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第17話 大漁
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俺が二本の足を切断したことで、アーマークラブは大きく動きが鈍っていた。
そこへ再びリリナのフレイムランスが直撃する。
火魔法に弱いというアーマークラブは、もはやほとんど瀕死状態だ。
鋏を懸命に動かし攻撃してくるが、簡単に回避できる。
物は試しとばかりに、今度は甲羅で覆われたアーマークラブの胴体へ剣を叩き込んでみた。
すると、やはり足のときのようにすっぱりと斬ることはできなかったが、それでも甲羅に亀裂が入り、中身に剣先を届かせることはできた。
「すごい! 甲羅まで斬っちゃった!」
リリナの驚く声が聞こえてくる。
それからもう一発、彼女がフレイムランスを浴びせて、ようやくアーマークラブは沈黙した。
「……わたし、何の役にも立ってないです……」
「ユウトのお陰だよ。まさか、アーマークラブに物理攻撃を通すなんて」
アーマークラブは硬い殻に覆われ、高い物理攻撃への耐性を持っている。
だが物理攻撃がまったく効かない訳ではない。
当然ながらその防御力を凌駕する攻撃力があるならば、ちゃんとダメージを与えることが可能だ。
けど、俺ってそんなに攻撃力あったっけ?
改めて〈鑑定眼・C〉でステータスを確認してみる。
現在の俺の筋力値は、恐らく〈怪力・D〉のお陰だと思うが、レベル19でも、レベル25のリオよりも幾らか高かった。職業が勇者だからというのもあるかもしれない。
しかしそれだけでは説明が付かない。
リオではアーマークラブの殻に傷を付けるだけでやっと。
ステータス上ではそんなに差があるとは思えなかった。
他に考えられとしたら〈剣技〉だろうか。
リオはレベルCなのに対し、俺はA。
同じ筋力値だったとしても、剣速などの違いから、相手に与えるダメージが異なっていてもおかしくはないだろう。
ああ、そうか、武器の差もあるかもしれない。
・セイクリッドソード:聖銀(ミスリル)を含む特殊合金製。聖教国の聖騎士たちが好んで利用している。
俺の剣は聖教国で貰ったものなのだが、たぶんこれ、普通に一級品だろう。
攻撃力を調べてみると、リオが使っている剣の1・5倍くらいあった。
「ユウトってすごいんだね! Eランクなのに! びっくりだよ!」
「いや、ちょっと良い剣を使ってるだけだって」
「確かに良さそうな剣だけど……それだけでアーマークラブの外殻を斬れるとは思えないよ」
ともかく、これでアーマークラブとの戦いが随分と楽になるのは間違いない。
当初の予定では、俺とリオの二人掛かりで動きを封じ、リリナの火魔法で倒すつもりだった。
だが中級のフレイムランスですら二、三発は直撃させなければならない。
当然、魔力には限りがあるため、数体相手にすると回復のための休息が必要である。
「ユウトの攻撃が効くってことは、あたしの魔法を節約できるってこと!」
「それに最初に足を斬ってしまえば、動きを封じるのも簡単だしね」
そんな訳で、アーマークラブは主にリオが一人で引き付け、俺は隙を見て攻撃する役割に回ることになった。
その結果、
「……びっくりするくらい、簡単に倒せちゃいますね……」
ララの言う通り、一体を倒すのに一分程度しかかからなくなった。
むしろアーマークラブを発見する方に時間がかかるほどだ。
「これで六体目だね」
「すごーい! もう300万も稼いじゃった! ユウトさまさまだね!」
リリナが嬉しそうに手を叩く。
一人当たり70万以上……薬草採取よりずっと効率がいいな。
「こんなに稼げるなら、もっと冒険者が来てても良い気がしないか?」
ふと気になって訊いてみた。
この階層に来て三十分以上が経ったが、まだ他の冒険者を一度も見かけない。
広いので、たまたま見ていないだけなのかもしれないが。
「……いや、必ずしもそうでもないんだ。アーマークラブは確かに高値で売れるけれど、この大きさだからね。この場で解体するのは難しいし、このまま持ち帰らなくちゃならない。だから街まで持ち帰るのが凄く大変で、どうしてもあまり効率が良くないんだよ」
「あ、そうか」
となると、もうそろそろ限界か。
現時点でも持ち帰るのはなかなか骨が折れそうだ。
「って、それならこいつに入れてしまえばいいじゃん」
俺にはアイテムバッグがある。
試しに一匹入れてみることに。
バッグの入り口は狭く、本来ならこの大きさだと入らないのだが、入れようとするだけで不思議な力で勝手に中へと吸い込まれていく。とても便利だ。
「えええっ!? それ、もしかしてアイテムバッグなの!?」
リリナは目を白黒させていた。
「すごい。初めて見たよ。そんな稀少な魔導具、どうやって手に入れたんだい?」
「えっと……そこは企業秘密で」
リオから問われるが、俺は曖昧に誤魔化した。
勇者だということは黙っているし、さすがに聖教国のトップから貰ったなんて言っても信じてもらえないだろう。
ちなみにこのアイテムバッグ、全部で300個までアイテムを入れることが可能らしい。
不思議なことに大きなアイテムも小さなアイテムも、どちらも同じ一個として数えられるようだ。薬草などはできるだけまとめて束にしてしまえば、それで一個扱いになる。
だが、数として数えられない液体や気体を入れることはできない。
ただし袋に入れればOKであるが。
また、建造物や生き物など、〝アイテム〟ではないものを入れることは基本的にはできなかった。
アーマークラブ六匹がアイテムボックスに吸い込まれていった。
一個当たりはでかいが、それでもたった六個分だ。
「これならまだまだ捕まえられるね!」
という訳で、俺たちはさらにアーマークラブを探してフロアを探索することに。
そうして数分ほどを歩き回った頃だった。
これまで遭遇してきた奴らより二回り以上もでかいアーマークラブが、水溜りの中から激しい飛沫を上げて飛び出してきた。
「なっ!?」
「でかっ!」
「ひゃっ!?」
あまりの大きさと不意打ち気味の登場に、俺たちは一瞬その場に立ち竦む。
グレートアーマークラブ
レベル:36
スキル:〈頑丈・B〉
名前が少し違う。
もしかしてネームドモンスターってやつか?
うわっ、しかもレベル36!?
超巨大蟹が鋏を振り回しながら突進してきた。
「っ! 皆っ、下がって!」
咄嗟に皆を庇うように前に出て盾で防御したリオだったが、成す術もなく吹き飛ばされてしまう。
「リオ!?」
「ぐ……あ……」
地面に叩きつけられ、痛みに呻くリオ。
見ると、明らかに片腕がおかしな方向に曲がっていた。
うわ、骨が折れてる……。
「だ、大丈夫ですか……っ?」
ララがすぐさま駆け寄り、白魔法で治癒しようとする。
「こんのぉぉぉっ! フレイムランスっ!」
リリナが火魔法を放った。
だが超巨大蟹は鋏を振るうだけでそれをあっさりと霧消させてしまう。
「うそっ、全然、効いてない!?」
「おおおおっ!」
リリナの魔法に対処している隙に、俺は超巨大蟹の側面へと回り込んでいた。
通常のアーマークラブの倍以上はあろうかという太さの足を、思いきり斬り付ける。
「硬っ!」
くそっ、さすがにこいつは刃が通らないかっ!
「うおっ!?」
超巨大蟹がぶん回してきた鋏をギリギリ躱し、俺は素早く後退する。
しかしそれ以上の速さで突っ込んできた。まるで迫りくる軽自動車だ。あっという間に距離が詰まる。
に、逃げられない!
「ユウトぉぉぉっ!!!」
俺、大ピンチです。
そこへ再びリリナのフレイムランスが直撃する。
火魔法に弱いというアーマークラブは、もはやほとんど瀕死状態だ。
鋏を懸命に動かし攻撃してくるが、簡単に回避できる。
物は試しとばかりに、今度は甲羅で覆われたアーマークラブの胴体へ剣を叩き込んでみた。
すると、やはり足のときのようにすっぱりと斬ることはできなかったが、それでも甲羅に亀裂が入り、中身に剣先を届かせることはできた。
「すごい! 甲羅まで斬っちゃった!」
リリナの驚く声が聞こえてくる。
それからもう一発、彼女がフレイムランスを浴びせて、ようやくアーマークラブは沈黙した。
「……わたし、何の役にも立ってないです……」
「ユウトのお陰だよ。まさか、アーマークラブに物理攻撃を通すなんて」
アーマークラブは硬い殻に覆われ、高い物理攻撃への耐性を持っている。
だが物理攻撃がまったく効かない訳ではない。
当然ながらその防御力を凌駕する攻撃力があるならば、ちゃんとダメージを与えることが可能だ。
けど、俺ってそんなに攻撃力あったっけ?
