えている街だ。
その理由は都市のすぐ近くにダンジョンがあるためで、ダンジョン産のアイテムなどを求めて商人が集まり、大きな発展を遂げた――というのが、ゲームでの設定だった。
恐らく現実化したこの世界でも同様だろう。
「ゲームで見たままの街並みではあるが、明らかにそれ以上の広さがあるな。だが主要な建物の位置は変わっていない……となれば、こっちの方にアレがあるはず」
俺が真っ先に足を運んだのは、この国最大の冒険者ギルドだった。
ダンジョンがあるのだから、当然ながら冒険者も集まってくる。
グラワルでは必ずしも冒険者にならなくてもゲームを進めていくことが可能なのだが、なっていた方が色んな面で便利だった。
冒険者になるデメリットも特にないので、縛りプレイを志すのでなければ、あえてならない意味はない。
見覚えのある建物内に足を踏み入れた俺は、迷うことなく真っ直ぐ窓口へと向かう。
そこにいた受付嬢を見て、思わず「あっ」という声を出してしまった。
「……何か用?」
こちらに気づいて、ぶっきら棒な声で聞いてくる受付嬢。
なんとも不愛想なその態度も、まさにゲームの頃そのままだ。
都市ロンダルの受付嬢、エミリー。
めちゃくちゃ美人なのだが、受付嬢とは思えない態度の悪さから、プレイヤーたちの間で話題になっていたNPCである。
特に、一部の特殊な性癖のプレイヤーたちから大人気だった。
時短勤務なのか、受付嬢なのに窓口にいること自体が非常にレアで、「エミリーたんに罵られたい」と熱望するプレイヤーたちは、彼女が窓口に現れる瞬間をひたすら待ち続けたという。
そんな彼女にいきなり、しかも現実と化したこの世界で出会えるなんて、正直かなり運がいい。
「用がないなら帰ったら? ここ、子供が来るところじゃないし、仕事の邪魔なんだけど?」
「おおお、すごい」
その辛辣な物言いに、つい感動してしまう。
「いや、実は冒険者登録したくてな」
「……」
俺が要件を伝えると、エミリーは無言で一枚の紙をカウンター越しに寄こした。
これに名前や天職などを記入しろ、ということらしい。
ちなみに冒険者には誰でもなることが可能だ。
特に最低ランクのFランクの冒険者証では、何の身分証明にもならないので、窓口で登録を行うだけでいい。
「は? 無職? しかもレベル18……?」
必要事項を記入して渡すと、一瞬驚いたように目を丸くした。
この街に辿り着く途中で、何度かレベルアップしたのである。
「……ま、どうでもいいけど」
面倒なのか、エミリーはそれだけ言って、すぐに登録作業を済ませてくれた。
冒険者の証となる冒険者カードが発行され、渡される。
冒険者のシステムなどについての詳しい説明は一切なかった。
他の受付嬢なら必ず説明があるはずなのだが、さすがはエミリーである。
「ゲーム時代と同じだろうし、むしろ時短になってよかったな」
36
お気に入りに追加
1,165
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界で急に前世の記憶が蘇った私、生贄みたいに嫁がされたんだけど!?
長船凪
ファンタジー
サーシャは意地悪な義理の姉に足をかけられて、ある日階段から転落した。
その衝撃で前世を思い出す。
社畜で過労死した日本人女性だった。
果穂は伯爵令嬢サーシャとして異世界転生していたが、こちらでもろくでもない人生だった。
父親と母親は家同士が決めた政略結婚で愛が無かった。
正妻の母が亡くなった途端に継母と義理の姉を家に招いた父親。
家族の虐待を受ける日々に嫌気がさして、サーシャは一度は修道院に逃げ出すも、見つかり、呪われた辺境伯の元に、生け贄のように嫁ぐはめになった。
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
異世界転生雑学無双譚 〜転生したのにスキルとか貰えなかったのですが〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
エドガーはマルディア王国王都の五爵家の三男坊。幼い頃から神童天才と評されていたが七歳で前世の知識に目覚め、図書館に引き篭もる事に。
そして時は流れて十二歳になったエドガー。祝福の儀にてスキルを得られなかったエドガーは流刑者の村へ追放となるのだった。
【カクヨムにも投稿してます】
農民レベル99 天候と大地を操り世界最強
九頭七尾
ファンタジー
【農民】という天職を授かり、憧れていた戦士の夢を断念した少年ルイス。
仕方なく故郷の村で農業に従事し、十二年が経ったある日のこと、新しく就任したばかりの代官が訊ねてきて――
「何だあの巨大な大根は? 一体どうやって収穫するのだ?」
「片手で抜けますけど? こんな感じで」
「200キロはありそうな大根を片手で……?」
「小麦の方も収穫しますね。えい」
「一帯の小麦が一瞬で刈り取られた!? 何をしたのだ!?」
「手刀で真空波を起こしただけですけど?」
その代官の勧めで、ルイスは冒険者になることに。
日々の農作業(?)を通し、最強の戦士に成長していた彼は、最年長ルーキーとして次々と規格外の戦果を挙げていくのだった。
「これは投擲用大根だ」
「「「投擲用大根???」」」
オタクおばさん転生する
ゆるりこ
ファンタジー
マンガとゲームと小説を、ゆるーく愛するおばさんがいぬの散歩中に異世界召喚に巻き込まれて転生した。
天使(見習い)さんにいろいろいただいて犬と共に森の中でのんびり暮そうと思っていたけど、いただいたものが思ったより強大な力だったためいろいろ予定が狂ってしまい、勇者さん達を回収しつつ奔走するお話になりそうです。
投稿ものんびりです。(なろうでも投稿しています)
最も死に近い悪女になりました(完)
江田真芽
ファンタジー
10歳からの10年間、魔女に体を乗っ取られていたサマンサ・ベル・カートライト。彼女は20歳の誕生日に、稀代の魔女から体を解放された。
「もう死亡フラグしかないから、あんたに体返すわ。ちょっと可哀想だし、楽しませてくれたお礼ってことであんたにリセット魔法をかけてあげるわね。指を鳴らせば1日3回、朝からリセットできるわ。ついでに処女に戻しておいてあげる。いや〜皇女として遊べるなんて、最高の10年だったわ。ありがとね。じゃあバイバ〜イ」
カートライト帝国の皇女であるサマンサは、魔女の好き勝手な行いにより帝国中から【悪女】と呼ばれていた。
死亡フラグしかない彼女は、果たして生き残れるのか?!そして、魔女のせいで悪女となった彼女は幸せになれるのかーー?!
哀れな皇女様のお話、はじまりです☆
11/7完結しました^^
一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。
異世界人生を楽しみたい そのためにも赤ん坊から努力する
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前は朝霧 雷斗(アサギリ ライト)
前世の記憶を持ったまま僕は別の世界に転生した
生まれてからすぐに両親の持っていた本を読み魔法があることを学ぶ
魔力は筋力と同じ、訓練をすれば上達する
ということで努力していくことにしました
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる