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序章 獣としての始まり
第六話 ギルドの実力
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「ここが…ギルド本部…」
「中々立派な物じゃろ?」
目の前には屋敷のような大きな建物がそびえたっている。
ウチミズザリガニを狩り、無事に師匠が課した修行を終わらせたルーフは、師匠と共に試験の手続きをするためマリンシアの中心にあるギルド本部に来ていた。
「さぁ、とりあえず手続きしに行くぞい?」
「はい!」
見た目だけでなく、中もかなり綺麗だった。ホールは広く様々な種族の獣人がいた。
「凄いヒトですね…」
「そりゃ街の中心施設だからのう。色んな事情のヒトが集まっておる。」
その中でも、聖職者のような装束に身をつつむ集団が見えた。それは多種多様な人々の中でも異彩を放っていた。
「あれは?」
「白の大陸のギルドじゃな。この大陸に来るなんて珍しいのう。」
「白の大陸…?他にもマリンシアみたいな所があるんですか?」
「そうじゃ。ここは水の大陸マリンシア。他にも火の大陸や土の大陸、風、黒とか色々あるぞい。ちなみに白の大陸はリヒトニアと言う。」
「へー…」
「それぞれのギルドもその土地によって性質とかモットーが違うんじゃよな。たしかマリンシアギルドのモットーは…」
「『清らかな水のように誠実に』ですよ。」
その時後ろから声をかけられる。
振り向くとメガネをかけたなんとも気難しい雰囲気のヒョウの女性が立っていた。
「お久しぶりですね、元十郎先生。」
「おおシアンか、久しぶりじゃのう。」
シアンと呼ばれたヒョウが師匠と軽く挨拶をすると、こちらの顔を一瞥した。
「彼は?」
「ルーフという。ワシの新しい弟子じゃ。」
「ルーフです。こんにちは。」
「ルーフか。私はギルド教官のシアン・エルカーズだ。よろしく。」
手を差し出されたので握手をする。手の指は細かったが力強さがあった。
「先生。今日はどういった用件で?」
「あぁ、もうすぐギルドの試験があるじゃろ?ルーフもそれに参加しようとしとるから手続きしに来たんじゃ。…そうじゃ!シアン、もし手が空いていたらコヤツにギルドの中を見せてやってくれんか?」
「えっ?」
「見学ですか…良いですよ。先生の頼みならお安いご用です。」
「良いらしいぞルーフ。ワシは手続きしてホールで待っとるからのう。」
とんとん拍子で話が進む。
「良し。ルーフ、着いてくるんだ。」
「はっはい!」
こうしてルーフは、シアンと共にギルドの見学に向かった。
◇◆◇◆
「この施設は四階構造でできている。さっきの一階はホールとか集会所がある。今から二階に行くぞ。」
(やっぱ広いな…)
「…二階は授業をする教室がある。教官室もこの階だ。」
「授業?」
「あぁ。お前みたいな若い人材のためのな。学校に行く代わりの様なものだ。」
「学校とギルドって違うんですか?」
「そうだぞ?普通学校とギルドは別ものだ。」
(この世界にも学校あるんだ…)
師匠にはそんなこと言われなかった。
「三階は室内訓練所、四階は魔法研究所がほとんどを占めているぞ。」
三階を見ると屈強な団員が竹刀を使った打ち合いをしていた。迫力は凄まじく、ビリビリと声が響く。
四階は様々な薬品や魔術道具が置いてあった。それを見て一つの疑問が浮かぶ。
「そう言えば…違法魔術具ってどんな物なんですか?」
海斗とルーフが初めて出会った日のことを思い出していた。
「お前は魔術がどんな物か解っているか?」
「どんな物って…地脈を流れてるハドウを吸収して、自分のエレメントと混ぜて使うもの…ですか?」
「そうだ。違法魔術具は魔術に使うハドウを無理矢理吸収して強力な魔術を放つ代物だ。乱用してしまうと地脈を傷付けハドウの流れが悪くなってしまう。」
「ハドウの流れが悪くなるとどうなるんですか?」
「ハドウは自然の力…それが流れなくなると環境に大きな影響が出てしまう。実際違法魔術具が流通していた街は砂漠になってしまった。」
「そんなことが…」
「それだけじゃない。無理矢理ハドウを吸収するせいで使用者にも悪影響が出てしまう。最悪廃人だ。」
「なるほど…そんなに危険な物なんですね。」
「最近になって流通も増えている。なんでもそれを製造して販売している組織ができたらしいからな…」
「そんなものが…」
「全国のギルドで連携して探しているが未だに手がかりは掴めていない。厄介な物だよ。」
そんな話しをしながら一階に戻ってくる。すると、シアンから一つの提案をされた。
「お前は先生の弟子なんだよな?」
「はい…そうですけど…」
「なら少し来てほしい所がある。」
そう言われて着いていくと、中庭の野外訓練所に連れていかれた。
◇◆◇◆
野外訓練所では、多くの団員が訓練にいそしんでいた。そして、シアンが来たとわかるやいなや
「「「「お疲れ様です!教官!!!」」」」
「うむ。お疲れ。」
全員が訓練をやめ、すぐにとてつもない声で挨拶をした。
(凄い…この人いったいなんなんだ…)
「そう言えば、お前の得物はなんだ?」
「得物って…棍棒ですけど。」
「そうか」
すると何かを投げ渡される。それは訓練用の木の棍棒だった。
「それを使って私と手合わせしろ。」
シアンは二本の木の剣を逆手持ちにして構えていた。
「先生の弟子としてのお前の実力を見せてくれ。」
「えっ…いきなりなにを…」
「ハンデとしてお前は私に一撃でも当てれば勝ちにしてやる。それに今のところ私に勝てばギルド入団を許可しよう。どうだ?」
(この人話し聞いてない!)