改めて〈鑑定眼・C〉でステータスを確認してみる。
現在の俺の筋力値は、恐らく〈怪力・D〉のお陰だと思うが、レベル19でも、レベル25のリオよりも幾らか高かった。職業が勇者だからというのもあるかもしれない。
しかしそれだけでは説明が付かない。
リオではアーマークラブの殻に傷を付けるだけでやっと。
ステータス上ではそんなに差があるとは思えなかった。
他に考えられとしたら〈剣技〉だろうか。
リオはレベルCなのに対し、俺はA。
同じ筋力値だったとしても、剣速などの違いから、相手に与えるダメージが異なっていてもおかしくはないだろう。
ああ、そうか、武器の差もあるかもしれない。
・セイクリッドソード:聖銀(ミスリル)を含む特殊合金製。聖教国の聖騎士たちが好んで利用している。
俺の剣は聖教国で貰ったものなのだが、たぶんこれ、普通に一級品だろう。
攻撃力を調べてみると、リオが使っている剣の1・5倍くらいあった。
「ユウトってすごいんだね! Eランクなのに! びっくりだよ!」
「いや、ちょっと良い剣を使ってるだけだって」
「確かに良さそうな剣だけど……それだけでアーマークラブの外殻を斬れるとは思えないよ」
ともかく、これでアーマークラブとの戦いが随分と楽になるのは間違いない。
当初の予定では、俺とリオの二人掛かりで動きを封じ、リリナの火魔法で倒すつもりだった。
だが中級のフレイムランスですら二、三発は直撃させなければならない。
当然、魔力には限りがあるため、数体相手にすると回復のための休息が必要である。
「ユウトの攻撃が効くってことは、あたしの魔法を節約できるってこと!」
「それに最初に足を斬ってしまえば、動きを封じるのも簡単だしね」
そんな訳で、アーマークラブは主にリオが一人で引き付け、俺は隙を見て攻撃する役割に回ることになった。
その結果、
「……びっくりするくらい、簡単に倒せちゃいますね……」
ララの言う通り、一体を倒すのに一分程度しかかからなくなった。
むしろアーマークラブを発見する方に時間がかかるほどだ。
「これで六体目だね」
「すごーい! もう300万も稼いじゃった! ユウトさまさまだね!」
リリナが嬉しそうに手を叩く。
一人当たり70万以上……薬草採取よりずっと効率がいいな。
「こんなに稼げるなら、もっと冒険者が来てても良い気がしないか?」
ふと気になって訊いてみた。
この階層に来て三十分以上が経ったが、まだ他の冒険者を一度も見かけない。
広いので、たまたま見ていないだけなのかもしれないが。
「……いや、必ずしもそうでもないんだ。アーマークラブは確かに高値で売れるけれど、この大きさだからね。この場で解体するのは難しいし、このまま持ち帰らなくちゃならない。だから街まで持ち帰るのが凄く大変で、どうしてもあまり効率が良くないんだよ」
「あ、そうか」
となると、もうそろそろ限界か。
現時点でも持ち帰るのはなかなか骨が折れそうだ。
「って、それならこいつに入れてしまえばいいじゃん」
俺にはアイテムバッグがある。
試しに一匹入れてみることに。
バッグの入り口は狭く、本来ならこの大きさだと入らないのだが、入れようとするだけで不思議な力で勝手に中へと吸い込まれていく。とても便利だ。
「えええっ!? それ、もしかしてアイテムバッグなの!?」
リリナは目を白黒させていた。
「すごい。初めて見たよ。そんな稀少な魔導具、どうやって手に入れたんだい?」
「えっと……そこは企業秘密で」
リオから問われるが、俺は曖昧に誤魔化した。
勇者だということは黙っているし、さすがに聖教国のトップから貰ったなんて言っても信じてもらえないだろう。
ちなみにこのアイテムバッグ、全部で300個までアイテムを入れることが可能らしい。
不思議なことに大きなアイテムも小さなアイテムも、どちらも同じ一個として数えられるようだ。薬草などはできるだけまとめて束にしてしまえば、それで一個扱いになる。
だが、数として数えられない液体や気体を入れることはできない。
ただし袋に入れればOKであるが。
また、建造物や生き物など、〝アイテム〟ではないものを入れることは基本的にはできなかった。
アーマークラブ六匹がアイテムボックスに吸い込まれていった。
一個当たりはでかいが、それでもたった六個分だ。
「これならまだまだ捕まえられるね!」
という訳で、俺たちはさらにアーマークラブを探してフロアを探索することに。
そうして数分ほどを歩き回った頃だった。
これまで遭遇してきた奴らより二回り以上もでかいアーマークラブが、水溜りの中から激しい飛沫を上げて飛び出してきた。
「なっ!?」
「でかっ!」
「ひゃっ!?」
あまりの大きさと不意打ち気味の登場に、俺たちは一瞬その場に立ち竦む。
グレートアーマークラブ
レベル:36
スキル:〈頑丈・B〉
名前が少し違う。
もしかしてネームドモンスターってやつか?
うわっ、しかもレベル36!?
超巨大蟹が鋏を振り回しながら突進してきた。
「っ! 皆っ、下がって!」
咄嗟に皆を庇うように前に出て盾で防御したリオだったが、成す術もなく吹き飛ばされてしまう。
「リオ!?」
「ぐ……あ……」
地面に叩きつけられ、痛みに呻くリオ。
見ると、明らかに片腕がおかしな方向に曲がっていた。
うわ、骨が折れてる……。
「だ、大丈夫ですか……っ?」
ララがすぐさま駆け寄り、白魔法で治癒しようとする。
「こんのぉぉぉっ! フレイムランスっ!」
リリナが火魔法を放った。
だが超巨大蟹は鋏を振るうだけでそれをあっさりと霧消させてしまう。
「うそっ、全然、効いてない!?」
「おおおおっ!」
リリナの魔法に対処している隙に、俺は超巨大蟹の側面へと回り込んでいた。
通常のアーマークラブの倍以上はあろうかという太さの足を、思いきり斬り付ける。
「硬っ!」
くそっ、さすがにこいつは刃が通らないかっ!
「うおっ!?」
超巨大蟹がぶん回してきた鋏をギリギリ躱し、俺は素早く後退する。
しかしそれ以上の速さで突っ込んできた。まるで迫りくる軽自動車だ。あっという間に距離が詰まる。
に、逃げられない!
「ユウトぉぉぉっ!!!」
俺、大ピンチです。
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