しかしこれで勝てば入団出来るとするなら乗らない手はない。
「わかりました。やります!」
こうしてルーフはシアンとの手合わせをすることになった。
「これより、ルーフ対シアン教官の手合わせを始める!」
審判を任された団員が宣言する。周りには沢山の団員が集まっていた。
「準備は良いですか?」
「あぁ。」
「はい!」
「それでは…始め!!」
その声と共にスタートを切ろうとシアンを見る。その瞬間
(なっ…)
スタートが切れない。棒立ちしているだけのシアンに対して全く隙を見つけられなかったのだ。
(なんだ…この威圧感…)
「どうした?来ないならこちらから行くぞ!」
強烈なスピードでシアンが襲いかかる
「ツッッ!」
間一髪で受ける
「ほう…いい反応だ…」
「くっ…」
「だが…いつまで持つかな!?」
そこから嵐のような連続攻撃を打たれる。
「ほら!どうした!」
「くっそ…」
(ダメだ…反撃できない!)
攻撃の手は一切緩まず、むしろ打つ度にスピードが上がっていく。
「はぁっ!」
横に一閃
「ふっ!」
何とか受け、つばぜり合いになる。
「なら…これはどうだ!」
もう一方の剣が下から跳ね上がってくる!
(ヤバイ!!)
「はっ!」
咄嗟に後ろに転がりそれを避ける。
「今のを凌ぐか…流石先生の弟子だ。だが守るだけじゃ勝てないぞ?」
「だったら…今度はこっちの番です!」
挑発に乗ってしまい、正面から突っ込む。
「食らえ!」
しかし、初撃は簡単に受けられてしまう。
「それなら!!」
胴体に連続突きをするが、全て受けられてしまう。
「くっそぉ!」
ついにやけになり、上から本気の一撃を振り下ろす。
バァァァン!!
しかしそれは地面を打つだけで手応えは無かった。
「…チェックメイトだ。」
大振りの一撃は隙が大きすぎた。気付いたときには後ろに回り込まれ、首に剣を押し付けられていた。
「そこまで!勝者、シアン教官!!」
周りから拍手が起こる。
(くそ…全く歯が立たなかった。)
尻もちをつきうなだれると、手をさしのべられる。
「対戦感謝する。」
「…ありがとうございました…」
手をとり立ち上がる。
「反応速度や体力は並以上ある。しかし棍棒の扱いはまだまだだな。」
「うぅ…」
「いいか?棍棒の特徴は手数の多さと変幻自在な攻撃にある。ただ一ヶ所をひたすら突いたり振り下ろすだけでなく、さらなる種類の攻撃パターンを駆使するんだ。棍棒を使うならもう少し頭をやわらかくしろ。」
「はい…」
「まぁ潜在能力はあるみたいだ。それに私の攻撃を受けきったからな…入団試験ぐらい突破出来る実力はあるだろう。楽しみにしてるよ。」
そう言ってシアンは去っていった。
◇◆◇◆
「随分遅かったのう?」
「はは…色々あったんですよ…」
「そうか、ホレ」
師匠から一枚の紙を渡される。
「それが本番の受験票じゃ。無くさないようにするんじゃぞ?」
そこには本番の日付が書いてあった。
「はい。」
(…あと三日後…)
三日後には自分のこれからが懸かっている試験が始まる。ルーフは不安を感じたが
『入団試験ぐらい突破出来る。』
というシアンの言葉が奮い立たせてくれた。
(そうだ…大丈夫…俺なら出来る!)
ギルドの実力を思い知ったが、それはルーフを奮い立たせる物になった。
「中々立派な物じゃろ?」
目の前には屋敷のような大きな建物がそびえたっている。
ウチミズザリガニを狩り、無事に師匠が課した修行を終わらせたルーフは、師匠と共に試験の手続きをするためマリンシアの中心にあるギルド本部に来ていた。
「さぁ、とりあえず手続きしに行くぞい?」
「はい!」
見た目だけでなく、中もかなり綺麗だった。ホールは広く様々な種族の獣人がいた。
「凄いヒトですね…」
「そりゃ街の中心施設だからのう。色んな事情のヒトが集まっておる。」
その中でも、聖職者のような装束に身をつつむ集団が見えた。それは多種多様な人々の中でも異彩を放っていた。
「あれは?」
「白の大陸のギルドじゃな。この大陸に来るなんて珍しいのう。」
「白の大陸…?他にもマリンシアみたいな所があるんですか?」
「そうじゃ。ここは水の大陸マリンシア。他にも火の大陸や土の大陸、風、黒とか色々あるぞい。ちなみに白の大陸はリヒトニアと言う。」
「へー…」
「それぞれのギルドもその土地によって性質とかモットーが違うんじゃよな。たしかマリンシアギルドのモットーは…」
「『清らかな水のように誠実に』ですよ。」
その時後ろから声をかけられる。
振り向くとメガネをかけたなんとも気難しい雰囲気のヒョウの女性が立っていた。
「お久しぶりですね、元十郎先生。」
「おおシアンか、久しぶりじゃのう。」
シアンと呼ばれたヒョウが師匠と軽く挨拶をすると、こちらの顔を一瞥した。
「彼は?」
「ルーフという。ワシの新しい弟子じゃ。」
「ルーフです。こんにちは。」
「ルーフか。私はギルド教官のシアン・エルカーズだ。よろしく。」
手を差し出されたので握手をする。手の指は細かったが力強さがあった。
「先生。今日はどういった用件で?」
「あぁ、もうすぐギルドの試験があるじゃろ?ルーフもそれに参加しようとしとるから手続きしに来たんじゃ。…そうじゃ!シアン、もし手が空いていたらコヤツにギルドの中を見せてやってくれんか?」
「えっ?」
「見学ですか…良いですよ。先生の頼みならお安いご用です。」
「良いらしいぞルーフ。ワシは手続きしてホールで待っとるからのう。」
とんとん拍子で話が進む。
「良し。ルーフ、着いてくるんだ。」
「はっはい!」
こうしてルーフは、シアンと共にギルドの見学に向かった。
◇◆◇◆
「この施設は四階構造でできている。さっきの一階はホールとか集会所がある。今から二階に行くぞ。」
(やっぱ広いな…)
「…二階は授業をする教室がある。教官室もこの階だ。」
「授業?」
「あぁ。お前みたいな若い人材のためのな。学校に行く代わりの様なものだ。」
「学校とギルドって違うんですか?」
「そうだぞ?普通学校とギルドは別ものだ。」
(この世界にも学校あるんだ…)
師匠にはそんなこと言われなかった。
「三階は室内訓練所、四階は魔法研究所がほとんどを占めているぞ。」
三階を見ると屈強な団員が竹刀を使った打ち合いをしていた。迫力は凄まじく、ビリビリと声が響く。
四階は様々な薬品や魔術道具が置いてあった。それを見て一つの疑問が浮かぶ。
「そう言えば…違法魔術具ってどんな物なんですか?」
海斗とルーフが初めて出会った日のことを思い出していた。
「お前は魔術がどんな物か解っているか?」
「どんな物って…地脈を流れてるハドウを吸収して、自分のエレメントと混ぜて使うもの…ですか?」
「そうだ。違法魔術具は魔術に使うハドウを無理矢理吸収して強力な魔術を放つ代物だ。乱用してしまうと地脈を傷付けハドウの流れが悪くなってしまう。」
「ハドウの流れが悪くなるとどうなるんですか?」
「ハドウは自然の力…それが流れなくなると環境に大きな影響が出てしまう。実際違法魔術具が流通していた街は砂漠になってしまった。」
「そんなことが…」
「それだけじゃない。無理矢理ハドウを吸収するせいで使用者にも悪影響が出てしまう。最悪廃人だ。」
「なるほど…そんなに危険な物なんですね。」
「最近になって流通も増えている。なんでもそれを製造して販売している組織ができたらしいからな…」
「そんなものが…」
「全国のギルドで連携して探しているが未だに手がかりは掴めていない。厄介な物だよ。」
そんな話しをしながら一階に戻ってくる。すると、シアンから一つの提案をされた。
「お前は先生の弟子なんだよな?」
「はい…そうですけど…」
「なら少し来てほしい所がある。」
そう言われて着いていくと、中庭の野外訓練所に連れていかれた。
◇◆◇◆
野外訓練所では、多くの団員が訓練にいそしんでいた。そして、シアンが来たとわかるやいなや
「「「「お疲れ様です!教官!!!」」」」
「うむ。お疲れ。」
全員が訓練をやめ、すぐにとてつもない声で挨拶をした。
(凄い…この人いったいなんなんだ…)
「そう言えば、お前の得物はなんだ?」
「得物って…棍棒ですけど。」
「そうか」
すると何かを投げ渡される。それは訓練用の木の棍棒だった。
「それを使って私と手合わせしろ。」
シアンは二本の木の剣を逆手持ちにして構えていた。
「先生の弟子としてのお前の実力を見せてくれ。」
「えっ…いきなりなにを…」
「ハンデとしてお前は私に一撃でも当てれば勝ちにしてやる。それに今のところ私に勝てばギルド入団を許可しよう。どうだ?」
(この人話し聞いてない!)
しかしこれで勝てば入団出来るとするなら乗らない手はない。
「わかりました。やります!」
こうしてルーフはシアンとの手合わせをすることになった。
「これより、ルーフ対シアン教官の手合わせを始める!」
審判を任された団員が宣言する。周りには沢山の団員が集まっていた。
「準備は良いですか?」
「あぁ。」
「はい!」
「それでは…始め!!」
その声と共にスタートを切ろうとシアンを見る。その瞬間
(なっ…)
スタートが切れない。棒立ちしているだけのシアンに対して全く隙を見つけられなかったのだ。
(なんだ…この威圧感…)
「どうした?来ないならこちらから行くぞ!」
強烈なスピードでシアンが襲いかかる
「ツッッ!」
間一髪で受ける
「ほう…いい反応だ…」
「くっ…」
「だが…いつまで持つかな!?」
そこから嵐のような連続攻撃を打たれる。
「ほら!どうした!」
「くっそ…」
(ダメだ…反撃できない!)
攻撃の手は一切緩まず、むしろ打つ度にスピードが上がっていく。
「はぁっ!」
横に一閃
「ふっ!」
何とか受け、つばぜり合いになる。
「なら…これはどうだ!」
もう一方の剣が下から跳ね上がってくる!
(ヤバイ!!)
「はっ!」
咄嗟に後ろに転がりそれを避ける。
「今のを凌ぐか…流石先生の弟子だ。だが守るだけじゃ勝てないぞ?」
「だったら…今度はこっちの番です!」
挑発に乗ってしまい、正面から突っ込む。
「食らえ!」
しかし、初撃は簡単に受けられてしまう。
「それなら!!」
胴体に連続突きをするが、全て受けられてしまう。
「くっそぉ!」
ついにやけになり、上から本気の一撃を振り下ろす。
バァァァン!!
しかしそれは地面を打つだけで手応えは無かった。
「…チェックメイトだ。」
大振りの一撃は隙が大きすぎた。気付いたときには後ろに回り込まれ、首に剣を押し付けられていた。
「そこまで!勝者、シアン教官!!」
周りから拍手が起こる。
(くそ…全く歯が立たなかった。)
尻もちをつきうなだれると、手をさしのべられる。
「対戦感謝する。」
「…ありがとうございました…」
手をとり立ち上がる。
「反応速度や体力は並以上ある。しかし棍棒の扱いはまだまだだな。」
「うぅ…」
「いいか?棍棒の特徴は手数の多さと変幻自在な攻撃にある。ただ一ヶ所をひたすら突いたり振り下ろすだけでなく、さらなる種類の攻撃パターンを駆使するんだ。棍棒を使うならもう少し頭をやわらかくしろ。」
「はい…」
「まぁ潜在能力はあるみたいだ。それに私の攻撃を受けきったからな…入団試験ぐらい突破出来る実力はあるだろう。楽しみにしてるよ。」
そう言ってシアンは去っていった。
◇◆◇◆
「随分遅かったのう?」
「はは…色々あったんですよ…」
「そうか、ホレ」
師匠から一枚の紙を渡される。
「それが本番の受験票じゃ。無くさないようにするんじゃぞ?」
そこには本番の日付が書いてあった。
「はい。」
(…あと三日後…)
三日後には自分のこれからが懸かっている試験が始まる。ルーフは不安を感じたが
『入団試験ぐらい突破出来る。』
というシアンの言葉が奮い立たせてくれた。
(そうだ…大丈夫…俺なら出来る!)
ギルドの実力を思い知ったが、それはルーフを奮い立たせる物になった。
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